JPH04123367U - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPH04123367U JPH04123367U JP3663291U JP3663291U JPH04123367U JP H04123367 U JPH04123367 U JP H04123367U JP 3663291 U JP3663291 U JP 3663291U JP 3663291 U JP3663291 U JP 3663291U JP H04123367 U JPH04123367 U JP H04123367U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- control rack
- oil passage
- fuel injection
- engine
- Prior art date
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- Pending
Links
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コントロールラックとピニオンとの間に強制
的にオイルを供給して油膜を充分に形成することによ
り、高い防錆効果並びに凍結防止効果を得る。 【構成】 燃料噴射量調整用のピニオン10に噛合する
コントロールラック9内部に、その長手方向に延びるオ
イル通路19を形成し、該オイル通路19をエンジンの
潤滑系統に接続すると共に、前記コントロールラック9
のピニオン10に対する噛合部側に、前記オイル通路1
9と連通する出口孔22を開口せしめ、コントロールラ
ック9とピニオン10の強制潤滑を行う。
的にオイルを供給して油膜を充分に形成することによ
り、高い防錆効果並びに凍結防止効果を得る。 【構成】 燃料噴射量調整用のピニオン10に噛合する
コントロールラック9内部に、その長手方向に延びるオ
イル通路19を形成し、該オイル通路19をエンジンの
潤滑系統に接続すると共に、前記コントロールラック9
のピニオン10に対する噛合部側に、前記オイル通路1
9と連通する出口孔22を開口せしめ、コントロールラ
ック9とピニオン10の強制潤滑を行う。
Description
【0001】
本考案は燃料噴射ポンプに関するものである。
【0002】
一般に、ディーゼルエンジンには燃料噴射ポンプが設けられており、該燃料噴
射ポンプは、図3,4,5に示される如く、ポンプハウジング1内下部に、エン
ジンのクランクシャフトによりタイミングギヤを介して駆動されるカムシャフト
2を回転自在に支承せしめると共に、前記ポンプハウジング1内上部に、燃料の
吸入排出用の孔3が穿設されたプランジャバレル4を配設し、該プランジャバレ
ル4内部に、頭部に燃料の逃し穴5と該逃し穴5に連通し噴射量を加減するため
のリード6が形成されたプランジャ7を、軸線方向に摺動自在且つ軸線回りに回
転自在に嵌挿し、前記プランジャバレル4外周部に、ガバナ8の作動により押し
引きされるコントロールラック9と噛合するピニオン10が一体に設けられ且つ
前記プランジャ7下部から突出するつば部11と係合する切り溝12が形成され
たコントロールスリーブ13を、その軸線回りに回転自在に嵌装し、前記カムシ
ャフト2とプランジャ7との間に、スプリング14によって前記カムシャフト2
のカム部2aに常時押し付けられるローラ15を備え前記プランジャ7を上下動
させるためのタペット16を配設し、更に前記プランジャバレル4上側にデリバ
リバルブ17を取り付けて構成されている。
【0003】
エンジンの運転時には、カムシャフト2が回転駆動され、カム部2aの動きが
タペット16を介してプランジャ7に伝えられ、該プランジャ7の上下動により
前記プランジャバレル4の孔3から燃料が吸入されデリバリバルブ17を介して
図示していない燃焼室内に噴射されると共に、エンジンの回転数や負荷の変化に
応じてガバナ8が作動し、コントロールラック9が押し引きされ、ピニオン10
と一体にコントロールスリーブ13が回転し、該コントロールスリーブ13の切
り溝12に係合するつば部11を介してプランジャ7が回転し、該プランジャ7
のリード6の位置が変化することにより、プランジャ7の上端部外周面が前記孔
3を閉じてからリード6が孔3に達するまでの距離(有効ストローク)が変化し
、燃料の噴射量が調整される。
【0004】
一方、前記燃料噴射ポンプのコントロールラック9とピニオン10との間の潤
滑は、図4に示されるように、エンジン潤滑系統(図示せず)に接続されるノズ
ル18部分から潤滑用オイルをタペット16部分に供給し、スプリング14等の
挙動による運動エネルギを利用してオイルスプラッシュを発生させ、前記コント
ロールラック9とピニオン10との間に油膜を形成することにより行われていた
。
【0005】
しかしながら、前述の如くスプリング14等の挙動による運動エネルギを利用
してオイルスプラッシュを発生させるのでは、エンジン回転が低いと、オイルス
プラッシュの発生が弱く、コントロールラック9とピニオン10との間に充分な
油膜が形成されず、この状態からエンジンを停止した場合、エンジンより先に燃
料噴射ポンプが冷え、ポンプハウジング1内部が負圧となって潤滑用オイル戻し
用のドレン穴(図示せず)からエンジン側のブローバイガスが流入して水滴化し
、前記コントロールラック9とピニオン10の噛合部に錆が生じたり、或いは寒
冷地では凍結が発生したりする問題があった。
【0006】
本考案は、斯かる実情に鑑み、コントロールラックとピニオンとの間に強制的
にオイルを供給して油膜を充分に形成することにより、防錆効果並びに凍結防止
効果の高い燃料噴射ポンプを提供しようとするものである。
【0007】
本考案は、燃料噴射量調整用のピニオンに噛合するコントロールラック内部に
、ラック長手方向に延びるオイル通路を形成し、該オイル通路をエンジンの潤滑
系統に接続すると共に、前記コントロールラックのピニオン噛合部側に、前記オ
イル通路と連通する出口孔を開口せしめたことを特徴とするものである。
【0008】
従って、運転時にはエンジンの潤滑系統からオイル通路に潤滑用オイルが供給
され、該オイル通路に供給された潤滑用オイルは出口孔からピニオンとの噛合部
に吐出されるため、コントロールラックとピニオンとの間にはエンジン回転数に
影響されず常に充分な油膜が形成される。
【0009】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0010】
図1及び図2は本考案の一実施例であって、図中図3〜5と同一の符号を付し
た部分は同一物を表わしており、基本的な構成は、図3〜5に示される従来のも
のと同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1、2に示す如く、燃料
噴射量調整用のピニオン10に噛合するコントロールラック9内部に、その長手
方向に延びるオイル通路19を形成し、該オイル通路19を、ポンプハウジング
1に形成した流入口20及び供給パイプ21を介して図示していないエンジンの
潤滑系統に接続すると共に、前記コントロールラック9のピニオン10に対する
噛合部側に、前記オイル通路19と連通する出口孔22を開口せしめた点にある
。
【0011】
前記流入口20は、コントロールラック9が移動しても常にオイル通路19と
連通するよう、コントロールラック9の長手方向に所要の幅を持たせてあり、且
つ前記流入口20のコントロールラック9長手方向に置ける両端部側には夫々、
コントロールラック9外周面に摺接するOリング23を配設してある。
【0012】
前述の如く構成したので、運転時にはエンジンの潤滑系統から供給パイプ21
及び流入口20を介してオイル通路19に潤滑用オイルが供給され、該オイル通
路19に供給された潤滑用オイルは出口孔22からピニオン10との噛合部に吐
出される。
【0013】
このため、コントロールラック9とピニオン10との間にはエンジン回転数に
影響されず常に充分な油膜が形成されることになる。
【0014】
こうして、エンジン停止時、エンジンより先に燃料噴射ポンプが冷え、ポンプ
ハウジング1内部が負圧となって潤滑用オイル戻し用のドレン穴(図示せず)か
らエンジン側のブローバイガスが流入してきても、前記コントロールラック9と
ピニオン10の噛合部には油膜が充分形成されているため、錆が生じたりせず、
又寒冷地でも凍結が発生したりすることがなくなる。
【0015】
尚、本考案の燃料噴射ポンプは上述の実施例にのみ限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である
。
【0016】
以上説明したように本考案の燃料噴射ポンプによれば、コントロールラックと
ピニオンとの間に強制的にオイルを供給して油膜を充分に形成することができ、
コントロールラックとピニオンの噛合部における防錆を充分に行えると共に凍結
防止をも図れるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の一実施例の平断面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部斜視図である。
【図3】従来例の側断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来例の要部斜視図である。
9 コントロールラック
10 ピニオン
19 オイル通路
22 出口孔
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料噴射量調整用のピニオンに噛合する
コントロールラック内部に、ラック長手方向に延びるオ
イル通路を形成し、該オイル通路をエンジンの潤滑系統
に接続すると共に、前記コントロールラックのピニオン
噛合部側に、前記オイル通路と連通する出口孔を開口せ
しめたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3663291U JPH04123367U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3663291U JPH04123367U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123367U true JPH04123367U (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=31918549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3663291U Pending JPH04123367U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04123367U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017090466A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
WO2018016429A1 (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3663291U patent/JPH04123367U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017090466A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
JP2017096212A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
KR20180084128A (ko) * | 2015-11-26 | 2018-07-24 | 얀마 가부시키가이샤 | 연료 분사 펌프 |
KR20200029620A (ko) * | 2015-11-26 | 2020-03-18 | 얀마 가부시키가이샤 | 연료 분사 펌프 |
US10718305B2 (en) | 2015-11-26 | 2020-07-21 | Yanmar Co., Ltd. | Fuel injection pump |
WO2018016429A1 (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | ヤンマー株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
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