JPS6335130Y2 - - Google Patents

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JPS6335130Y2
JPS6335130Y2 JP1983086225U JP8622583U JPS6335130Y2 JP S6335130 Y2 JPS6335130 Y2 JP S6335130Y2 JP 1983086225 U JP1983086225 U JP 1983086225U JP 8622583 U JP8622583 U JP 8622583U JP S6335130 Y2 JPS6335130 Y2 JP S6335130Y2
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JP
Japan
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oil
piston
hole
valve
lubricating
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JP1983086225U
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JPS59190912U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関用シリンダ注油装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第1図に、特開昭59−200009号に示される従来
の舶用デイーゼル機関用シリンダ潤滑油供給シス
テムを、第2図に注油棒の詳細を示す。同図にお
いて、1はピストン、2はピストンリング、3は
シリンダライナ、4はシリンダジヤケツト、5は
燃料噴射弁、6は排気弁、7はシリンダカバーで
ある。一方16はシリンダ注油器、12は注油管
で、その先にピストン形弁11を有する注油棒1
0があり、その先端はシリンダ内燃焼室8に開口
する注油孔9に連通している。
上記注油システムにおいて、注油器16はエン
ジンのクランク軸と連動、もしくは別駆動装置に
よつて作動するカム13とプランジヤ14と潤滑
油15で構成される容積型ポンプシステムを持つ
もので、注油管12、注油棒10、注油孔9を介
してシリンダ内面に潤滑油を圧送する。この際に
おいて、シリンダ内面に供給された潤滑油が充分
に拡がり、ピストン及びピストンリングとシリン
ダライナとの間の潤滑に効果的に働く適切な給油
タイミングと油の拡散、誘導が必要となる。
上記従来のシステムにおける注油タイミングに
ついては、注油器16のプランジヤ14の作動を
ピストン1の上下動に同期させ適切なタイミング
を選定して潤滑油を圧送するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のものには下記の問題
点がある。
上記したように、タイムリーな注油を行なう際
には、短かい時間で適量の注油を行なう必要があ
る。第2図に示すような従来システムの注油棒に
おいては、ピストン形弁11がスプリング17に
より押し戻されることによつて注油を終了する。
かかる注油終了後において、シリンダ内燃焼室8
のガス圧力が高い期間中に、注油孔9を通りピス
トン形弁11の摺動面に燃焼ガスが侵入し、摺動
面に損傷を与え、ひいてはピストン形弁の気密性
が悪化して、タイムリーな注油が出来なくなるこ
とがある。このため、潤滑油消費量が増加する。
また、注油不能が発生し、ピストンライナ焼付の
原因ともなる。
本考案は上記に鑑みなされたもので、シリンダ
潤滑油量を低減すると共に、確実な潤滑作用をな
さしめ得るシリンダ潤滑装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段、作用〕
本考案は、注油器から送給された潤滑油を、シ
リンダライナの壁内に設けられた注油棒及び注油
孔を経てシリンダライナ内面に流出せしめるもの
において、上記注油棒は、上記注油孔に連通され
る油孔が穿設された注油器本体と、一端が上記注
油器の吐出口に連通され他端が上記本体の油孔に
間欠的に連通可能にされた油孔を有し上記本体内
に摺動自在に嵌合されたピストン形弁と、該ピス
トン形弁の戻し用ばねとを具えるとともに、上記
ピストン形弁と上記注油口との間に締切形逆止弁
を設けて該逆止弁によりピストン形弁側から注油
孔側へ向かう流体の流れのみを許容せしめて燃焼
ガスを遮断するようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下第3図及び第1図を参照して本考案の1実
施例につき説明すると、1はピストン、2はピス
トンリング、3はシリンダライナ、9はシリンダ
ライナ3の内面3aに開口する注油孔、10は注
油棒本体、11はピストン形弁、17は該ピスト
ン形弁11の戻しばねである。
以上の構成は従来のものと同様である。18は
ボール形逆止弁(ポペツト形等を含む締切形逆止
弁であればよい)、19は逆止弁ばね、20は逆
止弁ホルダである。上記逆止弁18は、第3図に
示すように、ピストン形弁11側からシリンダラ
イナ内面3a側へ向かう潤滑油の流れのみを許容
するように構成される。
上記装置において、注油器(第1図参照)から
圧送された潤滑油は、注油管12を通つて注油棒
10に入り、これの圧力によつてピストン形弁1
1をスプリング17押圧に抗して押し開き、ピス
トン形弁11に設けられた注油孔aと注油棒本体
10に設けられた注油孔bが合致した位置で注油
孔bに入る。さらにこの潤滑油は、逆止弁18を
スプリング19のバネ圧に抗して押し開き、注油
孔9を通つてシリンダ内に注油される。注油器の
注油期間が終つて注油管内圧が低下すれば、スプ
リング17のバネ圧によつてピストン形弁11は
押し戻され、注油管aと注油孔bとの間が閉塞さ
れ、潤滑油の流れは止りシリンダ内への注油が終
了する。
また、潤滑油圧力が低い注油期間以外におい
て、シリンダ内の圧力が高くなつても、スプリン
グ19、逆止弁18によつて、燃焼ガスは遮断さ
れ、ピストン形弁11摺動部に入ることはない。
尚、ピストン形弁11と、締切形の逆止弁18
とを併用した理由は次の通りである。
(1) 締切形逆止弁18のみで注油した場合の不具
合点 燃焼室内が「吸入」「圧縮」「爆発」「排気」と
変化するのに伴ない、燃焼室内の圧力も変動す
る。締切形逆止弁18の開弁は弁前後の圧力差と
戻しばね19のばね力で支配されるで、上記圧縮
行程中に注油した場合、排気行程では、注油管内
に残つている残圧のため自動的に再注油を込なう
結果となる。つまり意図しない時に注油を行なう
結果となる。
(2) ピストン形弁11のみを設けた場合の不具合
点 上記(1)と同様、圧縮行程で注油した場合、爆発
行程では燃焼室内のガス圧は高圧となり、ピスト
ン形弁11の摺動面に燃焼ガスが侵入し損傷を与
える。
(3) ピストン形弁11と締切形逆止弁18とを併
用した場合 締切形逆止弁18はシール面が燃焼ガスにさら
されることがないばかりか、燃焼室内の圧力が高
くなるのに応じて、そのシール効果が増すという
特徴がある。又、ピストン形弁11は燃焼室内の
圧力が変化しても開弁しないという特徴がある。
よつて両者を併用した場合、圧縮行程で注油した
ものが排気行程で再注油することは無くなり、か
つ爆発行程での燃焼ガスの侵入も無くなる。
〔考案の効果〕 本考案は以上のように構成されており、本考案
によれば、燃焼ガスのピストン形弁への侵入を防
ぐことができる。従つて、ピストン形弁摺動部の
損傷を防止することができ、ひいては適確な時期
に効果的適当量の注油が可能となり、エンジンの
ピストン及びピストンリングとシリンダライナ間
の潤滑を良好に保つことができる。また、タイム
リー注油の実現により潤滑油消費量も低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関用シリンダ注油システムの1
例を示す一部断面図、第2図は従来の注油棒の1
例を示す断面図、第3図は本考案の1実施例を示
す第2図に応当する図である。 3……シリンダライナ、10……注油棒本体、
11……ピストン形弁、12……注油管、17…
…戻しばね、18……ボール形逆止弁、19……
逆止弁ばね、20……逆止弁ホルダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注油器から送給された潤滑油を、シリンダライ
    ナの壁内に設けられた注油棒及び注油孔を経てシ
    リンダライナ内面に流出せしめるものにおいて、
    上記注油棒は、上記注油孔に連通される油孔が穿
    設された注油器本体と、一端が上記注油器の吐出
    口に連通され他端が上記本体の油孔に間欠的に連
    通可能にされた油孔を有し上記本体内に摺動自在
    に嵌合されたピストン形弁と、該ピストン形弁の
    戻し用ばねと、上記ピストン形弁と上記注油口と
    の間に設けられ該ピストン形弁側から注油孔側へ
    向かう流体の流れのみを許容するボール形、ポベ
    ツト形等の締切形逆止弁とを具えたことを特徴と
    するシリンダ注油装置。
JP8622583U 1983-06-06 1983-06-06 シリンダ注油装置 Granted JPS59190912U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8622583U JPS59190912U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 シリンダ注油装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8622583U JPS59190912U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 シリンダ注油装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59190912U JPS59190912U (ja) 1984-12-18
JPS6335130Y2 true JPS6335130Y2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=30216165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8622583U Granted JPS59190912U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 シリンダ注油装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59190912U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126504U (ja) * 1981-01-31 1982-08-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59190912U (ja) 1984-12-18

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