JPH04123288U - コンパウンドニードル - Google Patents
コンパウンドニードルInfo
- Publication number
- JPH04123288U JPH04123288U JP3282191U JP3282191U JPH04123288U JP H04123288 U JPH04123288 U JP H04123288U JP 3282191 U JP3282191 U JP 3282191U JP 3282191 U JP3282191 U JP 3282191U JP H04123288 U JPH04123288 U JP H04123288U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- hook
- needle
- stopper
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 title claims description 14
- 238000009940 knitting Methods 0.000 abstract description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Knitting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニードル本体に摺動自在に設けられているス
ライダーが、編地編成時の所定操作による作動時以外に
妄動し、不必要に給糸をフックに係止するような事態の
発生を防止する。 【構成】 ニードル本体のスライダー溝に摺動自在にス
ライダーを嵌合し、スライダー溝内の上部にスライダー
上縁と当接するストッパーを設けると共に、スライダー
がフックに対し進出しフックを閉じたときに、前記スト
ッパーと対向するスライダーの上縁に凹陥部を設け、ス
ライダーがフックに対し進出したときにストッパーと凹
陥部が係合し、スライダーの妄動を阻止するようにし
た。
ライダーが、編地編成時の所定操作による作動時以外に
妄動し、不必要に給糸をフックに係止するような事態の
発生を防止する。 【構成】 ニードル本体のスライダー溝に摺動自在にス
ライダーを嵌合し、スライダー溝内の上部にスライダー
上縁と当接するストッパーを設けると共に、スライダー
がフックに対し進出しフックを閉じたときに、前記スト
ッパーと対向するスライダーの上縁に凹陥部を設け、ス
ライダーがフックに対し進出したときにストッパーと凹
陥部が係合し、スライダーの妄動を阻止するようにし
た。
Description
【0001】
本考案は、編機において使用するコンパウンドニードルに関する。
【0002】
コンパウンドニードル21は、図4に示す如く先端にフック22を設けたニードル
本体23にスライダー24を摺動自在に嵌合し、ニードル本体23は、その後端に係合
したニードルジャック25のバット26を、カム(図示せず)に当接することにより
進退動させているが、ニードル本体23の上縁27に設けられたスライダー溝28に摺
動自在に嵌合し、端部をニードルジャック25に設けた二股状の挟持片29に挟持さ
れ案内されるスライダー24は、スライダー24に設けられたスライダーバット30を
、前記ニードル本体23を進退動させるカムとは別途設けられたスライダー操作カ
ム(図示せず)に当接することによってニードル本体23に対し摺動させ、先端の
タング31をフック22に対し進退動しフック22を閉じ、或いは開いている。
【0003】
上記コンパウンドニードル21を用いた編地の編成時、編地の旧ループを係止し
たニードルが進出しフックに給糸を受けてノックオーバーしようとするとき、旧
ループが編地の引き下げ力を受けてスライダーを開く方向に付勢し、スライダー
のタングがフックと離れ旧ループがフック内に落ち、そこに新たに給糸されてタ
ック目の如き編目となってしまう事態が生ずることがあった。
【0004】
本考案は、上記の点に鑑みて、編成時に、所定操作による以外に、スライダー
にそれを動かそうとする力が賦与されても、スライダーは妄動することのない、
コンパウンドニードルを得ることを目的とする。
【0005】
ニードル本体に設けたスライダー溝に、摺動自在にスライダーを嵌合してなる
コンパウンドニードルにおいて、前記スライダー溝内のスライダー上縁と接する
上部位置にストッパーを設け、スライダー上縁には、ニードル本体の先端に設け
られたフックに対するスライダーの進出時、ストッパーと対位する位置に凹陥部
を形成した。
【0006】
ニードル本体のフックに対し、スライダーが進出しスライダー先端のタングが
、フックと係合する位置までスライダーが進出したとき、スライダーの上縁部分
に設けた凹陥部が、ニードル本体のスライダー溝を横切って設けられているスト
ッパと係合する。前記凹陥部はその深さはさほど深くはないので、スライダー操
作カムにスライダーバットが当接したときには容易にストッパと凹陥部との係合
は外れ、スライダーは摺動することができる。また、スライダーは上記係合時に
はスライダーの下縁がスライダー溝底部と接することによって、スライダーの有
する弾性に伴い、上縁をストッパに圧接する方向の付勢を受けているので上記の
係合は確実である。
【0007】
本考案コンパウンドニードルの実施の一例を図面と共に次に説明する。
【0008】
本考案コンパウンドニードル1は、ニードル本体2とスライダー3,ニードル
ジャック4とからなっている。ニードル本体2は、先頭部にフック5を設け、反
対端付近にはニードルジャック4を係合する。尚、図示はしないがニードル本体
2とニードルジャック4とが一体となっているものであっても差支えない。また
、目移し用針とするときは側面に目移し用の弾性ガイド片6を張り出している。
ニードル本体2の上縁7にはスライダー3を挿入するスライダー溝8を切削する
。スライダー溝8は、後述するスライダー3の形状に沿い、先頭部付近を深底部
9とし、他を浅底部10としている。そして、深底部9と浅底部10との中間位置の
スライダー溝8の上部溝内には、スライダー溝8を横切ってストッパ11を設ける
。ストッパ11は、浅底部10側は垂直な面12を底部は水平な面13としているが、必
ずしもこの形に限定されるものではない。上記構成によりスライダー3は、深底
部9,浅底部10,ストッパ11により上下から挟持された状態で摺動することにな
る。
【0009】
深底部9はニードル本体2のスロート部14に位置し、溝最奥部をカム面15とし
、カム面15のフック5に近い位置を浅く、フック5から遠い位置を深くしている
。
【0010】
スライダー3は、先頭部16にタング17を設け、先頭部16の上縁にはループ係止
段部18及び位置規制段部19を設け、位置規制段部19の先端側には凹陥部20を設け
る。タング17より後方に延びる先頭部16の下縁を円弧形状の摺動縁21とし、スラ
イダー3をスライダー溝8に挿入したとき、摺動縁21がスライダー溝8の深底部
9に嵌合するようにしている。22はスライダーバットである。
【0011】
上記スライダー3は、図1に示す如く、シャンク23の端部を、ニードル本体2
に係止するニードルジャック4のコ字状の挟持片24に挟持され、摺動時にはそれ
により案内される。
【0012】
上記コンパウンドニードル1が、針溝に挿入されたとき、スライダー3のシャ
ンク23はニードル本体2のスライダー溝8の浅底部10に、先頭部16は深底部9に
それぞれ嵌合する。そして、先頭部16の摺動縁21をニードル本体2の深底部9の
カム面15に当接している。
【0013】
ここで、スライダー3は図示しない操作カムがスライダーバット22に当接する
ことによりニードル本体2のスライダー溝8内を摺動する。スライダー3がニー
ドル本体2内で最も引き下げられた図3Aの状態では、スライダー3のタング17
はニードル本体2のスライダー溝8の深底部9内に没し、ループ係止段部18はそ
の上縁をストッパ11の水平面13に当接している。そして、スライダーバット22を
介して図示しないスライダー操作カムの作用を受け、スライダー3はフック5に
向けて進出(上昇)すると、スライダー先頭部16の摺動縁21はスライダー溝8の
深底部9のカム面15に当接し、次第にスライダー3のタング17をスライダー溝8
の深底部9から出現させる。即ち、深底部9の先頭部における最低部とタング14
の頂部の間隔を、タング14が最もスライダー溝8内に没している図3Aの状態で
Hすると、スライダー3がフック5に向け進出(上昇)するにつれ図3B,C,
Dに示す如くそれぞれ間隔はH' ,H'',H''' と大きくなっていく。このよう
にスライダー3はフック5の内側からフック5に接近し、先頭部16に設けた位置
規制段部19はストッパ11の垂直面12と当接し、且つそのとき、凹陥部20はストッ
パ11の水平面13と嵌合する。それによりスライダー3はニードル本体2と係合状
態を保ち、妄動することがなくなる。そのためにノックオーバー時、旧ループが
フック内に入り、新たに給糸された糸と共にタック目の如き編目を作るような事
態がなく、スライダーの操作が行われる。
【0014】
以上詳述した如く、本考案コンパウンドニードルは、スライダー溝内に摺動自
在に設けたスライダーの上縁と接するストッパーを、スライダー溝内上部に設け
、且つ、スライダー上縁には、ニードル本体の先端に設けられたフックに対する
スライダーの進出時、ストッパーと退位する位置に凹陥部を形成してあるため、
スライダーはその進出時に凹陥部を前記ストッパーに係止されることになり、編
成時、所定操作による以外に、スライダーにそれを動かそうとする力が賦与され
てもスライダーは妄動することがない。従って、ノックオーバー時、旧ループが
フック内に入り、新給糸と共にタック目の如き編目を作るような事態が生ずるの
を防止することができる。
【図1】本考案コンパウンドニードルを示す全体側面図
である。
である。
【図2】シャンク部の縦断面図である。
【図3】スライダーの動きを順次示す頭部側面図で、
A,B,C,Dの順に作動する。
A,B,C,Dの順に作動する。
【図4】従来例を示す全体側面図である。
1 コンパウンドニードル
2 ニードル本体
3 スライダー
8 スライダー溝
11 ストッパ
16 スライダー先頭部
Claims (1)
- 【請求項1】 ニードル本体に設けたスライダー溝に、
摺動自在にスライダーを嵌合してなるコンパウンドニー
ドルにおいて、前記スライダー溝内のスライダー上縁と
接する上部位置にストッパーを設け、スライダー上縁に
は、ニードル本体の先端に設けられたフックに対するス
ライダーの進出時、ストッパーと対位する位置に凹陥部
を形成してなるコンパウンドニードル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282191U JP2552956Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | コンパウンドニードル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3282191U JP2552956Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | コンパウンドニードル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123288U true JPH04123288U (ja) | 1992-11-06 |
JP2552956Y2 JP2552956Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=31915694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3282191U Expired - Lifetime JP2552956Y2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | コンパウンドニードル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552956Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3282191U patent/JP2552956Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552956Y2 (ja) | 1997-11-05 |
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