JPH04122639A - 水添ノルボルネン系樹脂成形体 - Google Patents

水添ノルボルネン系樹脂成形体

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Publication number
JPH04122639A
JPH04122639A JP24252590A JP24252590A JPH04122639A JP H04122639 A JPH04122639 A JP H04122639A JP 24252590 A JP24252590 A JP 24252590A JP 24252590 A JP24252590 A JP 24252590A JP H04122639 A JPH04122639 A JP H04122639A
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JP
Japan
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resin
hydrogenated
hydrocarbon group
hydrogenated norbornene
polymer
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Pending
Application number
JP24252590A
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English (en)
Inventor
Akira Iio
飯尾 章
Mitsuo Kumamoto
熊本 光男
Kazuhiko Yamamoto
和彦 山本
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水添ノルボルネン系樹脂成形体に関し、さら
に詳細には表面外観、耐候性、耐傷性に優れた水添ノル
ボルネン系樹脂成形体に関する。
〔従来の技術〕
ノルボルネン誘導体をメタセンス触媒により開環重合(
メタセンス重合)させた重合体を水素添加(以下「水添
」という)して得られる熱安定性に優れた樹脂(水添ノ
ルポル名ン系樹脂)は、例えば特開平1−240517
号公報などにおいて提案されている。
この水添ノルボルネン系樹脂は、従来のメタクリル樹脂
に較べてはるかに高い耐熱性を有するほか、吸水性も低
く、また軽量であるなど、レンズ、光ディスクなどの光
学用途や、−i成形品用途においても非常に優れた性質
を持っている。
しかしながら、この樹脂は、従来のメタクリル樹脂に較
べて耐候性がやや劣る欠点を有し、また表面の硬度が低
く、これらの樹脂を用いて製造した樹脂成形品が傷つき
やすいという欠点を有している。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記従来技術の課題を背景になされたもので
、表面外観、耐候性、耐傷性などを大幅に改良された水
添ノルボルネン系樹脂成形体を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、下記−船人(I)で表される少なくとも1種
のノルボルネン誘導体または該ノルボルネン誘導体と共
重合可能な不飽和環状化合物とを、メタセンス重合して
得られる重合体を水添して得られる水添ノルボルネン系
樹脂の成形体に、樹脂塗料が塗装されてなる水添ノルボ
ルネン系樹脂成形体を提供するものである。
〔式中、mは0または1、AおよびBは水素原子または
炭素数1−10の炭化水素基、XおよびYは水素原子、
炭素数1〜10の炭化水素基、(CHz ) nC0O
R’ (CHz  )  、10 COR’       (
CHz  )  n CN 、−(CH,) 1lCO
NR” R” −(CHz ) 、IC0OZ、 (CHt  )、0COZ、−(CH,)n  oz、
−(CH,)fiW、またはXとYから構成されたを示
す。
なお、R’ 、R” 、R3およびR4は炭素数1〜2
0の炭化水素基、2は炭化水素基、Wはs I R5p
 D3−IP  (R5は炭素数1〜10の炭化水素基
、Dは一〇COR’または−OR,p’   は0〜3
の整数である)、nは0〜10の整数を示す。〕 前記−船人(I)で表される化合物において、成形体の
耐熱性を高め、また硬化性化合物およびその硬化物が水
添ノルボルネン系樹脂成形体とより良く密着するために
、置換基XおよびYの少なくとも1つは、水素原子およ
び炭化水素基から選ばれる基以外の基であることが好ま
しい。
さらに、置換基XおよびYの一方が式 (CH2) nCOOR’で表されるカルボン酸エステ
ルであると、樹脂製造時の水添工程で変化しないという
点で好ましく、他の一方が水素原子または炭化水素基で
あることが樹脂の吸水性が高くならないという点で好ま
しい。
また、−CCH2)、、C0OR’で表されるカルボン
酸エステル基のうち、nの小さいものほど水添ノルボル
ネン系樹脂の耐熱性が高くなるので好ましく、特に式−
(CH2)、1COOR’において、nが0であること
が前記化合物を合成する上で、また水添ノルボルネン系
樹脂の安定性の面からみて好ましい。R1は、炭素数1
〜20の脂肪族、脂環族、または芳香族炭化水素基であ
るが、炭素数の大きいものほど得られる樹脂の吸水性が
低くなる点では好ましいが、熱分解性は一般に炭素数が
大きくなるほど高くなるので、本発明の樹脂の特徴を最
大限に生かすには、炭素数1〜4の鎖状炭化水素基、炭
素数5以上の脂環式炭化水素基、またはフェニル基、置
換フェニル基が好ましく、さらには8−メチル−8−メ
トキシカルボニルテトラシクロ(4,4,0,1”・5
.17・′。〕3−ドデセンが好ましい。
重合体は、−船人(I)で表される化合物を2種以上使
用し、共重合体とすることもできる。
例えば、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシ
クロC4,4,0,1” 、1”0)−3−ドデセンと
5−メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ(2,2
,1:1−2−ヘプテンヲ共重合することもできる。こ
の組み合わせは、5メチル−5−メトキシカルボニルビ
シクロ〔2゜2.1)−2−ヘプテンが、8−メチル−
8−メトキシカルボニルテトラシクロ(4,4,0゜1
z″5.1’=”)−3−ドデセン製造の中間体として
得られるため特に好ましい。
また、一般式(I)で表される化合物と共重合可能な他
の単量体としては、シクロペンテン、シクロヘキセン、
シクロヘプテン、シクロオクテン、ペンタシクロ(6,
5,1,1’・6.09・709°”) −11−ペン
タデセンなどのシクロアルカン、またそのアルキル置換
体を挙げることができる。
共重合可能な単量体を用い、一般式(I)で表される化
合物との共重合体を得る場合、該化合物が少ないと、最
終的に得られる樹脂は高い耐熱性を持つことができない
ため、−C式(I)で表される化合物の割合は、50モ
ル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは
80モル%以上である。
また、一般式(I)で表される化合物の重合を、ポリブ
タジェン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジェン共重
合体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、
ポリノルボルネンなどの主鎖に炭素−炭素二重結合を含
んだ不飽和炭化水素系重合体の存在下に行うこともでき
、この場合、得られる水添ノルボルネン系樹脂は、特に
耐衝撃性が高い。これらの不飽和炭化水素系重合体のう
ち、スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−イソプ
レン共重合体が、透明な成形体を得やすいので好ましい
。この場合、スチレンとジエンの共重合体は、ランダム
共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい
。不飽和炭化水素系重合体存在下の重合の際、該重合体
は、−船人(I)で表される化合物に対し、1〜50重
量%、好ましくは3〜40重量%、さらに好ましくは5
〜30重量%使用される。
重合体を得るためのメタセンス重合は、(a) W、T
i、MoおよびReの化合物から選ばれた少なくとも1
種の化合物と、(b)周期率表IA、I[A、nB、n
IA、IVAあるいはIVB族元素の化合物で少なくと
も1つの該元素−炭素結合あるいは該元素−水素結合を
有するものから選ばれた少なくとも1種の組み合わせか
らなる触媒を用いて行われるが、触媒活性を高める前記
(a)〜(ロ)成分に、(C)添加剤を加えたものであ
ってもよい。
(a)成分として適当なW、Ti、MoあるいはReの
化合物の代表例としては、W C1b、TiCj!、 
、MoC1,、Re0C1,などが挙げられる。
(ロ)成分の具体例としては、n−BuLi、(Cz 
Hs )s Al、(C,H,)! AIICIA、L
iHなどが挙げられる。
(C)成分の代表例としては、アルコール類、アルデヒ
ド類、ケトン類、アミン類などが好適に用いることがで
きる。
(a)成分と[有])成分との使用比率は、金属原子比
で(a):Φ)が1:1〜1:50、好ましくは1:2
〜1:30の範囲で用いられる。
(C)成分と(a)成分との使用比率は、モル比で(C
):(a)が0.005 : 1〜10 : 1、好ま
しくは0.05:1〜2:1の範囲で用いられる。
重合体の分子量は、重合温度、触媒の種類、溶媒の種類
によっても調整できるが、より好ましくは、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン
、1−オクテンなどのα−オレフィン類などを反応系に
共存させ、その量を変えることで調整するのがよい。
本発明で用いられる重合体は、分子量が〔η) iy+
hで0.2〜5.0のものが好ましい。
上記メタセンス重合で得られた重合体の水添反応は、通
常の方法で行われる。
この水添反応で使用される触媒は、通常のオレフィン性
化合物の水添反応に使用されるものが使用できる。
例えば、不均一触媒としては、パラジウム、白金、ルテ
ニウム、ロジウム、ニッケルなどの触媒物質を、カーボ
ン、シリカ、アルミナ、チタニアなどの担体に担持させ
た固体触媒などが挙げられる。特に、パラジウムをシリ
カ・マグネシア担体に担持させた触媒が、活性、寿命の
点から好ましい。
また、均一触媒としては、ナフテン酸ニッケル、チタノ
センジクロリド、コバルトアセチルアセトナートなどの
有機溶媒可溶のニッケル、コバルト、チタン、バナジウ
ム化合物と、トリエチルアルミニウム、トリイソブチル
アルミニウム、ジエチルアルミニウムモノクロリドなど
の有機アルミニウム、またはブチルリチウムなどの有機
リチウムとを組み合わせた触媒を使用することができる
また、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジ
ウムなどの貴金属錯体触媒も使用できる。
水添反応は、常圧〜300気圧、好ましくは3〜150
気圧の水素ガス雰囲気下、温度は0〜200°C1好ま
しくは20〜180 ”Cで行うことができる。水添率
は、60MHz  NMRで測定し、δ=4.5〜6.
0ppmの範囲のピークの水添反応による減少から計算
して90%以上であることが必要であり、好ましくは9
5%以上、さらに好ましくは98%以上である。
水添率が90%未満では、水添ノルボルネン系樹脂の安
定性に問題が生じることがあり好ましくない。
なお、本発明に用いられろ水添ノルボルネン系樹脂のゲ
ル含有量は1重量%以下、好ましくは0.1重量%以下
、水分含有量は300ppm以下、好ましくは1100
pp以下、ハロゲン含有量は50ppm以下、好ましく
は20ppm以下である。
また、本発明において、水添ノルボルネン系樹脂には、
必要に応じて他の熱可塑性樹脂が添加されていてもよい
。この他の熱可塑性樹脂としては、ガラス転移温度が2
5°C以上の重合体であり、非晶質重合体、結晶性重合
体、液晶重合体などが含まれる。具体的な熱可塑性樹脂
の例としては、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリアリ
ーレンスルフィド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられ
る。水添ノルボルネン系樹脂と他の熱可塑性樹脂との割
合は、重量比で10〜95:90〜5、好ましくは15
〜90:85〜10、さらに好ましくは20〜8078
0〜20となる割合である。
さらに、水添ノルボルネン系樹脂と他の熱可塑性樹脂を
ブレンドした樹脂組成物には、ゴム質重合体およびゴム
強化熱可塑性樹脂が、それぞれ単独あるいはこれらの両
方が含有されているものであってもよい。
ここで、ゴム質重合体としては、ガラス転移温度がO″
CC以下合体であって、通常のゴム状重合体および熱可
塑性エラストマーが含まれる。
本発明に使用される水添ノルボルネン系樹脂は、種々の
公知の成形加工法、例えば射出成形法、圧縮成形法、押
し出し成形法などを適用して成形体となされる。ここで
、水添ノルボルネン系樹脂の成形体の形態は、どのよう
な形態であってもよい。
例えば、水添ノルボルネン系樹脂を最終成形体にする前
の中間成形体の形態や、最終成形体のいずれであっても
よい。
本発明は、前記のような水添ノルボルネン系樹脂の成形
体に、樹脂塗料を塗装してなるものである。
本発明で用いられる樹脂塗料は、特に限定されず、有機
溶剤、水などに、数平均分子量が通常1.000〜1,
000,000の塗料用合成樹脂、さらに必要により顔
料、染料、金属、金属化合物などを溶解、懸濁させたも
のでよいが、本発明の水添ノルボルネン系樹脂成形体を
溶解する溶剤を使用したものは好ましくない。ここで、
使用可能な溶剤としては、メタノール、アセトン、メチ
ルエチルケトン、酢酸エチル、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタンなどを挙げることができる。樹脂塗料
の例を挙げると、メラミン樹脂系塗料、塩化ビニル樹脂
系塗料、エポキシ樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗料、ポ
リエステル系塗料、アクリル樹脂系塗料、ABS樹脂系
塗料、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン塗料、アクリル樹
脂系エマルジョン塗料、アルキッド樹脂系塗料、ポリア
ミド樹脂系塗料、ポリイミド樹脂系塗料、ポリフッ化ビ
ニリデン樹脂系塗料、シリコーン樹脂系塗料、ポリブタ
ジェン系塗料などが挙げられる。
このうち、メラミン樹脂系塗料としては、プラスドリー
(周上塗料■製)、エポキシ樹脂系塗料としては、オリ
シコンE−FLI、オリジキャストE−1、同E−2、
同E−6、同E−11(以上、すべてオリジン電気株製
)、ウレタン樹脂系系塗料としては、プラネットPA、
同RU−37同Pχ−8(以上、すべてオリジン電気■
製)、ニラサンハイウレタン6500 (S)(日本油
脂株製)、アクリル樹脂系塗料としては、ブラネッ)A
A、同AH1同SY、同5Y−2、同SV。
同5IJ−2、同S[J−5、同SX(以上、すべてオ
リジ電気■製)、ニラサンキャンデイ−トーンR4C(
日本油脂■製)、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン塗料と
しては、エンビ#30(神東塗料■製)、アクリル樹脂
系エマルジョン塗料としては、エンビ#60(神東塗料
■製)、アルキッド樹脂系塗料としては、プラネットM
UF−3(オリジン電気■製)、ネオアルキコート、ネ
オスピード(神東塗料■製)などが挙げられる。
本発明に使用される樹脂塗料の配合処方としては、例え
ば次のようなものが挙げられる。
配合処方             重量部塗料用合成
樹脂         10〜60有機溶剤     
       20〜80顔料           
    0〜50添加剤              
0−10上記のような樹脂塗料を樹脂成形体に塗装する
方法は特に限定されないが、例えばハケ塗り、吹きつけ
、ロールコート、ディッピングなどの塗装手段を挙げる
ことができる。
なお、極性置換を持ったノルボルネン誘導体から製造し
た水添ノルボルネン系樹脂の成形体に塗装する場合、強
固な塗装膜を形成するために、特に前処理することなく
塗装することができる。
しかしながら、塗装前に成形体表面を酸化剤処理を行っ
てもよく、特に−船人(I)で表されるノルボルネン誘
導体が極性置換基を持たない場合酸化剤処理を行った方
がよい塗装皮膜を得ることができる。使用できる酸化剤
としては、無水クロム酸−酢酸系、塩素酸塩−硫酸系、
重クロム酸塩硫酸系などが挙げられる。
樹脂塗料を塗布された成形体は1、通常、乾燥され、必
要により加熱および/または紫外線照射することにより
強固な塗膜を得ることができる。
なお、水添ノルボルネン系樹脂成形体の表面に塗装され
る樹脂塗料厚さは、乾燥膜厚で、通常、0.001〜5
μm、好ましくは0.01〜1μm程度であり、多層塗
りすることもできる。
このようにして表面を、樹脂塗料で塗装され硬化された
水添ノルボルネン系樹脂成形体は、その表面に塗料膜が
形成されているため、良好な表面外観を有するほか、表
面硬度(耐傷つき性)、耐候性などの特性が大幅に向上
する。
〔実施例〕 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中、部および%は、特に断らないかぎり重
量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、次のとおりである。
1炊性 JIS  K5400に準じて、サンシャインウェザ−
メーターで1,000時間照射し、成形板の着色度合い
を測定した。
埜装立 ■外観;乾燥後の塗膜表面のクランク、クレーズ、吸い
込みの発生状態および外観を以下の評価基準に従って目
視評価した。
O;良好、△;若干劣る、×;悪い。
■密着性;塗装した成形板に、1+mnX1omの基盤
目100個をカッターで刻み、セロハンテープ剥離試験
を行って、以下の評価基準に従って接着性を評価した。
○;剥離された目の数が0のもの、△;剥離された目の
数が1〜10個のもの、×;剥離された目の数が10個
を超えるもの。
参考例1 チッ素雰囲気下において、チッ素置換した内容積50j
2の反応容器内に、8−メチル−8−メトキシカルボニ
ルテトラシクロ(4,4,0゜1!、5 、 17.I
O)  3−ドデセン5kg、トルエン20f、分子量
調節剤であるl−ヘキセン650g、触媒である六塩化
タングステンの濃度0.05モル/!のクロロベンゼン
溶液を86d、パラアルデヒドの濃度0.1モル/j2
のトルエン溶液34m1!、およびジエチルアルミニウ
ムモノクロリドの濃度0.5モル/1.のトルエン溶液
205dを加え、80°Cで4時間反応させた。
この重合体溶液に、トリエタノールアミン1.0kgと
メタノール16nを加え、よ<環1牢したのち、上層を
破棄することにより未反応単量体と触媒の除去を行った
。得られた下層に、ペンタエリスリチル−テトラキス(
3−(3,5−ジt−ブチルー4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート]を重合体に対し0.05%加えたの
ち、スチームストリンピング、乾燥することにより、重
合体を回収した。
この重合体をテトラヒドロフランに溶解し、高圧反応器
に仕込み、水添触媒として5%パラジウム/アルミナ触
媒1kgを加え、温度150°C1水素圧100kg/
laaで5時間水添反応を行った。
これを、ろ過して触媒を除去したのち、スチームストリ
ッピング、乾燥することにより、水添ノルボルネン系樹
脂(A)を回収した。
得られた樹脂の固有粘度((η)=−b、30°C、ク
ロロホルム中、以下同じ))は0.75d1/gで、N
MRチャート上のオレフィンピークは実質的に認められ
ず、水添率は99%以上であった。
参考例2 参考例1において、単量体を8−メチル−8メトキシカ
ルボニルテトラシクロC4,4,0゜1”’ 、1””
)−3−ドデセ7を4.5kgと、5−メチル−5−メ
トキシカルボニルビシクロC2,2,1)−2−ヘプテ
ンを0.5kgに変えた以外は、参考例1と同様にして
重合、水添反応などを行い、水添ノルボルネン系樹脂(
B)を得た。得られた樹脂の固有粘度(〔η〕8.)は
0.9a/gで、NMRチャート上のオレフィンピーク
は実質的に認められず、水添率は99%以上であった。
参考例3 参考例1において、単量体を8−メチル−8メトキシカ
ルボニルテトラシクロ(4,4,0゜1” 、1”’)
 −3−’Fドデセン4.5kgと、ジシクロペンタジ
ェンを0.5kgに変えた以外は、参考例1と同様にし
て重合、水添反応などを行い、水添ノルボルネン系樹脂
(C)を得た。
得られた樹脂の固有粘度(〔η) ink )は0.8
5a/gで、NMRチャート上のオレフィンピークは実
質的に認められず、水添率は99%以上であった。
参考例4 参考例1において、水添触媒量と水添時間を変えた以外
は、参考例1と同様にして重合、水添を行い、水添率9
7%の水添ノルボルネン系樹脂(D)、水添率95%の
水添ノルボルネン系樹脂(E)を得た。
参考例5 チッ素雰囲気下において、チッ素置換した内容積50I
!、の反応容器内に、ノルボルネン環含有単量体である
テトラシクロ(4,4,0,12″517°”)−3−
ドデセンを3. 5kg、ペンタシフo (5,5,1
,13−6、02−7、Q9−13°−4=ペンタデセ
ンを1. 5kg、トルエン20I!、、分子量調節剤
である1−ヘキセン75d、触媒である四塩化チタンの
濃度1.0モル/J2のトルエン溶液150d、トリエ
チルアミンの濃度0.1モル/!のトルエン溶液200
d、およびトリエチルアルミニウムの濃度1.0モル/
lのトルエン溶液800dを加え、25°Cで2.5時
間反応させた。この重合体溶液から参考例1と同様にし
て重合体の回収、水添反応を行い、固有粘度(〔η]0
、)が0.47d/gの水添ノルボルネン系樹脂(F)
を2.5kg得た。
実施例1 参考例1で得た樹脂(A)を用いて射出成形機〔■新潟
鉄工所型、NN30B)により、80×55X2.4+
m++の成形板を製造した。得られた成形板に、アクリ
ル系塗料(日本油脂■製、ニラサン キャンデイ−トー
ンR4C)とシンナー(日本油脂■製、ニラサン ハイ
プラス Nα300)とを重量比で75/25の割合で
混合した樹脂塗料を、エヤースプレーガンを用い塗装し
た。
乾燥は80°Cで30分行い、乾燥膜厚が25μmの塗
膜を得た。この塗装した成形板の評価結果を第1表に示
す。
実施例2 樹脂塗料をウレタン樹脂系塗料〔日本油脂■製、ニラサ
ン ハイウレタン6500 (S))、シンナー(日本
油脂■製、ニラサン No、 l 00 L Hンンナ
ー)、硬化剤(日本油脂■製、ニラサンHL)(重量比
=100/60/10)に変えた以外は、実施例1と同
様にして塗装した成形板を製造した。
結果を第1表に示す。
比較例1 塗装しなかった以外は、実施例1と同様の実験を行った
。評価結果を表1に示す。
実施例3〜7 実施例1において、樹脂をそれぞれ(B)、(C)、(
D)、(E)、(F)に変えた以外は、実施例1と同様
にして塗装した成形板上に製造した。得られた成形板の
結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 *l) ニラサン キャンデイ−トーン 4C *2)ニラサン ハイウレタン6500 (S) (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明によれば、水添ノルボルネン系樹脂の成形体を、
樹脂塗料で塗装することにより、成形体の表面外観、耐
候性、耐傷性などを大幅に改良することが可能となる。
本発明の水添ノルボルネン系樹脂成形体は、光学レンズ
、光ディスクなどの光学部品;自動車のウィンドガラス
、天井材、ヘッドランプレンズ、フォッグランプレンズ
、ストップランプレンズ、ターンランプレンズ、リアー
コンビネーションレンズ、ルームランプレンズ、ランプ
類のりフレフタ−、バックミラー、ルームミラー、ヒユ
ーズカバー、パネルメーターカバー、ホイールキャップ
および一般内装・外装部材などの自動車部品;レンズ鏡
筒、鏡枠、その他のカメラ外装部品などのカメラ部品:
蛍光灯カバーやランプシェードなどの照明機器部材;デ
イスプレ一部材;電子レンジ蓋、洗濯機ランドリー蓋な
どの電気部品;発光ダイオード封止材などの電子部品;
OA機器部品;カセットケースやカセットハーフなどの
音響機器部品;ラーメンカップ、探しぼりカップ、クリ
タルカップ、折箱、弁当箱、蒸し容器、冷凍量容器、ド
ライ食品容器、電子レンジ食品用容器トレイなどの容器
;建材;土木部材;造船部材農業用資材;物流資材;注
射器、シャーレなど衣料機器;各種銘板;日用雑貨;フ
ィルム;シ・ト、パイプ;ボトル;そのほか多くの用途
分野使用される。
特許出願人 日本合成ゴム株式会社 代理人  弁理士 白 井 重 隆 手続補正書(自発) 平成2年70月ユ6日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表される少なくとも1種の
    ノルボルネン誘導体または該ノルボルネン誘導体と共重
    合可能な不飽和環状化合物とを、メタセンス重合して得
    られる重合体を水添して得られる水添ノルボルネン系樹
    脂の成形体に、樹脂塗料が塗装されてなる水添ノルボル
    ネン系樹脂成形体。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 〔式中、mは0または1、AおよびBは水素原子または
    炭素数1〜10の炭化水素基、XおよびYは水素原子、
    炭素数1〜10の炭化水素基、−(CH_2)_mCO
    OR^1、−(CH_2)_nOCOR^1、−(CH
    _2)_nCN、−(CH_2)_nCONR^2R^
    3、−(CH_2)_nCOOZ、−(CH_2)_n
    OCOZ、−(CH_2)_nOZ、−(CH_2)_
    nW、 またはXとYから構成された▲数式、化学式、表等があ
    ります▼もしくは▲数式、化学式、表等があります▼ を示す。 なお、R^1、R^2、R^3およびR^4は炭素数1
    〜20の炭化水素基、Zは炭化水素基、WはSiR^5
    _pD_3_−_p(R^5は炭素数1〜10の炭化水
    素基、Dは−OCOR^5または−OR^5、pは0〜
    3の整数である)、nは0〜10の整数を示す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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