JPH04122457U - 細溝研削用砥石 - Google Patents

細溝研削用砥石

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JPH04122457U
JPH04122457U JP5897891U JP5897891U JPH04122457U JP H04122457 U JPH04122457 U JP H04122457U JP 5897891 U JP5897891 U JP 5897891U JP 5897891 U JP5897891 U JP 5897891U JP H04122457 U JPH04122457 U JP H04122457U
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JP
Japan
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grinding
frame
grinding wheel
angle
edge
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Pending
Application number
JP5897891U
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English (en)
Inventor
崇 横田
Original Assignee
日本航空電子工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームの剛性を高めることで精度の高い細
溝研削が行なえると共に、研削時間の短縮化も図れる円
板状の細溝研削用砥石を提供することにある。 【構成】 細溝研削用砥石4は両側面41a,41bを
先端外周に向けて互いに接近させる方向にフレーム角度
θが付けられた円板形状のフレーム41と、フレーム
41の先端外周面に固着される砥石縁部12から成り、
フレーム41の両側面41a,41bのなすフレーム角
度θは、細溝研削のため砥石縁部12に付けられる砥
石縁部角度θよりも大きくしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転を与えて被加工物に細溝研削を施す円板状の細溝研削用砥石の 改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の細溝研削用砥石(以下砥石という)として図2(a),(b) に示すものが知られている。砥石1は外観全体が略ドーナツ形をなしており、鉄 製のフレーム11の外周面にダイヤモンド或はボラゾン等の砥粒からなる砥石縁 部12を固着したものである。砥石縁部12には、被加工物に細溝研削する際の 刃先角度となる砥石縁部角度θが、一方の側面12aに対し他方の側面12b を傾斜させることによって付けられる。その場合、砥石縁部角度θは細溝の寸 法及び砥石縁部12自体の強度上からほぼ8°に設定されている。フレーム11 は円板形状に形成されたものであり、中心には研削盤の取付軸に嵌合される取付 孔11cが貫設されている。又、フレーム11の両側面11a,11bは、取付 孔11cの周縁部から外周部に向かうにしたがって互いに接近するように、一方 の側面11aに対して他方の側面11bを傾けて形成される。その場合、両側面 11a,11bのなすフレーム角度θは、砥石縁部12の両側面12a,12 bとフレーム11の両側面11a,11bとが同一直線上になるように砥石縁部 角度θ(=8°)と同じ角度に設定されている。この様な砥石1を用いて被加 工物に細溝加工を施すには、図3に示す如く研削盤2の取付軸2aに砥石1を取 り付けると共に、研削盤2のテーブル上に被加工物3を固定する。その後、研削 盤2により砥石1を回転させることによって、細溝3aが被加工物3に研削加工 される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記砥石1はフレーム11の両側面11a,11bのなすフレーム 角度θが、砥石縁部12の角度θに合わせて同一角度に付けられていること から、フレーム自体の肉厚が薄くなり極めて剛性の乏しいものであった。この為 、上記砥石1は研削加工時に被加工物3からの反力を受けることによって変形し 振れ等が生じ易く、細溝3aを高精度に研削することが難しかった。更には、一 箇所の細溝を仕上げる場合、一回の仕上げ研削で細溝を加工しようとすると砥石 1の振れ等が増大し、指定された溝寸法に加工できなかった。その為、仕上げ研 削を数回に分けて繰り返さなければならず、研削時間を増加させた。 本考案は従来の砥石のこの様な欠点を解決する為になされたものであり、剛性 を高めることによって、被加工物に細溝を精度よく加工し得ると共に、研削時間 の短縮も図れる細溝研削用砥石を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、円板状のフレームの周縁部に砥粒からなる砥石縁部が形成され、か つ上記フレーム中央部から上記砥石縁部周縁部に向けてしだいに板厚が減じられ 、くさび状断面をなすよう両側面間に角度が付けられた細溝研削用砥石において 、上記フレームの両側面間の角度を上記砥石縁部のそれよりも大きく形成したも のである。以上の如く構成された上記細溝研削用砥石は上記フレームの肉厚を従 来に比べて増やすことができる。この為、上記フレームの剛性が大きくなり、被 加工物に細溝を精度よく研削できると共に、研削時間の短縮化も図れる細溝研削 用砥石が得られる。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。図1(a)は側面断面図 を示し、同図(b)は正面図を示す。図において大部分の構成が図2(a),( b)と同様である為、同一部分または対応部分には同一参照符号を付してその説 明を省略する。図2との相違点は砥石縁部角度θとフレーム角度θとを同一 角度にせず、フレーム角度θを砥石縁部角度θよりも大きくしたことにある 。即ち、砥石縁部角度θは被加工物3に加工する細溝3aの寸法及び砥石縁部 12自体の強度上から従来例と同様8°に設定されるが、フレーム41の両側面 41a,41bのなすフレーム角度θは、それよりも大きい15°に設定され ている。尚、フレーム角度θは実用上から15°〜30°の範囲に設定される ことが望ましい。以上の如く砥石縁部角度θに対して大きなフレーム角度θ が付けられた砥石4は、フレームの肉厚を従来よりも厚くでき剛性を増すことが できる。次に、表1は本考案の砥石4と、従来例の砥石1との剛性を比較する為 、フレーム11,41の外周端近傍の側面11a,41aに対して垂直に2kg の荷重Pを加え、砥石1,4の先端のたわみ量t(mm)を計測した結果を示し たものであり、その結果砥石4には従来の砥石1に比べ2倍以上の剛性を持たせ ることができる。
【0006】
【表1】
【0007】 この為、砥石4を用いた研削加工では、砥石の振れ等が減少して高精度の細溝 研削を行なえると共に、1箇所の細溝に対して仕上げ研削の回数を減らすことも 可能になり研削時間の削減が図れる。 尚、上記実施例では、一方の側面41aに対し他方の側面41bを傾斜させる ことによりフレーム角度θを付けているが、両側面41a,41bを互いに傾 斜させてフレーム角度θを付けるようにしてもよい。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の砥石はフレームの両側面のなすフレーム角度を、 細溝研削のため砥石縁部に付けられた砥石縁部角度よりも大きくしたことによっ て、従来よりもフレーム自体の肉厚が増え剛性を高めることができる。 この為、研削加工を行なった際には、砥石の振れ等が減少して高精度の研削を なし得る。更には、一箇所の細溝に対し仕上げ研削の繰り返し回数を減らすこと も可能になり、研削加工時間の短縮を図れる細溝研削用砥石が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はこの考案の細溝研削用砥石を
示す断面した側面図及び正面図。
【図2】(a),(b)は従来例の細溝研削用砥石を示
す断面した側面図及び正面図。
【図3】細溝研削用砥石の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1,4 細溝研削用砥石 11,41 フレーム 11a,41a 側面 11b,41b 側面 12 砥石縁部 θ 砥石縁部角度 θ フレーム角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状のフレームの周縁部に砥粒からな
    る砥石縁部が形成され、かつ上記フレーム中央部から上
    記砥石縁部周縁部に向けてしだいに板厚が減じられ、く
    さび状断面をなすように両側面間に角度が付けられた細
    溝研削用砥石において、上記フレームの両側面間の角度
    を上記砥石縁部の両側面間の角度よりも大きく形成した
    ことを特徴とする細溝研削用砥石。
JP5897891U 1991-04-24 1991-04-24 細溝研削用砥石 Pending JPH04122457U (ja)

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JP5897891U JPH04122457U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 細溝研削用砥石

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JP5897891U JPH04122457U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 細溝研削用砥石

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JPH04122457U true JPH04122457U (ja) 1992-11-04

Family

ID=31929973

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JP5897891U Pending JPH04122457U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 細溝研削用砥石

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950110