JP2550210B2 - ドレッシングギヤ - Google Patents

ドレッシングギヤ

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JP2550210B2
JP2550210B2 JP2159539A JP15953990A JP2550210B2 JP 2550210 B2 JP2550210 B2 JP 2550210B2 JP 2159539 A JP2159539 A JP 2159539A JP 15953990 A JP15953990 A JP 15953990A JP 2550210 B2 JP2550210 B2 JP 2550210B2
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dressing
teeth
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正巳 松原
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯車研削盤においてホブ型の砥石と噛み合
わせて砥石の歯形を成形するドレッシングギヤに関す
る。
従来の技術 歯車を被削物とする歯車研削盤においては、第2図に
示すようにその砥石1のドレッシングのために被削歯車
と類似または同緒元のドレッシングギヤ2を用い、この
ドレッシングギヤ2をホブ型の砥石1と噛み合わせて所
定の創成運動を行わせることにより砥石1の各々の歯3
の歯形を成形するようにしている。
そして、ドレッシングギヤ2は一般に砥粒としてダイ
ヤモンドあるいはCBN(立方晶窒化ホウ素)の粒子が用
いられており、その円周の全周にわたって歯4,4…をも
った形状となっている。
発明が解決しようとする課題 従来のドレッシングギヤ2は、砥石1の成形を目的と
した高精度なドレッシング工具と言えども、各々の歯4,
4…はそれぞれに製作上の誤差を有していて少しずつ異
なった歯形形状となっており、またその製造誤差をなく
すことは実質的に不可能に近い。
したがって、上記のように各歯4,4…ごとに微少な誤
差をもつドレッシングギヤ2により成形された砥石1の
歯面5は、製造誤差をもつ各々の歯4,4…の包絡面形状
となって凹凸のある形状となり、その砥石1で加工され
た被削歯車の歯面は砥石1の影響により歯面精度の低い
歯車とならざるを得ない。
例えば第3図は第2図のドレッシングギヤ2によって
成形された砥石1の歯形形状を示しており、ドレッシン
グギヤ2側の例えば歯4a,4b,4cの歯面形状の相対誤差、
特に歯溝の振れや端面振れのために最終的に成形された
砥石1の歯面5の形状は実線で示すように凹凸のある形
状精度の粗い形状となってしまう(ただし、第3図は誇
張して描いてある)。そして、上記のドレッシングギヤ
2における各々の歯4,4…の歯面形状の相対誤差は歯4,4
…の数が多いほど顕著となる。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、砥石の歯面精度の向上ひ
いてはその砥石によって加工される被削歯車の歯面精度
の向上を図ったドレッシングギヤを提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、歯車を被削物とするホブ型の砥石と噛み合
わせて創成運動を行わせることにより砥石の歯形を成形
するドレッシングギヤであって、ドレッシングギヤの略
四分円の円周上にのみ歯を残して残余の歯を除去した形
状をもつことを特徴としている。
作用 この構造によると、形状誤差をもつ歯の数を従来より
も減らすことにより、その包絡面で形成される砥石の歯
面の凹凸は著しく減少する。したがって、その砥石で加
工された被削歯車の歯面精度も大幅に向上する。
なお、ここで略四分円の円周上にのみ歯を残した理由
は、本発明者が実験したところ半円ではほとんど精度向
上は期待できず、四分円に至ったところすなわち三つか
四つの歯数にして初めて所望の精度が得られたからであ
る。また、逆にその範囲をさらに狭めて歯を一つにする
と、加工能率が低下し、工具寿命も短くなる。したがっ
て、四分円の円周上にのみ歯を残すのが最も望ましい。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示す図で、ドレッシング
ギヤ11自体の四分円の円周上(第1図の90゜の範囲内)
にのみ歯12を残してそれ以外の全ての歯を除去した形状
となっている点で従来のものと異なっている。この実施
例では四分円の円周上に三つの歯12が形成されていて、
それ以外の円周面13は歯12の歯底面の直径に等しい円筒
面となっている。
このドレッシングギヤ11は第2図と同様にホブ型の砥
石1と噛み合わせた上、機械的または電気的に砥石回転
軸と同期させながら砥石1に押し付けて創成運動を行わ
せることにより砥石1の歯形を成形する。
このように本実施例によれば、ドレッシングギヤ11の
歯数を従来と比べ四分円の円周上の歯数まで減らしたこ
とにより、それらの歯12の包絡面で形成される砥石1の
歯面5の凹凸は従来と比べて半分以下におさえることが
できる。
ここで、ドレッシングギヤ11の砥粒はダイヤモンドあ
るいはCBNとし、また砥粒の結合方法としては電着のほ
かメタルボンド、ビトリファイドボンド、レジノイドボ
ンド等の結合剤を用いることができる。さらに上記のド
レッシングギヤ11は歯車研削以外に歯車ホーニング加工
にも同様に適用できる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ドレッシングギヤの形
状として従来と比べ略四分円の円周上にのみ歯を残して
残余の歯を除去した形状としたため、歯数の減少により
それらの歯の包絡面で形成される砥石の歯面の凹凸を少
なくして歯面精度を向上させることができ、特に歯溝の
振れおよび端面振れを原因とする歯すじ誤差を著しく小
さくできる。したがって、その砥石で加工された被削歯
車の歯面精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すドレッシングギヤの正
面図、第2図は従来のドレッシングギヤと砥石との関係
を示す説明図、第3図は第2図のドレッシングギヤで成
形された砥石の歯形の断面図である。 1……砥石、3……砥石の歯、5……砥石の歯面、11…
…ドレッシングギヤ、12……ドレッシングギヤの歯。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車を被削物とするホブ型の砥石と噛み合
    わせて創成運動を行わせることにより砥石の歯形を成形
    するドレッシングギヤであって、 ドレッシングギヤの略四分円の円周上にのみ歯を残して
    残余の歯を除去した形状をもつことを特徴とするドレッ
    シングギヤ。
JP2159539A 1990-06-18 1990-06-18 ドレッシングギヤ Expired - Lifetime JP2550210B2 (ja)

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JP2684149B2 (ja) * 1993-07-21 1997-12-03 株式会社不二越 ドレスギヤ
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