JPH04122366A - 表面機能付加組成物 - Google Patents

表面機能付加組成物

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JPH04122366A
JPH04122366A JP2244660A JP24466090A JPH04122366A JP H04122366 A JPH04122366 A JP H04122366A JP 2244660 A JP2244660 A JP 2244660A JP 24466090 A JP24466090 A JP 24466090A JP H04122366 A JPH04122366 A JP H04122366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorizing
composition
capsules
kneaded
dispersant
Prior art date
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Pending
Application number
JP2244660A
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English (en)
Inventor
Masaharu Inoue
正春 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
Original Assignee
KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特定の効能を有する天然物質や薬剤等の液
または微粒子を無機質多孔性マイクロカプセルに封入し
、これを適宜な樹脂コート材に混入・調整して目的物の
表面に塗着することにより、持続的に表面機能を発揮す
る被膜を形成し得るようにした新規な表面機能付加組成
物に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばトイレや室内の消臭並びに芳香効果を得よ
うとする場合、消臭液に芳香液を混入し、これをスプレ
ー等で壁や床面に塗布するか、或いは上記薬液を適当な
容器に収納した上、繊維芯を介して該液を毛細管現象等
によって外部に抽出、発散させるという手段が採られて
いた。また家具や建具等に対する防炎、難燃処理または
ガラス等の平滑面におけるくもり、結露の予防に対して
は、それぞれの効能を有する薬液を直接塗布するか若し
くは浸漬する等して、その機能を付加するという方法が
用いられて来た。
他方、無機質殻体からなるマイクロカプセルの作成法と
して幾つかの方法が開発されているが、中でも無機化合
物の水溶液中で有機溶媒と界面活性剤を助剤として油中
水滴型エマルジョンを作り、これを別の水溶液と混合す
ることにより、水滴界面で沈澱反応を起こさせ無機質殻
を形成した後、副生物や界面活性剤等を除去することで
無機質多孔性のマイクロカプセルを得る所謂、界面反応
法が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上側の消臭、芳香或いは防炎または結露防止等、目的の
効能を有する薬剤によって表面に所望の機能を付加する
従来の技術手段では、特に揮発性の高い薬剤では、それ
らの効果に持続性が得られないだけでなく、当初多量に
発散する薬剤臭が却って周辺環境の悪化を招く等の問題
があった。
他方、上記各種の薬剤を芯物質として無機質多孔性の殻
体でマイクロカプセル化する技術そのものは既に公知に
属するものであるが、そのマイクロカプセルを目的物に
塗着させる手段・方法が開発されていなかったため、薬
効の持続性が高い表面機能付加組成物を得るには至って
いなかったというのが実情であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述した従来の薬剤塗布による表面機能付加
手段の問題点を解消するものとして、アクリルシリカ樹
脂100重量部に対し、界面反応法によって得た無機質
多孔性マイクロカプセルに所望の薬剤を封入させた上、
水と分散剤で混練した分散薬剤カプセル1.5〜10重
量部を増粘剤の混入下で混練・調整することによって、
エマルジョンタイプの表面機能付加組成物を得るという
手段を用いた。
又、ポリオレフィンアクリル系樹脂100重量部に対し
、界面反応法によって得た無機質多孔性マイクロカプセ
ルに、天然植物性エキスと食品添加物を添加調整してな
る鮮度保持剤を封入させた上、これを水と分散剤で混練
した分散鮮度保持カプセル1.5〜10重量部を増粘剤
の混入下で混練して調整することによってエマルジョン
タイプの鮮度保持効果を備えた表面機能付加組成物を得
るという手段も用いた。
〔作   用〕
界面反応法によって得られた無機質マイクロカプセルは
、殻体が多孔状であるから、これに封入された芯物質の
放出が適度に進行することと、無機質カプセルが耐物理
的、耐化学的性質に優れていることとが相伴用して、薬
効の長期持続性が得られるという作用の他、薬剤を封入
した上記マイクロカプセルを樹脂コート材に分散させて
エマルジョンタイプとした組成物は水溶性であり、しか
もこれに添加された増粘剤が高い接着性と被膜成形性を
助成するという作用を奏する。
〔実 施 例〕
以下、本発明の構成を1〜2の実施例に基づいて更に詳
述する。
(1)消臭機能を目的とした表面付加組成物。
シリカを界面反応法によって外径が5ミクロン前後の無
機質多孔性マイクロカプセルを多数作成し、その各殻体
に芯物質として消臭剤を封入させて消臭剤カプセルを得
る。この消臭剤カプセルに重量比(以下間し)で水10
%とノニオン系分散剤1%を添加してローラ等により時
間をかけて下垂に混練して分散消臭カプセルとする。
次に別途用意したアクリルシリカ樹脂(樹脂コート材)
100重量部に、上記分散消臭カプセル5重量部を混入
し、再び充分に混練しつつ増粘剤としてエチレン0.5
%を添加し、更に必要に応じて少量の消泡剤を混合して
エマルジョンタイプの消臭機能を有する表面機能付加組
成物を得たものである。
この組成物は水溶性であるから、実際の使用に当たって
、これを1.5〜2倍の水に溶かし、便器やトイレの壁
面、その他消臭対象となる器材面に刷毛やスプレィ等で
塗着して被膜を形成させるのである。
而して、上記実施例は消臭剤をマイクロカプセル化した
消臭機能付加組成物の一例について述べたが、本発明に
おける上記マイクロカプセルの芯物質は、上記消臭剤や
脱臭剤に類する薬剤に限られるものではなく、芳香剤、
香水等の付香剤の他、防虫、防カビ、殺虫剤、殺菌、除
菌剤または鳥獣の忌避剤、防炎、難燃、不燃剤、防水、
防曇、防湿、保湿或いは結露防止剤等々、従来から壁、
床、建具、調度、被服類の表面に浸漬または塗布される
あらゆる薬剤、化学品による表面機能の付加手段に通用
できるものである。尚、上記各薬効成分はカプセル殻体
に単独、若しくはそれらの複数を封入しても良く、また
必要に応して上記薬剤封入カプセルを複合的に使用する
ことも任意である。
(2)鮮度保持機能を目的とした表面付加組成物。
アルミナを界面反応法によって得た外径3ミクロン程度
の多数の無機質多孔性マイクロカプセルの殻体に、芯物
質として杉葉、笹、バラン等、天然植物の1または複数
種から抽出した純分55%のエキスと、酸化防止剤とし
てビタミンB1、B2、B6などと重量のクエン酸など
の食品添加物を添加してなる鮮度保持剤を封入させてマ
イクロカプセル化し、これに水15%とノニオン系分散
剤1,5%を添加して充分に混練することによって分散
鮮度保持カプセルを製し、別途用意したポリオレフィン
アクリル系の樹脂コート材100部中に上記分散鮮度保
持カプセル8重量部を混入して、前の実施例と同じ助剤
と工程によって調整し、エマルジョンタイプの鮮度保持
機能を有する組成物を得たものである。
この組成物を適当に水に希釈した上、生鮮食品その他、
鮮度保持対象物の収納容器や包装材(木質材、紙、布、
プラスチック等)に塗布する等して被膜を形成させるの
である。
尚、本発明における上記マイクロカプセルの作成に使用
される無機原料は、シリカ又は珪酸カルシウム、アルミ
ナ等が好成績であった。
又、上記マイクロカプセルの殻体に上述した各種の芯物
質を封入する方法は、含浸法、懸濁法などの常法による
ものであり、又これを水に分散させる場合の加水量は上
記薬剤カプセル重量の10〜15%の範囲が良好で、分
散剤は上記ノニオン系分散剤の他、カチオン系またはア
ニオン系分散剤等が挙げられる。
更に、増粘剤としては上記エチレンの他、メチルセルロ
ーズ、ポパール等、樹脂反応を起こさせるものの中から
選択すればよい。
この他、上述した分散薬剤カプセルと樹脂コート材の混
合比率は使用薬剤や利用目的等により一定ではないが、
重量比で大凡樹脂コート材100に対し、分散薬剤カプ
セル1.5〜10.0の範囲が最も良好であった。
C発明の効果〕 以上述べた本発明の表面機能付加組成物は水溶性である
から、これを目的物または塗布手段等に応じて適当に水
で希釈して塗布すれば、その塗布対象が紙、布、木材、
金属、プラスチック等、あらゆる素材の対象物に対して
容易に被膜が形成されて剥離することがない。又、上記
無機質マイクロカプセルの殻体は、耐熱性、耐候性、耐
水性、耐薬品性等、物理、化学的強度を有するから、該
殻体に封入された芯物質は安定して維持され、これを対
象物の表面に被着成膜した場合、表面機能の持続効果が
極めて顕著である。
更に又、この組成物の被膜は極めて高い耐摩耗性と耐洗
濯性を有するから、−旦塗着した被膜は数回の洗濯等に
よっても剥落せず、その機能を長期間持続するという特
徴があり、特に布製品に対する表面機能の付加に格段の
効果が認められるものである。
以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アクリルシリカ樹脂コート材100重量部に対し、
    界面反応法によって得た無機質多孔性マイクロカプセル
    に所望の薬剤を封入させた上、水と分散剤で混練した分
    散薬剤カプセル1.5〜10重量部を増粘剤の混入下で
    混練・調整してエマルジョン化したことを特徴とする表
    面機能付加組成物。 2、ポリオレフィンアクリル系樹脂コート材100重量
    部に対し、界面反応法によって得た無機質多孔性マイク
    ロカプセルに、天然植物性エキスと食品添加物を添加調
    整してなる鮮度保持剤を封入させた上、水と分散剤で混
    練して得た分散鮮度保持カプセル1.5〜10重量部を
    増粘剤の混入下で混練・調整してエマルジョン化したこ
    とを特徴とする鮮度保持効果を備えた表面機能付加組成
    物。
JP2244660A 1990-09-14 1990-09-14 表面機能付加組成物 Pending JPH04122366A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046878A1 (ja) * 2010-10-06 2012-04-12 ミドリホクヨー株式会社 防汚性付与皮革

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012046878A1 (ja) * 2010-10-06 2012-04-12 ミドリホクヨー株式会社 防汚性付与皮革

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