JP3338316B2 - 糊剤、該糊剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法 - Google Patents
糊剤、該糊剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法Info
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Description
剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法に
関する。
としては、例えば、特開平3−130465号公報に抗
菌性を有する銀を銀スルホネートの形で含有する繊維が
開示されており、これを抗菌性の繊維製品に利用できる
としている。
持たせた場合、水洗いできる一般的な繊維製品では洗濯
を行うにつれその抗菌性が低下する問題があった。さら
に、こうした繊維を用いて繊維製品とした後に同様の抗
菌性を付与することはできないものであった。
第4級アンモニウム塩基を有するキトサンと皮膜形成能
を有する樹脂とが繊維布帛の表面に固着している抗菌性
繊維布帛が開示されており、洗濯耐久性を有するとして
いる。
した繊維製品においても繰り返し洗濯を行ううちに抗菌
性が劣化する問題があり、抗菌性が低下した際に、一般
のクリーニング店や家庭で上記公報にあるような特殊な
抗菌処理を行うのは困難であった。
は、本来抗菌性を持たない通常の繊維製品あるいは抗菌
性が低下したような繊維製品に対し、特殊な抗菌処理を
行うことなく、クリーニング店や一般家庭等で通常行っ
ている簡単な糊付け加工により、保存中に必要な優れた
抗菌性、並びに使用中に必要な防臭性および芳香性が必
要とされる時に十分発現できる糊剤および該糊剤を用い
た繊維製品の抗菌性加工品を提供するものである。
し洗濯などにより抗菌性を新たに何度でも付与すること
ができる繊維製品の抗菌性加工法を提供するものであ
る。
的を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至ったものである。
ヒバ油中の抗菌性を有する少なくとも1種の成分を含む
抗菌剤が内包されたマイクロカプセルを含有してなるこ
とを特徴とする糊剤により達成される。
これらの抗菌性を有する成分よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の成分を含む抗菌剤が内包されたマイクロ
カプセルを含有してなる糊剤が繊維製品に糊付けされて
なることを特徴とする繊維製品の抗菌性加工品によって
も達成される。
バ油およびこれらの抗菌性を有する成分よりなる群から
選ばれた少なくとも1種の成分を含む抗菌剤が内包され
たマイクロカプセルを分散させた糊剤により繊維製品を
糊付けすることを特徴とする繊維製品の抗菌性加工法に
よっても達成される。
詳細に説明する。
ことのできる繊維製品としては、水洗いできるものであ
ればよく、例えば、綿、麻等の天然繊維を加工してなる
もののほか、これらにポリエステル繊維とを混紡した繊
維を加工してなるもの等が例示できるが、決してこれら
に限定されるものでない。
品に用いることのできる抗菌剤としては、ヒバ油または
ヒバ油中の抗菌性を有する少なくとも1種の成分を含む
ものであればよく、このうちヒバ油は、中性油(ツヨプ
セン、パラサイメン、ジヒドロサイメン、セドロール、
ウィドロール等)及び酸性油(カルバクロール、1−ロ
ジン酸、ヒノキチオール、β−ドラブリン等)からな
り、青森ヒバ(ヒノキアスナロ)の製材工程で発生する
廃材(オガクズ、端材)等から水蒸気蒸留等によって抽
出される様々な生物活性を示す物質である。生物活性と
しては、高い抗菌作用が挙げられ、上記ヒバ油の成分の
うち、特にヒノキチオール、β−ドラブリンが高い抗
菌、防カビ活性を示す成分である。よって、ヒバ油の抗
菌性を有する成分としては、特にヒノキチオール、β−
ドラブリンが挙げられる。さらに、ヒバ油およびヒバ油
の抗菌性を有する成分の抗菌スペクトルは、一般細菌に
限らず非常に幅広く、また、ほとんどの耐性菌の出現が
認められず、さらに高いダニ忌避効果を有するという性
質をも兼ね備えている。さらに、ヒバ油およびヒバ油の
抗菌性を有する成分は、毒性や発ガン性の面から見て既
存の薬剤と比較しても極めて高い安全性を有しているた
め、医薬品及び化粧品等の医薬部外品、さらには食品の
保存剤としての利用が認められており、直接人体、特に
皮膚に接する繊維製品、例えば、ワイシャツ等に利用し
ても安全上の問題もない。なお、上記ヒバ油およびヒバ
油の抗菌性を有する成分以外の他の抗菌剤成分は、必要
に応じて、適用するマイクロカプセル化技術などによ
り、必要とされる界面活性剤、補強剤となる樹脂などを
適宜選択して用いることができる。
繊維製品の抗菌性加工品では、上記抗菌剤が内包された
マイクロカプセルを用いることとしている。これは、糊
付液に上記抗菌剤を単に加えただけでは両成分が簡単に
分離してしまい糊付け操作(作業)が困難であるという
新たな技術課題を解決するための有効な効果的な手段で
あり、さらに内容物である抗菌剤を必要になるまで保護
でき、必要なときに圧力、熱などで殻を破壊して、その
機能を発現できるという新たな効果を付与することがで
き、また殻を多孔質にすることで徐放性をもたせること
もできるからである。なおマイクロカプセル化技術とし
ては、特に制限されるものでなく、従来既知のマイクロ
カプセル化技術として、例えば、高分子溶液中に心物質
とよばれる内容物(医薬品、香料など)を微粒子として
分散し、塩、高分子の非溶媒あるいは他の高分子を溶液
に添加して、壁(壁をつくっているのが心物質を包む高
分子膜である)物質の溶解度を低下させることにより相
分離を生じさせ、分離した高分子濃厚溶液で心物質を被
覆する相分離法(コンプレックスコアセルベーション
法)、高分子を揮発性の有機溶媒に溶解した溶液中に心
物質を分散し、さらにこの分散液を水中に分散する界面
沈殿法などの物理化学方法、液状の心物質中の一方の単
量体を溶解し、この溶液へ心物質を微粒子状に分散させ
た別の単量体の液を加え、微粒子の表面で重縮合反応を
起こさせ、高分子膜を生成させると同時にマイクロカプ
セル化を行う界面重縮合法、心物質を高分子溶液中に分
散させて硬化剤を含む液に滴下し、マイクロカプセルを
得る液中硬化被覆法(オリフィス法)のほか、insi
tu重合法、溶剤揮発法(これらの詳細な説明は、加工
技術,1990年3月号他)などの化学的方法、心物質
として医薬品や無機物を用い、膜材料としてろう状物質
(パラフィン、低重合度ポリエチレン、脂肪など)を溶
融して液体または蒸気媒質中に分散させ、冷却して膜を
固化させマイクロカプセルを得る溶融分散冷却法、膜に
なるものに粉末状の重合体を用い、それが内容物となる
溶剤に溶解して高分子膜を形成する粉床法、心物質を流
動床上に気流中に懸濁させ、膜材料をスプレーしてマイ
クロカプセル化する気中懸濁被覆法などの機械的方法、
さらに、比較的容易な方法で抗菌剤を内包するマイクロ
カプセルを作ることのできる方法として、例えば、ポバ
ールを溶解した水溶液に、抗菌剤(ヒバ油またはヒノキ
チオール等の抗菌性成分、界面活性剤、補強剤となる樹
脂(例えば、マレイン酸系共重合樹脂+変性メラミン樹
脂など))を撹拌しながら添加し、さらに撹拌を続けて
エマルジョンとし、このエマルジョンを撹拌しつつ、ア
トマイザーより噴霧しスプレードライすることで球状の
マイクロカプセルが得られるとしたスプレードライ法な
どがあり、これらの既知の方法を適宜応用し改良を加え
ることで本発明に利用することができるものである。ま
た、本発明に用いられるマイクロカプセルを構成する内
容物の主要成分である上記抗菌剤以外の構成成分に関し
ては、特に制限されるものでなく、上述したような従来
既知の製造法に適した構成成分を適当に配合して利用す
ることができる。
繊維製品の抗菌性加工品に用いることのできる上記マイ
クロカプセルは、いわば液体状の物質を内包する微小容
器であるといえ、該マイクロカプセルの大きさ(粒径)
は、繊維製品に糊付けした場合の風合いなどの影響を考
慮して、0.2〜50μm、好ましくは0.5〜20μ
mのものが望ましい。50μmを越える場合には、糊付
けした場合に違和感が生じるなど好ましくない。また
0.2μm未満では、製造が困難であるほか、糊付け後
のアイロンや着用時にマイクロカプセルが糊付け皮膜内
に保持されるため、アイロンや繊維製品をこすった際に
もマイクロカプセルの殻が破壊されにくくなり、必要な
ときに抗菌、防臭並びに芳香効果を発現するというメリ
ットが失われやすくなる。
用いられる上記マイクロカプセルを含有してなる糊剤と
しては、上記マイクロカプセルの他に、主に糊を主成分
とするものである。本発明に用いることのできる糊とし
ては、特に制限されるものでないが、好ましくは、肌に
なじみやすく、水洗いにより簡単に繊維製品から洗い落
とすことができ残留する糊がなく、繊維製品を傷めるこ
とのない天然糊が好ましいが、さらにこうした天然糊に
合成糊を適量加えてよい。この場合、天然糊と合成糊の
混合比率(重量比)は、50:50までであれば合成糊
を加えても、上述したような天然糊による好適な効果が
得られるものであり、これを越えて合成糊を加える場合
には、以下に示すような合成糊の問題点が徐々に顕在化
することになる。すなわち、合成糊では水洗いにより簡
単に繊維製品から洗い落とすことができにくく、場合に
よっては残留する糊がプレス時まで残り、残留糊により
繊維製品が黒ずむ等、繊維製品の風合いが損なわれる場
合も生ずるためその使用に際しては十分な注意を要す
る。該天然糊としては、例えば、デンプン類(コーンス
ターチ(トウモロコシデンプンなど))、天然ゴム類
(トラガカントゴム、アラビアゴムなど)、タンパク類
(ゼラチン、ニカワ、カゼインなど)などが挙げられ
る。また、合成糊としては、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリアクリル酸エステルなどが挙げられ
る。なお、糊剤は、水等の溶媒に糊を溶かした糊付液に
適量のマイクロカプセルを加え分散させることにより得
られるが、必要に応じて、さらに界面活性剤、分散剤、
乳化安定剤等の添加剤を適当に加えてもよい。ただし、
糊付け後に耐候性や耐光性等の劣化防止の点からすれ
ば、水に糊を溶かした糊付液に適量のマイクロカプセル
のみを加え分散させることが望ましいといえる。
との配合比率(重量比)は、通常40:1〜10:1、
好ましくは30:1〜15:1の範囲である。糊剤中の
糊とマイクロカプセルとの配合比率(重量比)が上記範
囲を外れる場合には、十分な抗菌、防臭、芳香作用が発
現できなかったり、反対に過剰な抗菌剤の放出により、
芳香臭いがきつくなり不快感を招く恐れがある。
用いることのできる糊剤の使用形態は、繊維製品全体に
対して糊付けを行うか、あるいは部分的に糊付けするか
により異なるほか、一般のクリーニング店など商用とし
て用いるかあるいは一般家庭で用いるかによっても異な
る。例えば、繊維製品全体に糊付けを行う場合には、洗
濯し終わった一定量の繊維製品に対し糊付けできるよう
に、これらの繊維製品が用意した糊剤に浸漬できるよう
にする浸漬タイプ、あるいは部分的に糊付けする場合に
は、洗濯し終わった繊維製品に対し糊付けしたい部分の
みに糊剤が付着できるように、糊剤をスプレー容器に揮
発性の高いスプレーガスと共に封入し糊剤をスプレーで
きるようにするスプレータイプ等、使用状況に最も適し
たものを適宜選択してすることができる。
用いることのできる糊剤を繊維製品に糊付けする際の糊
付け濃度は、0.1〜2.0%、好ましくは0.2〜
1.0%の範囲である。該濃度が0.1%未満の場合に
は、糊付けが不十分となりアイロンやプレスにより繊維
製品の皺などをとることができなかったり、折り目等が
十分に入らない。一方、2.0%を越える場合には、ご
わごわした感じとなり、肌触りが低下する他、次に洗濯
した際、前回糊付けされ汚れている糊を完全にを落とす
ことができない。なお、ここでいう、糊付け濃度とは、
(糊付け乾燥後の繊維製品への糊剤付着量/糊付けされ
る繊維製品の重量)として表される値をいう。
加工品では、繊維製品に糊付けした後に、例えば、アイ
ロンがけやプレス処理を行った際に、一部のマイクロカ
プセルの殻が破壊されているために、繊維製品の抗菌性
加工品が仕上がった際にすでに抗菌性をもつため、その
後この抗菌性加工品を使用するまでの保管中にも効果的
に抗菌作用を発現でき、さらに好ましくは徐放性のマイ
クロカプセルを用いることで、保存中の抗菌効果をより
高めることができる。さらに、使用の際には、糊付け皮
膜中に上記マイクロカプセルの一部が破壊されずにその
状態を保ったまま保持されており、こすったりするな
ど、外的な負荷によりマイクロカプセルの殻が破壊され
ることで、抗菌剤として使われていたヒバ油およびこれ
らの抗菌性を有する成分であるヒノキチオール等が合わ
せ持つ防臭、芳香作用により、例えば、ワイシャツ等の
繊維製品では、汗などの臭いをとり(防臭作用)、ヒバ
油やヒノキチオールのもつさわやかな香りによる森林浴
効果(芳香作用)が得られる。また、ベットカバー、シ
ーツのようなものでは、就寝中に寝返りなどを打つこと
でマイクロカプセルの殻が破壊されその芳香作用により
快適な眠りが得られ、さらに、抗菌、防臭、防ダニ、防
カビ性を有するヒバ油やヒノキチオールの働きによりこ
れらを交換するまで長期間清潔に保つことができる。
法では、糊付液にヒバ油およびこれらの抗菌性を有する
成分よりなる群から選ばれた少なくとも1種の成分を含
む抗菌剤が内包されたマイクロカプセルを分散させた糊
剤により繊維製品を糊付けすることを特徴とする。本発
明の加工法では、従来のように繊維自体に抗菌性を付与
するものでないため、洗濯の都度、新たに抗菌性加工を
行うことができ、常時変わらぬ優れた抗菌、抗菌、防
臭、防ダニ、防カビ性を適宜再生することができる汎用
的、普遍的な加工手段といえる。
kgの洗濯機を使用しワイシャツ200〜250枚(ワ
イシャツの型体、大小によりそれぞれ重量は異なる(約
200〜250g)が、全体で洗濯機の標準負荷量)を
洗った場合:コーンスターチ(天然糊)300gを水に
といて糊付液量50リットルとし、該糊付液にヒノキチ
オールを含む抗菌剤25gが内包されたマイクロカプセ
ル(スプレードライ法により製造した平均粒径10μm
のものを使用)を分散させた糊剤(一種の水性エマルジ
ョンを形成)を用いて浸漬法によってクリーニングの終
わった標準負荷量のワイシャツ(繊維製品)を糊付け
し、その後プレス折り加工して繊維製品の抗菌性加工品
を得た。
て、保管中(最大4週間)の芳香性(特に、芳香徐放性
等)、抗菌性およびワイシャツ着用時の芳香性(特に、
擦ったりしたときの発効性能等)のほか抗菌、防臭、防
ダニ、防カビ性も調べたが、いずれのサンプルも所期の
効果を有することが確認された。
準負荷量50kgの洗濯機を使用し、綿シーツ10〜50
枚(シーツの型体、大小によりそれぞれ重量は異なる
が、全体で洗濯機の標準負荷量)を洗った場合:コーン
スターチ(天然糊)300gを水にといて糊付液量50
リットルとし、該糊付液にヒノキチオールを含む抗菌剤
25gが内包されたマイクロカプセル(スプレードライ
法により製造した平均粒径10μmのものを使用)を分
散させた糊剤(一種の水性エマルジョンを形成)を用い
て浸漬法によってクリーニングの終わった標準負荷量の
綿シーツ(繊維製品)を糊付けし、その後プレス加工し
て繊維製品の抗菌性加工品を得た。
て、保管中(最大4週間)の芳香性(特に、芳香徐放性
等)および抗菌性、並びにシーツ使用時の芳香性(特
に、擦ったりしたときの発効性能等)、抗菌、防臭、防
ダニ、防カビ性も調べたが、いずれのサンプルも所期の
効果を有することが確認された。
マイクロカプセル化した抗菌剤を糊付膜中に閉じ込める
ことにより、マイクロカプセルの一部がその加工中に破
壊されるので抗菌性加工品を使用するまでの保管中にお
いて効果的に抗菌作用を発現できる。なお、徐放性のマ
イクロカプセルを用いることで保存中の抗菌効果をより
高めることができる。さらに、使用時に残りのマイクロ
カプセルの殻が破壊されることで防臭、芳香効果も得ら
れる。
法では、従来のように繊維自体に抗菌性を付与するもの
でないため、繊維製品に対して抗菌、防臭性を特殊な抗
菌処理を行うことなく、一般のクリーニング店や家庭等
で通常行っている簡単な糊付け処理により得られので、
洗濯の都度、新たに抗菌性加工を行うことができ、常時
変わらぬ優れた抗菌、抗菌、防臭、防ダニ、防カビ性を
適宜再生することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒバ油またはヒバ油中の抗菌性を有する
少なくとも1種の成分を含む抗菌剤が内包されたマイク
ロカプセルを含有してなることを特徴とする糊剤。 - 【請求項2】 ヒバ油またはヒバ油中の抗菌性を有する
少なくとも1種の成分を含む抗菌剤が内包されたマイク
ロカプセルを含有してなる糊剤が繊維製品に糊付けされ
てなることを特徴とする繊維製品の抗菌性加工品。 - 【請求項3】 糊付液にヒバ油またはヒバ油中の抗菌性
を有する少なくとも1種の成分を含む抗菌剤が内包され
たマイクロカプセルを分散させた糊剤により繊維製品を
糊付けすることを特徴とする繊維製品の抗菌性加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32190396A JP3338316B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 糊剤、該糊剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP32190396A JP3338316B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 糊剤、該糊剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10168751A JPH10168751A (ja) | 1998-06-23 |
JP3338316B2 true JP3338316B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=18137700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32190396A Expired - Lifetime JP3338316B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 糊剤、該糊剤を用いた繊維製品の抗菌性加工品およびその加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3338316B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105544230A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-05-04 | 中山大学惠州研究院 | 一种应用茶树精油微胶囊在纺织品上加香的方法 |
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---|---|---|---|---|
KR100415442B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2004-01-24 | 우리켐테크(주) | 무스콘 또는 약용 천연오일을 마이크로캡슐화하여부착시킨 건강기능 원단 |
JP2016190904A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | トッパン・フォームズ株式会社 | 壁面用接着シート |
CN110409182A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-05 | 广州市泰克斯乐科技有限公司 | 一种具有防雾效果的纤维及其应用的口袋 |
JP6912647B1 (ja) * | 2020-12-28 | 2021-08-04 | 穂高株式会社 | 糊剤組成物の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32190396A patent/JP3338316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105544230A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-05-04 | 中山大学惠州研究院 | 一种应用茶树精油微胶囊在纺织品上加香的方法 |
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JPH10168751A (ja) | 1998-06-23 |
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