JPH04122323U - 電子式軸流羽根車式水道メータ - Google Patents

電子式軸流羽根車式水道メータ

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JPH04122323U
JPH04122323U JP2762891U JP2762891U JPH04122323U JP H04122323 U JPH04122323 U JP H04122323U JP 2762891 U JP2762891 U JP 2762891U JP 2762891 U JP2762891 U JP 2762891U JP H04122323 U JPH04122323 U JP H04122323U
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JP
Japan
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impeller
permanent magnet
water meter
rotates
sensors
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Application number
JP2762891U
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English (en)
Inventor
元 小野田
正明 岡部
Original Assignee
株式会社金門製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でありながら機械式と同等の耐久
性が得られ、大流量で連続使用したり、過大流量時の流
体圧を受けても破損することはなく、信頼性の向上を図
ることができる電子式軸流羽根車式水道メータを提供す
ることにある。 【構成】 羽根車5の羽根車軸10の両端部を軸受8,
9によって回転自在に軸支するとともに、羽根車ボス2
5の端部にテーパ状で、そのテーパ面に回転軸心を中心
として異極を対称的に設けた永久磁石26を設ける。こ
の永久磁石26の回転時に変化する磁界によってパルス
を発生する磁気応動素子としての2つのセンサ24,2
4を配置したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水道管の途中に設けられ、流体の流体圧を受けて回転する羽根 車を有する電子式軸流羽根車式水道メータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の横型の機械式軸流羽根車式水道メータは、図3に示すように、円筒状 のケース1の一端に流入口2、他端に流出口3が設けられている。そして、ケー ス1の内部に流通路4が形成され、この流通路4には流体の流体圧を受けて回転 する羽根車5が設けられている。
【0003】 ケース1の内部における羽根車5の上流側および下流側には整流器6,7が固 定され、この整流器ボス6a,7aには軸受8,9が同軸的に設けられている。 そして、この軸受8,9には前記羽根車5の羽根車軸10の両端部が回転自在に 軸支されている。
【0004】 前記羽根車軸10の一部にはウォーム11が一体的に設けられ、このウォーム 11にはウォーム歯車12が噛合されている。ウォーム歯車12は回転軸13の 一端部に嵌着され、この回転軸13の他端部は前記整流器7の径方向に貫通して ケース1の外部に突出している。 ケース1の外側壁には積算機構を内蔵した積算指示部14が設けられ、前記回 転軸13の回転が積算機構に伝達される。
【0005】 ところが、前述のように構成された機械式軸流羽根車式水道メータは、ウォー ム11とウォーム歯車12との噛合部における摩擦抵抗が大きい。したがって、 大流量時は流速と羽根車5の回転角速度が比例関係にあり、正確に計量できるが 、微少流量になると流速に羽根車5が追従できず、実際の流量よりマイナス計量 となり、正確に計量できないという問題がある。
【0006】 そこで、ウォーム11とウォーム歯車12を廃止し、羽根車5の回転数を磁気 的に検知するようにした電子式軸流羽根車式水道メータが開発された。この電子 式軸流羽根車式水道メータは、図4に示すように構成されている。
【0007】 すなわち、羽根車5より上流側の整流器ボス16には羽根車軸17の一端部が 固定され、この羽根車軸17の他端部には前記羽根車5のボス18に設けられた 軸受19,19が回転自在に軸支されている。さらに、ボス18には下流側に突 出するピボット軸20が設けられているとともに、このピボット軸20を囲繞す るように円環状で、その端面に回転軸心を中心として異極が対称的に設けられた 永久磁石21が設けられている。
【0008】 この永久磁石21の磁気面に対向する部位にはセンサ保護筒22が設けられ、 このセンサ保護筒22の外側面には前記ピボット軸20の先端と当接するピボッ ト軸受23が設けられている。さらに、センサ保護筒22の内部には前記永久磁 石21の磁気面に対向する磁気応動素子としてのセンサ24,24が収容され、 これはセンサ保護筒22の内部に配線されたリード線25を介して積算指示部に 電気的に接続されている。
【0009】 したがって、流通路を流通する流体の流体力によって羽根車5が回転すると、 永久磁石21も一体的に回転する。永久磁石21には回転軸心を中心として異極 を対称的に設けられた磁気面が設けられているため、その磁気力によってセンサ 24,24がパルスを発生する。
【0010】 前記センサ24,24は図5に示すように、永久磁石21の回転軸心に対して 一定角α度ずらして配置することにより、羽根車5の回転数を検出すると同時に 2つのセンサ24,24の位相差により正転・逆転の判定を行っている。
【0011】 この場合、センサ24,24の出力は、図6に示すように変化する。すなわち 、横軸は永久磁石21の回転角度、縦軸はセンサ24,24の出力で、2つのセ ンサ24,24の位相差α度は、45度であり、永久磁石21が1回転で2周期 となる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述のように構成された電子式軸流羽根車式水道メータは、永久 磁石21が羽根車5のボス18の端面に取付けられ、この永久磁石21の磁気面 に対向してセンサ24,24が配置されている。
【0013】 したがって、センサ24,24を避けて羽根車軸17を支持する必要があり、 羽根車軸17が片持ちの支持構造となっている。この結果、大流量で連続使用し たり、過大流量時の流体圧を受けると、破損しやすい等の耐久性に問題があった 。
【0014】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 簡単な構造でありながら従来の機械式水道メータと同等の耐久性が得られる電子 式軸流羽根車式水道メータを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前述した目的を達成するために、羽根車の羽根車軸の両端部を 軸受によって回転自在に軸支するとともに、羽根車ボスの端部にテーパ状で、そ のテーパ面に回転軸心を中心として異極を対称的に設けた永久磁石を設け、この 永久磁石の円周方向に沿って、しかも永久磁石の回転時に変化する磁界によって パルスを発生する磁気応動素子を配置したことにある。
【0016】
【作用】
流通路を流通する流体の流体力によって羽根車が回転すると、永久磁石も一 体的に回転する。永久磁石には回転軸心を中心として異極を対称的に設けられた 磁気面が設けられているため、その磁気力によって磁気応動素子がパルスを発生 する。
【0017】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明するが、従来と同一構成部 分は同一番号を付して説明を省略する。
【0018】 図1に示すように、ケース1の内部における羽根車5の上流側および下流側に は整流器6,7が固定され、この整流器ボス6a,7aには軸受8,9が同軸的 に設けられている。そして、この軸受8,9には前記羽根車5の羽根車軸10の 両端部が回転自在に軸支されている。
【0019】 前記羽根車5の羽根車ボス25には永久磁石26が設けられている。この永久 磁石26は、円錐台状で、そのテーパ面には回転軸心を中心として異極(N極と S極)を対称的に設けた磁気面27を有している。
【0020】 また、前記永久磁石26の磁気面27の近傍にはセンサ保護筒22が設けられ ている。このセンサ保護筒22の内部には永久磁石26の円周方向に沿って、し かも永久磁石26の回転時に変化する磁界によってパルスを発生する磁気応動素 子としてのセンサ24,24が配置されている。
【0021】 すなわち、センサ24,24は、図2に示すように、永久磁石26の磁力線2 8と平行となる位置(正弦波出力が得られる位置)に配置されており、永久磁石 26が羽根車5と一体に回転すると、羽根車軸10を中心に回転するため、結果 として羽根車軸10からセンサ24,24までの距離Lを半径として円を描いた ときのα´度と従来のα度とはほぼ等しくなる。 したがって、求めるセンサ24,24間の距離χは、 これにより、羽根車5の回転数を検出すると同時に2つのセンサ24,24の 位相差により、羽根車5の正転・逆転の判定を行うことができる。
【0022】 このように構成された横型の電子式軸流羽根車式水道メータによれば、流通路 を流通する流体の流体力によって羽根車5が回転すると、永久磁石26も一体的 に回転する。永久磁石26には回転軸心を中心として異極を対称的に設けられた 磁気面27が設けられているため、その磁気力によってセンサ24,24がパル スを発生する。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、羽根車の羽根車軸の両端部を軸受 によって回転自在に軸支するとともに、羽根車ボスの端部にテーパ状で、そのテ ーパ面に回転軸心を中心として異極を対称的に設けた永久磁石を設け、この永久 磁石の回転時に変化する磁界によってパルスを発生する磁気応動素子を配置した ことを特徴とする。
【0024】 したがって、簡単な構造でありながら機械式と同等の耐久性が得られ、大流量 で連続使用したり、過大流量時の流体圧を受けても破損することはなく、信頼性 の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の電子式軸流羽根車式水道
メータの要部を示す一部切欠した正面図および側面図。
【図2】同実施例のセンサの配置状態を示す正面図およ
び側面図。
【図3】従来の機械式軸流羽根車式水道メータを示す縦
断側面図。
【図4】従来の電子式軸流羽根車式水道メータの要部を
示す正面図および側面図。
【図5】同じくセンサの配置状態を示す正面図および側
面図。
【図6】従来のセンサの出力を示す説明図。
【符号の説明】
1…ケース、2…流入口、3…流出口、4…流通路、5
…羽根車、8,9…軸受、10…羽根車軸、24…セン
サ(磁気応動素子)、25…羽根車ボス、26…永久磁
石、28…磁力線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に流入口、他端に流出口を有したケ
    ースの内部に流通路を形成し、この流通路に流体の流体
    圧を受けて回転する羽根車を設けた電子式軸流羽根車式
    水道メータにおいて、前記羽根車の羽根車軸の両端部を
    軸受によって回転自在に軸支するとともに、羽根車ボス
    の端部にテーパ状で、そのテーパ面に回転軸心を中心と
    して異極を対称的に設けた永久磁石を設け、この永久磁
    石の円周方向に沿って、しかも永久磁石の回転時に変化
    する磁界によってパルスを発生する磁気応動素子を配置
    したことを特徴とする電子式軸流羽根車式水道メータ。
JP2762891U 1991-04-22 1991-04-22 電子式軸流羽根車式水道メータ Pending JPH04122323U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534278B2 (ja) * 1977-08-17 1980-09-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534278B2 (ja) * 1977-08-17 1980-09-05

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