JPH04121335U - ケーブル終端接続部 - Google Patents

ケーブル終端接続部

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JPH04121335U
JPH04121335U JP2390391U JP2390391U JPH04121335U JP H04121335 U JPH04121335 U JP H04121335U JP 2390391 U JP2390391 U JP 2390391U JP 2390391 U JP2390391 U JP 2390391U JP H04121335 U JPH04121335 U JP H04121335U
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JP
Japan
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cable
layer
outer periphery
seal body
packing
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Withdrawn
Application number
JP2390391U
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English (en)
Inventor
敦宏 新井
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケーブル外部半導電層24の外周に、ゴムテ
ープの巻回層25が設けられ、この巻回層の外周には、
その内径がケーブル外部半導電層24の外径よりも大径
とされている筒状の硬質カラー26が配設され、この硬
質カラー26の外周には、ケーブル外部半導電層24の
外周に跨がってモールド層27が形成されており、この
モールド層27の形成によって、ケーブル外部半導電層
24と硬質カラー26間が液密に保持される。座床28
の外周に配設されたパッキング30は、抑え金具31a
と締付金具31bによって挟圧されて、パッキング30
に一定の面圧が付与される。 【効果】 シール体の形成を短時間にかつ簡便に行うこ
とができる上、シール体の形成作業にも格別の熟練を必
要としない。また、シール体の形成に要する費用も割安
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [考案の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケーブル終端接続部に関し、特にケーブルコアとケーブル端末を 包囲する保護筒間にシール体を備えるケーブル終端接続部に関する。
【0003】
【従来の技術】
一般に、超高圧用の架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(以下、 「CVケーブル」という。)の終端接続部は、図2に示すように、CVケーブル 端末1を包被するがい管(不図示)内に脱ガス、精製した絶縁油2が一定の圧力 で充填・封入され、終端接続部は全体として液密構成にされている。このため、 ケーブル終端接続部の下部には、CVケーブル端末1の外周を包囲する下部金具 3とケーブルコア4間にシール体5が設けられている。
【0004】 従来、かかるシール体5としては、図2に示すように、CVケーブル端末1の シース6を段状に剥離して露出させたケーブルコア4の外周に液密に設けられた 第1シール本体7と、この第1シール本体7の外周とCVケーブル端末1を包囲 する下部金具3間をシールする第2シール本体8とから成るものが知られている 。ここで、第1シール本体7は、ケーブルコア4の外周に嵌挿されたゴムモール ド筒7aと、現場において、ゴムモールド筒7aの外周とケーブルコア4間に跨 がって設けられたモールド層7bと、ゴムモールド筒7aの下方部に一体に設け られた筒状金具7cのフランジ7dに液密に取着されたシールパイプ7eとで主 に構成されている。また第2シール本体8は、シールパイプ7eの外周に配設さ れた環状のパッキング8aと、このパッキング8aをその両側から挟圧する抑え 金具8b及び締付金具8cとで主に構成されている。
【0005】 図中、符号9はリザーバ、10はボルト、11はスプリング、12シールパイ プ7eの座床リング、13はシースボンド線、14はシールテープ巻回層、15 はケーブル防食層、16はナットを示している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような構成のシール体においては、ゴムモールド筒7aの下 方部に筒状金具7cを一体に設け、この金具7cのフランジ7dにシールパイプ 7eを液密に取着しなければならないので、第1シール本体7の構成が複雑であ る上、その組立てに長時間を要し、また第1シール本体7の形成に作業者の熟練 を要するという難点があった。
【0007】 このため、ケーブルコア4の外周に第1シール本体7を配設せずに、ケーブル コア4の外周に直接パッキング8aを配設することも試みられているが、このよ うな構成のシール体においては、ケーブルコア4の温度変化に基づく外径の変動 によってケーブルコア4に対するパッキング8aの馴染みが喪失し、これによっ てケーブルコア4と下部金具3間のシール性能が低下する恐れがあり、またケー ブルコア4の外径に製造上のバラツキがあるため、多種類のパッキング8aを用 意しなければならないという難点があった。
【0008】 本考案は、このような問題を解決するためになされたもので、シール体の構成 が簡単である上、作業者の熟練を要せずにシール体の形成を簡便に行うことがで きるケーブル終端接続部を提供することを目的とする。
【0009】 [考案の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のケーブル終端接続部は、ケーブルコアの外周に液密に設けられた筒 状の座床と、ケーブル端末を包囲する保護筒間にはシール体が液密に設けられて おり、前記座床の内径はケーブルコアの外径よりも大にされていることを特徴と する。
【0011】
【作用】
座床の内径がケーブルコアの外径よりも大にされているので、ケーブルコア の外径がその温度変化に基づいて大きくなっても、ケーブルコアに変形・損傷を 与える恐れがなく、また座床の外径がケーブルコアの外径の変動に左右されず、 一定にされているので、座床と下部金具間のシール性能が低下する恐れがなくな る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す一実施例について説明する。図1は、本考案の一 実施例を示すケーブル終端接続部の要部を示す縦断面図である。図1において、 超高圧用のCVケーブル20の端末は、がい管(不図示)によって包被され、が い管内には脱ガス、精製した絶縁油21が一定の圧力で充填されている。しかし てCVケーブル20の端末を段状に剥離して露出されたケーブル絶縁体22の外 周には、コンデンサコーン23が設けられ、またケーブル外部半導電層24の所 定位置の外周には、ゴムテープの巻回層25が設けられる。なおこのゴムテープ の巻回層25に代えて、例えば2分割構成のゴムモールド筒をケーブル外部半導 電層24の外周に配設してもよい。符号26は、ゴムテープの巻回層25の外周 に配設された筒状の硬質カラーを示しており、この硬質カラー26の内径はケー ブル外部半導電層24の外径よりも大にされている。硬質カラー26はアルミ筒 もしくは銅筒等の非磁性金属材料から成る金属筒もしくはFRP筒等の非金属材 料から成る筒体で形成されている。この硬質カラー26は、CVケーブル20の 端末の上方から嵌挿されて、ゴムテープの巻回層25上に配設される。しかして この硬質カラー26の外周には、ケーブル外部半導電層24の外周に跨がってモ ールド層27が形成されており、このモールド層27の形成によって、ケーブル 外部半導電層24と硬質カラー26間が液密に保持される。なお、モールド層2 7は、現場において硬質カラー26の外周にケーブル外部半導電層24の外周に 跨がって半導電性のポリエチレンテープもしくは未加硫のエチレンプロピレンゴ ムテープ等のモールド用テープを巻回し、これを加熱・加圧することにより形成 される。図1の実施例においては、ゴムテープの巻回層25、硬質カラー26及 びモールド層27によって本考案の筒状の座床28が構成されている。なお、硬 質カラー26の内側にはゴムテープの巻回層25等から成るクッション部材を設 けず、ケーブル外部半導電層24と硬質カラー26間に若干の空隙を設ける構成 としてもよい。もっとも、ケーブル外部半導電層24の外周にゴムテープの巻回 層25を設けた場合には、ケーブル外部半導電層24に対する硬質カラー26の センター合わせが容易になり、座床28と下部金具29間のシール性能がより向 上する利点がある。
【0013】 一方、がい管の底部には、下部銅管29が液密に連結され、この下部銅管29 の下端部内周には、後述するパッキング30を抑える環状の抑え金具31aが設 けられている。しかして、断面ソロバン玉状の環状のパッキング30は、CVケ ーブル20の端末の上方から嵌挿されて、座床28の外周に配設される。そして このパッキング30は、抑え金具31aと抑え金具31aの下方に配設されたパ ッキング締付金具31bによって挟圧される。パッキング30の挟圧は、次のよ うにしてなされる。すなわち、抑え金具31aの下面側にはボルト32が植設さ れており、このボルト32の外周にはコイル状のスプリング33が嵌挿されてい る。しかして、このスプリング33には締付金具31bのフランジ部31cとボ ルト32の頭部32a間においてバネ力が付勢されているので、このスプリング 33のバネ力によって締付金具31bが上方に向けて押圧され、この締付金具3 1bの押圧によって、パッキング30に一定の面圧が付与される。スプリング3 3によってパッキング30を押圧するのは、パッキング30に一定の面圧を付与 させることによって、パッキング30のへたりを防止し、一定のシール性能を長 期間保持するためである。
【0014】 図中、符号34はシースボンド線、35a、35bはシールテープ巻回層、3 6はケーブル防食層を示している。
【0015】 上記実施例のケーブル終端接続部においては、現場において、ケーブル外部半 導電層の外周にゴムテープを巻回し、この上に硬質カラーをCVケーブルの端末 の上方から嵌挿し、これをモールド層によって液密に簡便に保持することができ た。またゴムテープの巻回、硬質カラーの嵌挿及びモールドの形成等の作業に格 別の熟練を必要としなかった。更に得られたケーブル終端接続部は、所定のシー ル性能を備えていた。
【0016】 なお、前述の実施例においては、CVケーブルの端末について述べているが、 本考案はこれに限定されず、例えばケーブル外部半導電層上に多数本の導線を横 巻したいわゆるワイヤーシールド層を備えるケーブルの端末に適用してもよく、 また座床はケーブル絶縁体の外周に設けてもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案のケーブル終端接続部においては、ケーブルコアの外周に、いわばケー ブルコアの外径に追随してその内径のみが変化する筒状の座床が液密に設けられ ているので、従来のケーブル終端接続部と比較してシール体の形成を短時間にか つ簡便に行うことができる上、シール体の形成作業にも格別の熟練を必要としな い。また、特別に金具付のゴムモールド筒やシールパイプを準備する必要もない ので、ケーブル終端接続部の形成に要する費用も割安である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例のケーブル終端接続部の要
部を示す縦断面図である。
【図2】 従来のケーブル終端接続部の要部を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
20………ケーブル端末 21………絶縁油 24………ケーブル外部半導電層 25………ゴムテープ巻回層 26………硬質カラー 27………モールド層 28…………座床 29………下部金具 30………パッキング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコアの外周に液密に設けられた
    筒状の座床と、ケーブル端末を包囲する保護筒間にはシ
    ール体が液密に設けられており、前記座床の内径はケー
    ブルコアの外径よりも大にされていることを特徴とする
    ケーブル終端接続部。
JP2390391U 1991-04-11 1991-04-11 ケーブル終端接続部 Withdrawn JPH04121335U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2390391U JPH04121335U (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ケーブル終端接続部

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JP2390391U JPH04121335U (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ケーブル終端接続部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04121335U true JPH04121335U (ja) 1992-10-29

Family

ID=31908973

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2390391U Withdrawn JPH04121335U (ja) 1991-04-11 1991-04-11 ケーブル終端接続部

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JP (1) JPH04121335U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023063327A1 (ja) * 2021-10-12 2023-04-20 古河電気工業株式会社 電力ケーブルの終端接続部

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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