JP2595284Y2 - 電力ケーブル接続ユニット - Google Patents

電力ケーブル接続ユニット

Info

Publication number
JP2595284Y2
JP2595284Y2 JP1991038241U JP3824191U JP2595284Y2 JP 2595284 Y2 JP2595284 Y2 JP 2595284Y2 JP 1991038241 U JP1991038241 U JP 1991038241U JP 3824191 U JP3824191 U JP 3824191U JP 2595284 Y2 JP2595284 Y2 JP 2595284Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
anticorrosion
epoxy resin
power cable
connection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991038241U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04124764U (ja
Inventor
豊 長田
靖 諸石
保幸 木村
茂 松本
秀美 西山
浩三 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Central Japan Railway Co
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., Central Japan Railway Co filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP1991038241U priority Critical patent/JP2595284Y2/ja
Publication of JPH04124764U publication Critical patent/JPH04124764U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595284Y2 publication Critical patent/JP2595284Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力ケーブルの接続に
用いる接続ユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルを接続する場合に接続ユニ
ットを用いることがある。これを図7に示した電力ケー
ブルを直線状に接続する場合について説明する。電力ケ
ーブル接続ユニット11は、接続導体13を埋め込んだエポ
キシ樹脂絶縁体15とゴム製の一対の防食絶縁体17とから
なっている。接続導体13には両端に導体接続用の雌接触
子19を形成してあり、エポキシ樹脂絶縁体15は中央部に
フランジ部21を有し、フランジ部21の両側に断面円形の
テーパー部23を有している。また、フランジ部21の外周
面にはメタリコン等により外部導電層25が設けてある。
【0003】この接続ユニット11を用いて電力ケーブル
を接続する手順は、次の通りである。まず一対の防食絶
縁体17をエポキシ樹脂絶縁体15のフランジ部21に接着剤
を介して被せ、フランジ部21の中央で防食絶縁体17の内
端部を重ね合わせ、防食絶縁体17をエポキシ樹脂絶縁体
15に接着させ、同時に防食絶縁体17の重ね合わせ部も接
着剤により接着させる。
【0004】そしてケーブル導体27を圧縮接続した雄接
触子29を雌接触子19に接続し、エポキシ樹脂絶縁体15の
テーパー部23に、外部導電層31を有するケーブル端末部
絶縁筒33を装着し、押さえ金具35をあてがってボルト37
でフランジ部21に固定する。最後にスペーサ39により接
続部の外形形状を整えた後、防食絶縁体17とケーブル端
末部絶縁筒33上に設けた防食絶縁層41とを接続する。図
示は省略してあるが、上記の作業を接続ユニット11の他
方にも実施して電力ケーブルの接続部が完成する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の防
食絶縁体は、予めゴムをモールド成形したもので、この
防食絶縁体をエポキシ樹脂絶縁体の外周に被せるいわゆ
るカバー方式がとられていた。このため、このカバー方
式は防食絶縁体をエポキシ樹脂絶縁体に被せ、かつ接着
させる作業が必要である。またT分岐接続用、さらには
H分岐接続用の接続ユニットでは、防食絶縁体の形状が
非常に複雑となり、したがって防食絶縁体をモールドす
る金型の形が複雑となり、金型のコストが嵩むという欠
点もあった。
【0006】上記のカバー方式に代えて、予め工場にお
いてエポキシ樹脂絶縁体の外周にゴムモールド成形によ
り防食絶縁体を一体に形成しておくことも考えられる。
しかし、通常のゴムモールド成形で防食絶縁体を形成し
ようとすれば、モールド成形時の温度が 160〜180 ℃と
なるので、エポキシ樹脂絶縁体が熱硬化した後のもので
あっても、上記の温度では加熱変形を生じるおそれがあ
る。また、エポキシ樹脂絶縁体を金属ケースで覆えば、
その外周に絶縁ゴムを一体にモールド成形することは可
能であるが、この場合は重量が重くなり、さらには金属
ケースを使用するため製造コストも高くなる。
【0007】
【課題の解決手段】本考案は上記の課題を解決した電力
ケーブル接続ユニットを提供するもので、その構成は、
内部に接続導体を有するエポキシ樹脂絶縁体の外周に、
ウレタン系液状ゴムによる防食絶縁体を一体にモールド
成形したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】エポキシ樹脂絶縁体の外周に、ウレタン系液状
ゴムによる防食絶縁体を一体にモールド成形すれば、従
来のエポキシ樹脂絶縁体への防食絶縁体の取付けおよび
接着作業を省略することができる。また、防食絶縁体の
成形温度を通常のゴムよりも低くすることができ、エポ
キシ樹脂絶縁体に熱影響を与えることはない。さらに、
ウレタン系液状ゴムは通常のゴムよりも成形圧力が低い
ため、モールド成形する金型も通常のゴムをモールド成
形するときよりは簡単な構造のもので済む。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る電力ケーブル接続ユニッ
トの実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1およ
び図2は直線接続用の電力ケーブル接続ユニットを示
す。この接続ユニット11は、接続導体13を埋め込んだエ
ポキシ樹脂絶縁体15と、防食絶縁体43とからなってい
る。接続導体13には両端に導体接続用の雌接触子19を形
成してあり、エポキシ樹脂絶縁体15は中央部にフランジ
部21を有し、フランジ部21の両側に接続導体13と同軸状
に断面円形のテーパー部23を有している。また、フラン
ジ部21の外周面にはメタリコン等により外部導電層25が
設けてある。以上の点は従来と同じである。本考案はエ
ポキシ樹脂絶縁体15にウレタン系液状ゴムによる防食絶
縁体43を一体にモールド成形した点に特徴がある。防食
絶縁体43はフランジ部21の外周面に密着する部分43a
と、これに連なるテーパー部23のまわりに同軸状に突出
する筒状部43bとからなっている。
【0010】防食絶縁体43は金型を用い、その金型内に
ウレタン系液状ゴムを常温ないし約100℃で流し込み、
脱泡のため約2kg/cm2 の圧力をかけて成形する。ウレ
タン系液状ゴムは 100℃以下の温度で成形できるので、
エポキシ樹脂絶縁体15に熱影響を与えることはない。上
記の構造にすると、従来行われていたエポキシ樹脂絶縁
体への防食絶縁体の取付けおよび接着作業を省略するこ
とができる。
【0011】図3および図4はT分岐接続用の電力ケー
ブル接続ユニットを示す。この接続ユニット11はT字状
に形成した接続導体13を埋め込んだT字状のエポキシ樹
脂絶縁体15と、T字状の防食絶縁体43とからなってい
る。接続導体13の各端部には導体接続用の雌接触子19を
形成してあり、エポキシ樹脂絶縁体15は中央部にフラン
ジ部21を有し、フランジ部21の三方向に接続導体13と同
軸状に断面円形のテーパー部23を有している。また、フ
ランジ部21の外周面には外部導電層25が設けてある。以
上の点は従来と同じである。本考案はエポキシ樹脂絶縁
体15にウレタン系液状ゴムによる防食絶縁体43を一体に
モールド成形した点に特徴がある。防食絶縁体43はフラ
ンジ部21の外周面に密着する部分43aと、これに連なる
テーパー部23のまわりに同軸状に突出する筒状部43bと
からなっている。防食絶縁体43の成形方法、作用は前記
の直線接続用の電力ケーブル接続ユニットの場合と同じ
である。
【0012】上記の構造にすると、従来行われていたエ
ポキシ樹脂絶縁体への防食絶縁体の取付けおよび接着作
業を省略することができる。また、図3に示すように防
食絶縁体43の内面中央部がエポキシ樹脂絶縁体15となる
ので、従来のような形状が複雑な金型を使用しなくて済
む利点がある。
【0013】図5および図6はH分岐接続用の電力ケー
ブル接続ユニットを示す。この接続ユニット11は、Y分
岐とする場合は1箇所を閉塞して電力ケーブルをY分岐
に接続するものである。この接続ユニット11はH字状に
形成した接続導体13を埋め込んだH字状のエポキシ樹脂
絶縁体15と、H字状の防食絶縁体43とからなっている。
接続導体13の各端部には導体接続用の雌接触子19を形成
してあり、エポキシ樹脂絶縁体15は中央部にフランジ部
21を有し、フランジ部21の四箇所に接続導体13と同軸状
に断面円形のテーパー部23を有している。また、フラン
ジ部21の外周面には外部導電層25が設けてある。以上の
点は従来と同じである。
【0014】本考案はエポキシ樹脂絶縁体15にウレタン
系液状ゴムによる防食絶縁体43を一体にモールド成形
た点に特徴がある。防食絶縁体43はフランジ部21の外周
面に密着する部分43aと、これに連なるテーパー部23の
まわりに同軸状に突出する筒状部43bとからなってい
る。防食絶縁体43の成形方法、作用は前記の直線接続用
の電力ケーブル接続ユニットの場合と同じである。この
場合も、図3および図4の実施例と同様の利点がある。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、エ
ポキシ樹脂絶縁体の外周に、ウレタン系液状ゴムによる
防食絶縁体を一体にモールド成形したので、エポキシ樹
脂絶縁体への防食絶縁体の取付けおよび接着作業を省略
することができ、しかもエポキシ樹脂絶縁体に熱による
影響を与えない、絶縁性能の優れた電力ケーブル接続
ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電力ケーブル接続ユニットの一
実施例を示す一部切開正面図である。
【図2】 同上の側面図である。
【図3】 本考案に係る電力ケーブル接続ユニットの他
の実施例を示す一部切開正面図である。
【図4】 同上の側面図である。
【図5】 本考案に係る電力ケーブル接続ユニットのさ
らに他の実施例を示す一部切開正面図である。
【図6】 同上の側面図である。
【図7】 従来の電力ケーブル接続ユニットの説明図で
ある。
【符号の説明】
11:電力ケーブル接続ユニット 13:接続導体 15:エポキシ樹脂絶縁体 43:ウレタン系液状ゴム製の防食絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 茂 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)考案者 西山 秀美 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)考案者 熊谷 浩三 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−254605(JP,A) 特開 平2−257579(JP,A) 実開 平1−58237(JP,U) 実開 平1−61830(JP,U) 実開 平1−162725(JP,U) 実開 昭63−63972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/70 H02G 15/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に接続導体を有するエポキシ樹脂絶
    縁体の外周に、ウレタン系液状ゴムによる防食絶縁体を
    一体にモールド成形したことを特徴とする電力ケーブル
    接続ユニット。
JP1991038241U 1991-04-26 1991-04-26 電力ケーブル接続ユニット Expired - Fee Related JP2595284Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991038241U JP2595284Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 電力ケーブル接続ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991038241U JP2595284Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 電力ケーブル接続ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04124764U JPH04124764U (ja) 1992-11-13
JP2595284Y2 true JP2595284Y2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=31919821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991038241U Expired - Fee Related JP2595284Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 電力ケーブル接続ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595284Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853169A (ja) * 1981-09-26 1983-03-29 株式会社戸上電機製作所 口出線装置及びその製造方法
JPS6363972U (ja) * 1986-10-16 1988-04-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04124764U (ja) 1992-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2595284Y2 (ja) 電力ケーブル接続ユニット
JPH0125481Y2 (ja)
JP2906592B2 (ja) 高電圧電力ケーブルの人孔内接続方法
JPH0311519Y2 (ja)
JP2537912Y2 (ja) 電力ケーブル用プレファブ型接続部
JPH041661Y2 (ja)
JPS6110432Y2 (ja)
JPH0713395Y2 (ja) 電力ケ−ブル接続部
JPS6111939Y2 (ja)
JPS6110433Y2 (ja)
JPH039207Y2 (ja)
JPS6013241Y2 (ja) ケ−ブル接続部
JPH069544Y2 (ja) パイプタイプ電力ケーブルの接続部
JPS6013237Y2 (ja) 架橋ポリエチレン電力ケ−ブル終端接続部
JPH0321172Y2 (ja)
JPS6011720Y2 (ja) プラスチツク絶縁電力ケ−ブルの直線型接続部
JPH0318214A (ja) ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルのプレハブ接続部
JPS6015391Y2 (ja) 電力ケ−ブルの接続部
JPS5828428Y2 (ja) 電力ケ−ブル接続箱
JPH0428184Y2 (ja)
JPH03847Y2 (ja)
JPH0740142Y2 (ja) 絶縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ管
JPH0514686Y2 (ja)
JPH0722868Y2 (ja) 分岐接続体
JPS59195940U (ja) 電力ケ−ブル接続部

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees