JPH04120202A - 金属物品の製造方法 - Google Patents
金属物品の製造方法Info
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- JPH04120202A JPH04120202A JP2241015A JP24101590A JPH04120202A JP H04120202 A JPH04120202 A JP H04120202A JP 2241015 A JP2241015 A JP 2241015A JP 24101590 A JP24101590 A JP 24101590A JP H04120202 A JPH04120202 A JP H04120202A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、材料として貴金属を含有した可塑性組成物
番用いた金属物品の製造方法に関するものである。
番用いた金属物品の製造方法に関するものである。
「従来の技術」
一般に、美術工芸品、装飾品などを製造するための造形
用可塑性組成物として、粘土、陶土、磁土等が知られて
いる。従来、これらの造形用可塑性組成物を所望の形状
に造形し、窯で焼いて硬化させ、必要に応じて着色剤あ
るいは光沢剤を使用し、美術工芸品、装飾品等を製造し
ていた。
用可塑性組成物として、粘土、陶土、磁土等が知られて
いる。従来、これらの造形用可塑性組成物を所望の形状
に造形し、窯で焼いて硬化させ、必要に応じて着色剤あ
るいは光沢剤を使用し、美術工芸品、装飾品等を製造し
ていた。
また、貴金属を使用した装飾品にあっては、例えば鋳造
あるいは彫刻等の手法が知られている。
あるいは彫刻等の手法が知られている。
「発明が解決しようとする課題」
しかしながら、上述の陶磁器等は、極めて壊れやすく、
機械加工も容易ではない。このため、立体的に複雑な形
状の装飾品には不向きであった。
機械加工も容易ではない。このため、立体的に複雑な形
状の装飾品には不向きであった。
また、鋳造による場合においても複雑な形状の装飾品を
製造することは困難であり、同じ物を大量生産しなけれ
ばコスト的に不利となる問題があった。一方、彫刻によ
る場合は多大な労力と経験を要し、非熟練者が満足な出
来上がりの美術工芸品ある゛いは装飾品を得ることが難
しいという問題かあった。
製造することは困難であり、同じ物を大量生産しなけれ
ばコスト的に不利となる問題があった。一方、彫刻によ
る場合は多大な労力と経験を要し、非熟練者が満足な出
来上がりの美術工芸品ある゛いは装飾品を得ることが難
しいという問題かあった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、
立体的な薄型の金属物品をきわめて容易に製造する方法
を提供することを目的としている「課題を解決するため
の手段」 上記課題を解決するため本発明にあっては、所望の形状
に形成され所定温度で液化あるいは気化する基体の表面
に、前記温度より高い融点を有する貴金属粉末を含有し
た可塑性組成物を付着させて所望形状の成形体を造形し
、この成形体を前記基体とともに固相焼結し、前記基体
を液化あるいは気化することによって分離して金属物品
を得ることを特徴としている。
立体的な薄型の金属物品をきわめて容易に製造する方法
を提供することを目的としている「課題を解決するため
の手段」 上記課題を解決するため本発明にあっては、所望の形状
に形成され所定温度で液化あるいは気化する基体の表面
に、前記温度より高い融点を有する貴金属粉末を含有し
た可塑性組成物を付着させて所望形状の成形体を造形し
、この成形体を前記基体とともに固相焼結し、前記基体
を液化あるいは気化することによって分離して金属物品
を得ることを特徴としている。
「作用」
上記の構成によれば、基体の表面上に付着された可塑性
組成物によって所望形状の成形体が造形され、その後、
固相焼結されることにより、基体が液化あるいは気化す
ることにより除去されるとともに可塑性組成物が貴金属
特有の光沢を有し、基体に沿った形状の金属物品か得ら
れる。
組成物によって所望形状の成形体が造形され、その後、
固相焼結されることにより、基体が液化あるいは気化す
ることにより除去されるとともに可塑性組成物が貴金属
特有の光沢を有し、基体に沿った形状の金属物品か得ら
れる。
「実施例」
以下、図面を参照し、本発明の詳細な説明する。
まず、本実施例においては、金属物品の材料として、
貴金属粉末150〜90重量%、
セルローズ系水溶性バインダー二〇、8〜8重量%、界
面活性剤: 0.03〜3重量%、 油脂二0.1〜3重量%、 を含有し、残りが水および不可避不純物からなる造形用
可塑性組成物を使用する。金属物品の製造方法の説明に
先立ち、この造形用可塑性組成物の製造手順について説
明する。
面活性剤: 0.03〜3重量%、 油脂二0.1〜3重量%、 を含有し、残りが水および不可避不純物からなる造形用
可塑性組成物を使用する。金属物品の製造方法の説明に
先立ち、この造形用可塑性組成物の製造手順について説
明する。
まず、セルローズ系水溶性バインダーと水とを混合し、
暫く放置して寒天状物質とする。次いで、この寒天状物
質に界面活性剤を添加して混合し、さらに所望の貴金属
粉末を添加して混合する。そして、この貴金属粉末混合
体に油脂を添加して混合することにより、合金金粘土が
製造される。
暫く放置して寒天状物質とする。次いで、この寒天状物
質に界面活性剤を添加して混合し、さらに所望の貴金属
粉末を添加して混合する。そして、この貴金属粉末混合
体に油脂を添加して混合することにより、合金金粘土が
製造される。
次に造形用可塑性組成物の組成を上記のように決めた理
由を説明する。
由を説明する。
(棒)貴金属粉末
金、銀、銅、白金、およびそれらの合金等の貴金属粉末
は、造形用可塑性組成物を構成する主成分であり、製品
の色を決定する重要な要素であるが、その含有量が50
重量%未満ではその効果がなく、一方、90重暑気以上
を越えて含有すると、得られた造形用可塑性組成物の伸
びおよび強度が低下するようになるので好ましくない。
は、造形用可塑性組成物を構成する主成分であり、製品
の色を決定する重要な要素であるが、その含有量が50
重量%未満ではその効果がなく、一方、90重暑気以上
を越えて含有すると、得られた造形用可塑性組成物の伸
びおよび強度が低下するようになるので好ましくない。
従って、上記の通り、貴金属粉末の含有量は、50〜9
0重量%とした。
0重量%とした。
また、添加する貴金属粉末の平均粒径は、200μmを
越えると貴金属造形用可塑性組成物の伸びおよび強度が
低下することから200μm以下とすることが好ましい
。
越えると貴金属造形用可塑性組成物の伸びおよび強度が
低下することから200μm以下とすることが好ましい
。
(b)セルローズ系水溶性バインダー
セルローズ系水溶性バインダーは、加熱すると速やかに
ゲル化して固化し、造形物の形状の保持を容易にする。
ゲル化して固化し、造形物の形状の保持を容易にする。
しかし、その添加量が0.8重量%未満ではその効果が
得られず、一方、8重量%より多く添加すると粘性度が
大きくなり過ぎて造形することができなくなってしまう
。従って、上記の通り、セルローズ系水溶性バインダー
の含有量は、0.8〜8重量%とした。セルローズ系水
溶性バインダーとしては、メチルセルローズ、エチルセ
ルローズ等が好ましい。
得られず、一方、8重量%より多く添加すると粘性度が
大きくなり過ぎて造形することができなくなってしまう
。従って、上記の通り、セルローズ系水溶性バインダー
の含有量は、0.8〜8重量%とした。セルローズ系水
溶性バインダーとしては、メチルセルローズ、エチルセ
ルローズ等が好ましい。
(c)界面活性剤
爪面活性剤を添加して混合することにより、バインダー
と水との反応により生じた固形物が粉砕され、また、貴
金属粉末とバインダーとの混合性が良くなるという作用
が得られる。しかし、添加する界面活性剤の量が0.0
3重量%未満ではその効果が充分でなく、一方、界面活
性剤を3重量%よりも多く添加すると、得られた貴金属
造形用可塑性組成物の粘性度が低下し、流動性が増して
造形することができな(なるので好ましくない。従って
、上記の通り、界面活性剤の添加量は0.03〜3重量
%とした。
と水との反応により生じた固形物が粉砕され、また、貴
金属粉末とバインダーとの混合性が良くなるという作用
が得られる。しかし、添加する界面活性剤の量が0.0
3重量%未満ではその効果が充分でなく、一方、界面活
性剤を3重量%よりも多く添加すると、得られた貴金属
造形用可塑性組成物の粘性度が低下し、流動性が増して
造形することができな(なるので好ましくない。従って
、上記の通り、界面活性剤の添加量は0.03〜3重量
%とした。
(d)油脂
油脂を少量添加することにより、造形時、貴金属造形用
可塑性組成物が手に付着しないようにすることができる
。しかし、その添加量が0.1重量%未満ではその効果
が得られず、一方、3重量%より多く添加すると、貴金
属造形用可塑性組成物が油っぽくなり、滑りやすくなっ
て、造形時の作業性が悪くなるので好ましくない。従っ
て、上記の通り、油脂の含有量は0.1〜3重量%とし
た。
可塑性組成物が手に付着しないようにすることができる
。しかし、その添加量が0.1重量%未満ではその効果
が得られず、一方、3重量%より多く添加すると、貴金
属造形用可塑性組成物が油っぽくなり、滑りやすくなっ
て、造形時の作業性が悪くなるので好ましくない。従っ
て、上記の通り、油脂の含有量は0.1〜3重量%とし
た。
油脂としては、
高級有機酸、例えば、フタル酸、
高級有機酸エステル、例えば、フタル酸−nジオクチル
、フタル酸−n−ノブチル、高級アルコール、 高級多価アルコール、例えば、ポリビニルアルコール、
ポリエチレングリコール、エーテル類、等である。
、フタル酸−n−ノブチル、高級アルコール、 高級多価アルコール、例えば、ポリビニルアルコール、
ポリエチレングリコール、エーテル類、等である。
次に、第1図を参照し、この発明の一実施例による金属
物品の製造方法を説明する。本実施例は、透かし彫り等
、立体的かつ比較的小型の装飾品を製造するのに適して
いる。
物品の製造方法を説明する。本実施例は、透かし彫り等
、立体的かつ比較的小型の装飾品を製造するのに適して
いる。
まず、基体として第1図(イ)に示すような蝋片1を用
意する。
意する。
次いで、上述した方法により得られた純金粉末を含有す
る造形用可塑性組成物を、蝋片1の表面に手で薄く延ば
し、竹べら等によって不要な可塑性組成物を除去しつつ
整形し、同図(ロ)に示すように所望の形状の成形体2
を作成する。そして、この成形体2を、同図(ハ)に示
すように電気炉3に入れ、空気中において約1000℃
で過熱し、固相焼結する。この電気炉3における焼結条
件は、純金を含有する可塑性組成物の場合、空気中にお
いて1000℃で過熱すればよいが、例えば金−銀一銅
を75.Ovt%、 12.5vt%、12.5vt
$の割合で混合した、いわゆるに18の合金金属を含有
する可塑性組成物の場合は、アルゴンガス中において、
800℃で加熱すればよい。この焼結工程において蝋片
lは速やかに気化/発散し、第1図(ニ)に示すように
成形体2のみが金属物品4として残存する。
る造形用可塑性組成物を、蝋片1の表面に手で薄く延ば
し、竹べら等によって不要な可塑性組成物を除去しつつ
整形し、同図(ロ)に示すように所望の形状の成形体2
を作成する。そして、この成形体2を、同図(ハ)に示
すように電気炉3に入れ、空気中において約1000℃
で過熱し、固相焼結する。この電気炉3における焼結条
件は、純金を含有する可塑性組成物の場合、空気中にお
いて1000℃で過熱すればよいが、例えば金−銀一銅
を75.Ovt%、 12.5vt%、12.5vt
$の割合で混合した、いわゆるに18の合金金属を含有
する可塑性組成物の場合は、アルゴンガス中において、
800℃で加熱すればよい。この焼結工程において蝋片
lは速やかに気化/発散し、第1図(ニ)に示すように
成形体2のみが金属物品4として残存する。
なお、上述した実施例においては、基体として蝋片1を
用いたが、これに限らず、焼結温度において液化あるい
は気化する物質であればよいことは言うまでもない。
用いたが、これに限らず、焼結温度において液化あるい
は気化する物質であればよいことは言うまでもない。
「発明の効果」
以上説明したように、この発明によれば、きわめて簡単
な作業工程により、立体的に複雑な形状の金属物品を製
造することができ、例えば貴金属美術工芸品、装飾品、
容器などを自作する場合や、観光地などにおいて土産用
として多品種少量生産する場合等に用いて、特に有用で
ある。
な作業工程により、立体的に複雑な形状の金属物品を製
造することができ、例えば貴金属美術工芸品、装飾品、
容器などを自作する場合や、観光地などにおいて土産用
として多品種少量生産する場合等に用いて、特に有用で
ある。
第1図(イ)〜(ニ)は、この発明の一実施例による金
属物品の製造方法を説明するための工程図である。 l・・・・・・蝋片(基体)、 2・・・・・・成形体、 4・・・・・・金属物品。
属物品の製造方法を説明するための工程図である。 l・・・・・・蝋片(基体)、 2・・・・・・成形体、 4・・・・・・金属物品。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 所望の形状に形成され所定温度で液化あるいは気化する
基体の表面に、前記温度より高い融点を有する貴金属粉
末を含有した可塑性組成物を付着させて所望形状の成形
体を造形し、 この成形体を前記基体とともに固相焼結し、前記基体を
液化あるいは気化することによって分離して金属物品を
得ることを特徴とする金属物品の製造方法。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2241015A JPH04120202A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 金属物品の製造方法 |
AU77097/91A AU638832B2 (en) | 1990-05-18 | 1991-05-15 | Precious metal article, method for manufacturing same, moldable mixture for use in manufacture of same and method for producing moldable mixture |
CA002042845A CA2042845C (en) | 1990-05-18 | 1991-05-17 | Precious metal article, method for manufacturing same, moldable mixture for use in manufacture of same and method for producing moldable mixture |
AT91108050T ATE129130T1 (de) | 1990-05-18 | 1991-05-17 | Edelmetallformkörper, verfahren zu ihrer herstellung, formbare mischung für ihre herstellung und verfahren zur herstellung dieser formbaren mischung. |
EP91108050A EP0457350B1 (en) | 1990-05-18 | 1991-05-17 | Precious metal article, method for manufacturing same, moldable mixture for use in manufacture of same and method for producing moldable mixture |
DE69113859T DE69113859T2 (de) | 1990-05-18 | 1991-05-17 | Edelmetallformkörper, Verfahren zu ihrer Herstellung, formbare Mischung für ihre Herstellung und Verfahren zur Herstellung dieser formbaren Mischung. |
KR1019910008117A KR0179371B1 (ko) | 1990-05-18 | 1991-05-18 | 귀금속품과, 귀금속품의 제조방법과, 귀금속품의 제조에 사용되는 성형혼합물, 및 성형혼합물의 제조방법 |
US07/978,507 US5328775A (en) | 1990-05-18 | 1992-11-18 | Moldable mixture for use in the manufacturing of precious metal articles |
US08/231,101 US5376328A (en) | 1990-05-18 | 1994-04-22 | Precious metal article, method for manufacturing same, moldable mixture for use in manufacture of same and method for producing moldable mixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2241015A JPH04120202A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 金属物品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120202A true JPH04120202A (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17068067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2241015A Pending JPH04120202A (ja) | 1990-05-18 | 1990-09-11 | 金属物品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120202A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4943042A (ja) * | 1972-08-28 | 1974-04-23 | ||
JPS5447806A (en) * | 1977-09-21 | 1979-04-14 | Kobe Steel Ltd | Powder molding method with hot hydrostatic pressure |
JPS61257402A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-11-14 | Namekawa Tatsuo | 金属中空異形品の内面成形方法 |
JPS63303002A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-09 | Toshin Seiko:Kk | 容易に彫刻や切削等の細工が可能な美術工芸用の金属材料、および前記金属材料を用いた焼結製品の製造法 |
JPH02205602A (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-15 | Nippon Steel Corp | 軽量不連続多孔金属焼成体用組成物及び同焼成体の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP2241015A patent/JPH04120202A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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