JPH04120161U - カード処理装置付運賃箱 - Google Patents

カード処理装置付運賃箱

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JPH04120161U
JPH04120161U JP1991021537U JP2153791U JPH04120161U JP H04120161 U JPH04120161 U JP H04120161U JP 1991021537 U JP1991021537 U JP 1991021537U JP 2153791 U JP2153791 U JP 2153791U JP H04120161 U JPH04120161 U JP H04120161U
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card
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岳史 松野
健 伊藤
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株式会社三陽電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の運賃箱を撤去することなく磁気カード
の精算処理も可能な運賃箱とする。 【構成】 硬貨又は、紙幣にて精算する運賃箱Aの上面
に対し、磁気カードを挿入する挿入口4と、磁気カード
を磁気ヘッド上に搬送し、カード処理後に排出口5へ搬
送する搬送手段とを備えたカード処理装置3を設置す
る。これにより、乗客は現金のみならず磁気カードPも
使用可能となる。また、運賃箱上面に前記カード処理装
置3を揺動調節可能に設置する。これにより、乗客の流
れに沿うようにカード処理装置3をバスの前後方向に対
して斜め方向に固定することができ、乗客のカードPの
挿入取出がスムーズになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は交通機関における運賃箱に関し、特に、磁気カードも使用可能なカー ド処理装置付運賃箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気カードであるプリペイドカード等を交通機関にて利用可能とするに は、磁気カードの精算処理等を行うことのできるカード処理装置を硬貨又は、紙 幣による運賃箱と兼用できるように内部に設けるか、又は、カードの精算処理専 用のカード式料金精算装置を設けるかしてバス等の交通機関に設置していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者においては、磁気カード及び硬貨又は紙幣の両方が使用で きるため便利ではあるが、新規に装置を開発し製造する必要がありコストがかか るばかりでなく、既存の硬貨又は、紙幣が使用できる運賃箱を撤去して新たに設 置しなければならず作業が面倒であるという問題点がある。
【0004】 また、後者においては、完全に磁気カードのみが利用されている交通機関にお いては問題ないが、磁気カード及び硬貨又は、紙幣の両方が使用できる交通機関 においては設置できないという問題点がある。 本考案の目的は、既存の運賃箱を撤去することなく磁気カードの精算処理も可 能なカード処理装置付運賃箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第一の考案は、硬貨又は、紙幣にて精算する運賃箱の上面に対し、磁気カード を挿入する挿入口と、磁気カードを磁気ヘッド上に搬送し、カード処理後に排出 口へ搬送する搬送手段とを備えたカード処理装置を設置したことを要旨とする。 第二の考案は、前記運賃箱上面に前記カード処理装置を揺動調節可能に設置し たことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】
このように構成された第一の考案は運賃箱上面にカード処理装置を設置するこ とにより、現金又は、カードの両方の使用が可能となる。 第二の考案は運賃箱上面にカード処理装置を乗客の流れに沿わせて配置する場 合、最も適切な位置に揺動させた後、固定することによりスムーズなカードの挿 入及び取出が可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案をバスにて使用する運賃箱に具体化した第一実施例を図1〜3 に従って説明する。 (第一実施例) 図1に示すように運賃箱Aは公知の構成からなっており、本体ケース1の上面 に乗車料金としての硬貨K等を投入する投入口2が設けられている。また、同じ く本体ケース1の上面の前記投入口2の隣には磁気カードとしてのプリペイドカ ード(以下、カードという)Pの精算処理等を行うカード処理装置3がボルトB により二箇所にて貫通固定されている。また、右側面上部には釣り銭等を受取る 受皿30が設けられている。そして、この運賃箱Aは図示しないバスの運転席付 近に設置されている。
【0008】 次に、前記カ−ド処理装置3について説明する。 図2,3図に示すように、カ−ド処理装置3の右側側部にはカードPを挿入す る挿入口4が設けられるとともに、同カ−ド処理装置3の終端部にはカードPを 取出す取出口5が設けられている。る。 前記カ−ド処理装置3の上部において、幅方向両側には相対向する複数の支持 板6によってガイド溝7が形成され、このガイド溝7に沿って前記カードPが挿 入口4から取出口5までガイドされるようになっている。カ−ド処理装置3の略 中央には一対の磁気ヘッド8が並列に設けられている。なお9は前記磁気ヘッド 8に接続された制御回路であって、磁気ヘッド8が読み取った信号に基づいて精 算処理を行うようになっている。
【0009】 前記ガイド溝7の下部側には搬送ロ−ラ10a〜10eが略等間隔に配設され ている。この搬送ロ−ラ10a〜10eはカ−ド処理装置3の幅方向に架設され た支持軸11a〜11eによって回動可能に支持されている。この各搬送ロ−ラ 10a〜10eに対応して、前記搬送ロ−ラ10a〜10eに接触する搬送ロ− ラ12a〜12eが設けられている。前記搬送ロ−ラ12a〜12eの内、搬送 ロ−ラ12a〜12cはカ−ド処理装置3内の上面に設けられた支持部材13a 〜13cを介して回動可能に支持されている。また、搬送ロ−ラ12d,12e はカ−ド処理装置3の幅方向に架設された支持軸14a,14bによって回動可 能に支持されている。
【0010】 そして、図3に示すように搬送ロ−ラ15a,15bは前記磁気ヘッド8と干 渉しない位置にてカ−ド処理装置3の幅方向両側にピン16a,16bによって 回動可能に設けられている。この搬送ロ−ラ15a,15bの上部にも図示はし ないが搬送ロ−ラ15a,15bと接触する搬送ロ−ラがカ−ド処理装置3に設 けられている。なお、17は支持部材22によってカ−ド処理装置3内の上面に 設けられた圧接ロ−ラであって、カードPを磁気ヘッド8に対し均等に圧接する ようになっている。
【0011】 さらに、取出口5の近傍にはガイド溝7を挟んで光センサ18が設けられてい る。この光センサ18は発光部18a,受光部18bを備える例えばフォトカプ ラにより構成されている。この光センサ18によってカードPが取出口5に送ら れたことを検出するようになっている。 なお、前記搬送ロ−ラ10a〜10e、15a,15bはカ−ド処理装置3の 左側下部に設けられたモ−タ19の駆動により図示しない駆動ベルトを介して正 逆回動するようになっている。
【0012】 さらに、20a,20bはカ−ド処理装置3の上部両側に設けられたカ−ドパ ンチであって、このカ−ドパンチ20a,20bによってガイド溝7に沿って搬 送されるカードPの側部に概算の残度数または残金額をパンチして表示するよう になっている。 また、21は挿入口4の近傍に設けられた光センサであって、発光部21a, 受光部21bにて構成され、カードPが挿入されたことを検出し、カ−ド処理装 置3を駆動するようになっている。
【0013】 次に、このように構成された運賃箱Aの作用を説明する。 カードPを用いて乗車料金の精算を行う場合、カードPを挿入口4に挿入する と光センサ21の検出により制御回路9はモ−タ19を駆動して搬送ロ−ラ10 a〜10e、12a〜12e、15a,15bを回転させる。 すると、カードPは搬送ロ−ラ10a,10b、12a,12bによって磁気 ヘッド8上面に送られ、カードPが適切なものであるかを判別する。そして、制 御回路9はカードPが不適切なものであると判別した場合には、モ−タ19の駆 動により搬送ロ−ラ10a〜10e、12a〜12e、15a,15bを逆回転 させ、挿入口4に送り返す。
【0014】 また、カードPが適切なものであるならば磁気ヘッド8が残度数または残金額 を検出し、バスの乗車料金に相当した度数を残度数または残金額から差引き演算 を行い、演算後の残度数または残金額をカードPに磁気ヘッド8によって書き込 む。さらに、書き込まれた残度数または残金額が正確に行われたかを磁気ヘッド 8によって確認し、正常であれば搬送ロ−ラ10c〜10e、12c〜12e、 15a,15bによって取出口5へ送り出す。このとき、光センサ18によりカ ードPが送られたことを検出すると、制御回路9はモ−タ19の駆動を停止する 。
【0015】 また、乗車料金を硬貨Kで支払う場合、従来のごとく運賃箱Aの投入口2に硬 貨Kを投入する。そして、釣り銭等がある場合は受皿30に硬貨Kが排出され、 これを受取る。 このように本実施例の運賃箱Aにおいては、既存の運賃箱Aにカード処理装置 3をその上面に固定することにより、硬貨K等の現金のみならずカードPの精算 処理も可能となる。
【0016】 (第二実施例) 次に第二実施例について説明する。 なお、前記実施例と同一の構成については同一符号を付し、その説明を省略す る。 図4に示すように、カード処理装置3は運賃箱A上面にカード処理装置3の取 出口5側が運賃箱Aの側面よりも外側を向くように揺動して位置調節した後、ボ ルトBにより固定されている。そして、運賃箱Aはその左右側面がバスの前後方 向を向くようにして図示しないバス運転席付近に設置されている。
【0017】 このようにして、乗客がカードPを挿入する場合、乗客の流れに沿うようにカ ード処理装置3をバスの前後方向に対して斜め方向に固定することができ、乗客 のカードPの挿入取出がスムーズになる。 尚、この考案は上記実施例に限定されることはなく、例えば、カード処理装置 3の取出口5を挿入口とし、挿入口4を取出口として、乗車時に乗車料金を先払 いするバス車両にて使用したりしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案のカード処理装置付運賃箱によれば、既存の運賃箱 を撤去することなく現金及び磁気カードの精算処理も可能であるという優れた効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカード処理装置付運賃箱の外観を示
す斜視図である。
【図2】カ−ド処理装置の構造を示す側面図である。
【図3】カ−ド処理装置の構造を示す一部平面図であ
る。
【図4】第二実施例のカード処理装置付運賃箱の取付状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 本体ケース,3 カード処理装置,4 挿入口,5
取出口,8 磁気ヘッド,A 運賃箱,P プリペイ
ドカード.

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨又は、紙幣にて精算する運賃箱の上
    面に対し、磁気カードを挿入する挿入口と、磁気カード
    を磁気ヘッド上に搬送し、カード処理後に排出口へ搬送
    する搬送手段とを備えたカード処理装置を設置したこと
    を特徴とするカード処理装置付運賃箱。
  2. 【請求項2】 前記運賃箱上面に前記カード処理装置を
    揺動調節可能に設置したことを特徴とする請求項1記載
    のカード処理装置付運賃箱。
JP2153791U 1991-04-03 1991-04-03 カード処理装置付運賃箱 Expired - Fee Related JP2553297Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168479A (ja) * 1984-02-13 1985-08-31 株式会社アスキ− コンピユ−タ
JPS61100840A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 サンドストランド・コーポレイション 電子制御ユニツト

Patent Citations (2)

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JPS61100840A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 サンドストランド・コーポレイション 電子制御ユニツト

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