JP2553297Y2 - カード処理装置付運賃箱 - Google Patents

カード処理装置付運賃箱

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JP2553297Y2
JP2553297Y2 JP2153791U JP2153791U JP2553297Y2 JP 2553297 Y2 JP2553297 Y2 JP 2553297Y2 JP 2153791 U JP2153791 U JP 2153791U JP 2153791 U JP2153791 U JP 2153791U JP 2553297 Y2 JP2553297 Y2 JP 2553297Y2
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JP
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card
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岳史 松野
健 伊藤
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株式会社三陽電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は交通機関における運賃箱
に関し、特に、磁気カードも使用可能なカード処理装置
付運賃箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードであるプリペイドカー
ド等を交通機関にて利用可能とするには、磁気カードの
精算処理等を行うことのできるカード処理装置を硬貨又
は、紙幣による運賃箱と兼用できるように内部に設ける
か、又は、カードの精算処理専用のカード式料金精算装
置を設けるかしてバス等の交通機関に設置していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
おいては、磁気カード及び硬貨又は紙幣の両方が使用で
きるため便利ではあるが、新規に装置を開発し製造する
必要がありコストがかかるばかりでなく、既存の硬貨又
は、紙幣が使用できる運賃箱を撤去して新たに設置しな
ければならず作業が面倒であるという問題点がある。
【0004】また、後者においては、完全に磁気カード
のみが利用されている交通機関においては問題ないが、
磁気カード及び硬貨又は、紙幣の両方が使用できる交通
機関においては設置できないという問題点がある。本考
案の目的は、既存の運賃箱を撤去することなく磁気カー
ドの精算処理も可能なカード処理装置付運賃箱を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、平面形状が略長方形をなし、硬貨又は紙
幣にて精算する運賃箱の上面に対し、同じく平面形状が
略長方形をなし、その前後両端部に磁気カードを挿入す
る挿入口と処理済みのカードを排出する排出口とが設け
られた磁気カードにて精算するカード処理装置を位置調
節自在に付設し、その付設状態においてカード処理装置
の長手方向と運賃箱の長手方向とが斜めに交差する所定
の位置関係において前記カード処理装置を運賃箱の上面
に対し固定したことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】即ち、本考案においては、現金による精算の場
合には運賃箱により精算が行われ、カードによる精算の
場合には運賃箱上面のカード処理装置により精算が行わ
れる。又、運賃箱の上面においてカード処理装置はその
位置調節が自在であるため、例えば、カード処理装置を
その長手方向が乗客の流れに沿うようにバス車両の前後
方向に対して斜めとなるように位置調節した後に固定す
れば、設置後においてスムーズなカードの挿入及び取り
出しが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、この考案をバスにて使用する運賃箱に
具体化した一実施例を図1〜図に従って説明する。図
1に示すように運賃箱Aは平面形状が略長方形をなす
知の構成からなっており、本体ケース1の上面に乗車料
金としての硬貨K等を投入する投入口2が設けられてい
る。また、同じく本体ケース1の上面の前記投入口2の
隣には磁気カードとしてのプリペイドカード(以下、カ
ードという)Pの精算処理等を行うカード処理装置3が
載置され、同装置3はボルトBにより二箇所にて運賃箱
Aの上面に固定されるようになっている。また、右側面
上部には釣り銭等を受取る受皿30が設けられている。
そして、この運賃箱Aは受皿30の設けられた側面がバ
ス車両の後方側を向くように、即ち、運賃箱Aの長手方
向がバス車両の前後方向に沿うようにして、図示しない
バスの運転席付近に設置されている。
【0008】次に、前記カード処理装置3について説明
する。図2に示すように、カード処理装置3の右
側側部(バス車両の後方側に向く側部)にはカードPを
挿入する挿入口4が設けられるとともに、同カード処理
装置3の左側側部にはカードPを取出す取出口5が設け
られている。そして、図4に示すように、このカード処
理装置3は運賃箱A上面に対し前記した二箇所のボルト
Bのうち後方側のボルトBを中心として前記取出口5側
が運賃箱Aの側面よりも外側を向くように回動され、同
装置3の長手方向と運賃箱Aの長手方向とが斜めに交差
する位置関係に調節された後、前記二本のボルトBによ
り固定されるようになっている。前記カード処理装置3
の上部において、幅方向両側には相対向する複数の支持
板6によってガイド溝7が形成され、このガイド溝7に
沿って前記カードPが挿入口4から取出口5までガイド
されるようになっている。カード処理装置3の略中央に
は一対の磁気ヘッド8が並列に設けられている。なお
9は前記磁気ヘッド8に接続された制御回路であって、
磁気ヘッド8が読み取った信号に基づいて精算処理を行
うようになっている。
【0009】前記ガイド溝7の下部側には搬送ロ−ラ1
0a〜10eが略等間隔に配設されている。この搬送ロ
−ラ10a〜10eはカ−ド処理装置3の幅方向に架設
された支持軸11a〜11eによって回動可能に支持さ
れている。この各搬送ロ−ラ10a〜10eに対応し
て、前記搬送ロ−ラ10a〜10eに接触する搬送ロ−
ラ12a〜12eが設けられている。前記搬送ロ−ラ1
2a〜12eの内、搬送ロ−ラ12a〜12cはカ−ド
処理装置3内の上面に設けられた支持部材13a〜13
cを介して回動可能に支持されている。また、搬送ロ−
ラ12d,12eはカ−ド処理装置3の幅方向に架設さ
れた支持軸14a,14bによって回動可能に支持され
ている。
【0010】そして、図3に示すように搬送ロ−ラ15
a,15bは前記磁気ヘッド8と干渉しない位置にてカ
−ド処理装置3の幅方向両側にピン16a,16bによ
って回動可能に設けられている。この搬送ロ−ラ15
a,15bの上部にも図示はしないが搬送ロ−ラ15
a,15bと接触する搬送ロ−ラがカ−ド処理装置3に
設けられている。なお、17は支持部材22によってカ
−ド処理装置3内の上面に設けられた圧接ロ−ラであっ
て、カードPを磁気ヘッド8に対し均等に圧接するよう
になっている。
【0011】さらに、取出口5の近傍にはガイド溝7を
挟んで光センサ18が設けられている。この光センサ1
8は発光部18a,受光部18bを備える例えばフォト
カプラにより構成されている。この光センサ18によっ
てカードPが取出口5に送られたことを検出するように
なっている。なお、前記搬送ロ−ラ10a〜10e、1
5a,15bはカ−ド処理装置3の左側下部に設けられ
たモ−タ19の駆動により図示しない駆動ベルトを介し
て正逆回動するようになっている。
【0012】さらに、20a,20bはカ−ド処理装置
3の上部両側に設けられたカ−ドパンチであって、この
カ−ドパンチ20a,20bによってガイド溝7に沿っ
て搬送されるカードPの側部に概算の残度数または残金
額をパンチして表示するようになっている。また、21
は挿入口4の近傍に設けられた光センサであって、発光
部21a,受光部21bにて構成され、カードPが挿入
されたことを検出し、カ−ド処理装置3を駆動するよう
になっている。
【0013】次に、このように構成された運賃箱Aの作
用を説明する。カードPを用いて乗車料金の精算を行う
場合、カードPを挿入口4に挿入すると光センサ21の
検出により制御回路9はモ−タ19を駆動して搬送ロ−
ラ10a〜10e、12a〜12e、15a,15bを
回転させる。すると、カードPは搬送ロ−ラ10a,1
0b、12a,12bによって磁気ヘッド8上面に送ら
れ、カードPが適切なものであるかを判別する。そし
て、制御回路9はカードPが不適切なものであると判別
した場合には、モ−タ19の駆動により搬送ロ−ラ10
a〜10e、12a〜12e、15a,15bを逆回転
させ、挿入口4に送り返す。
【0014】また、カードPが適切なものであるならば
磁気ヘッド8が残度数または残金額を検出し、バスの乗
車料金に相当した度数を残度数または残金額から差引き
演算を行い、演算後の残度数または残金額をカードPに
磁気ヘッド8によって書き込む。さらに、書き込まれた
残度数または残金額が正確に行われたかを磁気ヘッド8
によって確認し、正常であれば搬送ロ−ラ10c〜10
e、12c〜12e、15a,15bによって取出口5
へ送り出す。このとき、光センサ18によりカードPが
送られたことを検出すると、制御回路9はモ−タ19の
駆動を停止する。
【0015】また、乗車料金を硬貨Kで支払う場合、従
来のごとく運賃箱Aの投入口2に硬貨Kを投入する。そ
して、釣り銭等がある場合は受皿30に硬貨Kが排出さ
れ、これを受取る。このように本実施例の運賃箱Aにお
いては、既存の運賃箱Aにカード処理装置3をその上面
に固定することにより、硬貨K等の現金のみならずカー
ドPの精算処理も可能となる。
【0016】
【0017】また、運賃箱Aについては運転席付近に乗
降通路や周辺機器等との位置関係を考慮してその長手方
向をバス車両の前後方向に沿わせて設置する一方、その
運賃箱Aの上面に設けたカード処理装置3についてはそ
の長手方向が乗降客の流れに沿うようにバス車両の前後
方向に対して斜め方向を向くように位置調節した後に固
定することができる。従って、乗客はカードPの挿入・
取出をスムーズに行うことができる。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように本考案のカード処
理装置付運賃箱によれば、既存の運賃箱を撤去すること
なく現金及び磁気カードの精算処理可能にできるとと
もに、運賃箱の設置方向に制約されずに運賃箱上面のカ
ード処理装置についてはその長手方向をカードの挿入・
取出がスムーズに行える方向に位置調節した後に固定す
ることができ、精算時における乗降客の流れをスムーズ
にできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカード処理装置付運賃箱の外観を示
す斜視図である。
【図2】カード処理装置の内部構造を示す概略側面図で
ある。
【図3】カード処理装置の内部構造を示す部分概略平面
図である。
【図4】運賃箱上面にカード処理装置を取付けた状態を
示す概略図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が略長方形をなし、硬貨又は紙
    幣にて精算する運賃箱の上面に対し、同じく平面形状が
    略長方形をなし、その前後両端部に磁気カードを挿入す
    る挿入口と処理済みのカードを排出する排出口とが設け
    られた磁気カードにて精算するカード処理装置を位置調
    節自在に付設し、その付設状態においてカード処理装置
    の長手方向と運賃箱の長手方向とが斜めに交差する所定
    の位置関係において前記カード処理装置を運賃箱の上面
    に対し固定したことを特徴とするカード処理装置付運賃
    箱。
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JPS60168479A (ja) * 1984-02-13 1985-08-31 株式会社アスキ− コンピユ−タ
US4649537A (en) * 1984-10-22 1987-03-10 Westinghouse Electric Corp. Random pattern lock and key fault detection scheme for microprocessor systems

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