JPH04119905A - 薄膜超伝導体および超伝導素子とそれらの製造方法 - Google Patents

薄膜超伝導体および超伝導素子とそれらの製造方法

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JPH04119905A
JPH04119905A JP2216885A JP21688590A JPH04119905A JP H04119905 A JPH04119905 A JP H04119905A JP 2216885 A JP2216885 A JP 2216885A JP 21688590 A JP21688590 A JP 21688590A JP H04119905 A JPH04119905 A JP H04119905A
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superconductor
superconducting
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古曵 重美
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晃 榎原
Hidetaka Tono
秀隆 東野
Shinichiro Hatta
八田 真一郎
Kentaro Setsune
瀬恒 謙太郎
Kiyotaka Wasa
清孝 和佐
Takeshi Kamata
健 鎌田
Shigenori Hayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は超伝導体薄膜とその製造方法 および超伝導素
子とその製造方法に関する。
従来の技術 従*  A15型2元系化合物窒化ニオブ(NbN)や
ニオブ3ゲルマニウム(NbsGe)などを用いた超伝
導素子が種々提案されている。しかしこれらの材料の超
伝導転移温度Tcはたかだか24にでありへ まな ペロブスカイト系化合物として4友BaPb−B
1−0系(特開昭6O−173885)が知られており
、この系の材料を用いた超伝導材料も数多く研究されて
いる。しかし この材料のToは13に程度と低く実用
化は困難であっ九これに対してL a−5r−Cu−0
系 Y−Ba−Cu−○系 B i −3r−Ca−C
u−0系Tl−Ba−3r−Cu−〇系など常伝導状態
における電荷輸送担体を、電子の空孔とするP型酸化物
超伝導材料(よ 超伝導機構の詳細は明かではないが、
転移温度が液体窒素温度以上と高く、量子干渉素子等各
種エレクトロニクス分野への応用が期待されていも まf=  N d −Ce −Cu−〇栗 Nd−Cu
−○−F系などはNd2CuOa型結晶構造を有しP型
超伝導材料と異なり常伝導状態における電荷輸送担体を
電子とするN型酸化物超伝導材料であり、このN型酸化
物超伝導材料L 転移温度が高く、その実用化に大きな
期待が寄せられていもまたこの種の材料を素子として実
用化する場合、薄膜状に加工することが素子の小型化及
び取扱性等で強く要望されているが、従来の技術で(よ
 良好な超伝導特性を有する薄膜作製は非常に困難とさ
れている。つまりこれら新しい超伝導材料1よ主として
焼結という過程でしか形成できず、セラミックの粉末あ
るいはブロックの形でしか得られていなかった しかし
近年超伝導材料の薄膜化についても積極的に検討されて
おり、超伝導素子等の超伝導材料応用技術に拍車がかか
つていも発明が解決しようとする課題 これらのF型超伝導材料及びN型超伝導材料は結晶中に
含まれる酸素原子の量、節板 酸化状態によって絶縁体
(半導体)−超伝導体の変化を示す。従って良好な超伝
導材料を得るには 結晶性並びに配向性の向上並びに酸
化状態の制御か必要であるが、 それらが困難であると
言う課題があつ九 さらにこれら超伝導材料の製法として従来専ら用いられ
ていた焼結の製造方法において(表 酸素雰囲気下で8
00℃以上での高温プロセスと100℃/時以下の徐冷
プロセス もしくは真空(還元雰囲気)下800℃以上
での高温での慎重なアニールプロセスを必要としており
、高温炉等の設備と長い処理時間が必要であると言う課
題もあった またこれまでに薄膜法で作製されたこれらP梨N型何れ
の超伝導体薄膜においてL 超伝導臨界状態に於ける電
流密度が小さく、また電流密度の時間に対する減少が著
しく、安定法 信頼性の高い超伝導デバイスは実現困難
と考えられてきt、:。
この臨界超伝導電流を改善するために 中性子やT線等
を照射して、ピニングセンターを作製する手法が提案さ
れていも しかしこの手法では確かに反磁化の大きさか
ら求めた臨界電流密度は向上するが、実際の輸送電流よ
り求めた臨界電流密度は向上し難く、また中性子やT線
照射と言った危険が伴うと言った課題があった 本発明は薄膜超伝導体の結晶性並びに配向性を向上し 
臨界超伝導電流を高めた超伝導体並びに超伝導素子を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は係る従来の課題を克服するためになされたもの
で、温度48K、外磁場150Oe中での反磁化の大き
さから求めた臨界電流密度が300万A/cm”以上で
あり、かつ温度48K、零磁場での輸送電流より求めた
臨界電流密度が300万A / Cm ”以上である薄
膜超伝導体と、この超伝導体を用いた超伝導素子とを提
案するものであムさらに本発明はこの超伝導体もしくは
超伝導素子を実現するために 基体に超伝導体の構成要
素の薄膜を形成する薄膜堆積工程において、前記薄膜の
形成時または形成後番ミ  紫外線以上のエネルギを有
する光子を照射することによる製造方法も提案するもの
であム 作用 本発明の薄膜超伝導体は 層状構造を有する薄膜超伝導
体であり、しかも結晶性と配向性とを向上させたた敢 
反磁化の大きさから求めた臨界電流密度及び零磁場での
輸送電流より求めた臨界電流密度が、共に大きくしかも
同程度の値を現出すも 本発明の薄膜超伝導体は 超伝導体の構成要素を規則正
しく層状に堆積して得られるた数 それだけでも結晶性
並びに配向性が整っている。
しかし本発明はそれだけに留まらず、基体への薄膜を積
層する薄膜堆積工程において、薄膜形成時もしくは薄膜
形成後又は薄膜堆積時もしくは薄膜堆積後へ 紫外線以
上のエネルギを有する光子を照射することで、堆積した
薄膜中の酸素の欠陥を作成し この欠陥がピニングセン
ターとして作用するた敢 臨界電流密度が向上する。
実施例 本発明に係わる薄膜超伝導体(よ 超伝導体構成要素自
体を薄膜状態で堆積して作製されるた教焼結による超伝
導体と比べ均質で結晶性及び配向性も良好であa この
ため本発明の超伝導体法それ自体でも超伝導特性に優れ
 また容易に製造できも つまり本発明の超伝導体の薄膜化は 超伝導体の素材を
原子状態の極微粒子に分解してか収 基体上に複合化合
物薄膜として堆積させることにより達成されも このた
め焼結体に比べ かなり低い温度で結晶性もしくは配向
性の良℃\ より均質な膜を得ることができも しかし本発明者らは鋭意努力の結果超伝導薄膜の結晶性
及び配向性向上を計ることにより、臨界電流密度が飛躍
的に向上することを見いだし 周辺技術を決定すること
により本発明を完成させt4本発明の薄膜超伝導体(戴
 高温超伝導体として期待されている酸化物超伝導体で
あa この酸化物超伝導体(よ 臨界温度が高温であるが、 
薄膜堆積工程で得られる薄膜の結晶性 配向性及び酸素
並びに酸素欠陥の量+i  高臨界電流密度等の良好な
超伝導特性を出現させるには必ずしも充分ではなt、%
  従って結晶性と配向性とを向上させ、酸素の取り込
みもしくは酸素欠陥の生成等の処理が必要であム しか
も超伝導体の転移温度はそのままにするた教 元素配列
を変化しないことが必要であム また酸化物超伝導体のフラックスピンニング力は非常に
弱く、例えば液体窒素温度においては大きなフラックス
クリープが観測されも この現象のためは 従来超伝導
体の臨界電流密度の経時変化が大きいと言う課題があっ
た さらに高温酸化物超伝導体はそのコヒーレンス長が短い
ので、結晶中に酸素欠陥を均一に作ることが磁束量子線
のピンニングに有効であム一方高温超伝導体中の酸素欠
陥(戴 その周囲と比較して自由エネルギが小さく、臨
界状態に於ける磁束量子線の有効なピンニングセンタと
なム以上の点から本発明の薄膜超伝導体は 基体上に薄
膜形成時またはその後番ミ  紫外線以上のエネルギを
有する光子照射を行1.%  薄膜中に均一な酸素欠陥
を発生させ、この酸素欠陥が有効なピンニングセンタと
して作用し 高臨界電流密度が得られも この紫外線以上のエネルギを有する光子照射で、薄膜超
伝導体の金属元素のオーダリングを破壊せず、超伝導体
中に酸素欠陥を導入できも本発明で言う紫外線以上のエ
ネルギと(よ 具体的には数eV以上100keV以下
であム数マイクロメータ以下の膜厚を有する薄膜超伝導
体では 用いる光子のエネルギーによっては膜厚全体に
わたり均一な酸素欠陥を作ることが可能となム また紫外線以上のエネルギを有する光子の照射と酸素雰
囲気下での熱処理 酸素イオンや励起状態の酸素原子の
照射などによって、結晶性及び配向性の向上や酸素原子
または欠陥の含有量制御が可能であム すなわち本発明では P型超伝導体の結晶性もしくは配
向性の向上処理の仕方として、光子照射を薄膜堆積と同
時番ミ  あるいは薄膜堆積を中断して行1.X、酸化
処理の仕方として酸素雰囲気下での熱処理 酸素イオン
や励起状態の酸素原子の照射を薄膜堆積と同時(ミ あ
るいは薄膜堆積を中断して行う。つまり薄膜堆積工程 
結晶性もしくは配向性向上処理工程と酸化処理工程とを
交互に繰り返すことにより、高性能の超伝導材料を制御
法安定性良く実現した技術である。
またN型超伝導体で41  紫外線以上のエネルギを有
する光子の照射により、結晶性もしくは配向性の向上や
酸素含有量の制御が可能である。
PW  N型いずれの超伝導薄膜でL この紫外線以上
のエネルギを有する光子の照射は 結晶中のOまたはF
などの陰イオンを電子励起により中性化し 結晶から離
脱させることにより酸化物を還元する。また酸化物の還
元と同時に ボテンシャルエネルギが結晶格子に開放さ
れるので、内殻励起状態の緩和によるスパイク的な一格
子振動を励起し これが陽イオンの原子配列をより整列
させて結晶の配向性を向上させるという効果をもたらす
こうして得られた超伝導体中の酸素欠陥11  磁束量
子線の有効なピンニングセンタとなり、臨界電流密度を
向上させるとともに フラックスクリープの活性化エネ
ルギを増大させることができも特に光子を全反射角以下
の入射角度で薄膜表面に照射すると、金属元素のオーダ
リングを破壊せず薄膜表面第1層のみに酸素欠陥が導入
されるため好ましt℃ この表面酸素欠陥の分布を、薄膜堆積工程と、紫外線以
上のエネルギを有する光子を全反射角以下で照射する工
程とを交互に繰り返すことにより、原子的スケールで、
すなわち薄膜堆積表面の第1層のみの酸素欠陥を導入制
御することが可能となム 臨界状態での磁束量子線(よ 薄膜中を直線で貫らぬい
ているのではなく、膜厚中で曲がりくねっていると考え
られていも この磁束量子線を有効にピン止めするには 前述したよ
うに酸化物超伝導体のコヒーレンス長が短い点を考慮す
ると、膜厚方向に数人〜画人程度の間隔で酸素欠陥を分
布させると良1.%本発明の薄膜超伝導体(よ 紫外線
以上のエネルギを有する光子の照射を、薄膜堆積時もし
くは堆積後に行う。
例えばこの光子の照射工程を予め行った酸化物組成物を
、焼結により超伝導体を形成してL この焼結により光
子照射で作成されたピンニングセンタが破壊されてしま
うた取 効果は全く無(℃また本発明の超伝導体の光子
照射工程には 紫外線以上のエネルギであればよく、中
性子やγ線等の危険な電子線照射を施さなくてよ(℃ 
このため非常に安全て 工業的価値も高(℃ また中性
子やγ線等の高エネルギ線の照射を行うと、構成する金
属原子にまで破壊を及ぼし このため反磁界の大きさか
ら求めた臨界電流密度は改善されるが、零磁場での輸送
電流から求めた臨界電流密度は改善されな(l 従って本発明の薄膜超伝導体it  外磁場150Oe
中で反磁化の大きさから求めた臨界電流密度と、零磁場
で輸送電流から求めた臨界電流密度とが共に大きな超伝
導体が達成できも 本発明の超伝導体力<、  A−B−Cu−X (但し
AはNd、S亀 Prの内少なくとも1檄 BはCe、
Thの内少な、くとも1稼 XはOまたはFの内少なく
とも1種)の所謂N型酸化物超伝導体またi;A  A
 −B −Cu −0(但しAはTl、Bi。
Yもしくはランタン系列元素(原子番号57〜71)の
内少なくともIIL  BはIla族元素の内少なくと
も1種)であると、零抵抗値転移温度(TC)が高いた
め好まししt また本発明の薄膜超伝導体の製造方法(よ 構成元素を
層状に基体上に形成して単位原子層を形成する薄膜形成
工程と、この薄膜形成工程を繰り返して得られる単位格
子を堆積する薄膜堆積工程とに分けられ 光子照射工程
はこの薄膜形成工程もしくは薄膜堆積工程の何れかの最
中もしくは工程後に施すと効果はあム 同様にP型薄膜超伝導体の場合の酸化処理工程L 光子
照射工程時もしくは工程後に施せばよりもP型薄膜超伝
導体の場合にζ友 薄膜堆積工程もしくは薄膜形成工程
と、光子照射工程並びに酸化処理工程とを交互に行うこ
とにより、より超伝導特性が良好鷹 即ちより高臨界電
流密度を有する超伝導体が形成できるため好ましくを 酸化処理工程で用いる酸素源としては 酸素イオンある
いは励起状態の準安定酸素原子を照射する力\ もしく
はオゾンを含む気体中で行うと、酸化処理がより確実に
行えるため好ましt〜また薄膜堆積工程において、 1
回に堆積する薄膜の厚みが10Å以上100Å以下であ
ると、照射する光子が低エネルギでも効果があり、P型
超伝導の場合の酸化処理工程も短時間で確実に行えるた
め好ましu%  また上述したように磁束量子線を有効
にピン止めするためにL 1回の堆積膜厚はこの範囲で
行うのが好ましく− さらに薄膜堆積工程あるいは薄膜堆積工程 光子照射工
程または酸化処理工程の何れかの工程における基体の温
度を変化させることにより、各工程を最適状態に制御で
きるため好ましu%以上のように本発明の超伝導体は 
臨界電流密度が、反磁化の大きさからと輸送電流からと
の両方共に高いた取 この性質を利用した超伝導素子が
作成できも 例えば本発明の超伝導体薄膜は フラックスピンニング
力が一様に強められているた臥 高性能の超伝導磁気メ
モリを実現できも つまりこの紫外線以上のエネルギを
有する光子照射ならびに必要ならば酸化処理を施した超
伝導体薄膜は 磁化曲線が従来知られているものとは全
く異なるものであり、経時変化が小さく安定であるため
超伝導磁気メモリとして優れた可能性をもっていもすな
わち強い超伝導体と弱い超伝導体とで(表磁化の絶体値
が大きく異なるので、適当なスレシュホールドを設けて
メモリ状態を区別できも強い超伝導体の薄膜で(よ フ
ラックスピンニング力の分布が一様になっているために
 印加磁場を強くしていくとある磁場で大きな反磁化状
態から小磁化状態へ突然転移すも しかもこの転移は非
可逆的であり、いったん小磁化状態に転移すると大磁化
状態には戻らな1.%  この非可逆転移を利用して超
伝導磁気メモリを構成し そのメモリ状態を1と0とし
て区別することができもまた本発明の超伝導体を応用し
た素子としてC友超伝導トランジスタも挙げられも すなわち本発明の超伝導体を、超伝導ソース領域および
超伝導ドレイン領域が同−元素及び同一組成から成る高
温超伝導体薄膜にし 超伝導ソース領域および超伝導ド
レイン領域のみを光子の照射により結晶性を向上させた
材料を用いることによりソース・チャンネル間およびド
レイン・チャンネル間で良好な接合が得られ また 素
子特性の経時変化が軽減され安定で良好な動作の可能な
電界効果型の超伝導トランジスタが実現でき4本発明の
超伝導トランジスタの製造方法の実施において、紫外線
以上のエネルギを有する光子を超伝導体薄膜に対しゲー
ト電極側より照射すると同時または照射後に酸化処理を
施すことにより、超伝導ソース領域および超伝導ドレイ
ン領域のみの結晶性を向上させてチャンネル層より超伝
導特性の優れた超伝導領域が形成出来も この隊 ゲー
ト電極が光子のマスクとなって、自己整合的にチャンネ
ル層とゲート電極のアラインメントが実現されるた数 
極めて短い0.1μm程度のゲート長の超伝導トランジ
スタでも製造が容易となムこのため特にゲート電極の材
料として(よ 遮光性の優れた金属またζ友 シリサイ
ドを用いると効果が大である。
また本発明の超伝導体(友 超伝導トランジスタばかり
でなく、同様の効果を利用してジョセフソン素子とする
こともできも 本発明の超伝導体を用いたジョセフソン素子の製造方法
(ヨ(イ)超伝導体薄膜表面に紫外線以上のエネルギを
有する光子を照射した黴 微小な間隙部で分離された2
つの領域のみを選択的に酸化処理を施す力\ または(
ロ)金属酸化物超伝導薄膜表面の微小な間隙部で分離さ
れた2つの領域のみに選択的に紫外線以上のエネルギを
有する光子を照射すると同線 または 照射後に上記超
伝導体薄膜表面に酸化処理を施す力\ または(ハ)超
伝導薄膜表面の微小な間隙部で分離された2つの領域の
みに選択的に紫外線以上のエネルギを有する光子を照射
すると同時、また(よ 照射後に上記超伝導体薄膜表面
の上記2つの領域のみに酸化処理を施すの主に3つの手
法により、前記超伝導体中の前記間隙部に接合部を形成
して得られもまた 接合部形成のマスクパターンとして
PMMA等のアクリル樹脂系やCMS等のスチレン樹脂
系の電子線レジストあるいは光りソグラフィ用のネガレ
ジストを用いることもできも また エツチングなどを用いないたべ 形状の変化がな
く、積層化などの際にも有効であ4本発明の超伝導体を
用いたジョセフソン素子の製造方法は 超伝導薄膜表面
に紫外線以上のエネルギを有する光子を照射することに
より、超伝導体中のCu酸化物が還元される結果 超伝
導特性が劣化し その抵 微小な間隔部で分離された2
つの領域のみを選択的に酸化処理し 超伝導性を再び可
逆的に回復させ、前記間隙部に弱結合のジョセフソン接
合を形成すも この方法でCヨ  酸化処理が限られた領域のみに限定
されるた敢 酸化により損傷を受ける回路などと同一基
板上に形成できも また光子は表面全域に照射できるた数 コリメイトされ
ていない光源でも利用できも さらに超伝導薄膜表面の微小な間隔部で分離された2つ
の領域のみに紫外線以上のエネルギを有する光子を照射
し その後酸化処理することによって照射された部分の
みの超伝導特性を向上させ、前記間隙部が弱結合型のジ
ョセフソン接合とな4この方法で超伝導薄膜表面に選択
的に光子を照射するには 従来からある光リソグラフィ
ーの手法をそのまま利用でき、また酸化処理は部分的に
行う必要がないなどか収 従来半導体集積回路作製で用
いられてきた技術を流用できる部分が多く、作製が容易
である。
また 本発明の製造方法では超伝導薄膜表面の微小な間
隔部で分離された2つの領域のみに紫外線以上のエネル
ギを有する光子を照射し その微前記2つの領域のみを
酸化処理し超伝導特性を向上させ、前記間隙部に弱結合
のジョセフソン接合を形成すも この方法では光子の照射及び酸化処理は金属酸化物超伝
導薄膜表面の限られた部分に対してのみ行われることか
収 ジョセフソン接合形成を必要としない部分に照射及
び酸化処理の影響を及ぼすことがなく、ジョセフソン素
子と他の機能素子との集積化などを考慮した場合有効で
あム本発明の超伝導薄膜形成装置の装置構成としてζ戴
 例えば同一の形成槽内鳳 被膜堆積のための蒸着源と
、結晶性もしくは配向性向上並びに還元処理のための装
置 そしてP型超伝導体では酸化処理のための装置を備
えたものが必要であム本発明の薄膜堆積方法として(よ
 スパッタ法分子線エピタキシー、 レーザーアブレー
ション。
ケミカル ベイパー デポジッション等通常の手法が適
応できるが、 薄膜形成時の制御法 光子照射並びにP
型超伝導体の場合には酸化処理等が容易に行えるた敢 
スパッタ法が好ましく℃結晶性向上 配向性向上および
酸素欠陥作成のための光子照射装置としてζよ X線源
もしくは紫外線源が供されLX線照射処理は通常のW、
  Mo、  Rh、  Cu、  Fe、  Co、
  Cr、  AI、  Mg。
Zrなどのxit  また紫外線照射処理はH,He、
Neなどの紫外線源をもち1.%  このX線または紫
外線を超電導薄膜に照射することにより行われも X線や紫外線の利用ζよ イオンビームや電子ビームの
利用と異なり、金属元素同士の比率の変化や局所的な大
きな温度上縁 また薄膜の結晶性の低下等を引き起こさ
ずに均一性の良好な処理を可能とするので、本発明は非
照射部の薄膜に大きな損傷を与えないという利点を有す
も 基体の材料としてIよ 高結晶性の酸化物層を積層する
ためには単結晶の基板が有効であり、酸化マグネシラl
−,LaAlOs、LaGaOs、チタン酸ストロンチ
ウム等の単結晶が供されもまた本発明者ら(よ 基板表
面に薄膜酸化物層を付着させる場合、その薄膜酸化物層
に超伝導特性を持たせるために(友 基板の温度範囲と
してP型では500〜900t、N型では4oo〜11
゜0℃が適当であることを確認しな 化合物薄膜の結晶
法 組砥 表面状態を最適なものとするための最適基板
温度はこの範囲に存在すム 本発明者ら(友 結晶性の高い薄膜が初期特性並びに長
期的安定性に優れており、成膜中あるいは直後の結晶性
および酸素原子または酸素欠陥含有量の制御が、 より
良好な超伝導特性をもたらすことを確認し九 この確認に基づき製造プロセスからみて、−旦薄膜形成
槽の外に被膜を取り出すと、空気中の水分等が表面に吸
着し 被膜の構成元素と反応して特性を劣化させてしま
うた取 この結晶性向上並びに還元処理とP型超伝導体
の酸化処理を薄膜形成行程の一部として組み入れる必要
がある。
本発明者ら(表 結晶性向上並びに還元のための処理と
P型超伝導体の酸化のための処理の仕方として、A)薄
膜堆積直後の後処理として行う、B)薄膜堆積と同時に
行う、あるいr、tc>薄膜堆積を中断して行う、すな
わ板 薄膜堆積行程と結晶性向上並びに還元処理工程 
P型超伝導体の酸化処理行程とを交互に繰り返すといっ
た大別して3種類の方法を試へ いずれも全く結晶性向
上処理酸化処理を施さない場合に比べ 特性が優れた超
伝導薄膜を得ることが出来ることを実験によって確認し
た まずP型超伝導体薄膜形成中にX線照射を行ない薄膜形
成後直ちに形成槽内に酸素ガスを導入し焼結体と同様の
徐冷プロセスによって後処理として酸化処理を施せば 
良好な超伝導特性を得ることができも さらにX線照射により薄膜の結晶性が向上しかつ酸素が
薄膜中に最も有効に取り込まれるの(よ薄膜形成の基板
温度以下かつ常温以上のある限られた温度範囲であり、
結晶性向上並びに還元とP型超伝導体の酸化の処理(よ
 この温度範囲で一定時間行うことによって最も効率的
かつ簡便に行える。
この効果ζよ 結晶性向上並びに還元処理とP型超伝導
体の酸化処理を、被膜堆積を中断して行う、すなわち被
膜堆積行程と結晶性向上並びに還元処理工程とP型超伝
導体の酸化処理工程とを交互に繰り返す場合にも見られ
も これらの結晶性向上並びに還元処理とP型超伝導体の酸
化処理を施すべき温度(戴 薄膜の構成元素の種類 表
面状態によっても異なるたべ 各場合について最適なも
のを選ぶ必要があるが、−船釣には450℃以下300
℃以上の温度範囲にあム な耘 処理時間についてk 
被膜の種類 膜束 表面状態に応じて必要最小限の値が
存在すム結晶性向上並びに還元処理とP型超伝導体の酸
化処理を薄膜堆積と同時に行う場合、あるいは薄膜堆積
を中断して行う、すなわ板 薄膜堆積工程と結晶性向上
並びに還元処理とP型超伝導体の酸化処理行程とを交互
に繰り返す場合に用いる酸化処理の方法としてζよ 少
なくとも酸素を含むガスの放電により生成される酸素イ
オンにより処理す黴 あるいは励起状態にある中性酸素
原子を照射することが効果的かつ簡便である。
この様な効率的なP型超伝導体の酸化処理を、薄膜形恋
 結晶性向上並びに還元処理の後の後処理工程として用
いた場合、臨界温度が短時間で最大値に到達するものへ
 臨界電流密度が処理時間に依存して増加し続は最大値
に到達するにCt  十数時間のオーダーの処理時間を
要すも このことは 酸化処理が酸素の拡散挙動によって律速さ
扛 超伝導体薄膜全体に行き渡るのには長時間を要する
ことを意味していると考えられも従って、十分な酸化処
理を施した良質の超伝導薄膜を得るには 酸化処理を薄
膜堆積 結晶性向上並びに還元処理と同時に行う力\ 
あるいは 薄膜堆積 結晶性向上並びに還元処理を中断
して、すなわ板 薄膜堆積行程と結晶性向上並びに還元
処理行程と酸化処理行程とを交互に繰り返しながら行う
のが望まし℃〜 結晶性向上並びに還元処理と酸化処理を施すという点か
らだけでは 結晶性向上並びに還元処理と酸化処理&友
 薄膜堆積と同時に行うのが最も望ましいが、薄膜堆積
過程の種類によって(友 処理温度が堆積基板温度に限
定されるために十分な効果が得られな(\ あるいは高
エネルギーの酸素がかえって悪影響を及ぼす場合もある
ことも考えられも そこで本発明者ら(友 むしろ結晶性向上並びに還元処
理と酸化処理を薄膜堆積を中断して行う、すなわち薄膜
堆積行程と結晶性向上並びに還元処理工程と酸化処理工
程とを交互に繰り返しながら行なった場合の方が、超伝
導特性上向等もしくはそれ以上の効果が得られることを
実験により確認した これら薄膜堆積過程においては 堆積直後の各構成元素
は励起状態にあり、場合によって(上 安定化するのに
数分のオーダーの時間を要するものも多く、特に積層構
造をとるものについては 1周期構造(すなわち単位格
子)分堆積させる毎に堆積を中断して安定化が図られて
いる場合もある。
この様な堆積中断時間JQ  結晶性もしくは配向性向
上並びに還元処理と酸化処理を施せば 短時間で理想的
な結晶性もしくは配向性向上並びに還元処理と酸化処理
を施せると考えられも本発明者らζ友 適当な堆積時間
毎に中断し 結晶性向上並びに還元処理と酸化処理を施
すことによって、優れた特性を有するP型超伝導薄膜を
得ることが出来ることを確認しtラ  更番二 その堆
積時間間隔として、その間に堆積される被膜の厚みが1
0Å以上100Å以下とするものが有効であることを確
認した 次にN型薄膜超伝導体について述べも N型超伝導体も
薄膜形成中にX線照射を行なしX、薄膜を1200℃以
下800℃以上の温度範囲で真空中に保持すると、良好
な超伝導特性を得ることができも 更に X線照射により薄膜の結晶性向上と還元が最も有
効に行われるのζ友 薄膜形成の基板温度以下かつ常温
以上のある限られた温度範囲であり、結晶性向上と還元
処理(よ この温度範囲で一定時間行うことによって最
も効率的かつ簡便に行えもこの効果&よ 結晶性向上並
びに還元処理を薄膜堆積を中断して行う、すなわ板 薄
膜堆積工程と結晶性向上並びに還元処理とを交互に繰り
返す場合にも見られることを、本発明者らは実験により
確認しな これらの結晶性向上並びに還元処理を施すべき温度は 
薄膜の組忌 表面状態によっても異なるた数 各場合に
ついて最適なものを選ぶ必要があるが、 −船釣には9
00℃以下600℃以上の温度範囲にあム な抵 処理時間についてL 薄膜の組成 膜束表面状態
に応じて必要最小限の値が存在すム結晶性向上並びに還
元処理を施すという点からだけでζよ この処理を薄膜
堆積と同時に行うのが最も望ましいが、 薄膜堆積過程
の種類によってζ表処理温度が堆積基板温度に限定され
るために十分な効果が得られない場合もあム そこで本発明者らは むしろ結晶性向上並びに還元処理
を薄膜堆積を中断して行う、すなわち薄膜堆積行程と結
晶性向上並びに還元処理を交互に繰り返しながら行なっ
た場合の方が、 超伝導特性に同等もしくはそれ以上の
効果が得られることを実験により確認し九 実施例1 第1図に示したようへ 酸化マグネシウム(MgO)単
結晶(100)面を基板11として用し\高周波プレー
ナーマグネトロンスパッタ法により、焼結した酸化物高
温超伝導材料で形成したターゲット13を、Arと02
の混合ガス雰囲気でスパッタリング蒸着して、基板11
上に結晶性のY−Ba−Cu−0薄膜として4元複合銅
酸化物薄膜12を堆積させた この場合、ガス圧力4;
Lo、4Pa、スパッタリング電力16QW、  スパ
ッタリング時間1時阻 薄膜の膜厚0.5  μ八 基
板温度600℃でありへ 先ず抵抗率の温度依存性と以下に示す3通りの後処理と
の関係について調べた 後処理は(a)X線管20とし
てRh管球をもちLz  X線照射による結晶性向上処
理と薄膜形成後直ちく 形成槽内に02ガス導入口19
から酸素ガスを導入し 焼結体と同様の徐冷プロセスに
よる後処理としての酸化処理を全く施さない場合、 (
b)Rh管球をもちいたX線照射による結晶性向上処理
を施さない場合、 (c)Rh管球をもちいたX線照射
による結晶性向上処理と薄膜形成後直ちに形成槽内に酸
素ガスを導入し 焼結体と同様の徐冷プロセスによる後
処理としての酸化処理を全て施した場合を挙(ず、それ
ぞれの抵抗率の温度依存性を第2図(a)、 (b)そ
して(c)に示す。
またそれぞれの後処理の場合の結晶性を示すX線回折図
形を、第3図(a)、 (b)そして(c)に示す。
第2図から酸化処理のみの場合(すなわち(b))に比
べ 結晶性向上処理を用いた場合(すなわち(a)及び
(C))にはより一層の超伝導特性の向上が得られるこ
とがわかム また第3図からct  結晶性向上処理により薄膜のC
面配向性が向上し結晶性が良くなること、そして酸化処
理により面間隔が減少することがわかさらに本発明者ら
1よ 結晶性向上処理と酸化処理の仕方として、 (イ
)薄膜堆積後の後処理として行う、 (ロ)薄膜堆積と
同時に行う、あるいζ友(ハ)薄膜堆積を中断して行う
、すなわ板 薄膜堆積行程と結晶性向上処理行程と酸化
処理行程とを交互に周期的に繰り返すといった大別して
3種類の方法を試み九 この場合、酸化処理工程 たECR酸素プラズマ酸化法を用(X 処理条件(表マ
イクロ波パワー200W、  酸素ガス圧8.5×10
−’Torr、バイアス電圧50Vで行なッ九(ハ)の
薄膜堆積工程と結晶性向上処理工程と酸化処理工程とを
交互に周期的に繰り返す場合、1周期に堆積させる被膜
の厚みおよび結晶性向上処理時間と酸化処理時間を、そ
れぞれ約100人、10分、 72秒とし通 酸化処理法(イ)および(ハ)による場合 いずれkH
eII紫外線照射による結晶性向上処理時間を2時俣 
酸化処理の温度を450’t−処理時間を1時間としへ 第4図に示すように (イ)、(ロ)および(ハ)の何
れの薄膜堆積工程と結晶性向上処理工程と酸化処理工程
との組合せを用いてL 全く結晶性向上処理と酸化処理
を施さない場合に比べ高い転移温度を得ることが出来 
また大きな臨界電流密度が得られることが分かも この種の複合酸化物薄膜の構成元素の違いによる超伝導
特性の変化の詳細は明かではなく、また結晶性向上処理
と酸化処理の最適条件の変化の詳細も明かではな(℃ 
しかしなか収 納品性向上処理と酸化処理が超伝導特性
に大きな影響を及ぼすことは間違いなく、本発明はP型
薄膜超伝導体形成の結晶性向上処理と酸化処理の工程を
確立するものであム 実施例2 第5図に示したように チタン酸ストロンチウム単結晶
の(100)面を基板51として用(\高周波プレーナ
ーマグネトロンスパッタ法により、焼結した酸化物高温
超伝導材料で形成したターゲット53を、Arと02の
混合ガス雰囲気でスパッタリング蒸着して、基板51上
に結晶性のNd−Ce−Cu−0薄膜として4元複合銅
酸化物薄膜52を堆積させ九 この場合、ガス圧が、友
、3Pa、スパッタリング電力160W、  スパッタ
リング時間1時阻 薄膜の膜厚0.8μ瓜 基板温度6
50℃であった X線管54としてRh管球をもちLx  X線照射によ
る結晶性向上並、びに還元処理を、薄膜を1100℃で
8X10−’Torrの真空中に保持して行い良好な超
伝導特性を得t4 還元処理の効果を確かめるた&(a)Rh管球をもちい
たX線照射による結晶性向上処理を施さない場合、 (
b)Rh管球をもちいたX線照射による結晶性向上並び
に還元処理を施した場合について、それぞれの抵抗率の
温度依存性を第6図(a)及び(b)に示も また(b)の結晶性を示すX線回折図形を第7図に示す
第6図から結晶性向上並びに還元処理を施した場合(す
なわち(b))、超伝導性が得られることがわかム また第7図からは結晶性向上並びに還元処理により、高
いC面配向性を持つ薄膜が得られることがわかも 本発明者ら(よ 結晶性向上並びに還元処理の仕方とし
て、 (イ)薄膜堆積後の後処理として行う、(ロ)薄
膜堆積と同時に行う、あるい(友(ハ)薄膜堆積を中断
して行う、すなわ板 薄膜堆積行程と結晶性向上並びに
還元処理行程とを交互に周期的に繰り返すといった大別
して3種類の方法を試み九 但しくハ)の薄膜堆積工程
と結晶性向上並びに還元処理工程とを交互に周期的に繰
り返す場合、 1周期に堆積させる被膜の厚みおよび結
晶性向上並びに還元処理時間を、それぞれ約100人、
 10分としtら (イ)、(ロ)および(ハ)の何れの薄膜堆積工程と結
晶性向上並びに還元処理工程の組合せを用いてL 高い
転移温度を得ることが出来 また大きな臨界電流密度が
得られることを本発明者らは本実施例で確認した この種の複合酸化物薄膜の組成の違いによる超伝導特性
の変化の詳細は明かではなく、また 結晶性向上並びに
還元処理の最適条件の変化の詳細も明かではなt℃ しかしなか収 結晶性向上並びに還元処理が超伝導特性
に大きな影響を及ぼすことは間違いなく、本発明はNd
aCuOA型結晶構造の新しいN型超伝導体薄膜の結晶
性向上並びに還元処理の工程を確立するものであム 実施例3 第8図(上 本発明の一実施例の全反射角以下で光子を
照射する薄膜超伝導体の製造装置の基本構成断面図であ
ム 同一の形成槽内に 薄膜堆積のための蒸着源(ここでは
例として高周波マグネトロンスパッタ装置81)と、表
面酸素欠陥を作るため堆積した薄膜表面に全反射角以下
の入射角で紫外線以上のエネルギを有する光子を照射す
るための装置(ここでは例としてRhX線管球82)、
そしてP型超伝導体に適用するための酸化処理装置(こ
こでは−例としてECR酸素プラズマ発生装置83)が
設置されていも 超伝導体薄膜84をMg○単結晶基板85上に形成すも 薄膜堆積工程と光子照射工程とを交互に繰り返すバ そ
の光子照射間隔として、その間に堆積される薄膜の厚み
が10Å以上100Å以下とすると、特に臨界状態での
磁束量子線のピン止めに有効であることを確認し九 こ
れは高温超伝導体のコヒーレンス長が短いことを反映し
ており、酸素欠陥はその周囲と比較して自由エネルギが
小さく臨界状態に於ける磁束量子線の有効なピンニング
センタとなることを示していも つまり第9図に示すように膜厚方向に数人〜画人程度の
間隔で酸素欠陥を分布させると、全膜厚にわたり磁束量
子線を真直にピン止めできるものと考えられも 実施例4 結晶化還元処理を超伝導体薄膜に施した試料(ロ)と、
その処理を行なわなかった試料(イ)へ一定温度の下で
測定した磁化曲線を第10図(a)に示す。
測定装置としては5QUID磁束計を用uX、外部磁場
はC軸と平行に(すなわち膜面垂直方向)に印加した 処理を加えていない試料(イ)の磁場による磁化の変化
は 通常よくみられる第2種超伝導体のそれであム 一方結晶化還元処理を施した試料(ロ)で(よ外部磁場
を増やしていくと、反磁化はほぼ直線的に増加し ある
特定の磁場で突然数十分の−に減少すム −旦減少した
反磁化は 外部磁場の値をゼロにもどしても回復するこ
とはな(〜 また温度を変化させても回復することはな
t℃ さらに一定外部磁場の下での反磁化の!(友 時
間変化にたいしてほとんど減少しなt℃ これらの結果cヨ  本発明の超伝導体薄膜ではフラッ
クスピンニング力の強度分布が均一であることによると
考えられる。つまり、零磁場下で冷却した「結晶化還元
処理を施した超伝導体薄膜」に外部磁場を印加してゆく
と、ある外部磁場までは完全反磁性体としてふるまt、
L  大きな反磁化を示す。しかし外部磁場による超伝
導体薄膜内部への侵入圧力が、あるフラックスピンニン
グ力を越えたとたん 磁束は一挙に内部に侵入し反磁化
の値はたちまち減少してしまう。しかも−且 「結晶化
還元処理を施した超伝導体薄膜」内部にフラックスが侵
入してしまえば 外部磁場をゼロにもどしても反磁化の
値は回復しな(箋 このような特異な磁気的振舞い(よ
 本発明によってはじめて明かとなったものであム P型超伝導体でζ友 酸化処理をともなう紫外線以上の
エネルギを有する光子の照射により強い超伝導体ができ
、酸化処理だけでは弱い超伝導体ができるので、フォト
リソグラフィーの手法を用いバタン化した光子照射のあ
と全面に酸化を行なえば例えば 例えば第10図(b)
に示したようなビットバタンを構成でき、上に述べたよ
うな性質を利用した超伝導磁気メモリを作製することが
可能であム 超伝導磁気メモリの読み出しζよ 膜面直上の磁場が大
きく異なることを利用し 磁気ヘッドやホール素子ヘッ
ド等の磁気検出器を使用して容易に行なうことができも また 一定磁場下での完全反磁性状態を1、フラックス
が侵入した微小反磁化状態を0に対応させることとし 
あらかじめメモリビットをすべて1としたの板 一部分
のメモリビットにパルス磁場を加えてフラックスを侵入
させOのビットを作り、超伝導磁気メモリへの書き込み
を行なう方法もあム ここで0から1に変えるに!友 
例えばレーザーパルス等で一旦転移温度以上に熱し 零
磁場中で冷却し再び外部磁場を加えることにより行なう
等の手法がある。
これらの超伝導磁気メモリ(よ 経時変化が小さく時間
的に非常に安定であム この超伝導体薄膜に対する結晶化還元処理の効果(友 
材料がN型の超伝導体であってもP型のそれであっても
同様であム このような超伝導磁気メモリに適応できる本発明の薄膜
超伝導体の製造方法について、さらに詳細に説明すも 第11図に示す形成装置を用(X 酸化マグネシウム単
結晶(100)面を基体111とし 高周波プレーナー
マグネトロンスパッタ法により焼結した酸化物高温超電
導材料で形成したターゲット113を、Arと02の混
合ガス雰囲気でスパッタリング蒸着して、基板加熱ヒー
タ116で加熱した基板111上に 結晶性のY−Ba
−Cu−0薄膜の4元複合銅酸化物薄膜115を堆積し
九この場合、ガス圧力!’!、、0.4Pa、スパッタ
リング電力160W、スパッタリング時間1時皿薄膜の
膜厚0.5 μ爪 基板温度600℃であっち 結晶性向上処理はX線管116としてRh管球をもちい
たX線照射により行(′V、酸化処理は4元複合銅酸化
物薄膜115形成後直ちに 形成槽112内に酸素ガス
を導入しておこなった第10図(a)の磁場特性図から
れかるように本発明における結晶化還元処理を施してな
い超伝導体薄膜でζ友 反磁化はゆるやかに変化しフラ
ックスが徐々に侵入していく。一方前記処理を施した超
伝導体薄膜でgiT=48にでは磁化がH=200Oe
までほぼ直線的に増加し その後H=400Oeで最大
磁化101000Oe/ccを示した さらに磁場を強
くしていくと、超伝導体薄膜に磁束が侵入して、磁化の
値は約数十分の−に減少すも 外径1mm程度の試料の
表面磁場を低温用ホール素子で測定すると、T=48K
において、反磁化状態(M=10000 emu/c 
c)ではH=400Oe、磁束侵入状態ではH=20O
eであり、反磁化状態の方が磁束侵入状態に比べてはる
かに表面磁場が大きく、この差は容易に検出できも 実施例5 本発明の薄膜超伝導体の別の応用例として、ジョセフソ
ン素子を説明すも 超伝導体薄膜を基体上にスパッタリング法で形成し 酸
素雰囲気中で熱処理 あるいは酸素イオンまたは励起状
態の中性酸素原子を打ち込んで超電導性を得も さらに 前記超伝導体薄膜の一部分にX線または紫外線
を照射することにより弱結合部を形成すも 但し この弱結合部はX線または紫外線の照射量によっ
て常電導体力\ 半導体力\ 絶縁体の性質の何れかを
示すことを、本発明によって分かったこの場合超電導電
極が2−1.即ち二端子素子であると、弱結合部かトン
ネル形のジョセフソン素子となム この薄膜の形成(よ 物理的気相成長法に限定されたも
のではなく、化学的気相成長法例えば常圧あるいは減圧
化学的気相成長法 プラズマ化学的気相成長法 光化学
的気相成長法も組成を合致させれば有効であることを本
発明者らは確認しt4これらの薄膜を酸素処理すること
により得た超電導性を、X線または紫外線照射処理する
ことにより制御すると、この超電導薄膜は常電導体 半
導恢 あるいは絶縁体の性質を示すようになることも本
発明によって見いだした この効果は酸化処理により超電導性を得るために最適化
された薄膜超電導体に X線または紫外線を照射して薄
膜を還元し 結晶中の酸素量を制御して超電導に対する
酸素の最適条件をくずしX線または紫外線照射部の超電
導性を消失させるためと考えられも また X線や紫外線はその波長が短く、加工する超電導
薄膜の領域を微細に制御し 精機 微細な銅酸化物薄膜
の還元処理を可能とすムこれより、サブミクロン加工を
必要とするジョセフソンデバイス等のデバイス作製がX
線や紫外線の照射により容易に行われるようになム本発
明の薄膜超伝導体のジョセフソン素子への応用例につい
て、図面を用いてさらに詳細に説明すも 第12図に示したように 金属酸化物超伝導体薄膜12
2を基板121上番ミ  例えばスパッタリング法で形
成すも また 必要に応じて酸素雰囲気中で熱処還 あるいは酸
素イオンまたは励起状態の中性酸素原子を、金属酸化物
超伝導薄膜122に打ち込んで超伝導性を得も さらに 金属酸化物超伝導薄膜122の表面に紫外線以
上のエネルギを有する光子を照射し その後選択的に酸
化処理をすることにより、間隙部124で分離された2
つの電極部123を形成すも 酸化処理の方法としては 少なくとも酸素を含むガスの
放電により生成される酸素イオンあるいは励起状態にあ
る中性酸素原子を照射すべ またはオゾンを含む気体中
にで処理することが効果的かつ簡便である。
この2つの酸化処理は共に試料を加熱する必要がない上
べ 前者については比較的短時間で処理が終る利点があ
り、後者ではレジストなどに代表される有機材料が侵さ
れることが少ないので、通常のレジスト膜を酸化処理の
際のマスクに利用できると言う利点がある。
また 薄膜122の内で、電極部123は超伝導性を持
板 間隙部124を含む電極部123以外の部分は 光
子が照射され酸化処理は行われていないた数 常電導体
力\ 半導体力\ 絶縁体の性質の何れかを示す。
この場合、間隙部124 Lt、  弱結合あるいはト
ンネル結合となり、二端子素子であると、ジョセフソン
素子となる。
前述のように超伝導薄膜にX線あるいは紫外線など紫外
線以上のエネルギを有する光子を照射することにより、
この超伝導薄膜を常電導恢 半導体 あるいは絶縁体の
性質を示すように制御できることも本発明者らは見いだ
し九 紫外線よりも波長の短い光子としては通常のW、
  Mo、  Rh。
Cu、Fe、Co、Cr、AI、Mg、ZrなどのX線
管、または)L  He、  Neなどの紫外線源ある
いは水銀ランプからの輻射光等をもちいる。
第13図(よ この特性を確認するための基礎実験の結
果の1例を示したもので、B1−3r−Ca−Cu−○
超伝導薄膜を例に取って、その抵抗率の温度変化につい
て、作製直後(131)、 3時間の紫外線照射後(1
32)、その後の酸化処理の後(133)の3つ状態で
それぞれ測定したものであム 薄膜作製直後(よ 約45にで超伝導を示していたもの
が(131)、照射後は室温での抵抗率が約8倍に増加
し 超伝導は示さなくなったが(132)、酸化処理に
よってほとんど作製直後の特性に回復している(133
)。
この結果ζ戴 照射が薄膜を還元し 超伝導を失わせる
が、 酸化処理によって可逆的に特性を回復させること
ができることを示している。
次に具体的材料を挙げて、本発明の薄膜超伝導体をジョ
セフソン素子として用いた一実施例を示す。
第12図に示したように (100)面MgO単結晶を
基板121として用(\ 焼結して作成したY B a
 2 Cu a 、 s Q x ターゲットを、高周
波ブレナーマグネトロンスバッタにより、Arと02の
混合ガス雰囲気でスパッタリング蒸着して、基板121
上に金属酸化物超伝導薄膜122として結品性のYBa
eCu=○〒薄膜を付着させたこの場合 ガス圧力は0
 、5 P a、  スパッタリング電力150W、 
 スパッタリング時間20分、薄膜の膜厚0.2μ瓜 
基板温度700℃であっな このようにして得られた薄膜122は超伝導性を示し 
その転移温度は90にであっ九この本実施例では薄M1
22の膜厚IL0.2μmである力<、膜厚は0.1μ
mかそれ以下の薄い場合でk  10μm以上の厚い場
合でも超伝導が発生することを確認し九 さらに この超伝導薄膜122に対して、低圧水銀ラン
プを用いて紫外線を約3時間照射し 薄膜122を還元
させ超伝導性を失わせたそして、第14図に示すように
 金属酸化物超伝導薄膜142上番ミ レジスト膜14
3を用いてマスクパターンを形成したのぢ オゾン発生
装置を利用し 数%のオゾンを含む酸素中に数時間放置
し 超伝導薄膜142の表面の内レジスト膜143に覆
われていない部分に酸化処理を行し入 電極部144と
した 最後に 有機溶剤でレジスト膜143を取り除き、 2
つの電極部144に測定用端子を導電ペーストで接着し
 この端子に85Hzの交流電圧を印加し この端子を
通して間隙部145を流れる電流との関係を観測しな その結果 観測された電流・電圧特性(よ ジョセフソ
ン接合特有の非線形性を有してい九さら置 この間隙部
145に20GHzのマイクロ波を照射したとこへ 電
流・電圧特性の曲線上に電圧のステップが観測され こ
のステップの位置とマイクロ波の周波数の関係か技 こ
のステップはジョセフソン接合特有のいわゆるシャピロ
ステップであることがわかっfミ これらの結果かぺ 試作した素子i:11..sNs形
(超伝導体・常伝導体・超伝導体)のジョセフソン接合
が形成されていることが分かつ旭この方法により、制御
性良く弱結合形のジョセフソン素子を形成することかで
きな この場合、 レジストは有機溶剤のみで現像できるPM
MA、あるいはネガレジスト等が適していも また通常これらのレジスト1L200℃以上に加熱され
た場合変質してしまいレジストとしての機能を発揮でき
ないものが多いが、 本発明のオゾン処理による酸化の
方法(友 有機薄膜であるレジストを侵すことは少なく
、また 基板温度を上昇させることもなく効果的であム 実施例6 超伝導薄膜を基板上にスパッタリング法で形成し 必要
に応じて酸素雰囲気中で熱処理 あるいは酸素イオンま
たは励起状態の中性酸素原子を打ち込んで超伝導性を得
九 次に 薄膜上の微小な間隙部で分離された2つの電極部
へ 選択的に紫外線以上のエネルギを有する光子を照射
すも そして照射と同時、あるいはその後、薄膜の表面
に酸化処理を施したこの方法により光子が照射されてい
ない間隙部4t、  照射された電極部に比べてその超
伝導特性が悪く、照射及び酸化処理の条件を適当に制御
することによって、弱結合型のジョセフソン接合となム 本発明の製造方法では選択的に酸化処理をする必要はな
く、試料全体を酸化処理しても良いことか収 実施例5
で述べたような酸素プラズマに侵され易いレジスト膜等
のマスクを酸化処理の際に利用する必要はな(ち そのたべ 短時間で済む酸素プラズマを用いて酸化処理
できる利点があも また 必ずしもレジストをマスクに用いる必要はなく、
通常のフォトリソグラフィーの手法に従1、X、例えば
 パターン化されたクロム等の薄膜をガラス板等上に形
成してできた通常のフォトマスクを超伝導薄膜上に接触
させ、このフォトマスクを通して紫外線を照射すること
によってk 選択的に電極部のみに光子を照射すること
が可能であム 実施例7 超伝導薄膜を基板にスパッタリング法で形成し必要に応
じて酸素雰囲気中で熱処理 あるいは酸素イオンまたは
励起状態の中性酸素原子を打ち込んで超伝導性を得も 次&ミ 薄膜上の微小な間隙部で分離された2つの電極
部に選択的に紫外線以上のエネルギを有する光子を照射
すも そして、照射と同時あるいはその後前記電極部に
選択的に酸化処理を施しへ光子が照射されていない間隙
部(よ 照射された電極部に比べてその超伝導特性が悪
く、照射及び酸化処理の条件を適当に制御することによ
って弱結合型のジョセフソン接合となム 本実施例で(友 電極部以外の部分は光子照射や酸化処
理が成されないことか技 同一基板上に他の機能素子な
どを集積化する場合などでL それら機能素子に悪影響
を及ぼすことがないという利点かあも 紫外線以上のエネルギを有する光子の照射はその波長が
短いことから、加工する超伝導薄膜の領域を微細に制御
し 精微 微細な超伝導体薄膜の還元処理を可能とする
ので、サブミクロン加工を必要とするジョセフソンデバ
イス等のデバイス作製が、 これら光子の照射により容
易に行われるようになム 実施例8 第15図に 本発明の薄膜超伝導体の別の応用例の超伝
導トランジスタの基本構成断面医 第16図に本超伝導
トランジスタの製造方法の断面工程図を示す。
第15図において、基板151上鳳 A−B−Cu−0
(但t、、AはBi、TI、Pb、Yおよびランタン系
列元素(原子番号57〜71の元魚但し58、59、6
1を除()のうちの少なくとも一種 BはIIa族元素
のうち少なくとも一種の元素)で表わされる銅酸化物薄
膜を堆積すムこの銅酸化物薄膜にチャンネル層154の
部分を除き、紫外線の波長以下の波長を有する光子の照
射により、チャンネル層154より結晶性の向上した材
料で構成された超伝導ソース領域152および前記超伝
導ドレイン領域153が形成される。
チャンネル層154上には ゲート絶縁膜155と更に
その上にゲート電極156が形成された構成となってい
も この紫外線以上のエネルギを有する光子の照射による酸
化物超伝導薄膜の結晶性が向上することと、また更に酸
化処理と組み合わせることにより臨界温度の上昇と臨界
電流密度の向上とを利用し超伝導トランジスタが実現で
きる。
本発明の超伝導トランジスタ(友 ゲート長が0゜1μ
m程度の極めて短い素子であり、本素子の製造に当たっ
ては 以下に述べる方法が極めて有効である。
第16図に従って、本発明の超伝導トランジスタの製造
方法の実施例を述べる。
酸化マグネシウム単結晶(100)面を基板161とし
て用し\ 高周波プレーナーマグネトロンスパッタ法に
より、焼結した酸化物高温超伝導材料で形成したターゲ
ットを、Arと02の混合ガス雰囲気でスパッタリング
蒸着して、上記基板上に結晶性のY−Ba−Cu−〇薄
膜として酸化物薄膜168を堆積させた(第16図(a
))。この場合、ガス圧力i飄0.4  Pa、スパッ
タリング電力100W、  スパッタリング時間10分
、薄膜の膜厚50nrrK 基板温度600tであっ九
次番二 酸化物薄膜168の全面上&ミ ゲート絶縁膜
165およびゲート電極166をスパッタ蒸着により形
成しん ゲート絶縁膜165としては20 nm厚の酸
化ジルコニウムを用し\ ゲート電極166としては2
00nm厚の白金(Pt)を用いた このゲート絶縁膜及びゲート電極をフォトプロセスとA
rイオンエチング技術により、ゲート電極部のみ残して
酸化物薄膜168の表面が露出するまでエツチングを行
なった(第16図(b))。
なおゲート電極長としては0. 2μ八 幅5μmとし
た その後、酸化物薄膜168の表面を紫外線以上のエネル
ギを有する光子167、例えii  X線を照射した後
、あるい(友 照射中に酸化処理を行う。
この結果 ゲート電極166カ曵 光子167のマスク
となって、ゲート電極166の下部の酸化物薄膜168
 C;&  半導体的な抵抗あるいは弱い超伝導特性を
示すチャンネル層薄膜164となムまた 膜の上部にゲ
ート電極のない酸化物薄膜168f;A  光子167
の照射によって膜の結晶性が良くなり、高い臨界温度及
び大きな臨界電流を有する超伝導薄膜となり、それぞれ
ソース領域162及びドレイン領域163を形成し 素
子が完成すも X線照射にζ戴 Rh管球をもちいたX線源を用Ut 
 酸化処理の方法として3表 酸素雰囲気中で200〜
800℃の温度で熱処理を行なう力\ ECR酸素プラ
ズマを照射する方法などが有効であム処理条件の例とし
て(よ マイクロ波パワー200w、酸素ガス圧8. 
5X10−’Torr、  バイアス電圧50Vである
作製した素子は4.2にで臨界電流10μAが得られ 
ゲート・ソース間に20Vの電圧を印加することにより
5μAまで低下し 電界により超伝導電流の制御が出来
ることを確認しなな較 本実施例で(よ 基板に酸化マ
グネシュウムを用いたが、何もこれに限定することはな
く、他に同様な機能を有するものであれば何でも良1.
%また 酸化物薄膜168の材料としてY−BaCu−
0を用いたが、 何もこれに限定することはなく、前述
の実施例に記述のような材料であれば何でも良しも また ゲート絶縁膜の材料として酸化ジルコニュウムを
用いたが、何もこれに限定することはなく、他に同様な
機能を有するものであれば何でも良しも 更Cミ  ゲート電極材料として、 Ptを用いた力i
何もこれに限定することはなく、他に同様な機能を有す
るものであれば何でも良しX。
以上実施例に於いては銅の酸化物を含む高温超伝導体に
ついて説明したが、本発明の効果は光子照射により酸素
欠陥が発現する高温超伝導体であれば有効であも した
がって銅を含まな(\ 例えばBKB (B a−に−
B 1−0)系材料でも本発明は有効であム また酸素
を硫黄で置換した硫黄化合物において収 光子の照射に
より硫黄の欠陥が発生するた敢 シェブレル化合物でも
同様に本発明の効果が有用であること勿論であ本発明の
効果 本発明は温度48K、外磁場150Oe中での反磁化の
大きさから求めた臨界電流密度が300万A/am’以
上であり、かつ温度48K、零磁場での輸送電流より求
めた臨界電流密度が300万A/cm’以上である薄膜
超伝導体であり、この薄膜超伝導体!表 基体に超伝導
体の構成要素の薄膜を堆積する薄膜堆積工程において、
前記薄膜の層を形成する薄膜形成時もしくは薄膜形成後
または薄膜堆積時もしくは薄膜堆積工程 紫外線以上の
エネルギを有する光子を照射して得られもこのため本発
明の薄膜超伝導体(よ 本発明は薄膜超伝導体の結晶性
並びに配向性を向上L 臨界超伝導電流を高めた超伝導
体並びに超伝導素子を提供できる効果がある。
本発明の超伝導体薄膜(よ 従来の焼結体に比べ均質か
つ薄膜単結晶化されているが故艮 本発明により非常に
高精度の超伝導素子が実現が可能となも また本発明の薄膜超伝導体を用いた超伝導素子(よ 高
温超伝導体を用いる素子の信頼法 長期安定性を確保す
るプロセスが提供されるので、本発明は工業上極めて大
きな価値を有するものであムまたこれまでは超伝導臨界
状態に於ける電流密度が小さ(、電流密度の時間に対す
る対数的な減少が著しいことか収 高温超伝導体では安
定性及び信頼性の高い超伝導デバイスは実現困難と考え
られてきため交 本発明により酸素欠陥よりなる磁束量
子線の有効ピンニングセンタを、原子的スケールで制御
導入することが可能となり、臨界電流密度を向上させる
とともく フラックスクリープの活性化エネルギを増大
させることができたこれにより高温超伝導体での安定性
及び信頼性の高い超伝導素子が実現する。
この光子の照射による超伝導薄膜の処理は 堆積した薄
膜の温度上昇がなく、制御性もよく、かス 中性子やT
線と言った人体に危険を及ぼす光子照射ではないた玖 
処理が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図 第5図 第8図及び第11図は本発明の一実施
例の薄膜超伝導体の製造装置の概念構成断面医 第2図
 第411A  第6図及び第13図は本発明の薄膜超
伝導体の超伝導特性を示す電気抵抗率の温度依存性を示
す@ 第3図(a)、  (b)、(C)及び第7図は
本発明の結晶性向上処理と酸化処理に基づく薄膜超伝導
体の結晶性を示すX線回折医 第9図は本発明の膜厚方
向に周期的に酸素欠陥を含む超伝導体薄膜の断面医 第
10図(a)は本発明による処理の有無による薄膜超伝
導体の反磁化の磁場変化を示す匝 第10図(b)は本
発明の薄膜超伝導体の一応用例の超伝導磁気メモリのパ
ターンへ 第12図は本発明の薄膜超伝導体の他の応用
例のジョセフソン素子の製造方法の概念斜視は 第14
図は本発明の超伝導素子の一実施例のジョセフソン素子
の製造方法の内の1過程の概念斜視図 第15図は本発
明の薄膜超伝導体の別の応用例の超伝導トランジスタの
概念構成断面@ 第16図(a)、  (b)及び(c
)は本発明の超伝導素子の一実施例の超伝導トランジス
タの製造方法を示す断面工程図であム11、 51. 
85. 111. 121. 141゜151.161
・・・基板 12. 52. 115・・・4元複合銅
酸化物薄@  20. 54..82. 116・・・
X線管(紫外線以上のエネルギを有する光子源)。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名菓 図 ′X空樺気 巻 情 卑・ (mf’1crnン 図 強 N (f正電 羊 位) 鞘 (ρ 図 第 図 2θ 2θ(″) 6ρ 柩坑’li”(帆AC帆) ^ 蟇   軛 4 化1色 −自91mm清^唆 溝 賢 潰 X ν背菅 (弊タトシ(1メ上 の エネルギー@iす671i子h) 形 成 帽 第 図 fi 度 0り 殊 康 (イ王11章イf、) 第 図 8に ターケソト 第 図 起1か1怜濤霞 第10図 橿 場 (Oe) 第1 1図 真隻等気 第12図 724間坤部 層 抗 牽 (mncm) (ノコ 第14図 /44 電倫部 W!   枯 超1云勇ソーヌ鍾仄 M!伝導トしイン鏝払 チャンネル壜漬饅 ケート鳥遜今&4M睦 手続補正書(方式) 平成 3年2月20日゛ 薄膜超伝導体および超伝導素子とそれらの製造方法補正
をする者 事件との関係 住  所 名   称 代表者

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度48K、外磁場150Oe中での反磁化の大
    きさから求めた臨界電流密度が300万A/cm^2以
    上であり、かつ温度48K、零磁場での輸送電流より求
    めた臨界電流密度が300万A/cm^2以上であるこ
    とを特徴とする薄膜超伝導体。
  2. (2)超伝導体がA−B−Cu−Xで表わされる化合物
    薄膜であることを特徴とする、請求項1記載の薄膜超伝
    導体。 ここに、AはNd、Sm、Prのうちの少なくとも一種
    、BはCe、Thのうち少なくとも一種の元素を示し、
    XはOまたはFのうち少なくとも一種の元素を示す。
  3. (3)超伝導体がA−B−Cu−Oで表わされる化合物
    であることを特徴とする、請求項1記載の薄膜超伝導体
    。 ここに、AはTl、Bi、Yおよびランタン系列元素(
    原子番号57〜71)のうちの少なくとも一種、BはI
    Ia族元素のうち少なくとも一種の元素を示す。
  4. (4)基体に超伝導体の構成要素の薄膜を堆積する薄膜
    堆積工程において、前記薄膜の層を形成する薄膜形成時
    もしくは薄膜形成後または薄膜堆積時もしくは薄膜堆積
    後に、紫外線以上のエネルギを有する光子を照射するこ
    とを特徴とする薄膜超伝導体の製造方法。
  5. (5)紫外線以上のエネルギを有する光子の照射時また
    は照射後に、酸化処理工程を施すことを特徴とする、請
    求項4記載の薄膜超伝導体の製造方法。
  6. (6)薄膜堆積工程として、薄膜形成または薄膜堆積と
    、紫外線以上のエネルギを有する光子照射工程と、酸化
    処理工程とを交互に繰り返すことを特徴とする、請求項
    4もしくは5何れかに記載の薄膜超伝導体の製造方法。
  7. (7)酸化処理工程が、酸素イオンあるいは励起状態に
    ある準安定酸素原子を照射する酸化であることを特徴と
    する、請求項5もしくは6何れかに記載の薄膜超伝導体
    の製造方法。
  8. (8)酸化処理工程が、オゾンを含む気体中での酸化で
    あることを特徴とする、請求項5もしくは6何れかに記
    載の薄膜超伝導体の製造方法。
  9. (9)薄膜堆積工程において、1回に堆積させる薄膜の
    厚みが10Å以上100Å以下であることを特徴とする
    、請求項4もしくは6何れかに記載の薄膜超伝導体の製
    造方法。
  10. (10)薄膜堆積工程、紫外線以上のエネルギを有する
    光子照射工程、酸化処理工程の何れかの工程において、
    基体の温度を変化させることを特徴とする、請求項4〜
    9何れかに記載の薄膜超伝導体の製造方法。
  11. (11)A−B−Cu−O(但しAはTl、Bi、Yお
    よびランタン系列元素(原子番号57〜71)のうちの
    少なくとも一種、BはIIa族元素のうち少なくとも一種
    の元素を示す)で表わされる超伝導体、あるいはA−B
    −Cu−X(但しAはNd、Sm、Prのうちの少なく
    とも一種、BはCe、Thのうち少なくとも一種、Xは
    OまたはFのうち少なくとも一種の元素を示す)で表わ
    される超伝導体の内少なくとも1種の超伝導体の薄膜形
    成時もしくは薄膜形成後又は薄膜堆積時もしくは薄膜堆
    積後に、紫外線以上のエネルギを有する光子を照射する
    ことを特徴とする、請求項4〜6、9もしくは10何れ
    かに記載の薄薄膜超伝導体の製造方法。
  12. (12)紫外線以上のエネルギを有する光子の薄膜表面
    への照射が、全反射角以下であることを特徴とする、請
    求項4〜6、10もしくは11何れかに記載の薄膜超伝
    導体の製造方法。
  13. (13)温度48K、外磁場150Oe中での反磁化の
    大きさから求めた臨界電流密度と、温度48K、零磁場
    中での輸送電流より求めた臨界電流密度とが共に300
    万A/cm^2以上である強い超伝導体領域と、前記超
    伝導体より臨界電流密度が小さい弱い超伝導体領域とを
    含むことを特徴とする超伝導素子。
  14. (14)弱い超伝導体領域により強い超伝導体領域を分
    断した形状を有することを特徴とする、請求項13記載
    の超伝導素子。
  15. (15)請求項13もしくは14何れかに記載の超伝導
    素子の強い超伝導体が、基体上に薄膜形成時もしくは薄
    膜形成後又は薄膜堆積時もしくは薄膜堆積後、酸化処理
    を伴う紫外線以上のエネルギを有する光子を照射したこ
    とを特徴とする、超伝導素子の製造方法。
  16. (16)請求項13もしくは14何れかに記載の超伝導
    素子の弱い超伝導体が、基体上に薄膜形成時もしくは薄
    膜形成後又は薄膜堆積時もしくは薄膜堆積後、紫外線以
    上のエネルギを有する光子を照射したことを特徴とする
    、超伝導素子の製造方法。
  17. (17)酸化処理工程が、酸素イオンあるいは励起状態
    にある準安定酸素原子をする酸化であることを特徴とす
    る、請求項15記載の超伝導素子の製造方法。
  18. (18)酸化処理工程が、オゾンを含む気体中での酸化
    であることを特徴とする、請求項15記載の超伝導素子
    の製造方法。
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