JPH02255524A - Y系超伝導薄膜の製造方法 - Google Patents

Y系超伝導薄膜の製造方法

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JPH02255524A
JPH02255524A JP1077184A JP7718489A JPH02255524A JP H02255524 A JPH02255524 A JP H02255524A JP 1077184 A JP1077184 A JP 1077184A JP 7718489 A JP7718489 A JP 7718489A JP H02255524 A JPH02255524 A JP H02255524A
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JP
Japan
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thin film
substrate
vacuum
superconducting
temp
Prior art date
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Pending
Application number
JP1077184A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yoshitake
務 吉武
Tetsuro Sato
哲朗 佐藤
Junichi Fujita
淳一 藤田
Sadahiko Miura
貞彦 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH02255524A publication Critical patent/JPH02255524A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高い臨界温度を有するY系酸化物を主体とする
超伝導薄膜の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、高い臨界温度(Tc)を有する酸化物超伝導材料
として、40にのTcを持つLa系の材料が発見された
のにひきつづいて、フィジカル・レビュー・レターズ(
Phys、 Rev、 Lett)巻58,908真の
ようにM、 K、 Wuらによって発見された90にの
Tcを持つY系の材料が登場したため、材料科学の分野
で非常に注目されている。このY系超伝導体の90にの
Tcは液体窒素の沸点である77によりも高い値である
ため、従来の臨界温度の低い超伝導材料がその冷媒とし
て価格の高い液体ヘリウムを利用する必要があったのに
対して、Y系の材料は冷媒に安価な液体窒素を利用する
ことが可能である。そして、その用途は超伝導磁石用線
材、量子磁気干渉素子、超伝導LSI配線、さらに超伝
導能動素子等多くの応用が考えられる。
このY系超伝導体を薄膜化する方法としては、従来、マ
グネトロンスパッタ法や蒸着等種種の方法が試みられて
いるが、いずれの方法においても高いTcを示す薄膜を
作製するためには、成膜後、800°C〜900°C程
度の高い温度で酸素雰囲気中で熱処理する必要があった
。このため、薄膜はその結晶粒が非常に大きく発達して
しまい、薄膜の表面が非常に荒れた状態になってしまう
ため、前記の応用を目的とする場合には実用化すること
が不可能であった。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来のY系超伝導薄膜の製造方法は、超伝
導薄膜を製造するためには800°C以上の高い温度で
熱処理することが必要であること、また、得られるTc
がバルクの値と比較するとやや低い値である等の理由の
ため、前記の応用のためには不十分なものとなっている
本発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決し
て、臨界温度が高いY系酸化物超伝導薄膜を低温で合成
する方法を提供することにある。
(課題を解決するため9手段) 本発明はY、BabCu1+a−bOXなる式で表され
、a=0.15〜0.2、b=0.3〜0.35、x=
0.95〜1.05である組成の酸化物を真空蒸着法に
よって薄膜化する際に、基板に紫外線を照射しながら成
膜を行うことを特徴とするY系酸化物超伝導薄膜の製造
方法である。
さらに、成膜プロセス中に真空容器内に高周波(RF)
を導入することを特徴とする前記酸化物超伝導薄膜の製
造方法である。
(作用) Y系酸化物超伝導薄膜において、aの範囲を0.15〜
0.2、bの範囲を0.3〜0.35、Xの範囲を0.
95〜1.05と限定したのは、この範囲を外れると作
製された薄膜中において、超伝導相以外の異相の割合が
大きくなってしまい、Tcが著しく低くなってしまうか
らである。また、成膜中に基板に紫外線を照射するのは
、紫外線によって0□分子の解離が促進されて、反応性
に優れた03および原子状の酸素が有効に生成するため
、成膜中の薄膜表面における各成分の酸化反応が促進さ
れるためである。次に、成膜プロセス中に真空容器内に
RFプラズマを導入することにより、各蒸発原子を活性
化し、酸素との反応が促進されるとともに、膜の結晶化
温度を下げることができるため、成膜時の基板温度を低
くすることができ、また、超伝導相の結晶性を向上させ
ることができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。Y
系酸化物超伝導薄膜を作製するために本実施例で用いた
多元蒸着装置を第1図に示す。真空容器1には電子ビー
ム加熱源2.3.4が備えられており、3種類の蒸着材
料Y5、Ba6、Cu7をそれぞれ独立に加熱溶解し各
成分原子を蒸発させる。各蒸着材料はるつぼ中に40c
c準備することができる。この際、加熱源としては、抵
抗加熱源、レーザービーム加熱源等信の加熱源を用いて
もさしつかえない。さらに、蒸着材料として、例えば、
Baの代わりにBaOを用いる等地の組合せを採用して
もさしつかえない。
基板8には(100)MgO単結晶基板を用いた。基板
としては、MgO基板の他の方位の結晶や、Sr’I’
103、YSz、サファイヤ等地の材質を用いてもさし
つかえない。基板の大きさは、20mm角で厚さ0.5
mmである。基板はヒーター9によって8506Cまで
加熱することができる。また、薄膜の均一性を高めるた
め、基板は基板回転機構10によって成膜中回転させる
ことができる。酸素ガスは導入管11によって真空容器
中に導入される。また、紫外線ランプ12が基板に向け
て設置されており、成膜中基板面に照射することができ
る。紫外線ランプの強度は300Wである。さらに、R
Fコイル13も設置されており、100W程度のRFプ
ラズマを基板と蒸着源との間に導入することができる。
薄膜作製に際しては、最初に真空容器1を真空ポンプ1
4によって10  Torr台まで排気する。この後、
真空容器1中に真空度I X 10  Torr程度に
なるように酸素ガスを導入管11によって導入する。こ
の際、真空容器中の真空度は10  Torr〜10 
 Torr台であれば、他の真空度でもさしつかえない
。ただし、この場合、基板付近の酸素分圧が高くなるよ
うに基板近傍に酸素ガスを導入する必要がある。
基板8はヒータ9によって加熱され、6006C程度に
保持されている。また、成膜中基板は一分間に10回回
転度の自転をしている。この段階で紫外線ランプ12の
電源を起動して、基板への紫外線照射を開始する。この
状態で電子ビーム加熱源2〜4で各材料5〜7を蒸発さ
せる。各材料の蒸発速度は蒸発速度モニター15.16
.17モニターされ、また、制御されている。各材料の
蒸発速度が各々の目的とする値になったところで基板シ
ャッター18を開き蒸着を開始する。各蒸着材料から飛
び出した蒸発原子は基板付近でお互いに混合状態となり
、紫外線によって活性化された酸素と反応しながら、加
熱された基板上で均質な酸化物薄膜として堆積する。
成膜時の蒸着速度は約0.2A/secである。また、
作製した薄膜の膜厚は約50OAである。得られた薄膜
の組成はEPMAによって調べた。
このようにして作製した薄膜の構造をX線回折法によっ
て調べると、本発明の組成範囲に含まれる薄膜はおもに
Y系の超伝導体相、即ち、C軸の格子定数が約11.6
9Aの相から構成されているのがわかった。今回の実施
例においては、本発明の範囲外の材料も含めて、第1表
に示した組成及び成膜条件の薄膜を作製した。なお、作
製した薄膜は酸素含有量が0.95〜1.05の範囲で
あった。また、第1表中には、電気抵抗測定によって評
価された薄膜のTc(ゼロ抵抗状態となる温度)も同時
に示されている。
紫外線の欄でOは照射あり、×は照射なし、高周波の欄
で○は印加した場合、×は印加しない場合。
表のうち、中印は本発明の範囲外である。
表に見られるように、組成がa=0.15〜0.2、b
=0.3〜0.35の範囲にあり成膜中に紫外線を照射
した薄膜はいずれの薄膜においても90に前後のTcが
得られている。一方、成膜中に紫外線を照射しなかった
薄膜では、本発明の請求の範囲の組成に含まれる場合に
おいても超伝導相は形成されず、超伝導薄膜を作製する
ことはできなかった。なお、本実施例では、基板温度と
して600°C程度の場合を示したが、500°C〜6
50°Cの間であれば他の基板温度で成膜を行ってもさ
しつかえない。基板温度を5006C以下にすると薄膜
の結晶性が悪くなってしまうため超伝導特性が得られな
くなり、また、基板温度を6506C以上にするとCu
か還元されてしまい超伝導特性が得られなくなってしま
う。
また、第1表における薄膜で、本発明の範囲内にある薄
膜を電子顕微鏡によって観察すると薄膜は非常に均質で
あり、特に薄膜の表面は50A以下の精度で平坦である
ことがわかった。
以上の実施例において、真空容器1内にRFコイル13
によってRFを導入すると酸素プラズマが発生して、酸
素がさらに活性化されるとともに、蒸着原子自体も活性
化される。このような環境下で成膜を行うことによって
、薄膜の結晶化温度が低くなるとともに、Tcを高い値
に保持したままで、薄膜の結晶性を著しく向上させるこ
とが可能となった。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によるY系超伝導薄
膜の製造方法は、液体窒素の沸点以上のTcを有する薄
膜を低温で容易に合成することができ、デバイス等への
応用上、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例で使用した多元蒸着装置の
概略図である。 図において、1・・・真空容器、2.3.4・・・電子
ビーム加熱源、5.6.7・・・蒸着材料、8.・・基
板、9・・・ヒーター、10・・・基板回転機構、11
・・・酸素ガス導入管、12・・・紫外線ランプ、13
・・・RFコイル、14・・・真空排気系、15.16
゜17・・・蒸着速度モニター、18・・・基板シャッ
ターである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Y_aBa_bCU_1_−_a_−_bO_X
    なる式で表され、aは0.15〜0.2、bは0.3〜
    0.35、xは0.95〜1.05である組成の酸化物
    を真空蒸着法を用いて薄膜化する際に、基板に紫外線を
    照射しながら成膜を行うことを特徴とする超伝導薄膜の
    製造方法。
  2. (2)成膜プロセス中に真空容器内に高周波(RF)を
    導入することを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の
    酸化物超伝導薄膜の製造方法。
JP1077184A 1989-03-28 1989-03-28 Y系超伝導薄膜の製造方法 Pending JPH02255524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119905A (ja) * 1989-08-21 1992-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜超伝導体および超伝導素子とそれらの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119905A (ja) * 1989-08-21 1992-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜超伝導体および超伝導素子とそれらの製造方法

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