JPH04119239A - 内燃機関の連接棒 - Google Patents

内燃機関の連接棒

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JPH04119239A
JPH04119239A JP23892990A JP23892990A JPH04119239A JP H04119239 A JPH04119239 A JP H04119239A JP 23892990 A JP23892990 A JP 23892990A JP 23892990 A JP23892990 A JP 23892990A JP H04119239 A JPH04119239 A JP H04119239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
oil
large end
connecting rod
inertia
Prior art date
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Pending
Application number
JP23892990A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kawaguchi
川口 愼次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は往復動機関の連続棒に関する。
〔従来の技術〕
第3図(a)は従来形の連接棒の全体図を示す、該連接
棒の大端部1にはクランクピン軸受メタル2が形成され
ており、従来ガス力、慣性力からなる外力に対する強度
、剛性と潤滑油の供給法、メタルの油膜形成及び面圧な
どの観点から検討が行われて来た。
しかし、それは主として上下方向の外力に対する考察の
みであり、大端部1が回転することによって生ずる横方
向の慣性力即ち連接棒13の横振り慣性力に対しては何
ら注意力が払われていなかった。なお第3図(b)はク
ロスヘツド形内燃機関のピストン101.連接棒13.
クランク軸102の略図である。
[発明が解決しようとする課B] ところが最近の大端部軸受では、メタルの上下方向部分
は健在なのにメタルの合わせ面付折部ち横方向の部分は
叩かれて発生したメタルの剥離現象が見られる。これは
機関の高出力化に伴い、大端部の軸受の負荷条件の苛酷
化が進む中で、前述の連接棒の横方向荷重に対する対応
が取り残されているためである。
連接棒大端部軸受の横方向位置は上下メタルの合せ面と
なっており、さらに油取入箇所より上下メタルの中央部
に油を供給するための油溜14が形成されているので、
軸受の負荷能力の点でも最も不利な場所となっている。
二〇油溜部分に連接棒の横振り慣性力が作用し、メタル
を叩くものと考えられる。
本発明の目的は前記従来装置の問題点を解消し、メタル
剥離の元凶である横方向慣性力の軽減または最大値発生
のタイミングを変更し、メタルの耐久力の向上をはかっ
た内燃機関の連接棒を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の内燃機関の連接棒は、クランク軸に対し横方向
に摺動自在な慣性子と該慣性子を摺動方向に両側から押
圧するばねをそなえた、1対のばね室とより構成された
ダンパ20を大端部に有してなることを特徴としており
、特に請求項2ではさらに前記ダンパの慣性子に軸線方
向の絞り穴11を設けると共に、前記ばね室に給排油孔
7,8をそれぞれ設は油室5を形成したことを特徴とじ
ている。
〔作用〕
上記ダンパの作用を説明するため第2図(a)にそのモ
デルを示す、ダンパは一般に言われる変位による強制振
動を行なうものである。ここでモデル系の固有円振動数
ω・を強制円振動数(即ち支台の振動数)ωに対し適当
に選び例えばω/ω。さ1.5とすると鍾02の運動は
支台o1の運動に対しおよそ180’近くおくれで運動
する。〔第2図(b)、(C)) このモデルを本発明による第1図(a)のダンパにおき
かえると、支台01が大端部19重りo2が慣性子3.
ばね03がばね4.ダッシュポット04が油室5に相当
する。
即ちダンパの固有円振動数ω。を連接棒の横振り円振動
数ωに対し適当に選べば、慣性子3は大端部の横振りに
対しほぼ逆向きの運動を繰返すことになり、大端部の慣
性力は小さくなり、同時に最大慣性力の現れるタイミン
グもかわってくる。
また第1図(a)で慣性子3の振幅をコントロールする
為の粘性抵抗の加減は、油室5.排油孔8゜絞り穴11
を適当な大きさで選ぶことによって行なう。
油室5には油通路10.逆止弁9.給油孔7を通って油
が導かれ、慣性子3の運動によって生じた熱を運んで排
油孔8より放出される。
実際の機関ではダンパの固有円振動数ω。と、粘性抵抗
を機関の常用運転域に適合するように調整するとよい。
〔実施例〕
以下第1〜2図を参照し、本発明の一実施例について説
明する。
第1図は第1実施例に係る内燃機関のダンパ付連接棒の
要部断面図、第2図は変位による強性振動モデルである
この実施例の連接棒lのキャップには連接棒大端の横方
向慣性力を低減させるダンパ20が配設されている。該
ダンパの構造は前記キャップ下部に横方向の摺動孔16
があけられ、その内部には軸線方向の絞り穴11が穿設
された慣性子3が嵌入されると共に、該慣性子を摺動方
向に両側から押圧する1対のばね4が装着され、さらに
両ばね室には連接棒lの大端軸受油路10より分岐され
た潤滑油が給油孔7より流入し、慣性子3の運動゛で熱
せられたオイルは排油孔8より流出するようになってい
る。
次に前記第1実施例の作用について説明する。
第2図(a)は前記ダンパのモデルを示す、該ダンパは
いわゆる変位による強制振動を行なう。
支持01がχl””acosωtで起振する時重り02
に支台01に対する相対振動はXX3=Xacos  
(ωt−δ)となる。
ここで該ダンパのモデル系の固有円振動数ω。
を強制円振動数(即ち支台の振動数)ωに対して適当に
選び例えばω/ω、苫15とすると、重り02の運動は
支台01の運動に対しておよそδ=180’近くおくれ
で運動する[第2図(ロ)、(C)]。
このモデルを本発明によるダンパ第1図(a)に置き換
えると、支台01が大端部1、重り02は慣性子3、ば
ね03はばね4、ダッシュボットO4は油室5に相当す
る。
即ちダンパ20の固有円振動数ω。を連接棒の横振り円
振動数ωに対して適当にえらべば、慣性子3は大端部1
の横振りに対し、はぼ逆方向の運動を繰り返すことにな
り、大端部の慣性力は小さくなり同時に最大慣性力の現
れるタイミングも変って(る。
第1図−(3)で慣性子3の振幅をコントロールする為
の粘性抵抗の加減は油室5、排油孔8、絞り穴11を適
当な大きさに選ぶことにより行なう。
油室5には連接棒の大端メタル油通路10、逆止弁9、
給油孔7を通って油が導かれ、慣性子3の運動により生
じた熱を運んで排油孔8より放出される。
実際の機関では、ダンパの固有円振動数と粘性抵抗を機
関の常用運転域に適合するように調整すればよい。
第1図(ハ)はダンパ部分を別体でつ(す・大端部1の
下端にボルト12で取付た第2実施例である。
第1図(C)はダンパに油を通さない第3実施例であり
、此の場合は逆止弁9、給油孔7、排油孔8、絞り穴1
1が不要となる。
以上の第2〜3実施例は第1実施例と類似の作用効果を
発揮する。
〔発明の効果〕
本発明に係る内燃機関の連接棒は、大端部1に慣性子を
有するダンパを設置し、該ダンパの慣性子3の運動が一
端部の横振り運動と凡そ逆方向の運動即ち位相差が18
0°に近くなるようにダンパの固有円振動数及び粘性係
数を選ぶことにより大端部の横方向慣性力を減少せしめ
る。これにより大端部軸受メタルの横方向への荷重が軽
減し、キャップ合せ面付近に発生するメタル剥離を防止
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案に係わるもので、第1図(a)はダ
ンパ一体型の要部断面図、第1図(ハ)はダンパ別体型
の要部断面図、第1図(C)はばね室に油を通さないダ
ンパの断面図、第1図(d)は第1図(ロ)のP矢視図
、第1図(e)は第1図(a)のA−A断面図、第2図
は変位による強制振動モデル説明図、第3図は従来例の
連接棒説明図である。 1・・・連接棒大端部、2・・・軸受メタル、3・・・
慣性子、4・・・ばね、5・・・油室、6・・・ばね受
、7・・・給油孔、8・・・排油孔、9・・・逆止弁、
10・・・油通路、11・・・絞り穴、12・・・取付
ボルト、20・・・ダンパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クランク軸に対し横方向に摺動自在な慣性子(3
    )と該慣性子を摺動方向に両側から押圧する1対のばね
    (2)とよりなるダンパを大端部に有してなる内燃機関
    の連接棒。(2)クランク軸に対し横方向に摺動自在で
    かつ摺動方向に油通路を有する慣性子(3)と、該慣性
    子を摺動方向に両側から押圧するばね(2)と給排油孔
    (7)、(8)と具えた1対のばね室とよりなるダンパ
    を大端部に有してなる内燃機関の連接棒。
JP23892990A 1990-09-11 1990-09-11 内燃機関の連接棒 Pending JPH04119239A (ja)

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