JPH04119068U

JPH04119068U - ワンタツチ式ドーム型テントの下部関節部の折畳み防止装置

Info

Publication number: JPH04119068U
Application number: JP1991047141U
Authority: JP
Inventors: ▲同▼守朱
Original assignee: 培軫産業株式会社
Priority date: 1991-04-04
Filing date: 1991-06-21
Publication date: 1992-10-23
Anticipated expiration: 2006-01-31
Also published as: DE69124222T2; EP0507012B1; ES2098314T3; CN1065505A; CA2044451C; CN1024828C; JPH083616Y2; US5195551A; DE69124222D1; EP0507012A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ワンタッチ式ドーム型テントの下部関節部にも
閉締め機構を設けて、上部関節部の開閉操作に連動して
下部関節部が自動的に折畳みと伸長を可能にする下部関
節の折りたたみ防止装置を提供する。【構成】下部関節部（４）を構成する一方の接続具（１
４）には段状の突起面（１５）と長孔（１６）を形成
し、他方のソケット（１０）には段部（１３）とピン挿
入孔を形成し、ソケット（１０）と接続具（１４）との
間に圧縮スプリング（１９）を介装するとともに、接続
具（１４）の段状突起面（１５）とソケット（１０）の
段部（１３）を対向させて、接続具（１４）がソケット
（１０）内を進退可能となるように両者をピンにより連
結する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、通常のワンタッチ式雨傘や野営用テント等に適用される折畳み構造に関し、特にその折畳み部の折畳み及び展開を容易にしたワンタッチ式ドーム型テントにおける下部関節部の折畳み防止装置に関し、さらに詳しくはテントを開くと上部関節部と下部関節部が同時に伸び、上部関節部を折畳まない限り如何なる外力が加わっても下部関節部は折畳まれることなく開かれた状態を保持し、テントを折畳むために上部関節部を操作すると同時に下部関節部も自動的に折畳まれるようにした下部関節部の折畳み防止装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種ワンタッチ式ドーム型テントの構造は、図６、図７及び図８に示す構造を備えており、本考案の折畳み防止装置を適用するのに必要な基本的な構成を有している。

【０００３】図６は従来のドーム型テントを開いた状態を示す斜視図であって、上部の中心には集結板（１）を備え、該集結板（１）には放射状に延びる複数本のテントポール（２）の上端が枢着され、折畳みが可能な中央関節部を形成している。

【０００４】各テントポール（２）は上部連結ロッド（Ａ）、中間連結ロッド（Ｂ）及び下部連結ロッド（Ｃ）からなり、各連結ロッド（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は継手を介して単一体として組み立てられ、これらの継手部には折畳みが容易にできるように関節（ヒンジ）が設けられている。

【０００５】これらのうち上部関節部（３）で連結される上部連結ロッド（Ａ）と中間連結ロッド（Ｂ）とは「逆Ｖ」型に折畳まれ、下部関節部（４）で連結される中間連結ロッド（Ｂ）と下部連結ロッド（Ｃ）とは「Ｖ」型に折畳まれるようにされており、互いに逆方向に折り畳まれるよう組み立てられ、全体的には図８に示すようなジグザグ型に折畳まれる構造となっている。

【０００６】殊に、中間連結ロッド（Ｂ）の上端の上部関節部（３）には、関節片の下端（６）に弾性力で嵌合する固定用キャップ（５）が設けられており、テントが開かれた状態では固定用キャップ（５）が関節片の下端（６）に嵌合し、図７に示すように上部連結ロッド（Ａ）と中間連結ロッド（Ｂ）の連結が固定され、独立しては折畳みができないようになり、固定用キャップ（５）を弾性力に抗して下方に引き下ろすと、上部連結ロッド（Ａ）と中間連結ロッド（Ｂ）の固定状態が解かれて、両者は上部関節部（３）において「逆Ｖ」型に折畳めるようになる。

【０００７】一方、上記下部関節部（４）には上述の固定用キャップ（５）のような閉締め装置が設けられておらず、ただヒンジ機能だけを有するように構成されており、単に関節片の端部（７）により下部連結ロッド（Ｃ）をテント内面方向で支持するように構成して、下部連結ロッド（Ｃ）は専ら外側の方に折畳みできるようにすることにより、テントが開かれた状態ではテントポールが弓のように撓んで図７に実線で示す状態を保持するようにしている。またテントを閉じるときは、上記固定用キャップ（５）を下方に下ろして関節片の下端（６）との嵌合を一旦解いてから、各連結ロッド（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）をそれぞれ図７に仮想線で示すように「Ｖ」型、「逆Ｖ」型および「Ｖ」型の順に折り畳む。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上述の如き従来のドーム型テント構造では、その使用に際して特に下部関節部（４）に対する改良すべき以下の課題のあることを発見した。

【０００９】即ち、下部関節部（４）に閉締め装置が設けられていないため、テントを開いた状態にて下部関節部（４）に多少の外力が加わると、図７における仮想線（Ｓ）のように簡単に内側に折り畳まれてしまうという不具合が生じ、その結果、テントの展開形状が維持できなくなって崩れたり、或いは倒れてしまうという欠陥がある。前述の外力（Ｔ）としては、強風による場合、遊んでいる子供たちの手による場合、或いは夜間における通行人との接触による場合等がある。

【００１０】こうした課題に対処するために、下部関節部にも上部関節部と同様の閉締め装置を設ければ外力による折畳みを防止することはできるが、こうした構造ではその取扱い上、上部及び下部の閉締め装置を個別に手動で操作しなければならないという煩わしさと不便さを伴うため、簡便さと迅速な折畳みを特徴とするワンタッチ折畳み方式を採用する元来の目的に反し、実用化が不可能である。

【００１１】従って、理想的には上部関節部の１個所だけを操作させるだけで下部関節部をも自動的に閉じるか開くかを可能にすることが最良ではあるが、かかる機構は未だ開発されていないのが実情である。

【００１２】更に他の問題点として関節部と連結ロッドとの結合部を挙げることができる。即ち、従来はテントポールの各連結ロッド（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）をそれぞれ挿入接続する関節部の挿入孔は円形孔であり、各連結ロッド（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）もまた丸棒にて構成されているために、これらを挿入して結合した後に熱処理をしても、長期間使用するとその結合部に間隙が生じて空廻りして抜けやすくなり、従って関節部の位置が上下に移動し、図７及び図８に見られるようなテントの折畳み動作にも支障を来すという課題がある。

【００１３】そこで本考案の目的は、上述の従来のドーム型テントの問題点を解消するため、ロッドと関節部の結合部において空廻りすることなく、且つ下部関節部に外力が加わっても簡単には折り畳まれることがなく、上部関節部を操作するだけで下部関節部が自動的に開閉できるワンタッチ式ドーム型テントの下部関節部の折畳み防止装置を提供することにある。

【００１４】

【課題を解決するための手段】

このような目的を達成するために、本考案は下部連結ロッドと下部関節部の空廻りをなくし、上部関節部の操作だけで下部関節部が自動的に開閉する閉締め機構を開発したものである。即ち、下部関節部に連結される下部関節ロッドを上部関節部の操作に連動して進退自在とするように構成し、その連動力を弾性体に依存している。

【００１５】その構成は、上・中・下の連結ロッドが上下関節部においてヒンジ結合されたテントポールの前記関節部のうち上部関節部にのみ閉締め装置が設けられてなるドーム型テントにおいて、前記下部関節部は、中間連結ロッドの下端に固着されたソケットと、該ソケットにピンを介して嵌合接続され、下部連結ロッドの上端に固着された接続具とからなり、前記ソケットの先端部分は、段部を介して形成され、テントの外側方向に開放面を有する断面が凹状とされた接続具を嵌合する嵌合部を備えるとともに、該嵌合部の両側ヨークの略中央部分にはピン挿入孔が形成され、前記接続具の先端部分は、先端に前記ソケットの段部に当接して係合する段状の突起面を有する平板部であり、下部連結ロッドの連結部分は中空円筒部とされ、前記平板部の略中央部分にはピン挿通用の長さ方向に平行な長孔が形成され、前記円筒部の中空部分の一部内面は長手方向に延びる平坦面とされ、前記下部連結ロッドの上端部は、前記接続具の中空部分と略同一の断面形状を有しており、前記下部連結ロッドの上端部を前記接続具の中空部分に密嵌固定するとともに、接続具の平板部をソケットの嵌合部に嵌合し、ソケットのピン挿入孔と接続具の長孔に挿通されるピンにより中間連結ロッドと下部連結ロッドを連結し、且つ中間連結ロッドと下部連結ロッドとの間に両者を離反させる方向に付勢する弾性部材を介装してなる。

【００１６】

【作用】

テントを開いてテントポールが湾曲した状態では、その湾曲力により上・中・下の各連結ロッドは、それぞれの結合方向に締め付けるように作用し、同作用によりテントを開いているときは、中間連結ロッドと下部連結ロッドが向かい合って締め付けられ、接続具の段状突起面がソケットの段部に密接係合して両者の動作が規制され、このとき弾性部材は圧縮状態にあり、突起面とピンとの２個所の固定点により下部連結ロッドの折畳みが確実に防止される。上部関節部の閉締め状態が保持され、テントが継続して開かれている間は、テントポールの湾曲力の作用も持続されて下部関節部の閉締め作用が持続し、しかも、このとき外部から下部関節部に触れるか或いはテント内部方向に押し込む力を加えても、同関節部は曲がる恐れも折畳まれる恐れもない。

【００１７】これとは反対に、テントを折畳む目的をもって上部関節部の閉締め装置を操作して閉締め作用を解くと、テントポールの湾曲力が解除されポールが直線化し、その瞬間に湾曲力によって下部関節部に作用していた上下の連結ロッドの相互締結力が解消されるとともに、圧縮状態にあった弾性部材の復元力が作用して、両連結ロッドが折畳み可能となり、下部連結ロッドを「Ｖ」型に折畳めるようにする。

【００１８】

【実施例】

本考案は、中央関節部から放射状に延び、上部関節部と下部関節部を有する複数本のテントポールにおいて、上部関節部だけに閉締め装置を設置する上述のドーム型テントに適用され、上部関節部の操作に連動して自動的に折畳み動作がなされるような折畳み防止装置を下部関節部に設けるものである。

【００１９】以下に本考案の代表的な実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図１は本考案の一実施例を示すテントポールの下部関節部を中心とする分解図である。同図において、（４）は下部関節部を示し、この下部関節部（４）は中間連結ロッド（Ｂ）の下端に嵌合固着されたソケット（１０）と、下部連結ロッド（Ｃ）の上端が進退自在に挿入される接続具（１４）と、前記ソケット（１０）と接続具（１４）とを嵌合状態で連結するピン（１８）とからなる。

【００２０】ここで、ソケット（１０）の中間連結ロッド（Ｂ）との連結部は中空円筒形をなし、その中空部断面は円形の一部が切除されて長手方向に延びる平坦面とされており、前記中間連結ロッド（Ｂ）の断面は前記中空部断面と同一であり、即ちその表面に円形断面の一部を切除して直線とした平坦面（２３）を有している。従って、中間連結ロッド（Ｂ）にソケット（１０）を連結固定する場合、中間連結ロッド（Ｂ）をソケット（１０）の中空部に嵌挿し、熱処理を施して固着すれば、以降は空廻りをすることがない。また、ソケット（１０）の接続具（１４）との連結部は、前記中間連結ロッド（Ｂ）との連結部に段部（１３）を介して連続して形成され、両側にソケットヨーク（１２，１２）を有した断面がテントの外側方向に開放する略凹状に形成され、前記ソケットヨーク（１２，１２）の略中央部分にはピン挿入孔（１１，１１）が形成されている。

【００２１】一方、上記接続具（１４）は長さ方向の半分が略矩形状の平板部で、残る半分が中空円筒部からなり、前記平板部の先端は上記ソケット（１０）の段部（１３）に密接する階段状の表面を有する突起面（１５）として形成され、同平板部の略中央部分には長さ方向に平行なピン挿通用の長孔（１６）が貫通して形成されている。また、前記中空円筒部の中空部（２２）は、図１および図５に示すように断面が円形の一部を切除した内面が長手方向に平坦面を有する形状とされている。そして、この中空部（２２）に挿入される下部連結ロッド（Ｃ）の端部の断面形状も、少なくとも前記中空部（２２）の断面形状と一致させてあり、この端部を接続具（１４）の前記中空部（２２）に密嵌して熱処理により両者を一体に連結固定する。この下部連結ロッド（Ｃ）の前記挿入端部と所定の距離をもたせた本体の中間にフランジ（２０）を形成している。なお、図中の符号（１９）は圧縮スプリング、（２１）はスプリングシートを示している。

【００２２】以上のように構成された各部材の組立てのうち、特に下部関節部（４）の組立構造について述べると、中間連結ロッド（Ｂ）のソケットヨーク（１２，１２）間に下部連結ロッド（Ｃ）の接続具（１４）を嵌合して、各ソケットヨーク（１２，１２）に形成されているピン挿入孔（１１，１１）と接続具（１４）に形成された長孔（１６）とを一致させ、この状態で締付ピン（１８）をソケットヨーク（１２，１２）の外側から前記各ピン挿入孔（１１，１１）と長孔（１６）に挿通し、中間および下部の各連結ロッド（Ｂ），（Ｃ）を結合する。

【００２３】圧縮スプリング（１９）が装着された下部連結ロッド（Ｃ）の挿入端部は、スプリングシート（２１）に挿通した状態で接続具（１４）の中空円筒部の中空部（２２）に密挿固定される。その結果、圧縮スプリング（１９）はソケット（１０）の端面に圧接するスプリングシート（２１）と下部連結ロッド（Ｃ）の上記フランジ（２０）との間に介装され、接続具（１４）をソケット（１０）から突出させる方向に付勢する。

【００２４】一方、接続具（１４）はその長孔（１６）の範囲内でソケット（１０）内を進退することができるようになっているので、テントが開いてテントポールに湾曲力が作用しているときは、図３および図４に示すように接続具（１４）の突起面（１５）がソケット（１０）の段部（１３）に密接するまで圧縮スプリング（１９）の弾性力に抗して移動し、両者が係合して外力が加わっても容易には折畳まれないようにしている。

【００２５】いま、テントが開いた状態から上部関節部（３）の閉締め装置を操作して同関節部（３）を閉じると、テントポールに作用していた上記湾曲力が解除され、接続具（１４）は圧縮状態にあった圧縮スプリング（１９）が復元して、その弾性力で図２に示すようにソケット（１０）から突出する方向に移動し、突起面（１５）と段部（１３）が離反して両者の係合が外れ、格別な操作を要することなく仮想線で示すように下部関節部（４）が簡単に折畳めるようになる。

【００２６】図４は、テントを開いたときに上・中・下部連結ロッド（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）が相互の結合部（Ｈ）側に締め付けられる作用の説明図である。即ち、テントを開いてテントポールが湾曲した状態では、その湾曲力により上・中・下の各連結ロッドは、矢印で示すようにそれぞれの結合部（Ｈ）側に締め付ける方向に作用し、結局、同作用によりテントを開いたときは図３に示すように中間連結ロッド（Ｂ）と下部連結ロッド（Ｃ）が向かい合って締め付けられ、図６に示すように接続具（１４）の突起面（１５）がソケット（１０）の段部（１３）に密接して両者の動作が規制され、このとき圧縮スプリング（１９）は圧縮状態にあり、突起面（１５）とピン（１８）の２個所の固定点により下部連結ロッド（Ｃ）の折畳みが確実に防止される。上部関節部（３）の閉締め状態を保持し、テントが継続して開かれている間は、テントポールの湾曲力の作用が持続されて下部関節部（４）の閉締め作用も持続され、しかも、このとき外部から下部関節部（４）に触れるか或いはテント内部方向に押し込む力を加えても、同関節部（４）は曲がる恐れも折畳まれる恐れも全くない。

【００２７】これとは反対に、テントを折畳む目的をもって上部関節部（３）の閉締め装置を操作して閉締め作用を解くと、テントポールの湾曲力が解除されポールが直線化し、その瞬間に湾曲力によって下部関節部（４）に作用していた上下の連結ロッド（Ｂ），（Ｃ）の相互締結力が解消すると共に、圧縮状態にあったコイルスプリング（１９）の復元力が作用して、両連結ロッド（Ｂ）（Ｃ）が図２に示すように折畳みが可能となり、下部連結ロッド（Ｃ）を「Ｖ」型に折畳めるようになる。

【００２８】

【考案の効果】

以上述べた如く構成されている本考案によれば、テントポールを拡げて上部関節部を閉じ締めると、同時に下部関節部も共に閉じられ、上部関節部の閉締め状態を解くと下部関節部も連動して閉締めが解除されるため、ワンタッチドーム型テントの開閉に必要なワンタッチ操作を従来と同様に上部関節部だけで行うと、下部関節部も同時に閉じ締められ、或いは解かれるという自動的な機能を有し、従って下部関節部に手を触れる必要がなく、本考案の適用によって従来のドーム型テントにおける下部関節部のもつ全ゆる問題点を解消することができる有用な効果を奏するものである。更に、本考案ではテントポールの一方向に平面を形成し、同様の断面形状を有する上・下関節部のロッド挿入孔に密嵌結合するため、各連結ロッド間に空廻りによる位置変動がなくなるという優れた効果をも有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の下部関節部の構成を示した分解斜視図
である。

【図２】テントの折畳み時における下部関節部の挙動説
明図である。

【図３】テントの展開時における下部関節部の挙動説明
図である。

【図４】テントの展開時における連結ロッド相互の連結
部に加える締め付け作用の説明図である。

【図５】図４のＤ−Ｄ線の拡大断面図である。

【図６】従来のワンタッチ式ドーム型テントの構成を示
す斜視図である。

【図７】従来のテントの関節部の構成及び折りたたみ状
態を示した説明図である。

【図８】従来のテントの折畳み機構説明図である。

【符号の説明】

１集結板２テントポール３上部関節部４下部関節部５固定用キャップ６下端７端部 10 ソケット 11 ピン挿入孔 12 ソケットヨーク 13 段部 14 接続具 15 段状の突起面 16 長孔 18 ピン 19 圧縮スプリング 20 フランジ 21 スプリングシート 22 中空部 23 平坦面Ａ上部連結ロッドＢ中間連結ロッドＣ下部連結ロッドＨ結合部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上・中・下の連結ロッド（Ａ），
（Ｂ），（Ｃ）が上下関節部（３），（４）においてヒ
ンジ結合されたテントポール（２）の前記関節部のうち
上部関節部（３）にのみ閉締め装置が設けられてなるド
ーム型テントにおいて、前記下部関節部（４）は、中間
連結ロッド（Ｂ）の下端に固着されたソケット（１０）
と該ソケット（１０）にピン（１８）を介して嵌合する
下部連結ロッド（Ｃ）の上端に固着された接続具（１
４）とからなり、前記ソケット（１０）の先端部分は、
段部（１３）を介して形成され、テントの外側方向に開
放面を有する断面が凹状とされた接続具（１４）を嵌合
する嵌合部を備えるとともに、該嵌合部の両側ヨークの
略中央部分にはピン挿入孔（１１，１１）が形成され、
前記接続具（１４）の先端部分は、先端に前記ソケット
（１０）の段部（１３）に当接して係合する段状の突起
面を有する平板部であり、下部連結ロッド（Ｃ）の連結
部分は中空円筒部とされ、前記平板部の略中央部分には
ピン挿通用の長さ方向に平行な長孔（１６）が形成さ
れ、前記円筒部の中空部分（２２）の一部内面は長手方
向に延びる平坦面とされ、前記下部連結ロッド（Ｃ）の
上端部は、前記接続具（１４）の中空部分（２２）と略
同一の断面形状を有しており、前記下部連結ロッド
（Ｃ）の上端部を前記接続具（１４）の中空部分（２
２）に密嵌固定するとともに、接続具（１４）の平板部
をソケット（１０）の嵌合部に嵌合し、ソケット（１
０）のピン挿入孔（１１，１１）と接続具（１４）の長
孔（１６）に挿通されるピン（１８）により中間連結ロ
ッド（Ｂ）と下部連結ロッド（Ｃ）を連結し、且つ中間
連結ロッド（Ｂ）と下部連結ロッド（Ｃ）との間に両者
を離反させる方向に付勢する弾性部材（１９）を介装し
てなることを特徴とするワンタッチ式ドーム型テントの
下部関節部の折畳み防止装置。