JPH04118458U - 電着塗装装置 - Google Patents

電着塗装装置

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JPH04118458U
JPH04118458U JP2000191U JP2000191U JPH04118458U JP H04118458 U JPH04118458 U JP H04118458U JP 2000191 U JP2000191 U JP 2000191U JP 2000191 U JP2000191 U JP 2000191U JP H04118458 U JPH04118458 U JP H04118458U
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JP2000191U
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野 忠 道 広
辺 俊 典 渡
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トリニテイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入槽側に設けられた低電圧給電バーの印加電
圧をソフトスタートさせて電着塗装する際に、低電圧給
電バーのソフトスタートに要する部分の長さをピッチ間
距離と等しくして生誕効率を最大限まで向上させると同
時に、夫々のハンガーに吊られた被塗物を個々にソフト
スタートさせることができるようにすることを課題とし
ている。 【構成】 低電圧給電バー3がハンガーHのピッチ間距
離よりも長く選定されると共に、その長手方向に沿って
夫々が前記ピッチ間距離よりも短い前後二段の給電バー
3A,3Bに分割され、後段の給電バー3Bが電源装置
6に接続されると共に、前後段の給電バー3A,3Bの
間に所定のタイミングでオンオフ動作を行うオンオフ回
路7を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電着槽に浸漬された被塗物の印加電圧を徐々に昇圧させてソフトス タートさせる電着塗装装置に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車の生産ライン等では、コンベアハンガーに吊られて電着槽に入槽される 自動車ボディに給電パーから通電して電着塗膜を形成させるが、入槽の際にいき なり高電圧をかけると電着塗膜の段付を生ずるため、給電バーを低電圧給電バー と高電圧給電バーとに分割し、入槽側の低電圧給電バーの印加電圧をソフトスタ ートさせて、所定電圧まで徐々に昇圧するようにしている(特開昭49−296 8号公報参照)。
【0003】 ところで、このような電着塗装装置で生産効率を向上させようとする場合は、 コンベアハンガーのピッチは被塗物の大きさによって決まってしまうため、コン ベアハンガーの搬送速度を速くして、単位時間当たりに塗装する被塗物の台数を 多くすればよい。 ところが、コンベアハンガーの搬送速度を速くすると、同じ長さの低電圧給電 バーを使用したのではソフトスタートに要する時間が短くなるので、短時間で所 定の電圧まで急激に昇圧させなければならず電着塗膜の肌あれを生ずる。 したがって、コンベアハンガーの搬送速度を速くしようとすると、ソフトスタ ートに必要な時間を確保するために、その分、低電圧給電バーも長くしなければ ならない。
【0004】 一方、低電圧給電バーは、その長さがコンベアハンガーのピッチ間距離未満に 選定されていれば、相前後して搬送される二つのハンガーに同時に給電すること がなく、各ハンガーごとにソフトスタートさせることができる。 したがって、理論的には、低電圧給電バーをピッチ間距離まで長くして、先行 のハンガーが通過したと同時に後続のハンガーに通電開始すれば、当該低電圧給 電バーを通過する時間でソフトスタートを行うことができる速度まで搬送速度を 速くすることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、現実には、先行のハンガーが通過したとき高電圧状態にある低 電圧給電バーを塗装不良を生じない低電位まで降圧させた後に、当該低電圧給電 バーに後続のハンガーを当接させて昇圧を開始しなければ、後続のハンガーに吊 られた被塗物の塗膜が塗装不良を起こすため、先行のハンガーが通過したと同時 に後続のハンガーに通電開始することはできない。
【0006】 したがって、低電圧給電バーは、先行のハンガーが通過してから昇圧開始する までの時間に相当する搬送距離分だけ、ピッチ間距離よりも短くしなければなら ず、この短い低電圧給電バーでソフトスタートに要する時間を確保しなければな らないので、これに応じて搬送速度も遅くなり、生産効率を最大限まで向上させ ることができなかった。 そこで、本考案は、低電圧給電バーのソフトスタートに要する部分の長さをピ ッチ間距離と等しくして生産効率を最大限まで向上させることができ、しかも夫 々のハンガーに吊られた被塗物を個々にソフトスタートさせて塗装不良を起こさ ないようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解説するために、本考案は、電着槽内に浸漬された被塗物に給電す る低電圧給電バーと高電圧給電バーが、前記被塗物を吊り下げるハンガーを所定 のピッチで連続的に搬送するコンベアに沿って前後に連続して設けられると共に 、入槽側に設けられた低電圧給電バーにその印加電圧をソフトスタートさせる電 圧調整装置が接続された電着塗装装置において、前記低電圧給電バーが、ハンガ ーのピッチ間距離よりも長く選定されると共に、その長手方向に沿って夫々が前 記ピッチ間距離よりも短い前後二段の給電バーに分割され、高電圧給電バー側の 後段の低電圧給電バーが前記電圧調整装置に接続されると共に、当該後段の低電 圧給電バーと入槽側の前段の低電圧給電バーの間には、先行のハンガーが後段の 低電圧給電バーから高電圧給電バーに乗り移った後に後続のハンガーの印加電圧 を昇圧開始する電圧調整装置と同期してオンされ、当該後続のハンガーが後段の 低電圧給電バーに乗り移ったときにオフされるオンオフ回路が設けられているこ とを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、前段の低電圧給電バーは、印加電圧をソフトスタートをさせ る電圧調整装置に接続された後段の低電圧給電バーにオンオフ回路を介して接続 され、ハンガーが低電圧給電バーに当接すると電圧調整装置の昇圧開始と同期し てオンされるので、前段の低電圧給電バーを介してソフトスタートが行われる。 そして、ハンガーが後段の低電圧給電バーに移行すると、当該ハンガーは後段 の低電圧給電バーから給電されて連続的に印加電圧が昇圧されると共に、前記オ ンオフ回路はオフされて前段の低電圧給電バーへ給電されなくなる。
【0009】 また、低電圧給電バーの全長はハンガーのピッチ間距離よりも長く選定されて いるので、後段の低電圧給電バーに電圧が印加された状態で、後続のハンガーが 前段の低電圧給電バーに当接されるが、このとき前段の低電圧給電バーには給電 されていないので、急激な給電による塗装不良を生ずることがない。 そして、先行のハンガーが後段の低電圧給電バーから高電圧給電バーに乗り移 った時は、後続のハンガーは既に前段の低電圧給電バーに当接されているので、 先行のハンガーが乗り移ると同時に昇圧を開始することができ、低電圧給電バー のソフトスタートに要する部分の長さがピッチ間距離と等しくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案に係る電着塗装装置の一例を示すフローシートである。 図中1は、電着槽2内に浸漬される自動車ボディ等の被塗物Wに給電する低電 圧給電バー3と高電圧給電バー4が、被塗物Wを吊り下げるハンガーHを所定の ピッチで連続的に搬送するコンベア5に沿って前後に連続して設けられた電着塗 装装置である。
【0011】 低電圧給電バー3は、電着槽2内に浸漬された被塗物Wに最初に通電できるよ うに入槽側に設けられ、その全長がハンガーHのピッチ間距離よりも長く選定さ れると共に、その長手方向に沿って夫々が前記ピッチ間距離よりも短い前後二段 の給電バー3A,3Bに分割されている。 そして、本例では、高電圧給電バー4側の後段の低電圧給電バー3Bが、定電 圧装置と電圧調整装置を備えた電源装置6に直接接続され、その印加電圧を例え ば80Vからソフトスタートさせて250Vまで漸次上昇させるようになされて いる。
【0012】 また、入槽側の前段の低電圧給電バー3Aは、オンオフ回路7を介して前記後 段の低電圧給電バー3Bに電気的に接続されている。 このオンオフ回路7は、先行のハンガーHが後段の低電圧給電バー3Bから高 電圧給電バー4に移行した後、後続のハンガーHが前段の低電圧給電バー3A上 のリミットスイッチL1 を作動させた時に発せられるスイッチ信号に基づいて、 電源装置6の昇圧開始と同期してオンされる。 そして、当該ハンガーHが後段の低電圧給電バー3Bに移行したときにリミッ トスイッチL2 を作動させたときに発せられるスイッチ信号に基づいて、さらに 後続するハンガーHが前段の低電圧給電バー3Aに当接される前にオフされるよ うに成されている。 なお、電源装置6は、低電圧給電バー3Bから高電圧給電バー4に移行したハ ンガーHによって作動されるリミットスイッチL3 のスイッチ信号に基づいてオ フされる。
【0013】 また、高電圧給電バー4には、定電圧電源装置8が接続されて、前記低電圧給 電バー4から乗り移った被塗物Wに、280〜300Vの定電圧を印加するよう になされている。 なお、9は、ハンガーHが後段の低電圧給電バー3Bから高電圧給電バー4に 乗り移る際に両者の電圧を一定にするための接続スイッチである。
【0014】 以上が、本考案の一例構成であって、次にその動作について、図2を伴って説 明する。 図2は、被塗物の位置と各低電圧給電バー3A及び3Bに印加される電圧の関 係を示すグラフであって、(a)は被塗物Wの位置、(b)及び(c)は夫々前 段の低電圧給電バー3A及び後段の低電圧給電バー3Bの電圧変化を示すグラフ である。
【0015】 まず、先行のハンガーH1 が前段の低電圧給電バー3A上のリミットスイッチ L1 を作動させると、電源装置6がソフトスタートされると同時に、オンオフ回 路7がオンされて前後の低電圧給電バー3A及び3Bが導通される(T1 )ので 、各低電圧給電バー3A及び3Bに印加される電圧は同様に昇圧され、最初は前 段の低電圧給電バー3Aから給電され(T1 〜T2 )、次いで後段の低電圧給電 バー3Bから給電され(T2 〜T3 )、印加電圧は連続的に昇圧される(T1 〜 T3 )。
【0016】 そして、後段の低電圧給電バー3Bに乗り移ると、後続するハンガーH2 が前 段の低電圧給電バー3Aに当接される前にリミットスイッチL2 が作動されて、 オンオフ回路7がオフされ、前段の低電圧給電バー3Aへ給電されなくなる(T 4 )。 このとき、低電圧給電バー3の全長はハンガーHのピッチ間距離よりも長く選 定されているので、後段の低電圧給電バー3Bに電圧が印加された状態で、後続 のハンガーHが前段の低電圧給電バー3Aに当接されるが、このとき前段の低電 圧給電バー3Aは図2(b)に示すように低電位に維持されているので(T2 〜 T3 )、急激な給電による塗装不良を生ずることがない。
【0017】 そして、先行するハンガーH1 が後段の低電圧給電バー3Bから高電圧給電バ ー4に乗り移って、リミットスイッチL3 が作動され電源装置6がオフされると 同時に、後続のハンガーHがリミットスイッチL1 を作動させて、すぐソフトス タートが開始される(T5 )。 このとき、後続のハンガーH2 は、既に前段の低電圧給電バー3Aに当接され ているので、先行のハンガーH1 が乗り移ると同時に昇圧を開始することができ 、低電圧給電バー3のソフトスタートに要する部分の長さをピッチ間距離と等し い長さまで延長するすることができ、搬送速度もこれに応じて速くすることがで きるので、生産効率が向上する。
【0018】 なお、実施例の説明では、リミットスイッチL1 〜L3 を用いてハンガーHの 位置を検知することにより電源装置6やオンオフ回路7のタイミングをとる場合 について説明したが、本考案はこれに限らず光電スイッチ等の任意のセンサを適 用することかできる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、低電圧給電バーのソフトスタートに要す る部分の長さをピッチ間距離と等しい長さまで延長することができるので、生産 効率を最大限まで向上させることができ、しかも個々のハンガーごとにソフトス タートさせることができるので、塗装不良を起こすことがないという優れた効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電着塗装装置の一例を示すフロ
ーシート。
【図2】 被塗物の位置と各低電圧給電バーに印加され
る電圧の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
W・・・被塗物 H・・・ハンガー 1・・・電着塗装装置 2・・・電着槽 3・・・低電圧給電バー 3A・・前段の低電圧給電バー 3B・・後段の低電圧給電バー 4・・・高電圧給電バー 5・・・コンベア 6・・・電源装置 7・・・オンオフ回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着槽(2)内に浸漬された被塗物
    (W)に給電する低電圧給電バー(3)と高電圧給電バ
    ー(4)が、前記被塗物(W)を吊り下げるハンガー
    (H)を所定のピッチで連続的に搬送するコンベア
    (5)に沿って前後に連続して設けられると共に、入槽
    側に設けられた低電圧給電バー(3)にその印加電圧を
    ソフトスタートさせる電源装置(6)が接続された電着
    塗装装置において、前記低電圧給電バー(3)が、ハン
    ガー(H)のピッチ間距離よりも長く選定されると共
    に、その長手方向に沿って夫々が前記ピッチ間距離より
    も短い前後二段の給電バー(3A,3B)に分割され、
    高電圧給電バー(4)側の後段の低電圧給電バー(3
    B)が前記電源装置(6)に接続されると共に、当該後
    段の低電圧給電バー(3B)と入槽側の前段の低電圧給
    電バー(3A)の間には、先行のハンガー(H)が後段
    の低電圧給電バー(3B)から高電圧給電バー(4)に
    乗り移った後に電源装置(6)の昇圧開始と同期してオ
    ンされ、当該後続のハンガー(H)が後段の低電圧給電
    バー(3B)に乗り移ったときにオフされるオンオフ回
    路(7)が設けられていることを特徴とする電着塗装装
    置。
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