JPH0543103Y2 - - Google Patents
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- JPH0543103Y2 JPH0543103Y2 JP1989035542U JP3554289U JPH0543103Y2 JP H0543103 Y2 JPH0543103 Y2 JP H0543103Y2 JP 1989035542 U JP1989035542 U JP 1989035542U JP 3554289 U JP3554289 U JP 3554289U JP H0543103 Y2 JPH0543103 Y2 JP H0543103Y2
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- Japan
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- power supply
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- coated
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- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 claims description 25
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 20
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 20
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、種類や大きさの異なる被塗物が混在
して搬送される混合生産ラインに用いられる電着
塗装装置に関する。
して搬送される混合生産ラインに用いられる電着
塗装装置に関する。
自動車の生産ラインでは、様々は車種の自動車
ボデイを、高級車や大衆車の区別もせず、総て一
つの生産ラインに設けられた同じ電着槽内に浸漬
して電着塗装すると、高級車にとつては、その品
質を満たすに充分な厚さの塗膜が得られず、ま
た、大衆車にとつては、必要以上に厚い塗膜とな
つて塗料や電力の無駄を生ずる。
ボデイを、高級車や大衆車の区別もせず、総て一
つの生産ラインに設けられた同じ電着槽内に浸漬
して電着塗装すると、高級車にとつては、その品
質を満たすに充分な厚さの塗膜が得られず、ま
た、大衆車にとつては、必要以上に厚い塗膜とな
つて塗料や電力の無駄を生ずる。
一方、自動車ボデイを、その車種ごとに異なる
電着槽に浸漬して電着塗装せんとすると、多数の
生産ラインが必要になるから、設備費が嵩むばか
りか、その設備に要するスペースも大きくなる。
電着槽に浸漬して電着塗装せんとすると、多数の
生産ラインが必要になるから、設備費が嵩むばか
りか、その設備に要するスペースも大きくなる。
このため、従来においては、大小種類の異なる
自動車ボデイを一つの生産ラインに混在させて搬
送すると共に、電着槽に入槽される自動車ボデイ
の車種や大きさを判別して、各ボデイを電着塗装
する際の電気的条件を異ならせることにより、
夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させる手段が
種々提案されている。
自動車ボデイを一つの生産ラインに混在させて搬
送すると共に、電着槽に入槽される自動車ボデイ
の車種や大きさを判別して、各ボデイを電着塗装
する際の電気的条件を異ならせることにより、
夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させる手段が
種々提案されている。
その一例として、電着槽内を通過する自動車ボ
デイに通電する給電バーの印加電圧を、各ボデイ
の種類や表面積の違いに見合つた電圧に設定する
ものがあるが(特開昭59−177398号)、これによ
ると、電着槽内を大小異なる複数のボデイが混在
して通過する場合に、総てのボデイが同じ給電バ
ーから通電されて、夫々のボデイに見合つた印加
電圧を設定できないから、例えば、特開昭60−
125394号のように、給電バーの印加電圧を厚い塗
膜が要求される高級車や大型車のボデイに合わせ
て設定し、薄い塗膜でもよい大衆車や小型車のボ
デイを電着槽内から早めに引き揚げるような大掛
かりな設備が必要となる。
デイに通電する給電バーの印加電圧を、各ボデイ
の種類や表面積の違いに見合つた電圧に設定する
ものがあるが(特開昭59−177398号)、これによ
ると、電着槽内を大小異なる複数のボデイが混在
して通過する場合に、総てのボデイが同じ給電バ
ーから通電されて、夫々のボデイに見合つた印加
電圧を設定できないから、例えば、特開昭60−
125394号のように、給電バーの印加電圧を厚い塗
膜が要求される高級車や大型車のボデイに合わせ
て設定し、薄い塗膜でもよい大衆車や小型車のボ
デイを電着槽内から早めに引き揚げるような大掛
かりな設備が必要となる。
また、このような設備を不要にするには、実開
昭60−75468号のように、前記給電バーをボデイ
の通過方向に沿つて三本のバーに分割し、高級車
には、総てのバーから順次通電し、大衆車には、
中間にある一本のバーのみから通電して他の二本
のバーからの通電を停止する手段もあるが、この
場合には、各バーからの通電量がその長さとボデ
イの通過速度に依存しているので、各ボデイごと
の通電量を微妙に調節して厳密な膜厚管理を行う
ことができない。
昭60−75468号のように、前記給電バーをボデイ
の通過方向に沿つて三本のバーに分割し、高級車
には、総てのバーから順次通電し、大衆車には、
中間にある一本のバーのみから通電して他の二本
のバーからの通電を停止する手段もあるが、この
場合には、各バーからの通電量がその長さとボデ
イの通過速度に依存しているので、各ボデイごと
の通電量を微妙に調節して厳密な膜厚管理を行う
ことができない。
なお、各ボデイごとの通電量を微妙に調節せん
とすれば、特開昭61−19797号のように、各ボデ
イを吊り下げて搬送するコンベアハンガーに、給
電バーから通電される電流の流れを抑制する抵抗
を設け、その抵抗値を夫々のボデイに合わせて選
定する手段も考えられるが、多数のコンベアハン
ガーに一々抵抗値の異なる抵抗を設けることや、
抵抗を設けたハンガーと他のハンガーとを使い分
けたり、各ボデイごとに夫々に適した抵抗を有す
るハンガーを選別するのは非常に面倒である。
とすれば、特開昭61−19797号のように、各ボデ
イを吊り下げて搬送するコンベアハンガーに、給
電バーから通電される電流の流れを抑制する抵抗
を設け、その抵抗値を夫々のボデイに合わせて選
定する手段も考えられるが、多数のコンベアハン
ガーに一々抵抗値の異なる抵抗を設けることや、
抵抗を設けたハンガーと他のハンガーとを使い分
けたり、各ボデイごとに夫々に適した抵抗を有す
るハンガーを選別するのは非常に面倒である。
そこで本考案は、多数のコンベアハンガーに
一々抵抗を設ける面倒もなく、各コンベアハンガ
ーに吊られて電着槽内に浸漬された被塗物への通
電量を、各被塗物の種類や大きさに応じて微妙に
且つ正確に調節して、各被塗物に形成される電着
塗膜の厚さを厳密にコントロールすることを技術
的課題としている。
一々抵抗を設ける面倒もなく、各コンベアハンガ
ーに吊られて電着槽内に浸漬された被塗物への通
電量を、各被塗物の種類や大きさに応じて微妙に
且つ正確に調節して、各被塗物に形成される電着
塗膜の厚さを厳密にコントロールすることを技術
的課題としている。
この課題を解決するために、本考案は、種類や
大きさの異なる被塗物が混在して搬送される混合
生産ラインに用いられる電着塗装装置において、
所定のピツチで搬送されるコンベアハンガーの集
電子を摺接させてそのコンベアハンガーに吊られ
て電着槽内に浸漬された各被塗物に通電する給電
バーが、ハンガー間ピツチよりも短い長さに設定
された複数本の給電バーに分割して形成され、そ
れら各給電バーごとに、各コンベアハンガーの集
電子と一定の間隔で対峙するように各給電バーと
平行に配されてシリンダで集電子を各給電バーか
ら圧し離す方向に動かされるガイドバーが設けら
れると共に、各給電バーから各被塗物に通電され
る電力量を測定する積算電力計と、当該積算電力
計で測定された電力量が各被塗物の種類や大きさ
に応じて予め設定された所定の通電量に達した時
にその被塗物を吊つているコンベアハンガーの集
電子を給電バーから圧し離してその被塗物への通
電を停止させる通電停止信号を各ガイドバーのシ
リンダに出力する通電制御装置が設けられている
ことを特徴とする。
大きさの異なる被塗物が混在して搬送される混合
生産ラインに用いられる電着塗装装置において、
所定のピツチで搬送されるコンベアハンガーの集
電子を摺接させてそのコンベアハンガーに吊られ
て電着槽内に浸漬された各被塗物に通電する給電
バーが、ハンガー間ピツチよりも短い長さに設定
された複数本の給電バーに分割して形成され、そ
れら各給電バーごとに、各コンベアハンガーの集
電子と一定の間隔で対峙するように各給電バーと
平行に配されてシリンダで集電子を各給電バーか
ら圧し離す方向に動かされるガイドバーが設けら
れると共に、各給電バーから各被塗物に通電され
る電力量を測定する積算電力計と、当該積算電力
計で測定された電力量が各被塗物の種類や大きさ
に応じて予め設定された所定の通電量に達した時
にその被塗物を吊つているコンベアハンガーの集
電子を給電バーから圧し離してその被塗物への通
電を停止させる通電停止信号を各ガイドバーのシ
リンダに出力する通電制御装置が設けられている
ことを特徴とする。
本考案によれば、コンベアハンガーに吊られて
電着槽内に浸漬された各被塗物に給電バーから通
電が開始されると、その通電される電力量が積算
電力計によつて測定される。
電着槽内に浸漬された各被塗物に給電バーから通
電が開始されると、その通電される電力量が積算
電力計によつて測定される。
そして、積算電力計で測定された電力量が各被
塗物について予め設定された通電量に達すると、
通電制御装置から通電停止信号が出力される。
塗物について予め設定された通電量に達すると、
通電制御装置から通電停止信号が出力される。
これにより、所定の通電量に達した被塗物を吊
つているコンベアハンガーの集電子が、ガイドバ
ーによつて給電バーから圧し離され、当該被塗物
への通電が停止される。
つているコンベアハンガーの集電子が、ガイドバ
ーによつて給電バーから圧し離され、当該被塗物
への通電が停止される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案による電着塗装装置の全体を概
略的に示す正面図、第2図及び第3図は夫々その
要部を拡大して示す平面図及び測定図である。
略的に示す正面図、第2図及び第3図は夫々その
要部を拡大して示す平面図及び測定図である。
本例では、所定のピツチで搬送されるコンベア
ハンガー1に吊られて電着槽2内に浸漬された各
被塗物Wに通電する給電バーが、各ハンガー間ピ
ツチよりも短い長さに選定された複数本の給電バ
ー3a〜3dに分割して形成されている。
ハンガー1に吊られて電着槽2内に浸漬された各
被塗物Wに通電する給電バーが、各ハンガー間ピ
ツチよりも短い長さに選定された複数本の給電バ
ー3a〜3dに分割して形成されている。
そして、これら各給電バー3a〜3dが、電源
装置4に対して並列に接続されると共に、夫々の
接続回路5a〜5dに積算電力計6a〜6dが介
装されている。
装置4に対して並列に接続されると共に、夫々の
接続回路5a〜5dに積算電力計6a〜6dが介
装されている。
また、各給電バー3a〜3dの始端側には、各
被塗物Wが吊られたコンベアハンガー1の到来を
検知するリミツトスイツチ7a〜7dが設けられ
ている。
被塗物Wが吊られたコンベアハンガー1の到来を
検知するリミツトスイツチ7a〜7dが設けられ
ている。
8は、コンベアハンガー1で搬送される大小種
類の異なる被塗物Wの序列が予めプログラムされ
た通電制御装置であつて、そのプログラムと、コ
ンベア速度で、各リミツトスイツチ7a〜7dか
ら出力される検知信号とに基づいて、電着槽2内
に浸漬される被塗物Wの種類や大きさを判別する
と同時に、電着槽2内を通過する各被塗物Wの位
置を検出し、更に、これらのデータと、積算電力
計6a〜6dによつて計測される電力量とに基づ
いて、電着槽2内に浸漬された各被塗物Wごとに
給電バーから通電される電力量を積算すると共
に、その電力量が各被塗物Wの種類や大きさに応
じて予め設定された通電量に達したか否かを判別
し、所定の通電量に達したと判定された時に、当
該被塗物Wへの通電を停止させる通電停止信号A
〜Dを出力する。
類の異なる被塗物Wの序列が予めプログラムされ
た通電制御装置であつて、そのプログラムと、コ
ンベア速度で、各リミツトスイツチ7a〜7dか
ら出力される検知信号とに基づいて、電着槽2内
に浸漬される被塗物Wの種類や大きさを判別する
と同時に、電着槽2内を通過する各被塗物Wの位
置を検出し、更に、これらのデータと、積算電力
計6a〜6dによつて計測される電力量とに基づ
いて、電着槽2内に浸漬された各被塗物Wごとに
給電バーから通電される電力量を積算すると共
に、その電力量が各被塗物Wの種類や大きさに応
じて予め設定された通電量に達したか否かを判別
し、所定の通電量に達したと判定された時に、当
該被塗物Wへの通電を停止させる通電停止信号A
〜Dを出力する。
9a〜9dは、各給電バー3a〜3dごとに設
けられるガイドバーであつて、夫々が各給電バー
3a〜3dに沿つて平行に配されると共に、当該
給電バー3a〜3dを挟んで各コンベアハンガー
1の集電子10と対峙する位置に設けられ、通電
停止信号A〜Dが入力された時に起動するシリン
ダ11によつて、集電子10を給電バー3a〜3
dから圧し離す方向に突出せられるようになつて
いる。
けられるガイドバーであつて、夫々が各給電バー
3a〜3dに沿つて平行に配されると共に、当該
給電バー3a〜3dを挟んで各コンベアハンガー
1の集電子10と対峙する位置に設けられ、通電
停止信号A〜Dが入力された時に起動するシリン
ダ11によつて、集電子10を給電バー3a〜3
dから圧し離す方向に突出せられるようになつて
いる。
すなわち、各ガイドバー9a〜9dは、通電制
御装置8から通電停止信号A〜Dが出力された時
に、各給電バー3a〜3dに集電子10を摺接さ
せているバネ12の付勢力に抗して、集電子10
を各給電バー3a〜3dから圧し離すようになつ
ている。
御装置8から通電停止信号A〜Dが出力された時
に、各給電バー3a〜3dに集電子10を摺接さ
せているバネ12の付勢力に抗して、集電子10
を各給電バー3a〜3dから圧し離すようになつ
ている。
しかして、自動車の混合生産ラインでは、被塗
物Wとなる各自動車ボデイに夫々適した厚さの電
着塗膜が得られる通電量を、車種や大きさの違い
に応じて予め設定し、そのデータを通電制御装置
8に記憶させておく。
物Wとなる各自動車ボデイに夫々適した厚さの電
着塗膜が得られる通電量を、車種や大きさの違い
に応じて予め設定し、そのデータを通電制御装置
8に記憶させておく。
そして、各自動車ボデイが電着槽2に入槽され
ると、まず、リミツトスイツチ7aからのスイツ
チ信号が通電制御装置8に入力されて、給電バー
3aから当該各ボデイに通電される電力量の積算
が開始されると共に、その積算した電力量が当該
ボデイについて予め設定された通電量に達したか
否かを判定し、塗膜の段付を防止するために印加
電圧をソフトスタートさせる給電バー3aからの
通電のみでは所定の通電量に達しなかつた時は、
続いて給電バー3bからも通電を開始し、積算電
力計6aで測定された電力量に、積算電力計6b
で測定される電力量を積算して行き、その積算し
た電力量が所定の通電量に達したか否かを判定す
る。
ると、まず、リミツトスイツチ7aからのスイツ
チ信号が通電制御装置8に入力されて、給電バー
3aから当該各ボデイに通電される電力量の積算
が開始されると共に、その積算した電力量が当該
ボデイについて予め設定された通電量に達したか
否かを判定し、塗膜の段付を防止するために印加
電圧をソフトスタートさせる給電バー3aからの
通電のみでは所定の通電量に達しなかつた時は、
続いて給電バー3bからも通電を開始し、積算電
力計6aで測定された電力量に、積算電力計6b
で測定される電力量を積算して行き、その積算し
た電力量が所定の通電量に達したか否かを判定す
る。
ここで、自動車ボデイが、例えば電着塗膜の厚
さが20μ程度で足りる大衆車であれば、給電バー
3bから通電中に、所定の通電量に達してしまう
ことがあり、この場合には、その時点で直ちに、
通電制御装置8からガイドバー9bを駆動するシ
リンダ11に通電停止信号が出力され、当該ガイ
ドバー9bが、大衆車を吊つているコンベアハン
ガー1の集電子10を給電バー3bから圧し離し
て、そのボデイへの通電を停止させる。
さが20μ程度で足りる大衆車であれば、給電バー
3bから通電中に、所定の通電量に達してしまう
ことがあり、この場合には、その時点で直ちに、
通電制御装置8からガイドバー9bを駆動するシ
リンダ11に通電停止信号が出力され、当該ガイ
ドバー9bが、大衆車を吊つているコンベアハン
ガー1の集電子10を給電バー3bから圧し離し
て、そのボデイへの通電を停止させる。
そして、この大衆車が給電バー3bを通過する
と、リミツトスイツチ7cから出力されるスイツ
チ信号に基づいて、ガイドバー9bが元の状態に
復帰すると同時に、今度は、給電バー3cと平行
して設けられたガイドバー9cのシリンダ11に
通電停止信号Cが出力されて、当該ガイドバー9
cが、前記集電子10を給電バー3cに全く摺接
させないように圧し離す。
と、リミツトスイツチ7cから出力されるスイツ
チ信号に基づいて、ガイドバー9bが元の状態に
復帰すると同時に、今度は、給電バー3cと平行
して設けられたガイドバー9cのシリンダ11に
通電停止信号Cが出力されて、当該ガイドバー9
cが、前記集電子10を給電バー3cに全く摺接
させないように圧し離す。
この状態で、大衆車が給電バー3cを通過する
と、リミツトスイツチ7dから出力されるスイツ
チ信号に基づいて、ガイドバー9cが元の状態に
復帰すると同時に、最終段の給電バー3dと平行
して設けられたガイドバー9dのシリンダ11に
通電停止信号Dが出力されて、当該ガイドバー9
dが、前記集電子10を給電バー3dに全く摺接
させないように圧し離す。
と、リミツトスイツチ7dから出力されるスイツ
チ信号に基づいて、ガイドバー9cが元の状態に
復帰すると同時に、最終段の給電バー3dと平行
して設けられたガイドバー9dのシリンダ11に
通電停止信号Dが出力されて、当該ガイドバー9
dが、前記集電子10を給電バー3dに全く摺接
させないように圧し離す。
次に、自動車ボデイが、電着塗膜の厚さが25μ
程度必要な高級車であつて、例えば、給電バー3
cから通電中に、その膜厚に適した通電量に達す
ると、直ちに、通電制御装置8からガイドバー9
cのシリンダ11に通電停止信号Cが出力され
て、当該ガイドバー9Cが、高級車を吊つている
コンベアハンガー1の集電子10を給電バー3c
から圧し離して通電を停止させ、以後は、給電レ
ール3dにも全く摺接させずに電着槽2内から出
槽させる。
程度必要な高級車であつて、例えば、給電バー3
cから通電中に、その膜厚に適した通電量に達す
ると、直ちに、通電制御装置8からガイドバー9
cのシリンダ11に通電停止信号Cが出力され
て、当該ガイドバー9Cが、高級車を吊つている
コンベアハンガー1の集電子10を給電バー3c
から圧し離して通電を停止させ、以後は、給電レ
ール3dにも全く摺接させずに電着槽2内から出
槽させる。
また、自動車ボデイが、特に大型の高級車であ
つて、給電バー3a〜3cから通電しても、所定
の通電量に達せず、最終段の給電バー3dから通
電中に、その膜厚に適した通電量に達した時は、
その時点で直ちに、通電制御装置8からガイドバ
ー9dのシリンダ11に通電停止信号Dが出力さ
れて、当該ガイドバー9dが、大型高級車を吊つ
ているコンベアハンガー1の集電子10を給電バ
ー3dから圧し離す。
つて、給電バー3a〜3cから通電しても、所定
の通電量に達せず、最終段の給電バー3dから通
電中に、その膜厚に適した通電量に達した時は、
その時点で直ちに、通電制御装置8からガイドバ
ー9dのシリンダ11に通電停止信号Dが出力さ
れて、当該ガイドバー9dが、大型高級車を吊つ
ているコンベアハンガー1の集電子10を給電バ
ー3dから圧し離す。
このようにすれば、大小種類の異なる自動車ボ
デイへの通電量が、夫々の種類や大きさに応じて
微妙に且つ正確に調節されるから、各ボデイにミ
クロンオーダーで形成される電着塗膜の厚さを厳
密にコントロールすることができる。
デイへの通電量が、夫々の種類や大きさに応じて
微妙に且つ正確に調節されるから、各ボデイにミ
クロンオーダーで形成される電着塗膜の厚さを厳
密にコントロールすることができる。
また、各自動車ボデイについて個々に通電量の
データが得られるから、実際にその膜厚に適した
通電量で通電されたか否かを確認することがで
き、塗膜管理を行う上で非常に有用である。
データが得られるから、実際にその膜厚に適した
通電量で通電されたか否かを確認することがで
き、塗膜管理を行う上で非常に有用である。
以上述べたように、本考案によれば、各コンベ
アハンガーに吊られて電着槽内に浸漬された被塗
物への通電量を、各被塗物ごとにその種類や大き
さに応じて微妙に且つ正確に調節できるから、各
被塗物に形成される電着塗膜の厚さを夫々に適し
た厚さに厳密にコントロールすることができると
いう大変優れた効果がある。
アハンガーに吊られて電着槽内に浸漬された被塗
物への通電量を、各被塗物ごとにその種類や大き
さに応じて微妙に且つ正確に調節できるから、各
被塗物に形成される電着塗膜の厚さを夫々に適し
た厚さに厳密にコントロールすることができると
いう大変優れた効果がある。
第1図は本考案による電着塗装装置の全体を概
略的に示す正面図、第2図及び第3図は夫々その
要部を拡大して示す正面図及び側面図である。 符号の説明、W……被塗物、1……コンベアハ
ンガー、2……電着槽、3a〜3d……給電バ
ー、4……電源装置、6a〜6d……積算電力
計、8……通電制御装置、A〜D……通電停止信
号、9a〜9d……ガイドバー、10……集電
子、11……シリンダ、12……バネ。
略的に示す正面図、第2図及び第3図は夫々その
要部を拡大して示す正面図及び側面図である。 符号の説明、W……被塗物、1……コンベアハ
ンガー、2……電着槽、3a〜3d……給電バ
ー、4……電源装置、6a〜6d……積算電力
計、8……通電制御装置、A〜D……通電停止信
号、9a〜9d……ガイドバー、10……集電
子、11……シリンダ、12……バネ。
Claims (1)
- 種類や大きさの異なる被塗物Wが混在して搬送
される混合生産ラインに用いられる電着塗装装置
において、所定のピツチで搬送されるコンベアハ
ンガー1の集電子10を摺接させてそのコンベア
ハンガー1に吊られて電着槽2内に浸漬された各
被塗物Wに通電する給電バーが、ハンガー間ピツ
チよりも短い長さに選定された複数本の給電バー
3a〜3dに分割して形成され、それら各給電バ
ー3a〜3dごとに、各コンベアハンガー1の集
電子10と一定の間隔で対峙するように各給電バ
ー3a〜3dと平行に配されてシリンダ11で集
電子10を各給電バー3a〜3dから圧し離す方
向に動かされるガイドバー9a〜9dが設けられ
ると共に、各給電バー3a〜3dから各被塗物W
に通電される電力量を測定する積算電力計6a〜
6dと、当該積算電力計6a〜6dで測定された
電力量が各被塗物Wの種類や大きさに応じて予め
設定された所定の通電量に達した時にその被塗物
Wを吊つているコンベアハンガー1の集電子10
を給電バー3a〜3dから圧し離してその被塗物
Wへの通電を停止させる通電停止信号A〜Dを各
ガイドバー9a〜9dのシリンダ11に出力する
通電制御装置が設けられていることを特徴とする
混合生産ライン用電着塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989035542U JPH0543103Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989035542U JPH0543103Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131554U JPH02131554U (ja) | 1990-11-01 |
JPH0543103Y2 true JPH0543103Y2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=31540992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989035542U Expired - Lifetime JPH0543103Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543103Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63310996A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-19 | Honda Motor Co Ltd | 電着塗装方法 |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1989035542U patent/JPH0543103Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63310996A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-19 | Honda Motor Co Ltd | 電着塗装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02131554U (ja) | 1990-11-01 |
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