JPH04118180A - 金属製部材と金属製網状部材の接合方法 - Google Patents

金属製部材と金属製網状部材の接合方法

Info

Publication number
JPH04118180A
JPH04118180A JP23835390A JP23835390A JPH04118180A JP H04118180 A JPH04118180 A JP H04118180A JP 23835390 A JP23835390 A JP 23835390A JP 23835390 A JP23835390 A JP 23835390A JP H04118180 A JPH04118180 A JP H04118180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
metallic
filter
joining
electron beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23835390A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Yamada
山田 忠昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP23835390A priority Critical patent/JPH04118180A/ja
Publication of JPH04118180A publication Critical patent/JPH04118180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属製部材とフィルター等々の金属製網状部
材との接合方法に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課題)最近、各種装
置に金属製網状部材(以下、「フィルター」という)と
して多層の網を取り付ける構造が増加してきており、そ
の−っに圧力晶析用装置の濾過層フィルターがある。
圧力晶析法は、不純物を含む混合液を数千気圧まで加圧
して、目的とする物質のみを固化させることによって、
より高純度な物質に分離・精製する技術である。圧力晶
析用装置は、第1図に示すように晶析用容器(C1)、
背圧用容器、恒温槽、油圧装置、各種センサー、制御盤
、パーソナルコンピューター及び架台から構成されてお
り、晶析用容器(C1)の加圧室には濾過層フィルター
(F)が取付けられている。
フィルターを母材に取り付ける方法として、従来は、ス
ポット溶接にて多数打点していた(第2図(A)参照)
しかし、スポット溶接ではフィルターと母材の接合が不
十分で、剥離しやすく、接合性が良くない欠点があった
。更には、フィルターが溶接時に凹むという欠点があっ
た。フィルターに凹みがあると固化した物質を取出すと
きに固化物が凹部に入り、取り出しにくい。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、金属製網状部
材の形状を損ねることなく、金属製部材と金属製網状部
材を接合性よく接合する方法を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本発明者は、抵抗スポット溶
接以外の接合手段について種々検討した結果、フィルタ
ーと母材の接合性を良好にするため、電子ビーム溶接を
用いる方法を試みたが、単に溶接施工するだけでは良好
な接合性が得られず、特定の態様で実施することにより
、始めて良好な接合性が得られることを見い出した。
すなわち、本発明は、所定の肉厚を有する金属製部材と
金属製網状部材を接合する方法において、金属製部材の
裏面側に金属製網状部材を配置し、金属製部材に電子ビ
ーム貫通溶接を施すことによって金属製部材裏面側に余
盛ビードを形成し、該余盛ビードにて前記金属製網状部
材の空隙部を満たすことを特徴とする金属製部材と金属
製網状部材の接合方法を要旨とするものである。
また、他の本発明は、所定の肉厚を有する金属製部材と
金属製網状部材を接合する方法において、金属製部材の
裏面側に金属製網状部材を配置すると共に、金属製網状
部材の上に金属当て金を置き、金属当て金に電子ビーム
貫通溶接を施すことによって金属当て金裏面側に金属製
部材に至る余盛ビードを形成し、該余盛ビードにて金属
製網状部材の空隙部を満たすことを特徴とする金属製部
材と金属製網状部材の接合方法を要旨とするものである
以下に本発明を詳述する。
(作用) 金属製部材の裏面側に金属製網状部材を配置した状態で
電子ビーム溶接を施工する方法として、まず、抵抗スポ
ット溶接と同様な構成でフィルター側からビームを当て
る方法を検討した。しかし、この方法では、フィルター
が溶融するため、著しく体積減少を起こしてフィルタ一
部が著しく減少してしまい、またビード周辺部のフィル
ターを切断したような形でビードが形成され、フィルタ
ーの側面の露出と共に極端な凹みビードになる(第2図
(B)参照)。そのため、フィルター上にカットワイヤ
を前もってセットし、その上を電子ビーム溶接したとこ
ろ、良好なビードが得られるようになったが、実施工に
おいてはワイヤのセットや溶接時にワイヤが動く等の問
題が生じ、実際的でないことが判明した。
一方、本発明は、第2図(C)に示すように、母材1(
上記濾過用フィルターの場合、母材は円筒状である)の
外側より、裏面側のフィルター2に向かって電子ビーム
EBを入射させて溶接する方法であり、電子ビームはフ
ィルターを貫通し、かつ、余盛ビードを生じさせること
ができるので、この余盛ビードがフィルターの空隙部を
満たす結果、安定して強固な接合ができる8 また、他の本発明は、第2図(D)に示すように、母材
1の裏面側に配置したフィルター2の上に金属当て金3
を配置し、この金属当て金側から電子ビームEBを入射
させて溶接する方法である。この場合も前記方法と同様
、電子ビームはフィルターを貫通して母材に至り、かつ
、余盛ビードを生じさせることができるので、この余盛
ビード(金属当て金の溶融による溶鋼)がフィルターの
空隙部を満たす結果、安定して強固な接合ができる。
いずれの接合法の場合も、溶接時に生じる熱歪も十分小
さく、実用上問題がない。勿論、抵抗スポット溶接時の
ような凹みは生じない。
いずれの接合法を適用するかは、装置構成に応じて適宜
選定すればよい。
電子ビーム溶接条件は、上記施工を可能にする条件であ
れば適宜決定できる。
本発明において接合対象である金属製部材、金属製網状
部材の材質は特に制限されず、その寸法も制限されない
。フィルターとしてはステンレス鋼が多用されているが
、フィルター及び母材や金属当て金をステンレス鋼とす
るほか、アルミニウム材や銅等の各種金属も可能である
また、圧力晶析用装置における濾過用フィルターの接合
以外に、類似の接合構造を有する装置に適用できること
は云うまでもない。濾過フィルターを接合する場合の代
表的形状寸法を第3図に記す。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
失に榔十 母材として5US630を用い、フィルターとして5U
S304製で濾過粗度40μm、厚さ3゜1+nmのも
のを第2図(C)に示す状態に配置して、120kV、
100+nA、10mm/s、Ab値1゜08の溶接条
件で、ビームを母材側より入射させた。
その結果、フィルター表面に良好な裏波が形成された(
第4図参照)。
失凰剪ス 母材として5US630を用い、フィルターとして5U
S304製で濾過粗度40 μm、厚さ3゜1Hのもの
を第2図(C)に示す状態に配置して、120kV、8
0mA、10mm/s、Ab値1.08の溶接条件で、
ビームを母材側より入射させた。
その結果、フィルター表面に良好な裏波が形成された(
第5図参照)。
失立板主 母材として5US630を用い、フィルターとして5U
S304製で濾過粗度4Qμm厚さ3.1Hのものを第
2図(C)に示す状態に配置して、120kV、70m
A、10mm/s、 A b値1.08の溶接条件で、
ビームを母材側より入射させた。
その結果、フィルター表面に良好な裏波が形成された(
第6図参照)。
よ艶何 母材として5US630を用い、フィルターとして5U
S304製で濾過粗度407!I11、厚さ3゜1Hの
ものを第2図(C)に示す状態に配置して、120kV
、60mA、10wn/s、 A b値1.08の溶接
条件で、ビームを母材側より入射させた。
その結果、フィルター表面に良好な裏波は形成されなか
った(第7図参照)。これは、電流値が低すぎ、余盛ビ
ードが十分得られかなったためである。
ヌ】1」先 母材として5US630を用い、この裏面側に5US3
04製で濾過粗度40μm、厚さ3 、1 mmのフィ
ルターと、更に当て金としてSUS 304を第2図(
D)に示す状態に配置して、120kV、50mA、1
0+nm/s、 A b値1.08の溶接条件で、ビー
ムを当て金側より入射させた。
その結果、フィルター表面の網は切断されず、良好なビ
ードが形成された(第8図参照)。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、金属製網状部材
の形状を損ねることなく、金属製部材と金属製網状部材
を接合性よく接合することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧力晶析用装置の概念図、 第2図は母材とフィルターの各種接合法を示す図で、(
A)は抵抗スポット溶接法、(B)は電子ビームをフィ
ルター側から入射する方法、(C)及び(D)は本発明
法をそれぞれ示しており、第3図は濾過フィルターを接
合する場合の代表的形状寸法を示す図、 第4図(、)、(b)は実施例1の場合の接合部の金属
組織を示すマクロ写真で、(a)は表ビート、(b)裏
ビード(フィルター側)を示し、 第5図(a)、(b)は実施例2の場合の接合部の金属
組織を示すマクロ写真で、(a)は表ビード、(b)裏
ビード(フィルター側)を示し、 第6図(a)、(b)は実施例3の場合の接合部の金属
組織を示すマクロ写真で、(a)は表ビート、(b)裏
ビード(フィルター側)を示し、 第7図(a)、(b)は比較例の場合の接合部の金属組
織を示すマクロ写真で、(a)は表ビード、(b)裏ビ
ード(フィルター側)を示し、 第8図は実施例4の場合の接合部(フィルター側)の金
属組織を示すマクロ写真である。 l・・・母材(金属製部材)、2・・・フィルター(金
属製網状部材)、3・・金属」て金。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚 第 図 第 図 5畳〒− 第 図 (A) (B) (C) (D) 第 子 図 (化) (b) 第 図 Lb) 第 図 ((L) (し) 第7図 (0,) (し) 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の肉厚を有する金属製部材と金属製網状部材
    を接合する方法において、金属製部材の裏面側に金属製
    網状部材を配置し、金属製部材に電子ビーム貫通溶接を
    施すことによって金属製部材裏面側に余盛ビードを形成
    し、該余盛ビードにて前記金属製網状部材の空隙部を満
    たすことを特徴とする金属製部材と金属製網状部材の接
    合方法。
  2. (2)所定の肉厚を有する金属製部材と金属製網状部材
    を接合する方法において、金属製部材の裏面側に金属製
    網状部材を配置すると共に、金属製網状部材の上に金属
    当て金を置き、金属当て金に電子ビーム貫通溶接を施す
    ことによって金属当て金裏面側に金属製部材に至る余盛
    ビードを形成し、該余盛ビードにて金属製網状部材の空
    隙部を満たすことを特徴とする金属製部材と金属製網状
    部材の接合方法。
  3. (3)金属製部材と金属製網状部材がステンレス鋼から
    なる請求項1又は2に記載の方法。
JP23835390A 1990-09-07 1990-09-07 金属製部材と金属製網状部材の接合方法 Pending JPH04118180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23835390A JPH04118180A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 金属製部材と金属製網状部材の接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23835390A JPH04118180A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 金属製部材と金属製網状部材の接合方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04118180A true JPH04118180A (ja) 1992-04-20

Family

ID=17028935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23835390A Pending JPH04118180A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 金属製部材と金属製網状部材の接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04118180A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6052424A (en) * 1997-03-18 2000-04-18 Japan Atomic Energy Research Institute Method of welding for fabricating double-wall structures
CN105057875A (zh) * 2015-08-10 2015-11-18 中国航天空气动力技术研究院 一种在热管板材上加工不锈钢毛细芯的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6052424A (en) * 1997-03-18 2000-04-18 Japan Atomic Energy Research Institute Method of welding for fabricating double-wall structures
CN105057875A (zh) * 2015-08-10 2015-11-18 中国航天空气动力技术研究院 一种在热管板材上加工不锈钢毛细芯的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5632381B2 (ja) 付加製造装置および方法
GB2260097A (en) Method for producing clad metal plate
JP2006102807A (ja) 金属組織改質方法
JP4253488B2 (ja) 異種金属薄板の固相接合装置および固相接合方法
JP3272534B2 (ja) Al合金のレーザー溶接方法
FR2589378A1 (fr) Procede de liaison metallurgique d'une plaque metallique feuilletee composite
US20080041922A1 (en) Hybrid Resistance/Ultrasonic Welding System and Method
JPH04118180A (ja) 金属製部材と金属製網状部材の接合方法
JP2007229740A (ja) 重ねレーザ溶接方法
JPS6029593B2 (ja) Tiクラツド鋼の製造方法
JPH09225648A (ja) Fe系部材とAl系部材との抵抗溶接方法
CN114258335B (zh) 金属系筒材的制造方法
JP7111898B2 (ja) 高温の2つの金属製品を摩擦溶接するための方法
JPH028833B2 (ja)
JPH11170076A (ja) チタン被覆鋼材の製造方法
JPH03180287A (ja) レーザビーム溶接方法
JPS5944148B2 (ja) 拡散溶接法
JPH11123549A (ja) チタン系金属の肉盛溶接方法
JP2005262226A (ja) 亜鉛メッキ鋼板のレーザ溶接方法
JPS59206182A (ja) 銅−半田インレイクラツド材の製造方法
JPH1024374A (ja) 滑らかな段差部を有する接合鋼板の製造方法
DE19917132A1 (de) Verfahren zur Herstellung fester Verbindungen zwischen zellularem und kompaktem Metall
JPH0615110B2 (ja) 片面溶接法
JPH08318381A (ja) 金属材料の接合方法
JP2004209526A (ja) 中空状構造部材における軽金属発泡体の固定方法