JPH04117644A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH04117644A
JPH04117644A JP2177891A JP17789190A JPH04117644A JP H04117644 A JPH04117644 A JP H04117644A JP 2177891 A JP2177891 A JP 2177891A JP 17789190 A JP17789190 A JP 17789190A JP H04117644 A JPH04117644 A JP H04117644A
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JP
Japan
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film
magneto
optical recording
protective film
recording medium
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Application number
JP2177891A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Shindo
清孝 進藤
Hidehiko Hashimoto
英彦 橋本
Kunihiko Mizumoto
邦彦 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B13/00Recording simultaneously or selectively by methods covered by different main groups among G11B3/00, G11B5/00, G11B7/00 and G11B9/00; Record carriers therefor not otherwise provided for; Reproducing therefrom not otherwise provided for
    • G11B13/04Recording simultaneously or selectively by methods covered by different main groups among G11B3/00, G11B5/00, G11B7/00 and G11B9/00; Record carriers therefor not otherwise provided for; Reproducing therefrom not otherwise provided for magnetically or by magnetisation and optically or by radiation, for changing or sensing optical properties

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、優れた耐酸化性および光磁気記録特性を有す
る光磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、優れた耐酸
化性を有するとともに記録パワーマージンが広く、しか
も記録感度の線速依存性が小さく、かつC/N比が高い
ような優れた光磁気記録特性を有する光磁気記録媒体に
関する。
発明の技術的背景 鉄、コバルトなどの遷移金属と、テルビウム’(Tb)
、カドリニウム(Gd)などの希土類元素との合金から
なる光磁気記録膜は、膜面と垂直な方向に磁化容易軸を
有し、一方向に全面磁化された膜面にこの全面磁化方向
とは逆向きの小さな反転磁区を形成することができるこ
とが知られている。この反転磁区の有無を「1」、rO
Jに対応させることによって、上記のような光磁気記録
膜にデジタル信号を記録させることが可能となる。
このような遷移金属と希土類元素とからなる光磁気記録
膜としては、たとえば特公昭57−20691号公報に
15〜30原子%のTbを含むTb−Fe系光磁気記録
膜が開示されている。またTb−Feに第3の金属を添
加してなる光磁気記録膜も用いられている。さらにTb
−Co系、Tb−Fe−Co系などの光磁気記録膜も知
られている。
このようなTb−Fe系、Tb−Co系などの光磁気記
録膜中に、この薄膜の耐酸化性を向上させるために、第
3の金属を添加する方法が種々試みられている。
このような光磁気記録膜を基板上に積層してなる光磁気
記録媒体は、耐酸化性が充分ではなく、また記録感度の
向上も望まれていた。
さらにこのような光磁気記録媒体に情報を書込む際には
、記録パワーマージンが広く、シかも記録感度の線速依
存性が小さいことが望まれている。
ここで情報を書込む際の記録パワーマージンが広いとは
、光磁気記録媒体にレーザ光などによって情報を書込む
際に、書込み光としてのレーザ光のパワーが多少変化し
ても正確に光磁気記録媒体に情報を書込むことができる
ことを意味し、記録感度の線速依存性が小さいとは、光
磁気記録媒体にレーザ光などによって情報を書込む際に
、記録する位置の回転速度が変化しても書込み光として
のレーザ光の最適の記録パワーの変化のしかたが小さい
ことを意味している。
このように耐酸化性に優れ、しかもC/N比が高<、か
つ記録パワーマージンが広く、その上記録感度の線速依
存性が小さいような光磁気記録媒体の出現が望まれてい
る。
本発明者らは、上記のような光磁気記録媒体を得るべく
鋭意検討したところ、基板上に、特定の第1保護膜と、
特定の光磁気記録膜と、特定の第2保護膜と、特定の金
属膜とをこの順序で積層してなる光磁気記録媒体が優れ
た緒特性を有していることを見出して、本発明を完成す
るに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、耐酸化性に優れ、長期間使用
しても光磁気記録特性が低下することがなく、シかもC
/N比が高く、かつ記録パワーマージンが広く、その上
記録感度の線速依存性が小さいような光磁気記録媒体を
提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る光磁気記録媒体は、基板上に、第1保護膜
(第1エンハンス膜)、光磁気記録膜、第2保護膜(第
2エンハンス膜)および金属膜がこの順序で積層されて
なる光磁気記録媒体であって、 第1保護膜(第1エンハンス膜)および第2保護膜(第
2エンハンス膜)が、SiNxからなり、光磁気記録膜
が、(iii)3d遷移金属から選ばれる少なくとも1
種と、(iii)耐腐食性金属と、(iii)希土類か
ら選ばれる少なくとも1種の元素とからなり、前記耐腐
食性金属の含有量が5〜30原子%である、膜面に垂直
な磁化容易軸を有する非晶質合金薄膜からなり、 金属膜が、アルミニウム合金からなることを特徴として
いる。
このような本発明に係る光磁気記録媒体は、上記のよう
な膜構成および膜組成を有しているため、耐酸化性に優
れており、長期間使用しても記録特性が低下することが
なく、シかもC/N比が高く、かつ記録パワーマージン
が広く、その上記録感度の線速依存性が小さい。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る光磁気記録媒体について具体的に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例に係る光磁気記録媒体の概
略断面図である。
本発明に係る光磁気記録媒体1は、基板2上に、第1保
護膜3、光磁気記録膜4、第2保護膜5および金属膜6
がこの順序で積層されている。
基   板 基板2は、透明基板であることが好ましく、具体的には
、ガラスあるいはアルミニウム等の無機材料の他に、ポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリカー
ボネートとポリスチレンのポリマーアロイ、米国特許4
614778号明細書で示されるような非晶質ポリオレ
フィン、ポリ4−メチル−1−ペンテン、エポキシ樹脂
、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリエー
テルイミド、エチレン・テトラシクロドデセン共重合体
等の有機材料が使用できる。特に上記米国特許第461
4778号明細書に示されるような非晶質ポリオレフィ
ンが好ましい。
本発明では、保護膜との密着性に優れ、しかも複屈折率
が小さく、記録膜を酸化から保護しつるという観点から
、下記に示すような基板が特に好ましく用いられる。
好ましい基板2は、 (a)エチレンと、 (b)下記式[Iコまたは[II] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
であり、qは0または1であり、RI、R18は、それ
ぞれ独立に、水素原子、)\ロゲン原子または炭化水素
基であり、 R15〜R18およびRR11は、互いに結合して単環
または多環を形成していてもよく、かつ該単環またーは
多環は二重結合を有していてもよく、また、R15とR
16とで、またはRI7とR18とでアキリデン基を形
成していてもよい。)[式中、lは0または1以上の整
数であり、mおよびnは、0.1または2であり、R1
−R15はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂
肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ基
であり、R5(またはR6)とR9(またはR7)とは
、炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していても
よく、また何の基も介さずに直接結合していてもよい。
] で表わされる不飽和単量体からなる群から選ばれた少な
くとも1種の環状オレフィン との共重合体であって、135℃のデカリン中で測定し
た極限粘度[η]が0.05〜10d!/gの範囲にあ
る環状オレフィン系ランダム共重合体からなっている。
なお、上記式[I]において、qがOの場合は、qを用
いて表される環は五員環を形成し、この場合     
 環状オレフィンは、下記の式で表わされる。
(式中・、nは0または1であり、mは0または正の整
数であって、 R−R18は、それぞれ独立に、水素原子、ハ0ゲン原
子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしく
は基を表し、 R15〜RIllは、互いに結合した単環または多環を
形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合
を有していてもよく、 また、RIsとR16とで、またはRI7とR11lと
でアルキリデン基を形成していてもよい)。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体のうち、
軟化温度(TMA)が70℃以上である環状オレフィン
系ランダム共重合体(以下環状オレフィン系ランダム共
重合体[A] という)が好ましく用いられる。この環
状オレフィン系ランダム系共重合体[A]は一般式[1
]または[II]で示される環状オレフィン類と、エチ
レンとを、炭化水素混合溶媒中あるいは上記環状オレフ
ィンからなる液相中で、該溶媒に可溶性のバナジウム化
合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒の存在下
に共重合させることより製造することができる。
(以下余白) 本発明で用いられる上記式[I]で示される環状オレフ
ィンとして(戴具体的には、以下のような化合物が挙げ
られる。
参 考 (構造式) 以下にこのような化合物の具体的な例を示す。
(以下余白) などのようなビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン
誘導体:しti3 などのテトラシクロ[4,4,0,1’1.1’16] ドデセン誘導体; などのヘキサシクロ [6,6,1,B “、110 、Ot 7 +4] ヘプタデセン誘導体。
オクタシクロ などのオクタシクロ[8,8,0,1”9 M、?、1
11・1婁I′!・l@、OL#、01!・IJ−5−
トコセン誘導体;しHl −4−へ干ブアでン などのペンタシクロ[6,6,1,1’・1.0!・7
.01・14]−4−へキサデセン誘導体; などのヘプタシクロ−5−エイコセン誘導体あるいはへ
ブタシクロ−5−ヘンエイコセン誘導体;などのトリシ
クロ[4,3,0,1” ]−]3−デセン誘導体など
のトリシクロ[4,4,0,1”]ウンデセン誘導体; などのペンタシクロ[6,5,1,1” 、0”・?、
01.+1]4−ペンタデセン誘導体; なとのジエン化合物; などのペンタシクロ[7,4,O,1″・S、l@、1
!、QI・1″]3−ペンタデセン誘導体; などのヘプタシクロ[8,7,0,1”−’ 、1”0
霊・7 、o” +4]−4−1−イ:It?:/il
[体;、111・1s などのノナシクロ[10,9,1,!’・JI!・*@
 、 I II・101.0口・o1口1,01目11
−5−ベンタコセン誘導体;などのペンタシクロ[8,
4,0,1目、I Ilt、 O”・1月−3−ヘキサ
デセン誘導体;ヘプタシクロ ■ −5−ヘンエイコセン なとのへブタシクロ[8,8,0,+4.Jlll、1
1!・1.01・−0L1・+1]ヘンエイコセン誘導
体; などのノナシクロ[10,10,1,I”、 l′4・
!J1″・Il、0!・104、*、□H1,0 s!6] 5−へキサコセン誘導体; そしてさらには、 を挙げることができる。
(以下余白) 上記式[Ilで示される環状オレフィンは、シクロペン
タジェン類と対応するオレフィン類とをディールス・ア
ルダ−反応させることにより容易に製造することができ
る。
この環状オレフィン系ランダム共重合体[A]は、上記
のようにエチレンおよび前記環状オレフィンを必須成分
とするものであるが、該必須の二成分の他に本発明の目
的を損なわない範囲で、°必要に応じて他の共重合可能
な不飽和単量体成分を含有していてもよい。任意に共重
合されていてもよい該不飽和単量体として、具体的には
、たとえば生成するランダム共重合体中のエチレン成分
単位と等モル未満の範囲のプロピレン、I−ブテン、4
−メチル−1−ペンテン、■−ヘキセン、1−オクテン
、l−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、l−
へキサデセン、I−オクタデセン、1−エイコセンなど
の炭素原子数が3〜20のα−オレフィンなどを例示す
ることができる。
上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体[A]
では、エチレンに由来する繰り返し単位(1)は、40
〜85モル%、好ましくは50〜75モル%の範囲で存
在しており、また該環状オレフィンに由来する繰り返し
単位(b)は15〜60モル%、好ましくは25〜50
モル%の範囲で存在しており、エチレンに由来する繰り
返し単位(1)および該環状オレフィンに由来する繰り
返し単位(b)は、ランダムに実質上線状に配列してい
る。なお、エチレン組成および環状オレフィン組成は1
3C−NMRによって測定した。この環状オレフィン系
ランダム共重合体が実質上線状であり、ゲル状架橋構造
を有していないことは、該共重合体が135℃のデカリ
ン中に完全に溶解することによって確認できる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[A]の
135℃のデカリン中で測定した極限粘度[ηコは、0
.05〜10d//g、好ましくは0.08〜5 d 
l / gの範囲にある。
また環状オレフィン系ランダム共重合体[A]のサーマ
ル・メカニカル・アナライザーで測定した軟化温度(T
MA)は、70℃以上、好ましくは90〜250℃、さ
らに好ましくは100〜200℃の範囲にある。なお軟
化温度(T M−A )は、デュポン社製The+mo
mechtnicxl Anx17xerを用いて1謹
厚さシートの熱変形挙動により測定した。すなわちシー
ト上に石英製針をのせ、荷重49gをかけ、5℃/分で
昇温していき、針が0.635m侵入した温度をTMA
とした。また、該環状オレフィン系ランダム共重合体[
A]のガラス転移温度(Tg)は、通常50〜230℃
、好ましくは70〜210℃の範囲にあることが望まし
い。
また、この環状オレフィン系ランダム共重合体[A]の
X線回折法によって測定した結晶化度は、0〜10%、
好ましくはO〜7に、とくに好ましくは0〜5%の範囲
である。
本発明では、また上記のような軟化温度(TMA)が7
0℃以上である環状オレフィン系ランダム共重合体[A
]に、エチレンと、上記式[I]または[II]で表わ
される環状オレフィンとの共重合体であって、135℃
のデカリン中で測定した極限粘度[ηコが0,01〜5
dA’/gの範囲にあり、軟化温度(TMA)が70℃
未満である環状オレフィン系ランダム共重合体(以下環
状オレフィン系ランダム共重合体[B] という)を配
合してなる環状オレフィン系ランダム共重合体組成物か
ら基板を形成することが特に好ましい。
上記のような軟化点(TMA)が70℃未満である環状
オレフィン系ランダム共重合体[B]では、エチレンに
由来する繰り返し単位(藁)は、60〜98モル%、好
ましくは60〜95モル%の範囲で存在しており、また
該環状オレフィンに由来する繰り返し単位(b)は2〜
40モル%、好ましくは5〜40モル%の範囲で存在し
ており、エチレンに由来する繰り返し単位(1)および
該環状オレフィンに由来する繰り返し単位(bl は、
ランダムに実質上線状に配列している。なお、エチレン
組成および環状オレフィン組成は+30−NMRによっ
て測定した。この環状オレフィン系ランダム共重合体[
B]が実質上線状であり、ゲル状架橋構造を有していな
いことは、該共重合体が135℃のデカリン中に完全に
溶解することによって確認できる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[B]の
135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η〕は、0
.01〜5 d I / g好ましくは0.05〜5 
dl 7g、さらに好ましくは0.08−3 dl 7
gの範囲にある。
また環状オレフィン系ランダム共重合体[B]のサーマ
ル・メカニカル・アナライザーで測定した軟化温度(T
MA)は、70℃未満、好ましくは一10〜60℃、さ
らに好ましくは10〜55℃の範囲にある。さらに、該
環状オレフィン系ランダム共重合体[B]のガラス転移
温度(Tg)は、通常−30〜60℃、好ましくは一2
0〜50℃の範囲にあることが望ましい。
また、この環状オレフィン系ランダム共重合体[B]の
X線回折法によって測定した結晶化度は、0〜10%、
好ましくは0〜7%、とくに好ましくは0〜5%の範囲
である。
本発明において、基板として環状オレフィンランダム共
重合体組成物を用いる場合には、該環状オレフィン系ラ
ンダム共重合体[A]/該環状オレフィン系ランダム共
重合体[B]の重量比は10010.1ないし100/
10、好ましくは10010.3ないし100/7、と
くに好ましくは10010.5ないし10015の範囲
であることが望ましい。[B]酸成分この範囲で[A]
酸成分配合することによって、基板自体の優れた透明性
と表面平滑性を維持したままで本発明で用いる光記録膜
との苛酷な条件下での密着性が[A]酸成分みの場合に
比べさらに向上するという効果があり、[Δ]と[B]
のブレンドよりなるこの上記の環状オレフィンランダム
共重合体組成物を基板に用いれば本発明で用いる保護膜
との優れた密着性は高温、高湿条件下放置後においてさ
えも変化がないという特性を有している。
本発明における基板を構成する上記の環状オレフィン共
重合体[A]および[B]は、特開昭60−16870
8号公報、特開昭61−120816号公報、特開昭6
1−115912号公報、特開昭61−115916号
公報、特願昭61−95905号公報、特願昭61−9
5906号公報、特開昭61−27130!1号公報、
特開昭6]−272216号公報などにおいて本出願人
が提案した方法に従い適宜条件を選択することにより、
製造することができる。
また、基板を形成する樹脂として、上記のような環状オ
レフィンランダム共重合体と共に、上述の式[Nで表わ
される環状オレフィンが開環重合することにより形成さ
れる次式[111]で表わされる繰り返し単位を含む重
合体もしくは共重合体を用いることもでき、さらに上記
式[1[I]で表わされる繰り返し単位を水添すること
により形成される次式[IV]で示すような繰り返し単
位を含む重合体あるいは共重合体を用いることもできる
ただし、上記式[11r]および[IV]において、m
z n s QおよびR1−R18ならびにRおよびR
bは、前記式[I]で示される環状オレフィンにおける
m、n、qおよびR1−R18ならびにR1およびRh
と同じ意味である。
また上記の環状オレフィン共重合体には、必要に応じ、
耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、ア
ンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、染料、顔料、天然
油、合成油、ワックスなどを配合することができ、その
配合割合は適宜量である。たとえば、任意成分として配
合される安定剤として、具体的には、テトラキス[メチ
レン−3(3,5−ジー1−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネートコメタン、β−(3,5−シー
トブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アル
キルエステル(特に炭素数18以下のアルキルエステル
が好ましい)、2.2’−オキザミドビス[エチル−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネートなどのフェノール系酸化防止剤、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、I2−ヒドロキ
システアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセ
リンモノステアレート、グリセリンモノラウレート、グ
リセリンジステアレート、ペンタエリスリトールモノス
テアレート、ペンタエリスリトールジステアレート、ペ
ンタエリスリトールトリステアレート等の多価アルコー
ル脂肪酸エステルなどを挙げることができる。これらは
単独で配合してもよいが、組合わせて配合してもよく、
たとえばテトラキス[メチレン−3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートコメ
タンとステアリン酸亜鉛およびグリセリンモノステアレ
ートとの組合せ等を例示することができる。
本発明では特に、フェノール系酸化防止剤および多価ア
ルコールの脂肪酸エステルとを組合せて用いることが好
ましく、該多価アルコールの脂肪酸エステルは3価以上
の多価アルコールのアルコール性水酸基の一部がエステ
ル化された多価アルコール脂肪酸エステルであることが
好ましい。
このような多価アルコールの脂肪酸エステルとしては、
具体的には、グリセリンモノステアレート、グリセリン
モノラウレート、グリセリンモノミリステート、グリセ
リンモノパルミテート、グリセリンジステアレート、グ
リセリンジラウレート等のグリセリン脂肪酸エステル、
ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリス
リトールモノラウレート、ペンタエリスリトールジステ
アレート、ペンタエリスリトールジラウレート、ペンタ
エリスリトールジステアレート等のペンタエリスリトー
ルの脂肪酸エステルが用いられる。
このようなフェノール系酸化防止剤は、環状オレフィン
系ランダム共重合体組成物100重量部に対して0〜1
0重量部好ましくは0.01〜10重量部さらに好まし
くは0.05〜3重量部特に好ましくは0.1〜1重量
部の量で用いられ、また多価アルコールの脂肪酸エステ
ルは該組成物100重量部に対して0〜10重量部好ま
しくは0.01〜10重量部さらに好ましくは0.05
〜3重量部の量で用いられる。
また、本発明の光磁気記録媒体の基板には、本発明の目
的および透明性を損なわない範囲で、シリカ、ケイ藻土
、アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、軽石粉、
軽石バルーン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、硫酸カルシ
ウム、チタン酸カリウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシ
ウム、タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガラス繊
維、ガラスフレーク、ガラスピーズ、ケイ酸カルシウム
、モンモリナイト、ベントナイト、グラファイト、アル
ミニウム粉、硫化モリブデン、ボロン繊維、炭化ケイ素
繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエ
ステル繊維、ポリアミド繊維等の充填剤を配合してもよ
い。
本発明に係る光記録媒体では、基板として、上記のよう
な環状オレフィン系ランダム共重合体[A]または該環
状オレフィン系ランダム共重合体[A]を含む組成物が
用いられる場合には、基板と記録層積層体特に保護膜と
は密着性に優れており、したがって本発明の記録層積層
体は長期安定性に優れるとともに記録膜の酸化が効果的
に防止される。したがってこの環状オレフィン系ランダ
ム共重合体または該共重合体を含む組成物からなる基板
上に第1保護膜、記録膜、第2保護膜、アルミニウム合
金膜を積層してなる光記録媒体は、耐久性および長期安
定性にも優れている。また本発明に係る光記録媒体は割
れが生ずることがない。
また上記のような基板は、高湿雰囲気下での反りが比較
的小さいという利点もある。
このよ−うな基板2の厚みは特に限定されないが、好ま
しくは0.5〜5++m特に好ましくは1〜2閣である
保  護  膜 本発明に係る光磁気記録媒体1で用いられる第1保護膜
3および第2保護膜5は、SiNxで示される組成の膜
から形成されており、5jNx膜としては、たとえば窒
化ケイ素膜または窒化ケイ素含有膜が例示できる。
SiNxで示される保護膜では、原子比で表わした場合
に0<x≦5/3特にO<x≦4/3であることが好ま
しく、具体的には、5i3N4(四窒化三ケイ素)など
の窒化ケイ素膜あるいはQ < x < 4 / 3と
なるようにSi3N4とStとを混合した混合膜が特に
好ましく用いられる。このようなSiNxで示される保
護膜は、たとえばターゲットとして、St  N  ま
たはS i3N 4と81とを用いて、スパッタリング
法により成膜することができる。またSiを含窒素雰囲
気中(たとえばAr/N)などでスパッタリングするこ
とによって成膜することもできる。このようなSiNx
からなる第1保護膜3および第2保護膜5は、通常1,
8以上好ましくは1.8〜2.2の屈折率を有している
ことが望ましく、後述する光磁気記録膜4を酸化などか
ら保護する働きあるいは光磁気記録膜4の記録特性を高
めるエンハンス膜としての働きあるいはその両方の働き
をしている。またSiNx (0<X≦4/3)からな
る第1保護膜3および第2保護膜5は、特に耐クラツク
性に優れている。
本発明の光磁気記録媒体では、基板上に第1保護膜、特
定の光磁気記録膜、第2保護膜、アルミニウム合金から
なる金属膜を積層した4層構成とし、かつ第1保護膜と
第2保護膜として5jNxを用いているため、広い記録
パワーマージンを得ることができるとともに線速依存性
も小さくなる。
本発明において、第1保護膜3の膜厚は400〜200
0人好ましくは700〜1500人であり、第2保護膜
5の膜厚は、50〜1000人好ましくは50〜700
人さら1こ好ましくは100〜40〇−人程度である。
本発明においては、保護膜の膜厚を上記のような範囲に
することによって、良好なC/N比と広い記録パワーマ
ージンを有する光磁気記録媒体を得ることができる。
また第1保護膜の膜厚を上記のような範囲にすることに
よって、光磁気記録媒体の見かけのθkを大きくするこ
とができる。さらに第2保護膜の膜厚を上記のような範
囲にすることによって、光磁気記録媒体は優れたC/N
比を保ったまま広い記録パワーマージンを有することが
できる。
光磁気記録膜 光磁気記録膜4は、(iii)3d遷移金属から選ばれ
る少なくとも1種と、(iii)耐腐食性金属と、(i
ii)希土類から選ばれる少なくとも1種の元素とから
なっている。
(iii)3d遷移金属としては、Fe、Co5Ti。
■、Cr SM n % N I 1Cu % Z n
などが用いられるが、このうちFeまたはCoあるいは
この両者であることが好ましい。
この3d遷移金属は、光磁気記録膜4中に好ましくは2
0〜90原子%より好ましくは30〜85原子%とくに
好ましくは35〜80原子%の量で存在している。
(iii)耐腐食性金属は、光磁気記録膜4に含ませる
ことによって、この光磁気記録膜の耐酸化性を高めるこ
とができる。このような耐腐食性金属としては、Pt5
Pd、Ti、Zr、Ta、Nbなどが用いられるが、こ
のうちPt、Pd5Tiが好ましくとくにptまたはP
dあるいはこの両者であることが好ましい。
この耐腐食性金属は、光磁気記録膜4中に、該記録膜の
全原子数を基準として、5〜30原子%好ましくは5〜
25原子%、とくには10〜25原子%さらに好ましく
は10〜20原子%の量で存在している。
上記のような量で耐腐食性金属を光磁気記録膜中に存在
させると、得られる光磁気記録膜の耐酸化性が充分には
改善され、経時的に保磁力Hcが大きく変化したりある
いはカー回転角θkが減少したりす−ることがない。ま
た、30原子%を超えて存在する場合には、得られる非
晶質合金薄膜のキュリー点が室温以下となる傾向が生ず
る。
光磁気記録膜4は、上記(iii)および(iii)に
加えて、(iii)希土類元素から選ばれた少なくとも
1種の元素を含んで構成されている。
(iii)希土類元素としては、たとえばGd、Tb、
Dy、Ho、Er、Tm、Yb。
Lu5La、Ce5PrSNd、Pm15m。
Euが挙げられる。
このうちG d ST b SD y 1Ho、Nd5
5m。
Prが好ましく用いられる。
上記のような群から選ばれる少なくとも1種の希土類元
素は、光磁気記録膜゛奮′中に、好ましくは5〜50原
子%さらに好ましくは8〜45原子%とくに好ましくは
10〜40原子%の量で存在している。
本発明では、光磁気記録膜4が、特に、下記に記載する
ような組成を有することが好ましい。
(iii)3d遷移元素 本発明において光磁気記録膜中には、(iii)3d遷
移元素として、好ましくはFeまたはCOあるいはこの
両者が含まれており、Feおよび/またはCoは、40
原子%以上80原子%以下好ましくは40原子%以上7
5原子%未満さらに好ましくは40原子%以上59原子
%以下の量で存在していることが望ましい。
さらにFeおよび/またはCoは、Co/(Fe+Co
)比[原子比コが0以上0.3以下好ましくは0以上0
.2以下さらに好ましくは0.01以上0.2以下であ
るような量で、光磁気記録膜中に存在していることが望
ましい。
Feおよび/またはCoの量が40原子%以上で80原
子%以下の範囲にあると、耐酸化性に優れ、かつ膜面に
垂直な方向に磁化容易軸をもった光磁気記録膜が得られ
るという利点を有する。
ところで光磁気記録膜中に、COを添加すると、(イ)
光磁気記録膜のキュリー点が上昇し、また(口)カー回
転角(θk)が大きくなるという現象が認められ、その
結果、Coの添加量により、光磁気記録膜の記録感度を
調整することができ、しかもCOの添加により、再生信
号のキャリアレベルを増加することができる。本発明に
係る光磁気記録膜では、ノイズレベル、C/N比の点か
らCo/(Fe+Co)比[原子比]は0以上0.3以
下好ましくは0以上0.2以下さらに好ましくは0.0
1以上0,2以下であることが望ましい。
このような本発明に用いる光磁気記録膜は、記録および
消去を繰り返し行なっても、膜変質が生ずることはない
。たとえば本発明においてP t 13T b 28F
 e 50CO9なる組成(原子%)を有する光磁気記
録膜を用いた場合、10T回の記録および消去を縁り返
し行なってもC/N比の低下は認められない。
(iii)耐腐食性金属 本発明に用いる光磁気記録膜中には、(iii)耐腐食
性金属として、好ましくはptまたはPdあるいはこの
両者が含まれており、Ptおよび/またはPdは、光磁
気記録膜中に5〜30原子%、好ましくは10原子%を
超えて30原子%以下、さらに好ましくは10原子%を
超えて20原子%未満、最も好ましくは11原子%以上
19原子%以下の量で存在していることが望ましい。
光磁気記録膜中のptおよび/またはPdの量が5原子
%以上特に10原子%を超えて存在すると、光磁気記録
膜の耐酸化性に優れ、長期間使用しても孔食が発生せず
、C/N比も劣化しないという利点を有する。
たとえばP t 13T b 28F e soCOg
  (原子%)あるいはP d 12T b 28F 
e 57CO3(原子%)で示される組成を有する光磁
気記録膜を有する本発明の光磁気記録媒体は、相対湿度
85%、80℃の環境下に1000時間保持しても、C
/N比は全く変化しない。
また光磁気記録膜中にptおよび/またはPdを上記の
ような範囲の量で添加することにより、光磁気記録膜に
情報を記録したりあるいは情報を読出す際に、小さなバ
イアス磁界で充分に高いC/N比が得られる。小さなバ
イアス磁界で充分に高いC/’N比が得られると、バイ
アス磁界発生用のマグネットを小さくすることができ、
しかもマグネットからの発熱も押えることができるため
、光磁気記録膜を有する光ディスクのドライブ装置を簡
素化することができる。しかも小さなバイアス磁界で充
分に大きなC/N比が得られるため、オーバーライド可
能な磁界変調記録用のマグネットの設計も容易となる。
(iii)希土類元素(RE) 本発明に係る光磁気記録膜中には、希土類元素(RE)
が含まれており、この希土類元素としては、Nd、Sm
、Pr5Ce、Eu、Gd1Tb。
DyまたはHoが用いられる。
これらの中では、Nd、Pr、Gd、Tb。
pyが好ましく用いられ、特にTbが好ましい。
また希土類元素は2種以上併用してもよく、この場合に
Tbを希土類元素のうち50原子%以上含有しているこ
とが好ましい。
この希土類元素は、膜面に垂直な方向に磁化容易軸をも
った光磁気を得るという点からRE/(RE十Fe+C
o)比[原子比]をXで表わした場合に、0.15≦X
≦0.45好ましくは0.20≦X≦0,4であるよう
な量で光磁気記録膜中に存在していることが望ましい。
本発明においては、光磁気記録膜に種々の元素を少量添
加して、キュリー温度や補償温度あるいは保磁力Hcや
カー回転角θにの改善あるいは低コスト化を計ることも
できる。これらの元素は、記録膜を構成する全原子数に
対してたとえば10原子%未満の割合で用いることがで
きる。
併用できる他の元素の例としては、以下のような元素が
挙げられる。
(I)Fe、Co以外の3d遷移元素 具体的には、Sc、Tj、VSCr、Mn1NiSCu
SZnが用いられる。
これらのうち、T 1SNiSCu、Znなどが好まし
く用いられる。
(II)Pd以外の4d遷移元素 具体的には、YSZr、NbSMo、Tc。
Ru、RhSAg、Cdが用いられる。
このうちZr、Nbが好ましく用いられる。
(m)Pt以外の5d遷移元素 具体的には、Hf、Ta、W、Re、Os。
I r、AuSHgが用いられる。
このうちTaが好ましく用いられる。
(IV)IlrB族元素 具体的には、B5Al5Ga、In、TIが用いられる
このうちB、AA’、Gaが好ましく用いられる。
(V)TVBVB族 元素的には、C,S i、Ge5Sn、Pbが用いられ
る。
このうち、S i、Ge、5nSPbが好ましく用いら
れる。
(Vl)VB族元素 具体的には、N、P、As、Sb、B iが用いられる
このうちsbが好ましく用いられる。
(■)VTB族元素 具体的には、5S36.Te、Poが用いられる。
このうちTeが好ましく用いられる。
上記のような組成を有する光磁気記録膜4は、膜面に垂
直な磁化容易軸を有し、多くはカー・ヒステリシスが良
好な角形ループを示す垂直磁気および光磁気記録可能な
非晶質薄膜となることが、広角X線回折などにより確か
められる。
なお本明細書において、カー−ヒステリシスが良好な角
形ループを示すとは、最大外部磁場におけるカー回転角
である飽和カー回転角(θに、)と外部磁場ゼロにおけ
るカー回転角である残留カー回転角(θk )との比θ
に2/θklが0.8以上であることを意味している。
この光磁気記録膜4の膜厚は100〜600人好ましく
は100〜400人より好ましくは150〜350人程
度である。
金  属  膜 本発明に係る光磁気記録媒体1では、上記のような第2
保護膜5上に、金属膜6が設けられている。
本発明・では、金属膜6は、アルミニウム合金からなっ
ている。このアルミニウム合金は、アルミニウムと、ア
ルミニウム以外の少なくとも1種の元素を含んで構成さ
れている。
このような金属膜6を構成するアルミニウム合金として
は、具体的には以下のようなものが例示できる。なお下
記のアルミニウム合金において、各金属の含有量は該ア
ルミニウム合金を構成する全原子数に対する原子%であ
る。
Al−Cr合金(Cr含有量0.1〜10原子%)、 Al−Cu合金(Cu含有量0.1〜10原子%)、 Al−Mn合金(Mn含有量0.1〜10原子%)、 AJ−Hf合金(Hf含有量0.1〜10原子%)、 Al−Nb合金(Nb含有量0.1〜10原子%)、 AI−B合金(B含有量0.1〜10原子%)、AI 
−T i合金(Ti含有量0.1〜10原子%)、 Al−Ti−Nb合金(Ti含有量0.1〜5原子%、
Nb含有量0.1〜5原子%)、AJ−Ti−Hf合金
(Ti含有量0.1〜5原子%、Hf含有量0.1〜1
0原子%)、Al−Cr−Hf合金(Cr含有量0.1
〜5原子%、Hf含有量0.1〜10原子%)、A7!
−Cr−Ti合金(Cr含有量0.1〜5原子%、Ti
含有量0.1〜10原子%)、Al1−Cr−Zr合金
(Cr含有量0.1〜5原子%、Zr含有量0.1〜1
0原子%)、Al−Ti−Nb合金(Ti含有量0.1
〜5原子%、Nb含有量0.1〜5原子%)、AI−N
+金合金Ni含有量0.1〜10原子%)、 Al−Mg合金(Mg含有量0.1〜10原子%)、 Al−Mg−Ti合金(Mg含有量0.1〜10原子%
、Ti含有量0.1〜10原子%)、Al−Mg−Cr
合金(Mg含有量0,1〜10原子%、Cr含有量0.
1〜10原子%)、AI −Mg−Hf合金(Mg含有
量0.1〜10原子%、Hf含有量0.1〜10原子%
)、AA’−Se合金(Se含有量0.1〜10原子%
)、 AI−Zr合金(Zr含有量0.1〜10原子%)、 AA’−Ta合金(Ta含有量0.1〜10原子%)、 AI−Ta−Hf合金(Ta含有量0.1〜10原子%
、Hf含有量0.1〜10原子%)、Al−8t合金(
Si含有量0.1〜10原子%)、 Al−Ag合金(Ag含有量0.1〜10原子%)、 Al−Pd合金(Pd含有量0.1〜10原子%)、 Al−Pt合金(pt含有量0.1〜10原子%)。
これらの金属膜を構成するアルミニウム合金のうち、特
に以下のようなものが、光磁気記録媒体の線速依存性を
小さくし、かつ耐腐食性に優れているので好ましい。
ハフニウム0.1〜10原子%を含むアルミニウム合金
、 ニオブ0.1〜10原子%を含むアルミニウム合金、 チタン0.5〜5原子%とハフニウム0.5〜5原子%
を含み、チタンとハフニウムの合計含有量が1〜5,5
原子%であるアルミニウム合金、クロム0.1〜5原子
%とチタン0.1〜9゜5原子%を含み、クロムとチタ
ンの合計含有量が10原子%以下であるアルミニウム合
金、マグネシウム0.1〜10原子%とクロム0.1〜
10原子%を含み、マグネシウムとクロムの合計含有量
が15原子%以下であるアルミニウム合金、 クロム0.1〜5原子%とハフニウム0.1〜9.5原
子%を含み、クロムとハフニウムの合計含有量が10原
子%以下であるアルミニウム合金、マグネシウム0.1
〜10原子%とハフニウム0.1〜10原子%を含み、
マグネシウムとハフニウムの合計含有量が15原子%以
下であるアルミニウム合金、 クロム0.1〜5原子%とジルコニウム0.1〜9.5
原子%を含み、クロムとジルコニウムの合計含有量が1
0原子%以下であるアルミニウム合金、 タンタル0.1〜10原子%とハフニウム0.1〜10
原子%とを含み、タンタルとハフニウムの合計含有量が
15原子%以下であるアルミニウム合金、 チタン0.5〜5原子%とニオブ0,5〜5原子%を含
み、チタンとニオブの合計含有量が1〜5.5原子%で
あるアルミニウム合金、マグネシウム0,1〜10原子
%とチタン0.1〜10原子%を含み、マグネシウムと
チタンの合計含有量が15原子%以下であるアルミニウ
ム合金。
ハウニウム0.1〜9.5原子%、クロム0.1〜5原
子%およびチタン0,1〜9.5原子%を含み、ハフニ
ウムとクロムとチタンとの合計含有量が10原子%以下
であるアルミニウム合金。
ハフニウム0.1〜10原子%、マグネシウム0.1〜
10原子%およびチタン0.1〜10原子%を含み、ハ
フニウムとクロムとマグネシウムとの合計含有量が15
原子%以下であるアルミニウム合金。
ハフニウム0.1〜10原子%、マグネシウム0.1〜
10原子%およびクロム10原子%以下とを含み、ハフ
ニウムとマグネシウムとクロムの合計含有量が15原子
%以下であるアルミニウム合金。
ハフニウム0.1〜10原子%、マグネシウム0.1〜
10原子%、チタン0,1〜10原子%およびクロム1
0原子%以下とを含み、ハフニウムとマグネシウムとチ
タンとクロムとの合計含有量が15原子%未満であるア
ルミニウム合金。
チタン0.1〜10原子%、マグネシウム°0.1〜1
0原子%およびクロム10原子%以下とを含み、チタン
とマグネシウムとクロムとの合計含有量が15原子%以
下であるアルミニウム合金。
ニッケルを0.1〜10原子%含むアルミニウム合金。
ニッケルを0.1〜10原子%、クロムを2原子%以下
で含むアルミニウム合金。
このような金属膜6はたとえば第2保護膜上に上記元素
の複合ターゲットまたはその合金ターゲットを用い、ス
パッタリング法等によって成膜することができる。
また上記のような金属膜6は、それぞれの金属膜6を構
成する金属以外に下記のような金属(元素)を1種また
は2種以上含ませることもできる。
このような金属としては、たとえば、チタン(Ti) 
、ハフニウム(l(+) 、ニオブ(Nb) 、クロム
(C+)、シリコン(Si) 、タンタル(Tり、銅(
Cu) 、タングステン(W)、ジコルニウム(Zr)
、マンガン(Mn) 、マグネシウム(Mg)、バナジ
ウム(V)などが挙げられ、このような他の金属は通常
5原子%以下好ましくは2原子%以下の量で含まれる。
(ただし、金属膜6には、上記に例示するような金属(
元素)のうち、既に金属膜6に含まれている金属(元素
)をさらに上記の量で重ねて含ませることはないものと
する。たとえば、金属膜6を構成するアルミニウム合金
が、上記したAI −T i合金、Al−Ti−Hf合
金等である場合には、上記の金属(元素)のうちでチタ
ン(Ti)がさらに上記のような量で上記アルミニウム
合金中に含まれることはない。)このような金属膜6の
膜厚は、100〜5000人好ましくは500〜300
0人さら;こ好ましくは700〜2000人程度である
ことが望ましい。
本発明において、アルミニウム合金からなる金属層は、
熱良伝導体層としての機能を果しており、この金属層が
存在することによって記録層に記録されたピットの中心
部が記録レーザ光によって過度に高温になることが防止
され、その結果、記録パワーの線速依存性が小さくなる
と考えられる。
また本発明における金属層は、耐腐食性に優れているた
め、長期間使用した後においても、記録媒体の線速依存
性が小さいという特徴を有しており、記録層に対する保
護作用にも優れている。
上記のような第1保護膜、光磁気記録膜、第2保護膜お
よび金属膜は、基板上に、スパッタリング法、電子ビー
ム蒸着法、真空蒸着法、イオンブレーティング法などの
従来公知の方法によ゛って成膜することができる。
また本発明では金属膜の上にオーバーコートを施しても
よい。オーバーコート剤としては、紫外線硬化樹脂、例
えばアクリル型紫外線硬化樹脂が用いられ、通常、1〜
100μm程度の膜厚にコートされる。また、保護膜と
は反対側の基板上にトップコートを施してもよい。
発明の効果 上記のような本発明に係る光磁気記録媒体は、特定の膜
構成および膜組成を有しているため、耐酸化性に優れ、
長期間使用しても光磁気記録特性が低下することがなく
、しかもC/N比が高く、かつ記録パワーマージンが広
く、その上記緑感度の線速依存性が小さい。また本発明
に係る光磁気記録媒体は、特定の4層構造(すなわち基
板上に特定の第1保護膜/特定の記録膜/特定の第2保
護膜/金属膜を積層した構造)をとり、第1保護膜、第
2保護膜として5jNxを用い、さらに金属膜としてア
ルミニウム合金膜を用いているので、記録パワーマージ
ンが広い。さらに本発明に係る光磁気記録媒体では、ア
ルミニウム合金からなる金属膜を有しているので、記録
感度の線速依存性が小さい。
なお、本明細書において、最適記録パワーとはf=IM
Hz、duty  50%の書込み信号に対して再生信
号の2次高調波が最小となる記録パワーのことを表わし
、線速による最適記録パワーの差が小さい程線速依存性
が小さい。
以下本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
以下の実施例において、光磁気記録膜および金属膜の組
成は、原子%である。
実施例1 エチレンと1.4.5.8−ジメタノ−1,2,3,4
,4&58以下DMONと略記する)とを共重合させて
得られる非品性の環状オレフィンランダム共重合体c1
3cmNMR分析で測定したエチレン含量59モル%、
DMON含量41モル%、135℃デカリン中で測定し
た極限粘度[η]が0. 42 dj! 7g、軟化温
度(TMA)154℃]からなる非晶質ポリオレフィン
製基板(厚さ1.2mm)上に、S I 3 N 4タ
ーゲツトを用いて、スパッタリング法により第1保護膜
としてのSi3N、膜を1000人の膜厚で被着させた
この5t3N4膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でPt T
b29Fe58Co4の組成を有する記録膜を270人
の膜厚で被着させた。
さらにこのP L 9 T b 29F e ssCO
4膜上に、Si3N4ターゲットを用いて、スパッタリ
ング法により第2保護膜としての513N4膜を160
人の膜厚で被着させた。
次にこの5j3N4膜上に、Al−Cr−Hfの複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でA
796Cr2Hf2の組成を有するアルミニウム合金膜
を1800人の膜厚で被着させた。
なお本発明においては、このようにして得られた光磁気
記録媒体の特性を、下記のようにして測定した。
最適記録パワー:記録周波数IM)Iz、デユーティ−
比(DIllH比)50%で記録し、再生レーザーパワ
ー1mWで線速 5.7m/秒(second) 、11. 3m/秒(
5etant)について評価した。
パワーマージン:下記の条件で測定したC/Nの最高値
(C/Nmxx)から3dB低下するまでの記録パワー
の範囲をパ ワーマージンとした。すなわち本発明 において、パワーマージンとはCN m5X−3dB以上が得られる記録パ ワーの範囲のこ七である。
C/N (dB):記録周波数3.7MHz。
Dut7比33,3%、再生レーザーパワーは1.0m
Wとした。
基板とエンハンス層との密着性を、以下のようにして評
価した。
密着性試験[基盤目試験CIts K 5400) ]
試料の記録膜、エンハンス膜上に、直交する縦横11本
ずつの平行線をカッターナイフを用いて1鴫の間隔でひ
く。1cIIlの中に100個の升目ができるように基
盤目状の切傷を付ける。
セロハンテープにチバン製)を用いて剥離評価する。
また得られた光磁気記録媒体を、80℃で相対湿度85
%の雰囲気下に1000時間放置した後に、再度C/N
比を測定した。
結果を表1に示す。
実施例2 実施例1において、第2保護膜としてのS r aN4
膜の膜厚を240人とした以外は、実施例1と同様にし
た。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1で用いた基板と同様の基板上に、Si 3N4
ターゲツトを用いて、スパッタリング法により第1保護
膜としてのSi3N4膜 を1000人の膜厚で被着さ
せた。
この543N4膜上に、FeとCoとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でPt T
b29Fe58C04の組成を有する記録膜を360人
の膜厚で被着させた。
さらにこのPt9Tb29Fe58CO4膜上に、5t
3N4ターゲツトを用いて、スパッタリング法により第
2保護膜としてのSi3N4膜を250人の膜厚で被着
させた。
次にこのSi3N4膜上に、Al−Mg−Hfの複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でA
t  Mg  Hf2の組成を有するアルミニウム合金
膜を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、実施例1と同様にし
て諸特性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例4 実施例3において、第2保護膜としてのSi3N4膜の
膜厚を350人とした以外は、実施例3と同様にした。
結果を表1に示す。
実施例5 実施例1で用いた基板と同様の基板上に、813N4タ
ーゲツトを用いて、スパッタリング法により第1保護膜
としてのSi3N4膜 を1100人の膜厚で被着させ
た。
このSi3N4膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP t 
IOT t) 3oF e sac O2の組成を有す
る記録膜を300人の膜厚で被着させた。
さらにこのP j IOT b aoF e sac 
O2膜上に、Si3N4ターゲットを用いて、スパッタ
リング法により第2保護膜としてのSi3N4膜を22
0人の膜厚で被着させた。
次にこの513N4膜上に、Al−Ti−Hf複合ター
ゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でA 
I  T iHf 2の組成を有する7ルミニウム合金
膜を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、実施例1と同様にし
て諸特性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例6 実施例5において、第2保護膜としてのSI3N4膜の
膜厚を120人とした以外は、実施例5と同様にした。
結果を表1に示す。
0」ユ〜 実施例1で用いた基板と同様の基板上に、’Si3N4
ターゲットを用いて、スパッタリング法により第1保護
膜としてのSi3N4膜 を1100人の膜厚で被着さ
せた。
このSi3N4膜上に、FeとCoとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP j 
IOT b aoF e ssCO2の組成を有する記
録膜を300人の膜厚で被着させた。
さらにこのP t I[lT b 3GF e sac
 O2膜上に、5t3N4ターゲツトを用いて、スパッ
タリング法により第2保護膜としてのSi3N、膜を1
80人の膜厚で被着させた。
次にこのSi3N4膜上に、AA’ −Mg−Crの複
合ターゲットを用いて、スパッタリング法により原子%
でA 194M g 4 Cr 2の組成を有するアル
ミニウム合金膜を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、実施例1と同様にし
て緒特性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例8 実施例7において、第2保護膜としてのS I 3N4
膜の膜厚を320人とした以外は、実施例7と同様にし
た。
実施例9 エチレンとDMONとの非品性共重合体(A)[13C
−NMR分析で測定したエチレン含量59モル%、13
5℃デカリン中で測定した極限粘度[ηコが0. 42
 di 7g、軟化温度(TMA)154℃]、 および、エチレンとDMONとの非品性共重合体(B)
[”’C−NMR分析で測定したエチレン含量89モル
%、135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0
.44 dl/g、軟化温度(TMA)39℃]をそれ
ぞれ400g、4g(重量比:  (A)/ (B)=
100/1)の量でシクロヘクサン81に投入し、充分
撹拌しながら約50℃で溶解させた。得られた均一溶液
をアセトン241に投入し、(A)/ (B)ブレンド
物を析出させた。得られたブレンド物を120℃で減圧
下で一昼夜乾燥させた。
得られた(A)/ (B)ブレンド物に安定剤としてテ
トラキスしメチレン−3(3,5−ジー(=ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネートコメタン、ステ
アリン酸亜鉛、グリセリンモノステアレートを樹脂[A
I、[B]の総量に対してそれぞれ0.5%、0.05
%、0.5%配合し、20IIfflφ押出機(L/D
=20)を用いて23℃でペレタイズ後、射出成形機を
用い、厚さ1目、130mmφの光デイスク基板を成形
した。
上記基板上に、Si3N4ターゲットを用いて、スパッ
タリング法により第1保護膜としてのSi3N4膜を1
000人の膜厚で被着させた。
このSi3N4膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリ・レグ法により原子%でPt 
Tb29Fe58C04の組成を有する記録膜を270
人の膜厚で被着させた。
さらにこのP t t、 T b 29F e ssC
O4膜上に、513N4ターゲツトを用いて、スパッタ
リング法により第2保護膜としての5t3N4膜を16
0人の膜厚で被着させた。
次にこのSi3N4膜上に、Al−Cr−Hfの複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でA
 I  Cr  Hf 2の組成を有するアルミニウム
合金膜を1800人の膜厚で被着させた。このようにし
て得られた光磁気記録媒体の基板とエンハンス膜との密
着性の評価をした。
結果を表2に示す。
また得られた光磁気記録媒体について、実施例1と同様
にして諸特性を測定した。
結果を表3に示す。
実施例10 実施例9において、第2保護膜としての513N4膜の
膜厚を240人とした以外は、実施例9と同様にした。
結果を表2および表3に示す。
実施例11 実施例9で用いた基板と同様の基板上に、Si3N4タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により第1保護膜
としての513N4膜 を1000人の膜厚で被着させ
た。
このSi3N4膜上に、FeとCoとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でPt T
b29Fe58C04の組成を有する記録膜を360人
の膜厚で被着させた。
さらにこのP j 9 T b 29F e sac 
O<膜上に、Si3N4ターゲットを用いて、スパッタ
リング法により第2保護膜としての5t3N4膜を25
0人の膜厚で被着させた。
次にこのSi3N4膜上に、Al−Mg−Hfの複合タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でA
l 94Mg4Hf 2の組成を有するアルミニウム合
金膜を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、光磁気記録媒体の諸
特性および実施例9と同様にして基板とエンハンス膜と
の密着性の評価をした。
結果を表2および表3に示す。
実施例12 実施例11において、第2保護膜としてのSi3N4膜
の膜厚を350人とした以外は、実施例11と同様にし
た。
結果を表2および表3に示す。
実施例】3 実施例9で用いた基板と同様の基板上に、Si3N4タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により第1保護膜
としてのSi3N4膜を1100人の膜厚で被着させた
このSi3N4膜上に、Feとcoとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP t 
IOT b 3oF e ssCO2の組成を有する記
録膜を300人の膜厚で被着させた。
さらにこのP t IOT b 30F e sgCO
2膜上に、Si3N4ターゲットを用いて、スパッタリ
ング法により第2保護膜としてのSi3N4膜を220
人の膜厚で被着させた。
次にこのSi3N4膜上に、AI−T+−Hf複合ター
ゲットを用いて、スパッタリング法により原子%でAt
’96Ti2Hf2の組成を有するアルミニウム合金膜
を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、実施例9と同様にし
て、光磁気記録媒体としての諸特性および基板とエンハ
ンス膜との密着性の評価をした。
結果を表2および表3に示す。
実施例14 実施例13において、第2保護膜としてのSi3N4膜
の膜厚を120人とした以外は、実施例13と同様にし
た。
結果を表2および表3に示す。
実施例15 実施例9で用いた基板と同様の基板上に、S l 3 
N 4ターゲツトを用いて、スパッタリング法により第
1保護膜としてのSi3N4膜 を1100人の膜厚で
被着させた。
このSi3N4膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP j 
l[lT b 30F e 5sCO2の組成を有する
記録膜を300λの膜厚で被着させた。
さらにこのP j +oT b 30F e ssCO
2膜上に、S I 3 N 4ターゲツトを用いて、ス
パッタリング法により第2保護膜としてのSi3N4膜
を180人の膜厚で被着させた。
次にこの5t3N4膜上に、AI −Mg−Crの複合
ターゲットを用いて、スパッタリング法により原子%で
AJ 、4Mg4Cr2の組成を有するアルミニウム合
金膜を1500人の膜厚で被着させた。
得られた光磁気記録媒体を用いて、実施例9と同様にし
て、光磁気記録媒体としての諸特性および基板とエンハ
ンス膜との密着性の評価をした。
結果を表2および表3に示す。
実施例16 実施例15において、第2保護膜としてのSi3N4膜
の膜厚を320人とした以外は、実施例15と同様にし
た。
結果を表2および表3に示す。
表 実施例17〜21 実施例1において、保護膜の組成および膜厚、金属膜の
組成および膜厚、光磁気記録膜の組成および膜厚を表4
に示すように代えた以外は実施例1と同様にして、光磁
気記録媒体を製造した。
結果を表4に示す。
なお、表4において、光磁気記録膜および金属膜の組成
は、原子%である。
実施例22 実施例1において、保護膜の組成および膜厚、金属膜の
組成および膜厚、光磁気記録膜の組成および膜厚を表5
に示すように代え、しかも基板としてエチレン・DMO
N共重合体の代わりにポリカーボネートを用いた以外は
、実施例1と同様にして、光磁気記録媒体を製造した。
結果を表5に示す。
なお、表5において、光磁気記録膜および金属膜の組成
は原子%である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る光磁気記録媒体の概略断面図で
ある。 1・・・光磁気記録媒体 3・・・第1保護膜 5・・・第2保護膜 2・・・基板 4・・・光磁気記録膜 6・・・金属膜 特許出願人  三井石油化学工業株式会社代  理  
人   弁理士   鈴  木  俊一部第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基板上に、第1保護膜、光磁気記録膜、第2保護膜およ
    び金属膜がこの順序で積層されてなる光磁気記録媒体で
    あって、 第1保護膜および第2保護膜が、SiNxからなり、 光磁気記録膜が、(i)3d遷移金属から選ばれる少な
    くとも1種と、(ii)耐腐食性金属と、(iii)希
    土類から選ばれる少なくとも1種の元素とからなり、前
    記耐腐食性金属の含有量が5〜30原子%である、膜面
    に垂直な磁化容易軸を有する非晶質合金薄膜からなり、 金属膜が、アルミニウム合金からなることを特徴とする
    光磁気記録媒体。
JP2177891A 1989-07-05 1990-07-05 光磁気記録媒体 Pending JPH04117644A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17379389 1989-07-05
JP1-173793 1989-07-05
JP2-153560 1990-06-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04117644A true JPH04117644A (ja) 1992-04-17

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ID=15967261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2177891A Pending JPH04117644A (ja) 1989-07-05 1990-07-05 光磁気記録媒体

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KR (1) KR910003617A (ja)
CA (1) CA2020374A1 (ja)
DD (1) DD296569A5 (ja)

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Publication number Publication date
KR910003617A (ko) 1991-02-28
CA2020374A1 (en) 1991-01-06
DD296569A5 (de) 1991-12-05

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