JPH0490154A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH0490154A
JPH0490154A JP20707490A JP20707490A JPH0490154A JP H0490154 A JPH0490154 A JP H0490154A JP 20707490 A JP20707490 A JP 20707490A JP 20707490 A JP20707490 A JP 20707490A JP H0490154 A JPH0490154 A JP H0490154A
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JP
Japan
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film
magneto
optical recording
cyclic olefin
aluminum alloy
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Pending
Application number
JP20707490A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Shindo
清孝 進藤
Atsushi Okubo
敦 大久保
Masahiro Miyazaki
宮崎 正裕
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0490154A publication Critical patent/JPH0490154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 i更旦韮ヱ遣1 本発明国 特定の金属膜を有する光磁気記録媒体に関し
 さらに詳しくは、記録ノ(ワーの線速依存性が小さく
、しかも記録感度に優れるとともに記録パワーのマージ
ンが広い光磁気記録媒体レニ関する。
又よ1は01蝮互1 鉄、コバルトなどの遷移金属と、テルビウム(T b)
、カドリニウム(Gd)などの希土類元素との合金から
なる光磁気記録媒体 膜面と垂直な方向に磁化容易軸を
有し、一方向に全面磁化された膜面にこの全面磁化方向
とは逆向きの小さな反転磁区を形成することができるこ
とが知られている。この反転磁区の有無をrlJ、 「
0」に対応させることによって、上記のような光磁気記
録膜にデジタル信号を記録させることが可能となる。
このような遷移金属と希土類元素とからなる光磁気記録
膜としては、たとえば特公昭57−20691号公報に
15〜30原子%のTbを含むTb−Fe系光磁気記録
膜が開示されている。またTb−Feに第3の金属を添
加してなる光磁気記録膜も用いられている。さらにTb
−Co系、Tb−Fe−C0系などの光磁気記録膜も知
られている。
このようなTb−Fe系、Tb−Co系などの光磁気記
録膜中に、この薄膜の耐酸化性を向上させるために、第
3の金属を添加する方法が種々試みられている。
またこのような光磁気記録膜を基板上に積層してなる光
磁気記録媒体代 耐酸化性および記録感度(C’/N比
)の向上も望まれてぃ九さらにこのような光磁気記録媒
体に情報を書込む際には、記録パワーマージンが広く、
しかも記録パワーの線速依存性がl卦さいことが望まれ
ている。ここで情報を書込む際の記録パワーマージンが
広いとは、光磁気記録媒体にレーザ光などによって情報
を書込む際に、書込み光としてのレーザ光のパワーが多
少変化しても正確に光磁気記録媒体に情報を書込むこと
ができることを意味し、記録パワーの線速依存性が小さ
いとは、光磁気記録媒体にレーザ光などによって情報を
書込む際に、記録媒体の内周部と外周部とで書込み光と
してのレーザ光の最適記録パワーの変化のしかたが小さ
いことを意味している。
このようにC/N比が高く、かつ記録パワーマージンが
広く、その上記録パワーの線速依存性が小さいような光
磁気記録媒体の出現が望まれている。
本発明者らは、このような従来技術に鑑みて鋭意検討し
たところ、基板上番ミ 保護膜と、光磁気記録膜と、窒
化チタン膜と、アルミニウム合金膜とをこの順序で積層
してなる光磁気記録媒体(戯記録パワーの線速依存性が
小さく、かつ記録/fワーマージンが広く、しかも耐酸
化性および記録感度に優れていることを見いだして、本
発明を完成するに至った i皿il道 本発明は、記録パワーマージンが広く、 しかも記録パ
ワーの線速依存性が小さく、かつC/N比が高いような
光磁気記録媒体を提供することを目的としている。
発11宏11 本発明に係る光磁気記録媒体は、基板上に、保護膜と、
光磁気記録膜と、窒化チタン膜と、アルミニウム合金膜
とがこの順序で積層されてなることを特徴としている。
このような本発明に係る光磁気記録媒体は、記録パワー
の線速依存性が小さく、かつ記録パワーマージンが広く
、しかも耐酸化性および記録感度に優れている。
日の   日 以下、本発明に係る光磁気記録媒体について具体的に説
明する。
本発明の光磁気記録媒体10は、たとえば第1図に示す
ように、基板1上に、保護PA2と、光磁気記録膜3と
、窒化チタン膜4と、アルミニウム合金膜5とがこの順
序で積層されて形成されている。
以下、基板1、保護膜2、光磁気記録膜3、窒化チタン
膜4、アルミニウム合金膜5について順次説明する。
善−一一板 本発明では、基板1の材質は特に限定されない力C1基
板1側(矢印A)からレーザ光が入射する場合には、透
明基板であることが好ましく、具体的には、ガラスやア
ルミニウム等の無機材料の他に、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリカーボネート、ポリカーボネートとポリスチ
レンのポリマーアロイ、米国特許第4.614.778
号明細書に開示しであるような環状オレフィンランダム
共重合倣 以下に説明するような環状オレフィンランダ
ム共重合朱 ポリ4−メチル−1−ペンテン、エポキシ
樹男敵ボリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、ポリ
エーテルイミド等の有機材料を用いることができる。こ
の中では、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト、米国特許第4.614.778号明細書に記載のよ
うな共重合体および下記の環状オレフィンランダム共重
合体が好ましい。
本発明において、基板として特に好ましい材料としては
、特に保護膜との密着性が良く、複屈折率が小さいとい
う観点から、エチレンと、下記−般式[r]または[l
゛]で表される環状オレフィンとの共重合体からなる環
状オレフィンランダム共重合体が挙げられる。
一般式[1] (式中、nは0または1であり、mはOまたは正の整数
であって、 R1〜Roeは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン
原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もし
くは基を表し、 R+s〜R1”は、互いに結合して単環または多環を形
成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を
有していてもよく、 また、 RISとRIBとで、 またはR17とR18
とでアルキリデン基を形成していてもよ>))。
一般式[I°] (式[r’:l中、pは0または1以上の整数であり、
qおよびrは、0. 1または2であり、R1〜RI5
はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化
水素基 芳香族炭化水素基 およびアルコキシ基よりな
る群から原子もしくは基を表し、R5(またはR8)と
RQ(またはR7)とは、炭素数1〜3のアルキレン基
を介して結合していてもよく、また何の基も介さずに直
接結合していてもよい。 ) ただし、上記式[1]において、nは0またはlであり
、好ましくは0である。また、mはOまたは正の整数で
あり、好ましくは0〜3である。
また上記式[I゛]において、pは○または1以上の整
数であり、好ましくは0〜3の整数である。
そして、R1−R18(弐[工])、またはR1−R1
5(式[■’] )は、それぞれ独立番ミ  水素原子
、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれ
る原子もしくは基を表す。ここで、ハロゲン原子として
は、たとえば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子および
ヨウ素原子を挙げることができる。
また、炭化水素基としては、それぞれ独立に、通常は炭
素原子数1〜6のアルキル基 炭素原子数3〜6のシク
ロアルキル基を挙げることができ、アルキル基の具体的
な例としては、メチル基 エチル基 イソプロピル五 
イソブチル基 アミル基をあげることができ、シクロア
ルキル基の具体的な例としては、シクロヘキシル基 シ
クロプロピル基 シクロブチル基 シクロペンチル基を
挙げることができる。
また上記式[I°]において、R6(またはR6)とR
9(またはR〒)とは、炭素数1〜3のアルキレン基を
介して結合していてもよく、また何の基も介さずに直接
結合していてもよい。
さらに、上記式[I]において、RIS〜R11+は互
いに結合して(共同して)単環または多環を形成してい
てもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有してい
てもよい。また、RIBとR11+とで、またはR17
とR1・とでアルキリデン基を形成していてもよい。こ
のようなアルキリデン基+L  通常は炭素原子数2〜
4のアルキリデン基をあげることができ、その具体的な
例としては、エチリデン基 プロピリデン基 イソプロ
ピリデン基およびイソブチリデン基をあげることができ
る。
前記式[2]または[I′]で表される環状オレフィン
は、シクロペンタジェン類と、相応するオレフィン類あ
るいは環状オレフィン類とをディールス・アルダ−反応
により縮合させることにより容易に製造することができ
る。
前記式[I]または[■°〕で表される環状オレフィン
としては、具体的には、たとえば下記のような化合物を
挙げることができる。
(以下余白) CH。
ビシクロ[2,2,1]ヘブ ン メチルビシクロ[2 メチルビシクロ[2 などのようなビシクロ[2,2,1] ヘプト−2 エン誘 導体 ン 5.10−ジメチルテトラ −n ブチルビシクロ  Hs 2.10−ジメチルテトラ 9−インブチル−2,7− 9、11,12−トリメチル 2、7.9 トリメチルテ 9−エチル−11,12−ジメ インブチルー11.12 −ドデセン 5、8.9.10−テトラメチ (以下余白) 、+11コ 3−ドデセン 8−メチル−9−エチルテ 8−クロロテトラシフ −3−ドデセン 8−プロモチトラシフ ドデセン 8−フルオロテトラシ 1@]−3−ドデセン ・1eコー3−ドデセン メチルテトラシフ 8−エチルテトラシフ 目1 3−ドデセン 8−へキシルテトラシ 、H,7 + @]−3−ドデセン 5.17 1] 3−ドデセン 7.1@コー3 ドデセン −3−ドデセン 、Ill] 3−ドデセン 、12 5.17 +i]−3−ドデセ ン ン 8−エチリデン−9−イソ 一ドデセン 、12 S、lv、lIl]−3−ドデセ ン 5.1丁・+s]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9 8−イソプロピリデン 一ドデセン I@]−3−ドデセン 一ドデセン などのテトラシクロ[4,4,0,125,17・1リ
−3−ドデセ ン誘導体; (以下余白) 8−n−プロピリデン−9 [4,4,0,12 6,17 目]−3 一ドデセン I@ココ− ドデセン 8−n−プロピリデン−9 [4,4,0,12・ 5.1) +s]−3 一ドデセン 8−イソプロピリデン 12−メチルへキサシフ デセン デセン ヘプタデセン 15−エチルオクタシフ + 3 、 Q2 、 ? 、 QG 。
4]−4−ヘン タデセン などのへキサシクロ[6,6,1,136,119 + 3 、 Q2 、 ? 、 Q9 などのオクタシクロ[8,8,0,129,14 8,1 4]−4−へブタデセン誘導体 3、+6.Q3 8、QG2 +7コー5 トコセン誘導体 トコセン 2・I7]−5−トコセン などのへブタシクロ 5−イコセン誘導体あるいはへ ブタシクロ−5 ヘンエイコセン誘導体: CH。
セン などのペンタシクロ[6,6,1,1’・6,02・7
.09目コ 一 ヘキサデセン誘導体; 5−メチル−トリシクロ などのト リシクロ[4,3,0,12・1 3−デセン誘導体; コセン 6−シメチルベンタ 14、15−ジメチルベン などのト リシクロ[4,4,0,12・5]−3−ウンデセン誘
導体: などのペンタシクロ[6,5,1,136、O2、? 
、 09. + 2 ] −]4−ペンタデセン誘導体 :、3−ジメチル−ペンタ などのジエン化合物: メチル置換ペンタシ 、21,113.2@、Q電4.+s、l+1@] 5−ベンタコセン などのペンタシクロ [4,7,0,12、S 、 O8 +3.19.+2] ペンタデセン誘導体ニ ー5−ベンタコセン コセン などのノナシクロ [9,10,1,147,03・8.021 @ 、 
Ql 2 21.113 2N、QIA 9.115・18] −5−ベンタコセン誘導 体等を挙げることができる。
(以下余白) 2.11 −4−エイコセン なとのへブタシクロ[’7.8,0.13.@、02・
7 、11 @・1)、0目、+6.112 1sコ −4−エイコセン誘導体; そしてさらには、 フェニル−ビシクロ[ 2−エン を挙げることができる。
(以下余白) 上記のようなエチレンと、一般式[+]または[+’]
で表される環状オレフィンとの共重合体としては、13
5℃のデカリン中で測定した極限粘度[+]が0.05
〜101iIl/gの範囲にあり、軟化温度(TMA)
が70℃以上である環状オレフィン系ランダム共重合体
(以下環状オレフィン系ランダム共重合体[A]という
)が好ましく用いられる。また所望により、環状オレフ
ィン系ランダム共重合体[A]に、エチレンと、下記式
[1]または[I°]で表される環状オレフィンとの共
重合体であって、135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[ηコが0.05〜5dll/gの範囲にあり、軟
化温度(TMA)が70″C未満である環状オレフィン
系ランダム共重合体(以下環状オレフィン系ランダム共
重合体[B]という)を配合して用いてもよい。
上記のような環状オレフィン類とエチレンとの共重合体
である環状オレフィン系ランダム共重合体[A]および
[B]は、エチレンおよび前記環状オレフィンを必須成
分とするものであるが、該必須の二成分の他に本発明の
目的を損なわない範囲で、必要に応じて他の共重合可能
な不飽和単量体成分を含有していてもよい。任意に共重
合されていてもよい該不飽和単量体として、具体的には
、たとえば生成するランダム共重合体中のエチレン成分
単位と等モル未満の範囲のプロピレン、1−ブテン、4
−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン
、 1−デセン、 1−ドデセン、 1−テトラデセン
、1−へキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセ
ンなどの炭素原子数が3〜20のa−オレフィンなどを
例示することができる。
上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体[A]
では、エチレンに由来する繰り返し単位(a)は、40
〜85モル%、好ましくは50〜75モル%の範囲で存
在しており、また該環状オレフィンに由来する繰り返し
単位(b)は15〜60モル%、好ましくは25〜50
モル%の範囲で存在しており、エチレンに由来する繰り
返し単位(a)および該環状オレフィンに由来する繰り
返し単位(b)は、ランダムに実質上線状に配列してい
る。なお、エチレン組成および環状オレフィン組成は1
3cmNMRによって測定した この環状オレフィン系
ランダム共重合体が実質上線状であり、ゲル状架橋構造
を有していないことは、該共重合体が135℃のデカリ
ン中に完全に溶解することによって確認できる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[A]の
135℃のデカリン中で測定した極限粘度[V] は、
0.05〜10dQ/g、  好ましくは0.08〜s
di/gの範囲にある。
また環状オレフィン系ランダム共重合体[A]のサーマ
ル・メカニカル・アナライザーで測定した軟化温度(T
MA)は、70℃以上、好ましくは90〜250℃、さ
らに好ましくは100〜200℃の範囲にある。なお軟
化温度(TMA)は、デュポン社製Thermomec
hanical Analyserを用いて厚さ1−1
1のシートの熱変形挙動により測定した すなわちシー
ト上に石英製針をのせ、荷重49gをかけ、5℃/分で
昇温しでいき、針が0.635.、侵入した温度をTM
Aとしtラ  また、該環状オレフィン系ランダム共重
合体のガラス転移温度(Tg)は、通常50〜230℃
、好ましくは70〜210℃の範囲にあることが望まし
い。
また、この環状オレフィン系ランダム共重合体[A]の
X線回折法によって測定した結晶化度は、0〜10%、
好ましくは0〜7%、 とくに好ましくは0〜5%の範
囲である。
本発明では、また上記のような軟化温度(TMA)が7
0℃以上である環状オレフィン系ランダム共重合体[A
コに、 エチレンと、上記式[r]または[I’]で表わされる
環状オレフィンとの共重合体であって、135℃のデカ
リン中で(測定した極限粘度[η]が0.05〜5d1
27Hの範囲にあり、軟化温度(TMA)が70℃未満
である環状オレフィン系ランダム共重合体[B]を配合
してなる環状オレフィン系ランダム共重合体組成物から
基板を形成することが好ましい。
上記のような軟化点(TMA)が70℃未満である環状
オレフィン系ランダム共重合体[B]で1戴エチレンに
由来する繰り返し単位(a)は、60〜98モル%、好
ましくは60〜98モル%の範囲で存在しており、また
該環状オレフィンに由来する繰り返し単位(b)は2〜
40モル%、好ましくは5〜40モル%の範囲で存在し
ており、エチレンに由来する繰り返し単位(a)および
該環状オレフィンに由来する繰り返し単位(b)は、ラ
ンダムに実質上線状に配列している。なお、エチレン組
成および環状オレフィン組成は13cmNMRによって
測定した。この環状オレフィン系ランダム共重合体[B
]が実質上線状であり、ゲル状架橋構造を有していない
ことは、該共重合体が135℃のデカリン中に完全に溶
解することによって確認できる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[B]の
135℃のデカリン中で測定した極限粘度[V]は、0
.05〜5a/g、好ましくは0.08〜3aQ/gの
範囲にある。
また環状オレフィン系ランダム共重合体[B]のサーマ
ル・メカニカル・アナライザーで測定した軟化温度(T
MA) iL  70℃未諏 好ましくは一10〜60
℃、さらに好ましくは10〜55℃の範囲にある。さら
に、該環状オレフィン系ランダム共重合体[B]のガラ
ス転移温度(Tg)は、通常−30〜60℃、好ましく
は一20〜50℃の範囲にあることが望ましい。
また、この環状オレフィン系ランダム共重合体[B]の
X線回折法によって測定した結晶化度は、0〜10%、
好ましくは0〜7%、とくに好ましくは0〜5%の範囲
である。
本発明において、基板として環状オレフィンランダム共
重合体[A]および[B]を用いる場合には、該環状オ
レフィン系ランダム共重合体[A]/該環状オレフィン
系ランダム共重合体[B]の重量比は10010.1〜
100/10.  好ましくは10010.3〜100
/7、とくに好ましくは10010.5〜10015の
範囲であることが望ましい。 [B]酸成分この範囲で
[A]酸成分配合することによって基板自体の優れた透
明性と表面平滑性を維持したままで本発明で用いる保護
膜との苛酷な条件下での密着性が[A]酸成分みの場合
に比べさらに向上するという効果があり、 [A] と
[B]とのブレンドよりなるこの上記の環状オレフィン
ランダム共重合体組成物を基板に用いれば本発明で用い
る反射膜との優れた密着性は高温、高温条件下放置後に
おいてさえも変化がないという特性を有している。
本発明における基板を構成する上記の環状オレフィン共
重合体[A]および[B]は、特開昭60−16870
8号公報、特開昭61−120816号公転 特開昭6
1−115912号公報、特開昭61−115916号
公報、特開昭62−252406号公転 特開昭62−
252407号公報、特開昭61−271308号公転
 特開昭61−272216号公報などにおいて本出願
人が提案した方法に従い適宜条件を選択することにより
、製造することができる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体中におい
て、前記式[I]または[’r’]で表される環状オレ
フィンから導かれる構成単位(b)は下記式[m]また
は[■′]で表される構造の繰り返し単位を形成してい
ると考えられるが、一部の構成単位(b)が開環重合に
よって結合している場合もあり、また必要に応じて水素
添加することも可能である。
[■コ (式[■]中、rr5nおよびR1−R1は前記式[1
]における定義と同様である。) (式[n ’]中、ps  Q%  rおよびRl−R
I 5は前記式[I’]における定義と同様である。)
本発明に係る光磁気記録媒体の基板としては、前述した
とおり、上記のエチレンと環状オレフィンとのランダム
共重合体のほかに、同種または異種の環状オレフィン単
量体を開環して得られる環状オレフィン開環重合化 開
環共重合体またはそれらの水素添加物を用いることもで
きる。このような環状オレフィン開環重合像 開環共重
合体およびこれらの水素添加物について、前記式[r]
で表される環状オレフィンを例にして説明すると、以下
に記載するように反応して開環共重合体およびこれらの
水素添加物を構成していると考えられる。
・ [■ “] ↓水素添加 ↓開環 このような重合体の例として、テトラシクロドデセンと
ノルボルネン及びそれらの誘導体との開環弁型合本 及
びその水素話力U物をあげることができる。
なお、本発明においては上記のような開環重合木 開環
弁型合本 これらの水素添加物および環状オレフィン系
ランダム共重合体の一部が無水マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸等で変性されていテモヨい。このような変性物
は、上記のような環状オレフィン系樹脂と、不飽和カル
ボン酸、これらの無水物、および不飽和カルボン酸のア
ルキルエステル等の誘導体とを反応させることにより製
造することができる。なお、この場合の環状オレフィン
系樹脂の変性物中における変性剤から導かれる構成単位
の含有率は、通常は50〜10モル%以下である。この
ような環状オレフィン系樹脂変性物は、所望の変性率に
なるように環状オレフィン系樹脂に変性剤を配合してグ
ラフト重合させて製造することもできるし、予め高変性
率の変性物を調製し、次いでこの変性物と未変性の環状
オレフィン系樹脂とを混合することによっても製造する
ことができる。
本発明において、上記の開環重合体 開環弁型合本 こ
れらの水素添加物および環状オレフィン系ランダム共重
合体ならびにその変性物は、単独で、あるいは組み合わ
せて使用することができる。
さらに、本発明においては、上記のような環状オレフィ
ン系ランダム共重合体を製造するに際して、得られる重
合体等の物性を損なわない範囲で、前記式[I]または
[r’]で表される環状オレフィン以外の環状オレフィ
ンを重合させることもできる。このような環状オレフィ
ンとしては、たとえば、 シクロブテン、 シクロペンテン、 シクロヘキセン、 3.4−ジメチルシクロヘキセン、 3−メチルシクロヘキセン、 2−(2−メチルブチル)−1−シクロヘキセン、2、
3.3a、 7a−テトラヒトO−4,7−メタノ−I
H−インデン 3a、 5.6.7a−テトラヒトD −4,7−メタ
ノ−IH−インデンなどをあげることができる。このよ
うな他の環状オレフィンは単独で、あるいは組み合わせ
て使用することができ、通常、0〜50モル%の量で用
いられる。
また本発明に係る光磁気記録媒体の基板には、上記[A
]および[B]酸成分他に、衝撃強度を向上させるため
のゴム成分を配合したり、耐熱安定弁L 耐候安定斉L
 帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング斎具 
 防曇剤、滑*lL  染料、顔料、天然源 合成法 
ワックスなどを配合することができ、その配合割合は適
宜量である。たとえば、任意成分として配合される安定
剤として具体的には、テトラキス[メチレン−3(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネートコメタン、β(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アルキルエステノ区
 2.2−オキザミドビス[エチル−3(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)コプロビオネー
トなどのフェノール系酸化防止剤、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン
酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンジス
テアレート、ペンタエリスリトールモノステアレート、
ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタエリスリ
トールトリステアレート等の多価アルコールの脂肪酸エ
ステルなどを挙げることができる。これらは単独で配合
してもよいが、組み合わせて配合してもよく、たとえば
、テトラキス[メチレン−3(3゜5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートコメタンと
ステアリン酸亜鉛およびグリセリンモノステアレートと
の組合せ等を例示することができる。
本発明では特に、フェノール系酸化防止剤および多価ア
ルコールの脂肪酸エステルとを組み合わせて用いること
が好ましく、該多価アルコールの脂肪酸エステルは3価
以上の多価アルコールのアルコール性水酸基の一部がエ
ステル化された多価アルコール脂肪酸エステルであるこ
とが好ましい。
このような多価アルコールの脂肪酸エステルとしては、
具体的には、グリセリンモノステアレート、 グリセリ
ンモノラウレート、グリセリンモノミリステート、グリ
セリンモノパルミテート、グリセリンジステアレート、
グリセリンジラウレート等のグリセリン脂肪酸エステル
、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリ
スリトールモノラウレート、ペンタエリスリトールジラ
ウレート、ペンタエリスリトールジステアレート、ペン
タエリスリトールトリステアレート等のペンタエリスリ
トールの脂肪酸エステルが用いられる。
このようなフェノール系酸化防止剤は、前記[A]酸成
分よび[B]酸成分合計重量100重量部に対して0〜
10重量部好ましくは0〜5重量部さらに好ましくは0
〜2重量部の量で用いら瓢 また多価アルコールの脂肪
酸エステルは[A]酸成分よび[B]酸成分合計重量1
00重量部に対して0〜10重量音医 好ましくは0〜
5重量部の量で用いられる。
本発明に係る光磁気記録媒体の基板には、本発明の目的
を損なわない範囲で、シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸
化チタン、酸化マグネシウム、軽石粉、軽石バルーン、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、 ドロマイト、硫酸カルシウム、チタン
酸カリウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウム、タルク
、クレーマイカ、アスベスト、ガラス繊維、ガラスフレ
ーク、ガラスピーズ、ケイ酸カルシウム、モンモリロナ
イト、ベントナイト、グラファイト、アルミニウム粉、
硫化゛モリブデン、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維、ポリ
エチレン縁縁 ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維
、ポリアミド繊維等の充填剤を配合してもよい。
本発明において、基板として上記のような環状オレフィ
ン系ランダム共重合体または環状オレフィン系ランダム
共重合体組成物を用いると、理由は定かではないが、記
録感度が特に優れているという特長を有する。またこの
環状オレフィン系ランダム共重合体または該共重合体を
含む組成物からなる基板と記録層積層体とは密着性に優
れており、 したがって記録膜は長期安定性に優れると
ともに記録膜の酸化が効果的に防止される。したがって
この環状オレフィン系ランダム共重合体からなる基板上
に記録膜を積層してなる光記録媒体は、記録感度に優蜆
 また耐久性および長期安定性にも優れている。また本
発明に係る光記録媒体版割れが生ずることがない。
このような基板1の厚みは特に限定されないが、好まし
くは0.5〜5龍特に好ましくは1〜21である。
保」1勝 本発明に係る光磁気記録媒体10で用いられる保護膜2
は、S I NX5Z n S−、Z n S eSC
d SsSl、AQNなとで示される組成の膜から形成
されており、 このうちSiN、膜が特に好ましい。
SiN、で示される保護膜では、0.<x≦473であ
ることが好ましく、具体的には、S i3N、(四望化
三ケイ素)などの窒化ケイ素膜あるいはO〈x<4/3
となるようにSi、N、とSiとを混合した混合膜が特
に好ましく用いられる。このようなSiN、で示される
保護膜は、たとえばターゲットとして、 5i3Naま
たは、 Si、N、とSiとを用いて、スパッタリング
法により成膜することができる。このようなSiN、か
らなる保護膜2は、通常1.8以上好ましくは2.0以
上、具体的には1.8〜2.2の屈折率を有しているこ
とが好ましく、後述する光磁気記録膜3を酸化などから
保護する働き、あるいは光磁気記録膜の記録特性を高め
るエンハンス膜としての働き、あるいはその両方の働き
をしている。またS 1Nx(0(x≦4/3)からな
る保護膜法 特に耐クラツク性に優れている。
本発明において、保護膜2の膜厚は500〜2000人
、好ましくは800〜1500人程度であることが望ま
しい。
本発明においては、保護膜の膜厚を上記のような範囲に
することによって、良好なC/N比と広い記録パワーマ
ージンを有する光磁気記録媒体を得ることができる。
i藍久又旦1 光磁気記録膜3は、 (i)3d遷移金属から選ばれる
少なくとも1種と、 (1ii)希土類力)ら選(Iれ
る少なくとも1種の元素とからなるか、あるし)は(i
)3d遷移金属から選ばれる少なくとも1種と、 (1
1)耐腐食性金属と、 (1ii)希土類力・ら選ばれ
る少なくとも1種の元素とからなってし)る。
このうち(i)3d遷移金属から選ばれる少なくとも1
種と、 (11)耐腐食性金属と、 (iii)希土類
から選ばれる少なくとも1種の元素と力・らなる光磁気
記録膜が好ましい。
(i)3d遷移金属としては、Fe、  Co、  T
i。
V、Cr、Mn、NiS Cu、Znなどが用し)られ
るが、このうちFeまたはCOあるいはこの両者である
ことが好ましい。
この3d遷移金属は、光磁気記録膜中に好ましくは20
〜90原子%、より好ましくは30〜85原子%、とく
に好ましくは35〜80原子%の量で存在してし)る。
(11)耐腐食性金属は、光磁気記録膜に含ませること
によって、この光磁気記録膜の耐酸化性を高めることが
できる。このような耐腐食性金属としては、PtS P
d、Ti、ZrS Ta、Nbなどが用いられるが、こ
のうちPtS Pd、Tiが好ましくとくにptまたは
Pdあるいはこの両者であることが好ましい。
この耐腐食性金属は、光磁気記録膜中レミ 30原子%
以下、好ましくは5〜25原子%、とくには10〜25
ff千%、さらに好ましくは10〜20原子%の量で存
在している。
希土類元素としては、下記のような元素が挙げられる。
Gd、  Tb、  DyS Ho、 Er5TrrL
、Yb。
Lu、  LaS Ce、  Pr1 Nd、  Pm
、  Sm。
u このうちGdS TbS DyS Ho1 NdS S
m。
Prが好ましく用いられる。
上記のような群から選ばれる少なくとも1種の希土類元
素は、光磁気記録膜中に、好ましくは5〜50原子%、
さらに好ましくは8〜45w、子%とくに好ましくは1
0〜40原子%の量で存在している。
本発明では、光磁気記録膜が、特に、下記に記載するよ
うな組成を有することが好ましい。
(i)3d遷移元素 本発明に係る光磁気記録膜中には、 (i)3d遷移元
素として、好ましくはFeまたはCOあるいはこの両者
が含まれており、Feおよび/またはCOは、40原子
%以上80JX子%以下、好ましくは40原子%以上7
5原子%未2fk  さらに好ましくは40原子%以上
59原子%以下の量で存在していることが望ましい。
さらにFeおよび/またはCOは、Co/(Fe+Co
)比[W子比コが0以上0.3以下、好ましくは0以上
0.2以下、さらに好ましくは0.01以上0.2以下
であるような量で、光磁気記録膜中に存在していること
が望ましい。
Feおよび/またはCOの量が40原子%以上で80原
子%以下の範囲にあると、耐酸化性に便法かつ膜面に垂
直な方向に磁化容易軸をもった光磁気記録膜が得られる
という利点を有する。
ところで光磁気記録膜中に、Coを添加すると、(イ)
光磁気記録膜のキュリー点が上昇し、また(口)カー回
転角(θk)が大きくなるという現象が認めら娼 その
結果、COの添加量により、光磁気記録膜の記録感度を
調整することができ、しかもCoの添加により、再生信
号のキャリアレベルを増加することができる。本発明に
係る光磁気記録膜では、ノイズレベル、C/N比の点か
らCo/ (Fe+Co)比[原子比]は0以上0.3
以下、好ましくは0以上0.2以下、さらに好ましくは
0.01以上0.2以下であることが望ましい。
このような本発明に用いる光磁気記録膜は、記録および
消去を繰り返し行なっても、膜変質が生ずることはない
。たとえば本発明に係るP t 13T b2sF e
s、c Osなる組成ヲ有スル光磁気記録膜は、 10
T回の記録および消去を繰り返し行なってもC/N比の
低下は認められない。
(11)耐腐食性金属 本発明に用いる光磁気記録膜中には、 (11)耐腐食
性金属として、好ましくはPtまたはPdあるいはこの
両者が含まれており、Ptおよび/またはPdは、光磁
気記録膜中に5〜30原子%、好ましくは10原子%を
超えて30原子%以下、さらに好ましくは10原子%を
超えて20yf、子%未満、最も好ましくは11原子%
以上19原子%以下の量で存在していることが望ましい
光磁気記録膜中のPtおよび/またはPdの量が5原子
%以上、特に10W子%を超えて存在すると、光磁気記
録膜の耐酸化性に便法 長期間使用しても孔食が発生せ
ず、C/N比も劣化しないという利点を有する。
たとえばP t +3T b2sF esec Os 
(原子%)あルイはP d+2Tb2sF es3c 
O? (ffl子%)で示される組成を有する本発明に
係る光磁気記録膜は、相対湿度85%、80℃の環境下
に1000時間保持しても、 C/N比は全く変化しな
い。これに対してptまたはPdを含まないTb25F
e68Co7(原子%)で示される組成を有する光磁気
記録膜は、相対湿度85%、80℃の環境下に1000
時間保持すると、C/N比は大きく低下する。
また光磁気記録膜中にptおよび/またはPdを上記の
ような範囲の量で添加することにより、光磁気記録膜に
情報を記録したりあるいは情報を読出す際に、小さなバ
イアス磁界で充分に高いC/N比が得られる。小さなバ
イアス磁界で充分に高いC/N比が得られると、バイア
ス磁界発生用のマグネットを小さくすることができ、し
かもマグネットからの発熱も押えることができるため、
光磁気記録膜を有する光ディスクのドライブ装置を簡素
化することができる。しかも小さなバイアス磁界で充分
に大きなC/N比が得られるため、オーバーライド可能
な磁界変調記録用のマグネットの設計も容易となる。
(1ii)希土類元素(RE) 本発明に係る光磁気記録膜中には、希土類元素(RE)
が含まれており、この希土類元素とじては、  Nd、
   Sm1  PrS  Ce、   Eu、   
GdS  Tb。
DyまたはHOが用いられる。
これらの中では、Nd、PrS Gd1 Tb。
DYが好ましく用いら瓢 特にTbが好ましい。
また希土類元素は2種以上併用してもよく、この場合に
Tbを希土類元素のうち50原子%以上含有しているこ
とが好ましい。
この希土類元素は、膜面に垂直な方向に磁化容易軸をも
った光磁気を得るという点からRE/(RE+Fe+C
o)比[原子比]をXで表わした場合に、0.15≦X
≦0.45、好ましくは0.20≦X≦0.4であるよ
うな量で光磁気記録膜中に存在していることが望ましい
本発明においては、光磁気記録膜に種々の元素を少量添
加して、キュリー温度や補償温度あるいは保磁力Heや
カー回転角θにの改善あるいは低コスト化を計ることも
できる。これらの元素は、記録膜を構成する全原子数に
対してたとえば10原子%未溝の割合で用いることがで
きる。
併用できる他の元素の例としてIL  以下のような元
素が挙げられる。
(1)FeS Co以外の3d遷移元素具体的には、S
c、  Ti、  V、Cr、Mn。
Ni、  Cu、  Znが用いられる。
これらのうち、Ti、Ni、CuS Znなどが好まし
く用いられる。
(n)Pd以外の4d遷移元素 具体的には、Y、  Zr、  NbSMo、Tc。
Ru、  Rh、Ag、  Cdが用いられる。
このうちZr1 Nbが好ましく用いられる。
(m)Pt以外の5d遷移元素 具体的には、Hf5Ta、  W、  Re、  Os
IrS Au、Hgが用いられる。
このうちTaが好ましく用いられる。
(■)mB族元素 具体的にL  B、AQ、Ga、  In、TQが用い
られる。
このうちB、AQS Gaが好ましく用いられる。
(v)rvB族元素 具体的に+4  C,Si、  Ge、  Sn、  
Pbが用いられる。
このうち、 SiS Ge、  Sn、Pbが好ましく
用いられる。
(Vl)VB族元素 具体的には、N、  P、  As、  Sb、  B
iが用いられる。
このうちsbが好ましく用いられる。
(■)VIB族元素 具体的には、S、SeS Te、Poが用いられる。
このうちTeが好ましく用いられる。
上記のような組成を有する光磁気記録膜は、膜面に垂直
な磁化容易軸を有し、多くはカー・ヒステリシスが良好
な角形ループを示す垂直磁気および光磁気記録可能な非
晶質薄膜となることが、広角X線回折などにより確かめ
られる。
なお本明細書において、カー・ヒステリシスが良好な角
形ループを示すとは、最大外部磁場におけるカー回転角
である飽和カー回転角(θに+)と外部磁場ゼロにおけ
るカー回転角である残留カー回転角(θに2)との比θ
に2/θに1 が0.8以上であることを意味している
この光磁気記録膜の膜厚は100〜600人、好ましく
は100〜400人、より好ましくは150〜300人
程度である。
2進Jシ江に茎 本発明に係る光磁気記録媒体10では、上記のような光
磁気記録膜3上に、窒化チタン膜4例えばTiNが設け
られている。
この窒化チタン膜4は、たとえばTiNをターゲットと
して用いてスパッタリング法により形成することができ
る。
このような窒化チタン膜4は、光磁気記録膜3を酸化な
どから保護する働き、あるいは光磁気記録膜の記録特性
を高めるエンハンス膜としての働き、あるいはその両方
の働きをしている。
本発明において、窒化チタン膜4の膜厚は50〜100
OA、  好ましくは150〜500八程度であること
が望ましい。
本発明において1戴 窒化チタン膜4の膜厚を上記のよ
うな範囲にすることによって、良好なCZN比と広い記
録パワーマージンを有する光磁気記録媒体を得ることが
できる。
アルミニウム合金 本発明に係る光磁気記録媒体10では、上記のような窒
化チタン膜4上に、アルミニウム合金膜5が設けられて
いる。
このアルミニウム合金膜5は、アルミニウムと、アルミ
ニウム以外の少なくとも1種の元素を含んで構成されて
いる。
このようなアルミニウム合金としては、具体的には以下
のようなものが例示できる。
AQ −Cr合金(Cr含有量0.1−10原子%)、
AQ−Cu合金(Cu含有量0.1−10原子%)、A
Q−Mn合金(Mn含有量0.1〜10原子%〕、A1
−Hf合金(Hf含有量0.1〜10原子%)、AQ−
Nb合金(Nb含有量0.1〜10原子%)、AQ−B
合金(B含有量0.1〜10原千%)、AQ−Ti合金
(Ti含有量0.1〜10原子%)、Au−Ti−Nb
合金(Ti含有量0.1〜5原子%、Nb含有量0.1
〜5W、子%)、Al1−Ti−Hf合金(Ti含有量
0.1〜5原子%、Hf含有量0.1〜10原千%)、
AQ−Cr−Hf合金(Cr含有量0.1−5原子%、
Hf含有量0.1〜10原子%)、AQ−Cr−Ti合
金(Cr含有量0.1−5原子%、Ti含有量0.1〜
10原子%)、AQ−Cr−Zr合金(Cr含有量O6
1〜5原子%、Zr含有量o、i〜io原子%)、AQ
 −T 1−Nb合金(Ti含有量0.1〜5原子%、
Nb含有量0.1〜5原子%)、 AQ−Ni合金(Ni含有量0.1〜11子%)、A1
1−Mg合金(Mg含有量0.1〜10原子%)、AQ
−Mg−Ti合金(Mg含有量0.1〜10原子%、T
i含有量0.1〜10原子%)、AQ−Mg−Cr合金
(Mg含有量0.1〜10原子%、Cr含有量0.1〜
10原子%)、AQ−Mg−Hf合金(Mg含有量0.
1−10原子%、Hf含有量0.1〜10原子%)、A
u −5e合金(Se含有量0.1−10原子%)、A
Q−Zr合金(Zr含有量0.1−10原子%)、A9
−Ta合金(Ta含有量0.1−10原子%)、AQ−
Ta−Hf合金(Ta含有量0.1〜10原子%、Hf
含有量0.1〜10原子%)、AQ−81合金(Si含
有量0.1〜10原子%)、AQ−Ag合金(Ag含有
量0.1〜10原子%)、AQ−Pd合金(Pd含有量
0.1〜10原子%)、AQ−P を合金(Pt含有量
0.1〜10原子%)。
アルミニウム合金としては、特に以下のようなもの紙 
光磁気記録媒体の線速依存性が)JSさくかつ耐腐食性
に優れているので好ましい。
ハフニウム0.1〜10原子%を含むアルミニウム合金
、 ニオブ0.1〜10原子%を含むアルミニウム合金、チ
タン0.5〜5原子%とハフニウム0.5〜5原子%を
含へ チタンとハフニウムの合計含有量が1〜5.5I
子%であるアルミニウム合金、クロム0.1〜5原子%
とチタン0.1〜9.5ff 子%を含永 クロムとチ
タンの合計含有量が10原子%以下であるアルミニウム
合金、 クロム0,1〜5原子%とチタン0.1〜9.5原子%
とハフニウム0.1〜9.5原子%とを含永 クロムと
チタンとハフニウムの合計含有量が10原子%以下であ
るアルミニウム合金、 マグネシウム0.1〜10原子%とクロム0.1〜10
原子%を合本 マグネシウムとクロムの合計含有量が1
5原子%以下であるアルミニウム合金、クロム0.1〜
5N、子%とハフニウム0.1〜9.5原子%を合本 
クロムとハフニウムの合計含有量が10原子%以下であ
るアルミニウム合金、 マグネシウム0.1〜10原子%とハフニウム0.1〜
10原子%を合本 マグネシウムとハフニウムの合計含
有量が15原子%以下であるアルミニウム合金、クロム
0.1〜5原子%とジルコニウム0.1〜9.5原子%
を台木 クロムとジルコニウムの合計含有量が10原子
%以下であるアルミニウム合金、タンタル0.1〜10
W、子%とハフニウム0.1〜10W子%とを含永  
タンタルとハフニウムの合計含有量が15原子%以下で
あるアルミニウム合金、チタン0.5〜5原子%とニオ
ブ0.5〜5原子%を含永 チタンとニオブの合計含有
量が1〜5,5原子%であるアルミニウム合金、 マグネシウム0.1〜10原子%とチタン0.1〜1o
原子%を含ヘ マグネシウムとチタンの合計含有量が1
5原子%以下であるアルミニウム合金、マグネシウム0
.1〜10原子%とチタン0.1〜10[子%とを含べ
 がつマグネシウムとチタンの合計含有量が15原子%
以下であるアルミニウム合金、マグネシウム0.1〜1
0JPt子%とハフニウム0.1〜10原子%とチタン
0.1〜10原子%とを含べ がっマグネシウムとハフ
ニウムとチタンの合計含有量が15原子%以下であるア
ルミニウム合金、マグネシウム0.1〜10原子%とハ
フニウム0.1〜10原子%とクロム10原子%以下と
を含べ がっマグネシウムとハフニウムとクロムとの合
計含有量が15原子%以下であるアルミニウム合金、マ
グネシウム0.1〜1o原子%とチタン0.1〜10W
子%とクロム10原子%以下とを合本 かつマグネシウ
ムとチタンとクロムとの合計含有量が15i子%以下で
あるアルミニウム合金、 マグネシウム0.1〜10原子%とハフニウム0.1〜
10原子%とチタン0.1〜10原子%とクロム10原
子%以下とを含べ かつマグネシウムとハフニウムとチ
タンとクロムとの合計含有量が15原子%以下であるア
ルミニウム合也 また上記のようなアルミニウム合金膜1戴 それぞれの
アルミニウム合金膜を構成する金属以外に下記のような
金属(元素)を1種または2種以上含ませることもでき
る。このような金属としては、たとえば、チタン(Ti
)、クロム(Cr)、シリ:+ン(Si)、タンタル(
Ta)、銅(Cu)、タングステン(W)、ジルコニウ
ム(Z r L  マンガン(Mn)、マグネシウム(
Mg)、バナジウム(V)などが挙げら瓢 このような
他の金属は通常5原千%以下好ましくは2原子%以下の
量で含まれる。 (ただし アルミニウム合金膜に(転
上記に例示するような金属(元素)のうち、既にアルミ
ニウム合金膜に含まれている金属(元素)をさらに上記
の量で重ねて含ませることはないものとする。たとえば
、アルミニウム合金膜を構成するアルミニウム合金が、
上記したAil −T i合金、A2−Ti−Hf合金
等である場合には、上記の金属(元素)のうちでチタン
(Ti)がさらに上記のような量で上記アルミニウム合
金中に含まれることはない。) このようなアルミニウム合金膜5の膜厚は、100〜5
000人好ましくは500〜3000人さらに好ましく
は700〜2000人程度であることが望ましい。
このアルミニウム合金膜5は、熱良伝導体層としての機
能を果たしており、このアルミニウム合金膜が存在する
ことによって光磁気記録層が記録レーザ光によって過度
に高温になることが防止さ札 その結果 記録パワーの
線速依存性が小さくなると考えられる。
また本発明におけるアルミニウム合金膜は、耐腐食性に
優れているため、長期間使用した後においても、記録媒
体の線速依存性が小さいという特徴を有しており、記録
層に対する保護作用にも優れている。
本発明に係る光磁気記録媒体10は、基板上に、保護風
 光磁気記録風 窒化チタン民 アルミニウム合金膜を
、たとえば真空蒸着法、スパッタリング法あるいは電子
ビーム蒸着法などの成膜法を採用して成膜することによ
って製造することができる。
久馴目り廟迷 本発明に係る光磁気記録媒体は、基板上に保護風 光磁
気記録風 窒化チタン既 アルミニウム合金膜を有し 
かつ基板上に保護風 光磁気記録風 窒化チタン既 ア
ルミニウム合金膜がこの順序で積層されているので、記
録パワーの線速依存性が小さく、かつ記録パワーマージ
ンが広く、しかも耐酸化性および記録感度に優れている
し実施例] 以下本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
叉墓漬」 エチレンと1.4.5.8−ジメタノ−1,2,3,4
,4a、 5.8゜以下DMONと略記する)とを共重
合させて得られる非品性の環状オレフィンランダム共重
合体(+ 3 (。
NMR分析で測定したエチレン含量59モル%、DMO
N含量41モル%、135℃デカリン中で測定した極限
粘度[η]が0.42dl/g、軟化温度(TMA) 
154℃)からなる非晶質ポリオレフィン製基板(厚さ
1.2.、)上に、 Si3N、ターゲットを用いて、
スパッタリング法により保護膜としてのSi、N、膜を
1100人の膜厚で被着させ九 このSi3N、膜上に、FeとCoとからなるターゲッ
トにptおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP t 
、、T b2.F eaec O2の組成を有する記録
膜を250Aの膜厚で被着させたさらにこのP t 、
、T b2sF eeec 02膜上に、TiNターゲ
ットを用いて、スパッタリング法によりTiN膜を25
OAの膜厚で被着させた次にこのTiN膜上&″S A
Q−Ti−Hfの複合ターゲットを用いて、スパッタリ
ング法により原子%でA Q * ? T iHHf 
2の組成を有するアルミニウム合金膜を1800へのM
厚で被着させたこのようにして得られた光磁気記録媒体
の特性を測定した 結果を表1に示す。
寒、tmNJ2 実施例1で使用した基板と同様の基板上に、Si、N4
ターゲツトを用いて、スパッタリング法により保護膜と
してのSi3N、膜をl100Aの膜厚で被着させた このSi3N、膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにPtおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP t 
+sT b2sF e611c o2(7)組成を有す
る記録膜を280人の膜厚で被着させたさらにこのP 
t IIIT b2aF essC02膜上に、TiN
ターゲットを用いて、スパッタリング法によりTiN膜
を320人の膜厚で被着させた次にこのTiN膜上に、
Al1−Cr−Hfの複合ターゲットを用いて、スパッ
タリング法により原子%でA Q 9 v Cr HH
f 2の組成を有するアルミニウム合金膜を1800A
の膜厚で被着させ九このようにして得られた光磁気記録
媒体の特性を測定し島 結果を表1に示す。
失速漬」 実施例1で使用した基板と同様の基板上に、S i3N
、ターゲットを用いて、スパッタリング法により保護膜
としてのSi3N、膜を1100への膜厚で被着させた このSi、N、膜上に、FeとCOとからなるターゲッ
トにPtおよびTbチップを載置してなる複合ターゲッ
トを用いて、スパッタリング法により原子%でP t 
、@T b3@F esec Oaの組成を有する記録
膜を270Aの膜厚で被着させたさらにこのp t 、
、T b、、F esac os腹膜上、TiNターゲ
ットを用いて、スパッタリング法によりTiN膜を28
0人の膜厚で被着させへ次にこのTiN膜上に、An−
Hfの複合ターゲットを用いて、スパッタリング法によ
り原子%でAQ、、Hf2の組成を有するアルミニウム
合金膜を2000人の膜厚で被着させた このようにして得られた光磁気記録媒体の特性を測定し
八 結果を表1に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、 本発明の光磁気記録媒体の断面図で ある。 基板 光磁気記録膜 保護膜 窒化チタン膜 アルミニウム合金膜 光磁気記録媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に、保護膜と、光磁気記録膜と、窒化チタ
    ン膜と、アルミニウム合金膜とがこの順序で積層されて
    なることを特徴とする光磁気記録媒体。
JP20707490A 1990-08-03 1990-08-03 光磁気記録媒体 Pending JPH0490154A (ja)

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