JPH04117613A - ディスク状磁気記録媒体 - Google Patents

ディスク状磁気記録媒体

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JPH04117613A
JPH04117613A JP20943690A JP20943690A JPH04117613A JP H04117613 A JPH04117613 A JP H04117613A JP 20943690 A JP20943690 A JP 20943690A JP 20943690 A JP20943690 A JP 20943690A JP H04117613 A JPH04117613 A JP H04117613A
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fatty acid
polyurethane
magnetic
powder
acid ester
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JP20943690A
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English (en)
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Katsuyuki Takeda
竹田 克之
Nobuyuki Sekiguchi
関口 伸之
Isamu Michihashi
勇 道端
Shozo Kikukawa
省三 菊川
Hidenori Murata
秀紀 村田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産東上の利用分野 本発明はディスク状磁気記録媒体に関するものである。
口、従来技術 従来、スチルビデオ用、コンピューター用等のディスク
状の磁気記録媒体として、強磁性合金粉末を結合剤中に
分散させた磁性層を非磁性支持体上に塗設した磁気記録
媒体が用いられている。最近、このような磁気記録媒体
の高密度化、高S/N比に伴い、磁性体を微粒子化する
ことが行われている。
強磁性合金粉末は本来結合剤中への分散性がそれ程良く
ないため、分散性向上のために、陰性官能基をポリウレ
タン樹脂に含有させる、例えばスルホン酸金属塩を0,
01〜1mmol/g含むポリウレタン樹脂(特公昭5
B−41565号公報)を結合剤成分として用いること
が提案されている。この公知技術によれば、磁性粉の分
散性が向上し、電磁変換特性が改良されるとしている。
しかしながら、十分な耐久性と耐摩耗性が得られ難いの
が実情である。
上記のような耐久性の低下、ヘッド目づまり等を防止す
る対策として、従来、A l z O3、S i C。
CrtO,等の研磨剤を磁性層に添加することが提案さ
れているが、このような研磨剤を多量に添加すると、磁
気記録媒体の磁性粉末の充填度の劣化や分散性の劣化を
伴い、表面性の劣化による電磁変換特性の低下が問題と
なる。
また、研磨剤の添加量を減らして表面性を良くすると、
電磁変換特性は向上するが、十分な研磨性が得られず耐
久性の低下、ヘッド目づまり等を十分に防止できない。
また、強磁性金属粉は、表面活性が高く、結合剤中のポ
リウレタン分子鎖中の一層H基を吸着するので、ポリウ
レタン分子間の架橋が十分でなくなり、酸化物磁性粉を
結合剤に添加させている磁性層よりも耐久性が低下する
一方、磁気記録媒体の低温での耐久性と、潤滑性とが不
十分となる傾向がある。
ハ0発明の目的 本発明の目的は広い温度範囲での耐久性の向上、ヘッド
目づまりの低下、Dloの低下を達成し、且つ、高記録
密度で高い電磁変換特性のディスク状磁気記録媒体を提
供することにある。
二1発明の構成 即ち、本発明は、磁性粉が結合剤中に分散されてなる磁
性層を支持体の少なくとも一方の面に有するディスク状
磁気記録媒体において、前記磁性粉が強磁性金属粉末で
あり、前記結合剤の成分としてポリウレタン系樹脂が用
いられ、このポリウレタン系樹脂中に−3Oa M、 
 OS Os M。
−3M、 −PO(OM)! 、 OPO(OM)t、
−COOM (但し、Mは水素原子又はアルカリ金属原
子である。)から選択される官能基が少なくとも一つ含
まれ、かつ−〇H基が前記ポリウレタン系樹脂の硬化前
の状態でポリウレタン1分子の両末端以外に1〜10個
含まれ、前記磁性層中に、枝分かれ構造を有するアルコ
ールと直jMyJri肪酸とからなる脂肪酸エステルが
含まれることを特徴とするディスク状磁気記録媒体に係
る。
本発明のディスク状磁気記録媒体によれば、磁性層の磁
性粉として金属磁性粉を用いているが、こうした強磁性
金属粉末には、Fe、Ni、C。
等の強磁性金属微粉末、及びFe、Ni、Co等の強磁
性金属と他の成分とを含む強磁性合金粉末があり、本発
明においては、これらを単独或いは組み合わせて使用す
ることができる。ここで、本発明で用いることができる
強磁性合金粉末の例としては、Fe−Aj!合金粉末、
Fe−Al−Ni合金粉末、Fe−Al−Co合金粉末
、Fe−A1.−Zn合金粉末、Fe−Al!−Ca合
金粉末、Fe−Ni合金粉末、Fe−N1−Ca合金粉
末、Fe−Mn−Zn合金粉末、Fe−Ni−Zn合金
粉末、Fe−Co−Ni−Cr合金粉末、Fe−Co−
N1−P合金粉末、Co−Ni合金粉末及びCo−P合
金粉末を挙げることができる。
本発明で用いる強磁性金属粉末及び強磁性合金粉末とし
ては、40n?/g以上の比表面積(BET値)を存す
るものが好ましい。特に42rrf/g以上の比表面積
(BET値)の上記の強磁性合金粉末を用いることによ
り、非常に電磁変換特性が向上する。また、強磁性金属
粉末の保磁力(抗磁力)は、通常、10000e以上(
好ましくは12000e以上)である。
また、本発明で使用することができる磁性粉の形状に特
に制限はなく、例えば、針状、球状等のものを使用する
ことができる。
本発明に用いる磁性粉は上記の金属(又は合金)磁性粉
であるから、分散を十分に行い難いものであるが、これ
は上記したポリウレタン系樹脂によって十分に防止でき
、分散性を高めることができる。
即ち、使用するポリウレタン系樹脂は上記のSOz M
、 03Oz M、  SM、  C00M。
PO(OM)! 、−0PO(OM)!  (但し、M
は水素原子又はリチウム、カリウム、ナトリウム等のア
ルカリ金属原子)からなる陰性官能基(親水性極性基)
を1種又は2種以上含有している。こうした分子内の極
性基によって、樹脂と磁性粉とのなじみが向上し、これ
によって磁性粉の分散性を良くし、かつ磁性粉の凝築も
防止して塗液安定性を一層向上させることができ、ひい
ては媒体の耐久性をも向上させ得る。
こうしたポリウレタン系樹脂の合成に関しては、−Cに
利用される方法であるポリオールとポリイソシアネート
との反応を用いることができる。ポリオール成分として
一般には、ポリオールと多塩基酸との反応によって得ら
れるポリエステルポリオールが使用される。従って、上
記の極性基を有するポリエステルポリオールを原料とし
て利用すれば、極性基を有するポリウレタンを合成する
ことができる。
使用可能なポリオールとしては、フタル酸、アジピン酸
、三量化リルイン酸、マレイン酸等の有機二塩基酸と、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール等のグリコール類若しくはトリメチロールプロパ
ン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロール
エタン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール類又
は、ヘキサンジオール等の2価アルコール、若しくはこ
れらのグリコール類及び多価アルコール類の中から選ば
れた任意の2種以上のポリオールとの反応によって合成
されたポリエステルポリオール;又は、S−カプロラク
タム、α−メチル−1−カプロラクタム、S−メチル−
8−力プロラクタム、T−ブチロラクタム等のラクタム
類から合成されるラクトン系ポリエステルポリオール;
又はエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド等から合成されるポリエーテルポリオー
ル等これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート
(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、メチレンジイソシアネート、メタキシリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシ
アネート(MDI)、1.5−ナフタレンジイソシアネ
ート(NDI)、トリジンジイソシアネート(T。
DI)、リジンイソシアネートメチルエステル(LDI
)等のイソシアネート化合物と反応せしめ、これによっ
てウレタン化したポリエステルポリウレタン、ポリエー
テルポリウレタンや、ホスゲンやジフェニルカーボネー
トでカーボネート化したポリカーボネートポリウレタン
が合成される。
これらのポリウレタンは通常は主として、ポリイソシア
ネートとポリオールとの反応で製造され、そして遊離イ
ソシアネート基及び/又はヒドロキシル基を含有するウ
レタン樹脂又はウレタンプレポリマーの形であってもよ
い。
ポリウレタン、及びウレタンプレポリマーの製造におい
て、本発明のように両末端及び両末端以外に一層H基を
導入するためには、例えば、ポリエステルポリオールを
合成する際に、ジオールに加えて、マクロポリオール、
例えばトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、グリセリン、ペンタエリスリトール、1,2.3−ヒ
ドロキシ2−メチルプロパン、1,2.3−ヒドロキシ
−2−エチルプロパン、1,2.4−ヒドロキシ−2−
メチルブタン等のトリオール、テトロール等を使用でき
る。また、上述のトリオール、テトロール等を開始剤と
して使用し、ε−カプロラクトン、バレロラクトン等と
付加重合させてポリカプロラクトンジオールをマクロポ
リオールとしてもよい。ポリエステルポリウレタンを合
成する際に、鎖延長剤としてのネオペンチルグリコール
等のジオールに加え、前記トリオールを鎖延長剤として
添加することができる。
ここで重要なことは、本発明のポリウレタンにおいては
導入された一層H基は、ポリウレタン1分子の両末端の
一層H基以外に側鎖にも1〜10個導入されていること
である。
前記した極性基を有するポリウレタンを用いることによ
り、強磁性金属粉末の分散性が十分となって、分散安定
性が向上し、磁性粉が一層高密度にかつ均一に磁性層に
充填されるので、電磁変換特性が向上する。また、この
強磁性金属粉末は表面活性が高く、ポリウレタン分子鎖
中の一層H基が少ないと、この分子両末端の一層H基を
吸着するので、ポリウレタンを硬化するために用いる硬
化架橋剤と反応するーOHが少なくなる。しかしながら
、本発明のポリウレタンでは、分子末端以外に一層H基
が1〜10個含まれているので、たとえ金属粉末によっ
て一部の一層H基が吸着されたとしても、残存している
一層H基がポリウレタンの架橋に十分に用いられること
により、架橋が十分に行われ、ガラス転移温度が上昇し
、磁性層の耐久性、特に高温耐久性が向上する。但し、
両末端以外の一層H基を11個以上にすると、イソシア
ネート成分との反応によりポリウレタンのポットライフ
が短くなってしまう。この−OH基の個数は3〜8個が
よく、5〜8個が更によいと考えられる。
また、このポリウレタン樹脂と以下に記載する極性基及
び塩素を含有する化合物とを反応(脱塩酸反応)させて
ポリウレタン樹脂に極性基を導入する方法を利用するこ
とができる。
cpcHz CHz So、M。
CI CHz CHt OS Ox M。
czcHz C00M、 CI CHz OP O(OM) Z、CI!、CHt
  PO(OM)t 、CICFt  CHz  SH このポリウレタン系樹脂の重量平均分子量は一般には1
〜15万(好ましくは2.0〜6万)の範囲内となるよ
うに反応条件を設定するのがよい。
また、上記ポリウレタン系樹脂は、極性基を分子鎖中に
1〜5個有するのがよく、この数が少ないと十分な電磁
変換特性が得られず、また多すぎると溶媒溶解性が悪く
なり易い。
なお、ポリウレタンへの極性基の導入に関しては、特公
昭58−41565号、特開昭57−92422号、同
57−92423号、同59−8127号、同59−5
423号、同59−5424号、同62−121923
号、特開平1−203715号等の公報に記載があり、
本発明においてもこれらを利用することができる。
上記のポリウレタン系樹脂によって、磁性層の耐摩耗性
が良くなり、適度な柔軟性も付与できる。
そして、このポリウレタン系樹脂と併用して塩化ビニル
系樹脂を用いると、磁性粉の分散が良好となり、かつ、
磁性層の機械的強度を向上させることができる。
一方、本発明によるディスク状磁気記録媒体によれば、
上記磁性層に潤滑剤として枝分かれ構造を有するアルコ
ールと直鎖脂肪酸とからなる脂肪酸エステルを含有せし
めている点が重要である。
即ち、このような脂肪酸エステルは、アルコール残基が
枝分かれしているので、融点が下がり、低温での不凍性
を有する。また、架橋された結合剤中に枝分かれ構造部
分が保持される(例えば、ポリウレタンの一層H基とイ
ソシアネート等の架橋剤との反応による架橋構造に保持
される)。
上記不凍性によって脂肪酸エステルは凝固しに<<、且
つ低分子量のため、容易に磁性層の表面に上昇し、潤滑
性を向上させる。また、前記脂肪酸エステルは枝分かれ
構造部分を介して前記架橋構造に保持されて結合剤中に
広範囲に分散されている。このため、ヘッドと摺接する
際に脂肪酸エステルがヘッド側に脱落するのを効果的に
防止できることが判明した。この結果、潤滑剤としての
作用が長期間持続し、特に苛酷な耐久性が要求される磁
気ディスク用の媒体にとって、その耐久性と潤滑性とを
(特に、低温)向上させる上で非常に有利となる。
こうした脂肪酸エステルは、例えば次のA−Eのものが
挙げられる。
=2−エチルへキシルパルミテート : CJ−CH−CHz−CHz−0−CnCHz’h
7−CHzCH,。
:イソアミルステアレート :イソアミルミリステート =2−プロピルへキシルパルミテート (以下余白、次頁に続く) CHzCHC)h CH。
=2−イソブチルへキシパルミテート 以上を含む、本発明に使用可能な脂肪酸エステルの一般
式は次の通りに表すことができる。
一般式: (R’ =C,=C31の炭素含有基、望ましくはC8
=C!Iの炭素含有基、更に望ましくはC8〜C!Iの
アルキル基又はアルケニル基、 R” =CI−Czoの炭素含有基、望ましくは01〜
C2゜のアルキル基、 R’ =C,=CI 6の炭素含有基、望ましくはC,
−C,のアルキル基(但し、このアルキル基は直鎖でも
分岐でもよい。)、n  =1〜10、望ましくは1又
は2゜)上記脂肪酸エステルの添加量は、磁性粉100
重量部当たり1.0〜10.0重量部がよく、2.0〜
5.0重量部が更によい。
なお、上記した脂肪酸エステルと併用して他の潤滑剤を
使用することもできる。そうした他の潤滑剤としては、
例えばシリコーンオイル、グラファイト、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、−塩基性脂肪酸(例えばス
テアリン酸)等がある。
また、磁性層には、上記以外に非磁性研磨剤粒子を添加
してよく、これには、アルミナ(α−AltOsCコラ
ンダム)等)、人造コランダム、溶融アルミナ、炭化ケ
イ素、ダイヤモンド、α−Fezes(ヘマタイト)、
人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー(主成分:コラ
ンダムと磁鉄鉱)等がある。上記磁性層には、カーボン
ブラック等の帯電防止剤を添加してもよい。
本発明のディスク状磁気記録媒体は、例えば図面に10
で示すように、非磁性支持体21の両面に、必要あれば
中間層22を介して磁性層24を設けたものである。必
要あれば更に、オーバーコート層(図示せず)が磁性層
上に設けれらていてよい。
磁性層24の乾燥膜厚は0.5〜4.5μmであるのが
よく、3.0〜4.0μmが更によい。
磁性層下に中間層22を設けるときは、上記した各種結
合剤の塗布によって下引き層を形成してよい。この中間
層は、接着剤層又は下引き層として、磁性層と支持体と
の接着性の向上、導電性の向上等を目的として設けられ
る。
また、支持体21の素材としては、ポリエチレンテレフ
タレート及びポリエチレン−2,6−ナフタレート等の
ポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類
、セルローストリアセテート及びセルロースダイアセテ
ート等のセルロース誘導体、ならびに、ポリカーボネー
ト等のプラスチックを挙げることができる。更にCu、
Af、Zn等の非磁性金属、ガラス、いわゆるニューセ
ラミック等をも使用することができる。
これらの素材を用いて形成される支持体の厚みは通常1
0〜80μmの範囲内にある。
支持体の少なくとも一方の面には、磁性層が設けられて
いるが、通常は、上記のように他の面にも磁性層を有す
る。このように両面に磁性層を設けることにより、磁気
ディスクの変形(カーリング)を有効に防止することが
できる。但し、裏面にバックコート層を設けてカーリン
グを防止することも可能である。
なお、本発明は、例えば電子スチルカメラ用のビデオフ
ロッピー、データフロッピー等の磁気ディスクに通用し
てよい。
ホ、実施例 次に、本発明の詳細な説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
まず、ポリウレタンの合成例を説明する。
第1表に示す分子量2000のポリエステルジオール■
100重量部(以下単に「部」と表す、)、ネオペンチ
ルグリコール2.4部及びトルエン149部を温度計、
攪拌機、還流式冷却器付きの反応容器中に仕込み、溶解
後、4,4′−ジフェニルメタフジイソシアネート22
.9部を加え、90″Cで2時間反応させた。この反応
溶液中にトリメチロールプロパン2.8部及びメチルエ
チルケトン149部を加え、ジブチル錫ジラウレート0
.02部を反応触媒として更に加え、更に80°Cで1
0時間反応させた。
得られたポリエステルポリウレタン樹脂(1)の数平均
分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィによる測定では3
1,000で、固形分濃度30%、溶液粘度15ボイズ
の淡黄色透明な均一溶液であった。
前記合成例に倣って、第1表に示す分子量2000のポ
リエステルジオール0、■、■、[F]、[F]、■、
■を用いて、対応する下記のポリエステルポリウレタン
樹脂(If)、 (I[I)、 (IV)、(V)、(
Vl)、(■)、(■)、(IX)、(X)、(XI)
、(XI)、(XIII)、(XIV)を合成した。各
ポリウレタン樹脂をまとめて下記第2表に示した。
1  八  に  したボ1エスールジオールポリエス
テルの アジピン酸15−ナトリウムスルホイソフタル酸/1.
6−ヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール−97
/ 3 /80/20 (モル比):分子量 2000 ポリエステル■ アジピン酸/ネオペンチルグリコール/I。
6−ヘキサンジオール/トリメチロールプロパン= 1
(10/20/75/ 5 :分子量 2000 ポリエステル■ アジピン酸/3−ナトリウムホスホン−プロピオン酸/
ネオペンチルグリコール=99/ 1 /100:分子
量 2000 ポリエステル■ アジピン酸/1.6−ヘキサンジオール/ネオペンチル
グリコール= 100/80/20:分子量 2000 ポリエステル[F] アジピン酸15−スルホンイソフタル酸/1゜6−ヘキ
サンジオール/ネオペンチルグリコール−97/ 3 
/80/20 二分子1 2000 ポリエステル[F] アジピン酸15−ナトリウムスルホキシイソフタル酸/
1,6−ヘキサンジオール/ネオペンチルグリコール=
 97/ 3 /80/20二分子M  2000 ポリエステル0 アジピン酸/3−ナトリウムホスホキシプロピオン酸/
ネオペンチルグリコール=99/ 1 /100:分子
量 2000 ポリエステル■ アジピン酸/ジメチロールプロピオン酸/1゜6−ヘキ
サンジオール/ネオペンチルグリコール= 97/ 3
 /80/20 :分子量 2000 (1)スルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウレ
タン 数平均分子量:  31,000 S O3N a :   3.3個 側鎖−OH数=5.5個 (II)スルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウ
レタン(ポリエステルのとポリエステル■との重合体) 数平均分子量:  35,000 S Os N a :   1.6個 側鎖−OH数:2.7個 (III)リン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウレ
タン 数平均分子量:  30,000 P Os N a :   1.1個 側鎖−OH数:5.4個 (IV)メルカプト基含有ポリエステルポリウレタン 数平均分子量: H 側鎖−OH数二 (V)スルホン酸ナ リウレタン 数平均分子量ニ ーSo、Na : 25.000 2個 4個 トリウム含有ポリエステルボ 34.500 3.0個 側鎖−OH数:10個 (VT)スルホン酸基含有ポリエステルポリウレタン 数平均分子量:  30.900 SO3Na :   3.3個 側鎖−〇H数:5.5個 (■)オキシスルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポ
リウレタン 数平均分子量 :  31,000 0SOs Na :   3.3個 側鎖−OH数 :5.5個 (■)オキシリン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウ
レタン 数平均分子量 :  30,000 0POs Na :   1.1個 側鎖−OH数 =5.4個 (IX)カルボン基含有ポリエステルポリウレタン数平
均分子量:  30.900 −COOH:   3.3個 側鎖−OH数:5.5個 (X)スルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウレ
タン 数平均分子@ :  34,400 SOs Na :   3,0個 側鎖−OH数=  1個 CXI>スルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポリウ
レタン 数平均分子量:  34,500 SOs Na :   3.0個 側鎖−〇H数=  8個 (X II )スルホン酸ナトリウム含有ポリエステル
ポリウレタン 数平均分子it:  35.000 SOsNa:   3個 側鎖−OH数二  0個 (Xlll)スルホン酸ナトリウム含有ポリエステルポ
リウレタン 数平均分子量7 36,000 SOs Na :   3個 側鎖−OH数:12個 (XTV) 極性基を含有していないポリエステルポリウレタン 数平均分子量: 31.000 極性基 0個 側鎖−〇H数: 5.5個 (以下余白、 次頁に続く) i3      エスール 次いで、使用する脂肪酸エステルを示す。
脂肪酸エステルの 2−エチルへキシルパルミテート 脂肪酸エステル■ イソアミルステアレート 脂肪酸エステル■ イソアミルミリステート 脂肪酸エステル0 ブチルステアレート 脂肪酸エステル[F] オレイルオレエート (実施例1) 以下に示す成分をデイスパーニーダ−及びボールミルを
用いて十分に混練・分散し、次いで、塗布直前にポリイ
ソシアネート化合物(コロネートし、日本ポリウレタン
■製)5部を添加し、混合して磁性塗料(1)を調製し
た。
’IY 強磁性合金粉末(Fe−Aji系) (比表面積:47rd/g、Al含有率:4−1%、保
磁力(Hc):12500e)      100部ポ
リエステルポリウレタン樹脂(1)   30部塩化ビ
ニル系樹脂           10部(エポキシ基
3.3%、−3o、H基0.7%、−OHHO25%、
塩化ビニル84%)アル、ミナ(α−Altos)  
      9部2−エチルへキシルパルミテート  
   2部シクロヘキサノン            
50部メチルエチルケトン          100
部トルエン               ioo部得
られた磁性塗料を濾過して分散不良成分、凝集物を除去
し、ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ;32
μm)の両面に、それぞれの乾燥厚が4部mになるよう
にリバースロールコータ−を用いて塗布し、加熱下に溶
剤を除去した後、カレンダー処理を行い、次いで、ポリ
イソシアネート化合物によるポリウレタン樹脂の架橋を
促進するための加熱処理を行った。
加熱硬化後、半径47mの円盤状に打ち抜き、ジャケッ
トに収容して電子スチルビデオフロッピーを製造した。
(実施例2〜11) 実施例1において、ポリエステルポリウレタン(I)の
代わりに、第2表に示すポリエステルポリウレタン(I
I)、(I[[)、(IV)、(V)、(VI)、(■
)、(■)、(IX)、(X)、(XI)を用いた以外
は同様にして、対応する各実施例の電子スチルビデオフ
ロッピーを製造した。
(実施例12〜13) 実施例1.2において、脂肪酸エステル■の代わりに■
を用いた以外は同線にして、対応する各実施例の電子ス
チルビデオフロッピーを製造した。
(実施例14〜15) 実施例1において、脂肪酸エステルのの代わりに■を用
い、ポリエステルポリウレタン(1)の代わりに(X)
、(XI)を用いた以外は同様にして、対応する各実施
例の電子スチルビデオフロッピーを製造した。
(実施例16) 実施例1において、脂肪酸エステルのの代わりに■を用
いた以外は同様にして、実施例の電子スチルビデオフロ
ッピーを製造した。
(実施例17〜18) 実施例1において、脂肪酸エステル■の代わりに■を用
い、ポリエステルポリウレタン(I)の代わりに(X)
、(XNを用いた以外は同様にして、対応する各実施例
の電子スチルビデオフロッピーを製造した。
(比較例1〜3) 実施例1において、ポリエステルポリウレタン(1)の
代わりに、ポリエステルポリウレタン(X n )、(
XI[I)、CXTV)を用いた以外は同様にして、対
応する各比較例の電子スチルビデオフロッピーを製造し
た。
(比較例4) 実施例1において、脂肪酸エステル■の代わりに0を用
いた以外は同様にして、対応する比較例の電子スチルビ
デオフロッピーを製造した。
(比較例5〜7) 実施例1において、脂肪酸エステル■の代わりに0を用
い、ポリエステルポリウレタン(X II )、(Xn
[)、(XIV)を用いた以外は同様にして、対応する
各比較例の電子スチルビデオフロッピーを製造した。
(比較例8) 実施例1において、脂肪酸エステル■の代わりに■を用
いた以外は同様にして、対応する各比較例の電子スチル
ビデオフロッピーを製造した。
(比較例9〜11) 実施例1において、脂肪酸エステルのの代わりに■を用
い、ポリエステルポリウレタン(XI)、(XI[I)
、(XIV)を用いた以外は同様にして、対応する各比
較例の電子スチルビデオフロッピーを製造した。
(比較例12〜13) 実施例1において、磁性粉としてFe−Al粉末に代え
てCo−7−Fe!03粉末を使用した場合(比較例1
2)、比較例12においてポリウレタンの側鎖に一層H
基がない場合(比較例13)にっいて、実施例と同様に
して各電子スチルビデオフロッピーを製造した。
上記の各ビデオフロッピーの各処方をまとめて下記の第
4表に示した。また、各フロッピーについて、以下の性
能評価を行い、結果を下記第5表に示した。
オントーツク 実施例1〜18及び比較例1〜13で得られたビデオフ
ロッピーを市販のスチルビデオフロッピーレコーダー(
VX−50、日立製作所■製)に装着し、501−ラッ
クに画像信号を記録し、各トラックの再生時間を4秒に
設定し、1〜50)ラックを連続し、繰り返し再生させ
る場合に、再生出力が初期値から、3dB低下するかも
しくは、再生画像にドロップアウト等の画質低下が現れ
るまでの時間を測定した。雰囲気は40℃、20%RH
又は5℃、20%RHとした。
11班力 上記再生RF出力のゴールドリファレンスの値に対する
相対値として第5表に記した。RF出力の値が大きい程
、 良好な電子スチルビデオフロラ ピーであることを示す。
艦イU匝 ◎ 非常に良好 ○ 良好 Δ やや良好 × 不良 (以下余白、次頁に続く) 第 表 第 表 電磁変換特性が不良となる。しかも、ポリウレタン中の
側鎖に存在する一層H基の個数を1分子竺たり1〜10
個とすることによって、高温耐久性も大きく向上するこ
とが分かる。更に、枝分かれ構造のアルコールと直鎖脂
肪酸とからなる脂肪酸エステルを使用する場合には、直
鎖アルコールと重鎖脂肪酸とからなる脂肪酸エステルを
使用する場合に比べて、低温耐久性が大きく向上する。
へ0発明の作用効果 本発明は、上述したように、磁性粉が強磁性金属粉末で
あり、ポリウレタン樹脂に一5O,M等の極性基を有し
ているので、強磁性金属粉末の分散性向上による高記録
密度で高い電磁変換特性を実現することができる。また
、−OH基が前記ポリウレタン樹脂の硬化前の状態でポ
リウレタン1分子の両末端以外に1〜10個含有され、
かつ磁性層に枝分かれ構造のアルコールと直鎖脂肪酸と
からなる脂肪酸エステルが含有されているので、ポリウ
レタンの架橋構造が十分に形成され、かつ、前記脂肪酸
エステルがその枝分かれ構造を介して上記架橋構造に保
持されることになり、これによって耐久性の向上、特に
高温及び低温に亘って耐久性が向上することによってド
ロップアウトの低下等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によるディスク状媒体の一例の断面図であ
る。 なお、図面に示す符号において、 21・・・・・・・・・非磁性支持体 22・・・・・・・・・中間層 24・・・・・・・・・磁性層 である。 代理人   弁理士  連環 宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性粉が結合剤中に分散されてなる磁性層を支持体
    の少なくとも一方の面に有するディスク状磁気記録媒体
    において、前記磁性粉が強磁性金属粉末であり、前記結
    合剤の成分としてポリウレタン系樹脂が用いられ、この
    ポリウレタン系樹脂中に−SO_3M、−OSO_3M
    、−SM、−PO(OM)_2、−OPO(OM)_2
    、−COOM(但し、Mは水素原子又はアルカリ金属原
    子である。)から選択される官能基が少なくとも一つ含
    まれ、かつ−OH基が前記ポリウレタン系樹脂の硬化前
    の状態でポリウレタン1分子の両末端以外に1〜10個
    含まれ、前記磁性層中に、枝分かれ構造を有するアルコ
    ールと直鎖脂肪酸とからなる脂肪酸エステルが含まれる
    ことを特徴とするディスク状磁気記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142099A (ja) * 2008-12-14 2010-06-24 Shozo Nanba 静電気発電用電極板駆動装置

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JP2010142099A (ja) * 2008-12-14 2010-06-24 Shozo Nanba 静電気発電用電極板駆動装置

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