JPH04117248A - 冷凍炊飯の製造法 - Google Patents

冷凍炊飯の製造法

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JPH04117248A
JPH04117248A JP2235633A JP23563390A JPH04117248A JP H04117248 A JPH04117248 A JP H04117248A JP 2235633 A JP2235633 A JP 2235633A JP 23563390 A JP23563390 A JP 23563390A JP H04117248 A JPH04117248 A JP H04117248A
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JP
Japan
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rice
oil
weight
boiled
frozen
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JP2235633A
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English (en)
Inventor
Chiaki Arai
千秋 新井
Haruyuki Amano
晴之 天野
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AMAKOSU KK
Asama Chemical Co Ltd
Original Assignee
AMAKOSU KK
Asama Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は解凍使用が簡便でしかも食味の良好な冷凍炊飯
の大量製造法に関するものである。
[従来の技術] 近年、外食産業の発展により、米飯が大量に消費されて
いるが、人件費、設備費等の問題から一箇所で集中炊飯
(セントラルクッキング)した後、各々使用する個店に
配送するというシステムが行われている。この際、保存
性の上から冷凍した後、配送することが好ましく、使用
時には必要分だけ冷凍炊飯を解凍し使用する。
この際、現在の赤飯に代表されるように冷凍炊飯が固ま
りとなっていると配送に不便であるだけでなく、使用時
の計量も困難である。
ピラフのように調理時に多くの油脂を用いる場合は、米
粒をバラバラにして冷凍する方法が行われているが、赤
飯、白飯、山菜おこわのように油脂を使うと食味が低下
する場合は、米粒を充分にバラバラにする程度まで油脂
を使用することが出来ず、又、喫食時に特有のネバリも
発揮しない9そこで、凍結時、米粒をバラバラにし易く
し、しかも使用時の蒸気加熱ないし電子レンジによる解
凍で、赤飯等に特有なネバリの出る方法が求められてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 食用油脂を多量に添加することにより、冷凍後の米粒を
バラバラにする、いわゆるバラケ性に効果があることは
、明らかになっている。しかし、食用油脂は水に分散し
ないため、炊飯中は油滴となり均一となるのは困難であ
る。これは、炊飯後添加においても同様である。添加量
を増すことにより冷凍後のバラケ性は増すか、解凍後、
食味の点で油っぽくなるなどし、好ましくなくなる。得
に白飯、赤飯などでは食用油脂の過剰添加は食味に大き
く影響する。
従って、本発明は冷凍後のバラケ性を増し、しかも解凍
後の食味及び食感が良くなる冷凍炊飯の製造法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は洗米後、炊飯時または炊飯後、食用
油脂0.1〜20重量%及び食用乳化剤0.1〜10重
量%及び糖アルコール10〜50重量%及び小麦たんぱ
く質0−01〜10重量%からなる組成物を、米に対し
て0.5〜IO重量%加え、解凍前に炊飯米粒をバラバ
ラにしてから凍結することを特徴とするものである9本
発明に用いられる食用油脂は米油、なたね油、大豆油、
コーン油、ひまわり油、ヤシ油、パーム油、硬化魚油、
豚油、牛脂などが挙けられるか、特に米油が望ましい。
油脂の割合は0.1〜20重量%で油分が20%を越え
ると油っぽさか発生する。
食用乳化剤は、り刃セリン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル
、ショ糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、レシチン、サポニンのうち
すくなくとも1種以上を用いることができる。組成物中
の割合は0−01〜10重量%、油脂量にもよるが好ま
しくは05〜3%である。糖アルコールは、グリセリン
、ソルビトール、マンニトール、マルチトール・、水添
水飴のうちから選ばれた1種以上を用いる9組成物中の
割合は10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%
である。小麦たんぱく質は、活性グルテン、グルテンを
70%アルコールに溶かした可溶性のグリアジン、不溶
性のグルテニンでも良い。組成物中の割合は0.001
〜10重量%、好ましくは0.05〜3重量%である。
組成物は粉末、乳化系のいずれでも良く、粉末状の場合
は、粉末油脂をもちいても良い。乳化系の場合はo/w
、wloのいずれでも良く、この場合、必要に応じてエ
タノール、プロピレングリコール等の溶剤、グアーガム
、キサンタンガム、カラギナン等のガム質、しらこたん
白、ポリリジン、分解ペクチン等の保存料を用いること
も出来る。
[発明の効果] 冷凍炊飯製造時における本発明品の添加は、乳化剤の作
用により水への分散性が大変良いため、炊飯米粒に均一
に分散する。このため、炊飯米粒は一粒、−粒、バラバ
ラになり、冷凍後のバラケ性が極めて良くなる。さらに
食用油脂をそのまま添加する場合と比較し、組成中の油
脂含量が低いため、解凍後の食味において油つぽさは全
く感しられない。しかも、本発明品中の乳化剤の効果に
より、でんぷんの老化が抑制され食感も増す。又糖アル
コール及び小麦たんぱく質は、米粒のネバリに好ましく
作用する。これらにより、本発明による製造法に従って
製造した冷凍炊飯を用いることにより、使用時に必要量
たけ計量し、解凍することが出来、手早く、食味、食感
の優れた米飯を消費者に提供することができるようにな
る。
[実施例] 以下、本発明を実施例、比較例によって詳細に説明する
実施例1 米油16gr、り刃セリンモノステアレート(HLB3
−8>Igrおよびデカク刃セリンモノステアレート(
HLB13)Igr、ソルビトール30gr、グリアジ
ン0.Ig?−を70%アルコール1.9grに溶かし
たもの、水50grからなる組成物をT、にホモミキサ
ーにて3分間乳化し、o/w型の乳化油脂を得た9この
組成物を生米に対して6重量%、水を生米重量の0.8
倍添加した。炊飯後、米粒をほぐし、凍結することによ
り冷凍炊飯を得た。
比較例1として無添加、比較例2として生米に対しサラ
ダ油6重量%を上記と同様に添加、炊飯し、冷凍炊飯を
得た。
これらを比較し、下記の表1にその結果を示した。
解凍後の炊飯の評価は5人のパネラ−により3段階(○
、△、×)で評価した。
表1から明らかなように、比較例1の無添加では凍結後
のバラケ性はまったく不良である。
比較例2のサラダ油添加ではややバラケ性が良くなるが
、バラバラにするには添加量が足りない。
また、添加量をこれ以上増やせば、油っぽくなりすぎ好
ましくない。
本発明における実施例1による製造法では、冷凍炊飯は
バラバラになり、作業性も良く、解凍後の食味も良好で
あった。
○;良好 Δ;やや劣る ;不良 実施例2 米油10gr、グリセリンコハク酸ステアリンエステル
<HLB6)Igr、シヨ糖モノジステア−レート(H
LBI 1)Igr、グリセ9シ1グリアジン2gr,
水46grからなる組成物をT.にホモミキサ〜にて3
分間乳化しo/w型の乳化油脂を得た.モチ米70%、
ウルチ米30%からなる米の炊飯後、生米に対し4重量
%を炊飯米にスプレーしつつ冷却し、米粒をバラバラに
した後、急速冷凍した。比較例3として、実施例2から
グリセリン、水添水あめの部分を水に置き換えて乳化し
たもの、比較例4として、実施例2から米油を30%に
したものを実施例2と同様に処理して、表2の結果を得
た。
表2 評価はパネラ−5人により3段階(○、Δ、×)で評価
した平均で示す。
O:良好    Δ;やや劣る  ×:不良表2から明
らかな通り、本発明による実施例2では、凍結後の米粒
のバラケ性、使用時に解凍した場合の外観(つや)、粘
り、旨味、食感は良好であったが、比較例3の糖アルコ
ールを含まない場合は、粘り、旨味、食感に劣り、比較
例4の油分30%の場合は油臭さがみられた。
実施例3 粉末油脂(パーム油70重量%、り刃セリンモノステア
レート(HL83.2>2重量%、カゼインナトリウム
5重量%、デキストリン23重量%)20gr、粉末ソ
ルビトール40gr、マンニトール10gr、活性グル
テン5gr、乳糖24gr、Lらこたん白1grからな
る組成物を生米に対し8重量%を洗米後添加して炊飯し
な。
比較例5として、粉末油脂(実施例3と同じ組成物)を
2重量%、比較例6として、パーム完硬脂(融点58°
C)の微粉末<80メツシュパス品)を2重量%、各々
、洗米後に添加して炊飯し、冷却しつつ米粒をバラバラ
にして凍結後、−夜装置して電子レンジにて解凍した。
結果を表3に示す。
表3 評価は、5人のパネラ−が3段階(○、X、△)で評価
した平均で示す。
○;良好  ×;やや劣る  △:不良表3から明らか
なように本発明による実施例3では、米粒のバラケ性は
良好であり、解凍時も外観(つや)、粘り、旨味、食感
において、いずれも良好であった。又、30°Cに2日
保存後もしらこたん白の保存効果により、ムレ奥は発生
しなかった。一方、比較例5.6では、解凍後の米飯の
粘り、旨味、食感において、油臭さやワックス臭がみら
れ、好ましくなかった。
実施例4 パームオレイン18gr、オレイン酸モノ・ジグリセラ
イド3gr、レシチンIgr、ヘキサグリセロール縮合
リシルイン酸エステルIgr。
ソルビトール液(ソルビトール含量70%)70gr、
O−05N酢酸溶液5grにグルテニン2grを溶かし
たものをT−にホモミキサー(60V)にて3分乳化し
てw10乳化物を得な。
比較例7として、パームオレイン40gr、オレイン酸
モノ・ジグリセライド3gr、レシチンIgr、ヘキサ
グリセロール縮合リシルイン酸エステルIgr、ツルビ
ートル液(ソルビトール含量70%)48gr、0.0
5N酢酸水溶液。
比較例8として、パームオレイン18gr、オレイン酸
モノ・ジグリセライド3gr、レシチン1gr、ヘキサ
グリセロール縮合リシルイン酸エステル1gr、水77
grを実施例4と同様に乳化してw10乳化物を得た。
これらを各々、炊飯後、冷却時に生米に対し3重量%ス
プレーし、米粒をバラバラにした後、凍結し、−夜20
℃に放置後、電子レンジにて解凍して表4の結果を得た
表4 評価は、5人のパネラ−が3段階(O1Δ、×)で評価
した平均で示す。
○:良好   Δ:やや劣る  ×:不良本発明による
実施例では、wloの場合にも米粒メバラケ性は良好で
あり、解凍後の米粒のネバリも良好であった。これは、
電子レンジによる解凍により、wloの乳化が破壊され
て、内相のソルビトール、グルテニンが米粒のネバリに
寄与したものと考えられる。
比較例6では油っぽさ、比較例7では粘りに難点がみち
れた。
特許出願人  アサマ化成株式会社 代表者 矢嶋 瑞夫 株式会社 アマコス 代表者 大野 晴之

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷凍炊飯の製造において、炊飯時または炊飯後、
    食用油脂0.1〜20重量%及び食用乳化剤0.01〜
    10重量%及び糖アルコール10〜50重量%及び小麦
    たんぱく質0.01〜10重量%からなる組成物を生米
    に対し0.5〜10重量%加え、凍結前に炊飯米粒をバ
    ラバラにしてから凍結することを特徴とする冷凍炊飯の
    製造法。
  2. (2)食用油脂が米油である特許請求の範囲第一項記載
    の冷凍炊飯の製造法。
  3. (3)小麦たんぱく質が、活性グルテン、グリアジン、
    グルテニンである特許請求の範囲第一項記載の冷凍炊飯
    の製造法。
JP2235633A 1990-09-07 1990-09-07 冷凍炊飯の製造法 Pending JPH04117248A (ja)

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JP (1) JPH04117248A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1424015A1 (en) * 2001-09-05 2004-06-02 Taiyo Kagaku Co., Ltd. Method for preparing frozen food
JP2015202093A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 日清オイリオグループ株式会社 乳化油脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1424015A1 (en) * 2001-09-05 2004-06-02 Taiyo Kagaku Co., Ltd. Method for preparing frozen food
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