JPH041170Y2 - - Google Patents

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JPH041170Y2
JPH041170Y2 JP15173486U JP15173486U JPH041170Y2 JP H041170 Y2 JPH041170 Y2 JP H041170Y2 JP 15173486 U JP15173486 U JP 15173486U JP 15173486 U JP15173486 U JP 15173486U JP H041170 Y2 JPH041170 Y2 JP H041170Y2
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roller
wire
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rollers
guide roller
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は線材を案内するガイドローラ装置に係
り、特にローラからの線材の跳出しを防止したガ
イドローラ装置に関するものである。
従来技術 線状若しくは帯状の線材を長手方向へ送給しつ
つ熱処理等の加工を施すことが従来から行われて
いる。そして、このような線材を長手方向へ案内
するガイドローラ装置として、その長手方向に離
間してそれぞれ回転可能に配設された一対の第1
ローラおよび第2ローラと、それら第1ローラと
第2ローラとの中間であつて前記線材を挟んで反
対側に回転可能に配設され、その線材を第1ロー
ラおよび第2ローラ側に撓ませる第3ローラとを
備えたものがある。このようなガイドローラ装置
においては、3個のローラが線材を挟んで交互に
配設され、線材は自身の張力によつてそれ等のロ
ーラに押圧された状態で案内されるため、ローラ
からの線材の脱線が少ない。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかるガイドローラ装置におい
ても、線材に繋ぎ目やキンクなどが存在すると、
ローラから線材が脱線してしまうことがあつた。
すなわち、前記のように線材はローラに押圧され
た状態で案内されるため、繋ぎ目やキンクが通過
する際にローラと係合させられると、その時の衝
撃によつて線材がローラから跳ね出してしまうこ
とがあつたのである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために為された
ものであり、その要旨とするところは、前記ガイ
ドローラ装置において、第1ローラ、第2ローラ
および第3ローラを、それ等第1ローラと第2ロ
ーラとを結ぶ線分の垂直二等分線上に略位置する
回動軸まわりの回動可能に設けられた1個の回動
フレームに配設したことにある。
作用および考案の効果 このようなガイドローラ装置において、例えば
第1ローラに繋ぎ目やキンク等が係合させられる
と、回動フレームは、その衝撃によつて第1ロー
ラが線材から離間するように回動軸まわりに回動
させられ、これにより、それ等第1ローラと繋ぎ
目等との係合に伴う衝撃が吸収される。また、こ
のように回動フレームが回動させられると、反対
側の第2ローラが線材に押圧され、その線材の張
力が瞬間的に上昇させられる。このため、上記の
ように第1ローラが線材から離間する方向へ移動
しても、次の瞬間には線材は自身の張力に従つて
その第1ローラの動きに追従させられ、第1ロー
ラから線材が跳ね出して脱線することはないので
ある。
一方、第2ローラと繋ぎ目等とが係合させられ
た場合には、上述したのと反対の動きをすること
により、第2ローラからの線材の脱線が防止され
る。また、第3ローラと繋ぎ目等とが係合させら
れた場合には、回動フレームが回動軸まわりに回
動することはなく、その衝撃を吸収する作用は得
られないが、両側の第1ローラおよび第2ローラ
によつて線材の動きは制約されているため、その
衝撃によつて線材が第3ローラから跳ね出すこと
は殆どないのである。
なお、線材の張力を検出するために、第3ロー
ラが前記垂直二等分線上の移動可能に配設され、
前記回動フレームに取り付けられたロードセルに
よつて支持されている形式のガイドローラ装置に
も本考案は同様に適用され得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
先ず、第1図はステンレス鋼等の合金を溶体化
処理する装置の構成図である。この図において1
0は、溶体化処理すべき断面円形の線材12をロ
ール状に巻回した供給ロールであるが、線材12
は材質や線径が異なる複数種類のものを繋ぎあわ
せたもので、乱雑に巻回されている。そして、そ
の線材12は巻取機14に巻き取られることによ
つて供給ロール10から連続的に巻き戻され、加
熱炉16および冷却槽18内を3〜15m/分程度
の速度で長手方向へ供給され、これによつて溶体
化処理が施される。なお、供給ロール10には、
それが回転し過ぎることによつて線材12が弛む
ことを防止するために予め回転抵抗が付与されて
いる。
ここで、上記溶体化処理装置は複数(本実施例
では27本)の線材12に同時に溶体化処理を施す
もので、上記供給ロール10および巻取機14は
それぞれ27台設けられ、それ等の供給ロール10
から巻き戻された27本の線材12は共通の加熱炉
16および冷却槽18内を通過させられる。この
ため、供給ロール10と加熱炉16との間には3
台の仕分けローラ装置20が配設され、それ等27
本の線材12を互いに近接した状態で略平行に案
内するようになつている。
1台の仕分けローラ装置20は、第2図〜第4
図に詳しく示されているように9本の線材12を
案内するように構成されており、基台22上の両
端部には、それぞれ水平な軸24まわりの回転可
能に水平ローラ26が設けられ、線材12の上下
方向における位置を規定している。また、それ等
水平ローラ26の内側には、3台のガイドローラ
装置30が配設され、それぞれ3本ずつの線材1
2を互いに平行な状態で案内するようになつてい
る。
このガイドローラ装置30は、基台22上に線
材12の長手方向と略直角であつて且つ略水平に
配設された回動軸32まわりの回動可能に設けら
れた回動フレーム34を備えており、その回動フ
レーム34の両端部にはそれぞれ回動軸32と平
行な軸36,38が固設され、一対の第1ローラ
40、第2ローラ42がそれぞれ回転可能に取り
付けられている。また、これ等第1ローラ40と
第2ローラ42とを結ぶ線分の垂直二等分線上に
は、回動軸32と平行な軸44まわりの回転可能
に第3ローラ46が設けられている。軸44は、
第5図の断面図からも明らかなようにスライダ4
8に固設されており、そのスライダ48は、第6
図に示されているように前記回動フレーム34に
配設された一対のガイドロツド50に案内されつ
つ、上記垂直二等分線と平行な方向の移動可能と
され、且つ上方に突き出すロツド52を介してロ
ードセル54に吊り下げられている。
そして、前記線材12は、第1ローラ40およ
び第2ローラ42と第3ローラ46との間を、そ
の第3ローラ46によつて第1ローラ40および
第2ローラ42側へ撓まされた状態で案内され
る。この時、線材12には供給ロール10の回転
抵抗に基づいて張力が発生しているため、線材1
2は自身の張力によつて上記ローラ40,42お
よび46にそれぞれ押圧され、それ等のローラ4
0,42,46からの脱線が防止される。また、
第3ローラ46はその線材12の張力に応じた力
で下方へ押圧されるため、その押圧力がロードセ
ル54によつて検出されることにより、ロードセ
ル54からは張力に対応した張力信号SSが出力
される。なお、上記ローラ40,42,46は何
れも3個ずつ相対回転可能に設けられ、3本の線
材12をそれぞれ独立に案内するようになつてい
る。
ここで、前記回動フレーム34は、前記垂直二
等分線上において前記回動軸32により回動可能
に支持されており、通常は、線材12の張力に従
つて前記第3図に示されているように、第1ロー
ラ40と第2ローラ42とを結ぶ線分が略水平と
なる状態に保持される。しかし、第7図および第
8図に示されている線材12の繋ぎ目56やキン
ク58等が通過する際には、第9図、第10図に
示されているように回動フレーム34は回動軸3
2まわりに揺動させられる。このため、それ等の
繋ぎ目56やキンク58等と第1ローラ40、第
2ローラ42との係合に伴う衝撃が緩和されると
ともに、第1ローラ40、第2ローラ42からの
線材12の跳出しが防止される。
すなわち、例えば第9図に示されているように
キンク58が第1ローラ40に係合させられる
と、回動フレーム34は、その時の衝撃によつて
第1ローラ40が線材12から離間するように右
まわりに回動させられ、これにより、それ等キン
ク58と第1ローラ40との係合に伴う衝撃が吸
収されるのである。また、このように回動フレー
ム34が回動させられると、第2ローラ42が線
材12に押圧され、その線材12の張力が瞬間的
に上昇させられる。このため、キンク58との係
合によつて第1ローラ40が移動させられても、
次の瞬間には線材12は自身の張力に従つてその
第1ローラ40の動きに追従させられ、第1ロー
ラ40から線材12が跳ね出して脱線することは
ないのである。なお、キンク58が第2ローラ4
2に係合させられた時には、回動フレーム34は
第10図に示されているように上述したのと逆ま
わりに回動させられ、これにより、それ等キンク
58と第2ローラ42との係合に伴う衝撃が吸収
されるとともに、第2ローラ40からの線材12
の跳出しが防止される。
また、上記繋ぎ目56やキンク58等が第3ロ
ーラ46に係合させられた時には、それ等の衝撃
は前記ロードセル54の撓みによつて緩和され、
且つ線材12は、第3ローラ46の両側において
第1ローラ40および第2ローラ42により相対
的に下方へ押圧されているため、第3ローラ46
との係合に伴う衝撃によつて線材12が大きく跳
ね出すことはない。
一方、本実施例のガイドローラ装置30は、1
台で3本の線材12を案内するようになつている
ため、装置が簡単且つ安価に構成され、特に本実
施例のように多数の線材12を取り扱う場合に
は、優れた効果が得られる。
なお、前記ロードセル54から出力された張力
信号SSは、図示しない増幅器によつて増幅され
且つA/Dコンバータによつてデジタル変換され
た後、制御装置60に供給される。制御装置60
は、CPU、RAMおよびROMを備えた所謂マイ
クロコンピユータにて構成され、RAMの一時記
憶機能を利用しつつROMに予め設定されたプロ
グラムに従つて信号処理を行い、警報信号SKお
よび駆動信号STを出力して警報ランプ、警報ブ
ザー等の警報器62および前記巻取機14の作動
を制御する。すなわち、線材12が供給ロール1
0内にもぐり込んだり繋ぎ目56やキンク58が
引つ掛かかつたりして張力が異常に高くなつた場
合には、線細りや断線等の重大なトラブルが発生
する前に警報器62を作動させて作業者に知らせ
るとともに、巻取機14による線材12の巻取り
を停止させるのである。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本考案は他の態様で実施すること
もできる。
例えば、前記実施例では本考案が溶体化処理装
置において線材12を案内するガイドローラ装置
30に適用された場合について説明したが、少な
くとも長手方向へ線状若しくは帯状の線材を案内
するガイドローラ装置には本考案は同様に適用さ
れ得る。
また、前記実施例では1台のガイドローラ装置
30によつて3本の線材12を案内するようにな
つているが、線材12を1本ずつ案内するように
しても良いことは勿論、2本若しくは4本以上の
線材12を案内するように構成することも可能で
ある。
また、前記実施例では第3ローラ46が移動可
能に配設されてロードセル54により線材12の
張力を検出し得るようになつているが、第3ロー
ラ46を回動フレーム34に位置固定に設けたガ
イドローラ装置にも本考案は同様に適用され得
る。
その他一々例示はしないが、本考案はその精神
を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々
の変更、改良を加えた態様で実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るガイドローラ装置を備え
た溶体化処理装置の一例を説明する構成図であ
る。第2図は第1図の溶体化処理装置において本
考案の一実施例であるガイドローラ装置を含む仕
分けローラ装置を示す平面図である。第3図は第
2図の仕分けローラ装置の正面断面図である。第
4図は第2図の仕分けローラ装置の側面断面図で
ある。第5図は第3図における−断面図であ
る。第6図は第3図における−断面図であ
る。第7図は第1図の装置によつて溶体化処理さ
れる線材に存在する繋ぎ目を示す図である。第8
図は第1図の装置によつて溶体化処理される線材
に存在するキンクを示す図である。第9図および
第10図は、それぞれ第1図の溶体化処理装置に
おけるガイドローラ装置の揺動状態を説明する図
である。 12……線材、30……ガイドローラ装置、3
2……回動軸、34……回動フレーム、40……
第1ローラ、42……第2ローラ、46……第3
ローラ、54……ロードセル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長手方向へ送給される線材を、該長手方向に
    離間してそれぞれ回転可能に配設された一対の
    第1ローラおよび第2ローラと、該第1ローラ
    と第2ローラとの略中間であつて前記線材を挟
    んで反対側に回転可能に配設され、該線材を該
    第1ローラおよび第2ローラ側に撓ませる第3
    ローラとによつて案内するガイドローラ装置で
    あつて、 前記第1ローラ、第2ローラおよび第3ロー
    ラを、該第1ローラと第2ローラとを結ぶ線分
    の垂直二等分線上に略位置する回動軸まわりの
    回動可能に設けられた1個の回動フレームに配
    設したことを特徴とするガイドローラ装置。 (2) 前記第3ローラは、前記垂直二等分線上の移
    動可能に配設され、前記回動フレームに取り付
    けられたロードセルによつて支持されている実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のガイドロ
    ーラ装置。
JP15173486U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPH041170Y2 (ja)

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