JPH0322214Y2 - - Google Patents

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JPH0322214Y2
JPH0322214Y2 JP13498286U JP13498286U JPH0322214Y2 JP H0322214 Y2 JPH0322214 Y2 JP H0322214Y2 JP 13498286 U JP13498286 U JP 13498286U JP 13498286 U JP13498286 U JP 13498286U JP H0322214 Y2 JPH0322214 Y2 JP H0322214Y2
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wire
tangle
wire rods
signal
limit switch
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、複数の線材を互いに接近した状態で
平行に走行させる際に、隣接する線材間に生じた
もつれを検出する装置に関するものである。
従来の技術 例えば、複数の線材に所定の熱処理を施す際に
は、熱処理炉の制約などによりそれ等の線材を互
いに近接した状態で平行に走行させる場合がある
が、このように複数の線材を近接した状態で走行
させると、線材に存在する繋ぎ目やキンク等に起
因して隣接する線材同士が互いにもつれてしまう
ことがある。このため、比較的大きな鍔を有する
仕分けローラを用いたり、複数の線材の間にそれ
ぞれ垂直ローラを配設したりして、線材のもつれ
を解消するようにしているのが普通である。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、線材のもつれがひどい場合に
は、仕分けローラによつてはもつれを解消し得
ず、そのまま走行してその後の処理若しくは巻取
機による巻取り等の際に、また、垂直ローラによ
る場合にはその場で、それぞれ線材が断線してし
まうことがあつた。そして、このような線材の断
線は、商品価値を著しく損なうとともに作業能率
を悪化させていた。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために為された
ものであり、その要旨とするところは、複数の駆
動手段によつて複数の線材が互いに近接した状態
で平行に走行させられる際に、隣接する線材間に
生じたもつれを検出する装置であつて、a前記複
数の線材の間にそれぞれ配設され、その線材の走
行に伴つて前記もつれと係合させられることによ
り、そのもつれを表すもつれ信号をそれぞれ出力
する複数のリミツトスイツチと、b前記もつれ信
号に基づいて、前記複数の駆動手段のうち前記も
つれが生じた線材を駆動する駆動手段の作動を停
止させるための停止信号を出力する信号処理手段
とを含んで構成したことにある。
作 用 このようなもつれ検出装置においては、複数の
線材が互いに近接した状態で走行させられる際
に、線材の繋ぎ目やキンク等に起因して隣接する
線材間にもつれが生じると、そのもつれが生じた
線材の間に配設されているリミツトスイツチがそ
のもつれと係合させられ、もつれ信号が出力され
る。そして、そのもつれ信号に基づいて信号処理
手段から停止信号が出力されることにより、その
もつれが生じた線材を駆動する駆動手段の作動が
停止させられる。
考案の効果 したがつて、もつれた線材がそのまま走行して
断線することが回避され、断線による商品価値の
低下が防止されるとともに、手作業等によつても
つれを解消すれば、その後、直ちに駆動手段を作
動させて線材を走行させることができるため、断
線した場合に比較して復帰時間が短縮され、作業
能率が向上する。しかも、もつれた線材を駆動す
る駆動手段の作動のみが停止させられるため、多
数の線材を走行させる場合にも、もつれの発生に
よる作業能率の低下が最小限に抑えられるのであ
る。
また、もつれの発生を検知するためにリミツト
スイツチが用いられ、もつれとの係合によつても
つれ信号を出力するようになつているため、非接
触式の光電スイツチ等を用いる場合に比較して誤
動作が少なく、設置スペースも小さくて済むとと
もに、装置が安価に構成され得る利点がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
先ず、第1図はステンレス鋼等の合金から成る
線材10を溶体化処理する装置を示す構成図であ
り、線材10は駆動モータ12によつて回転駆動
される巻取機14に巻き取られることにより、図
示しない供給スタンドから巻き戻されるようにな
つている。巻き戻された線材10は、先ず加熱炉
16によつて加熱され、次にガイドローラ18,
20により水槽22内を通過させられることによ
つて急冷され、これにより溶体化処理が施され
る。その後、シヨツトブラスト24により表面仕
上げされた後、上記巻取機14に巻き取られる。
ここで、かかる溶体化処理装置は、上記線材1
0を複数本(本実施例では27本)同時に処理する
もので、前記巻取機14は第4図に示されている
ようにNo.1からNo.27までの計27台設置され、27本
の線材10をそれぞれ巻き取るようになつてい
る。また、それ等27台の巻取機14は3台毎に1
個の駆動モータ12にて駆動されるようになつて
おり、巻取機No.1,2,3は駆動モータA、……
巻取機No.4,5,6は駆動モータB、……巻取機
No.25,26,27は駆動モータIにてそれぞれ駆動さ
れる。本実施例では、これ等A〜Iの9個の駆動
モータ12および27台の巻取機14が、27本の線
材10を走行させる複数の駆動手段を成してい
る。
一方、これ等27本の線材10は、共通の加熱炉
16、水槽22、シヨツトブラスト24内を通過
させられるようになつており、例えば線材間隔が
30.5mm程度と比較的近接した状態で平行に走行さ
せられる。しかし、このように複数の線材10を
互いに近接した状態で走行させると、線材10に
存在する繋ぎ目やキンク、或いは水槽22内にお
ける急冷時にガイドローラ18に沿つて曲げられ
た状態で硬化すること等により、第2図に示され
ているように隣接する線材10同士が互いにもつ
れることがある。このため、線材10の走行経路
にはそれぞれ鍔の大きい仕分けローラ26,2
8,30が配設され、1本1本の線材10の走行
経路を規定するとともに、もつれが生じた場合に
はそのもつれを解消するようになつている。
しかしながら、もつれがひどい場合にはそれ等
の仕分けローラ26,28,30によつてはもつ
れを解消し得ず、線材10間のもつれが仕分けロ
ーラ26,28,30を乗り越えて走行してしま
うことがある。そこで、本実施例では上記仕分け
ローラ28と30との間において、27本の線材1
0の間とその両端に計28個のリミツトスイツチ3
2が設けられ、上記もつれを検出するようになつ
ている。
リミツトスイツチ32は、第2図および第3図
に示されているように、線材10の上部に掛け渡
された1本のフレーム34に固定されており、そ
のリミツトスイツチレバー36は下方に向かつて
突き出している。このリミツトスイツチレバー3
6はコイルスプリング等の弾性体製で、線材10
の走行に伴つて前記もつれと係合させられること
により、その走行方向へ折り曲げられてもつれを
検知し、そのもつれを表すもつれ信号MSがリミ
ツトスイツチ32からシーケンサ38に出力され
る。なお、もつれが仕分けローラ28を乗り越え
ると、線材10はその仕分けローラ28から脱線
することがあるが、上記リミツトスイツチ32
は、線材10が脱線してもそのもつれと係合させ
られるように配置されている。また、28個のリミ
ツトスイツチ32は、第4図に示されているよう
に、それぞれ前記巻取機No.1からNo.1,No.2,…
…,No.28とされている。
シーケンサ38は本実施例の信号処理手段を成
すもので、上記供給されるもつれ信号MSに基づ
いてもつれを生じた線材10を巻き取る巻取機1
4の駆動モータ12の作動を停止させるための停
止信号TSを出力する。すなわち、前記第4図か
ら明らかなように、もつれ信号MSを出力したリ
ミツトスイツチ32のNo.からもつれた線材10を
巻き取る巻取機14のNo.、並びにそれ等の巻取機
14を駆動する駆動モータ12が特定されるた
め、例えばNo.2のリミツトスイツチ32からもつ
れ信号MSが供給された場合には、No.1およびNo.
2の巻取機14によつて巻き取られる線材10の
間にもつれが生じたのであるから、シーケンサ3
8からはそれ等No.1およびNo.2の巻取機14を駆
動する駆動モータAの作動を停止させるための停
止信号TSが出力される。また、No.4のリミツト
スイツチ32からもつれ信号MSが供給された場
合には、No.3およびNo.4の巻取機14によつて巻
き取られる線材10の間にもつれが生じたのであ
るから、それ等No.3およびNo.4の巻取機14を駆
動する駆動モータAおよびBの作動を停止させる
ための停止信号TSが出力されるのである。
上記シーケンサ38からはまた、警報ランプ、
警報ブザー等の警報機40を作動させるための警
報信号KSが出力され、これにより、線材10に
もつれを生じたことが作業者に知らされる。この
警報信号KSは上記停止信号TSとは異なり、単に
線材10の間にもつれ画生じたことを知らせるの
みで、もつれを生じた線材10を特定するもので
はない。
このようにすれば、隣接する線材10の間にも
つれが生じ、そのもつれが仕分けローラ28を乗
り越えて走行させられると、そのもつれが生じた
線材10の間に配設されているリミツトスイツチ
32のリミツトスイツチレバー36がそのもつれ
と係合させられ、そのリミツトスイツチ32から
もつれ信号MSが出力される。そして、そのもつ
れ信号MSが出力されたリミツトスイツチ32の
No.に基づいてシーケンサ38から停止信号TSが
出力され、もつれが生じた線材10を巻き取る巻
取機14を駆動する駆動モータ12の作動を停止
させられるとともに、警報信号KSに従つて警報
器40が作動させられる。
したがつて、もつれた線材10がそのまま走行
して、その後のシヨツトブラスト24による表面
仕上げ、或いは巻取機14による巻取りの際に断
線することが回避され、断線による商品価値の低
下が防止される。また、警報器40によつてもつ
れの発生を知らされた作業者が手作業等によつて
もつれを解消し、シーケンサ38をリセツトする
ことにより、停止した駆動モータ12が作動させ
られてもつれが生じた線材10を走行させること
ができるため、断線した場合に比較して復帰時間
が短縮され、作業能率が向上する。特に、もつれ
た線材10を巻き取る巻取器14を駆動する駆動
モータ12のみが停止させられ、他の駆動モータ
12はそのまま作動させられるため、もつれの発
生による作業能率の低下が最小限に抑えられるの
である。
また、もつれの発生を検知するためにリミツト
スイツチ32が用いられ、リミツトスイツチレバ
ー36ともつれとの係合によつてもつれ信号MS
を出力するようになつているため、非接触式の光
電スイツチ等を用いる場合に比較して誤動作が少
なく、設置スペースも小さくて済むとともに、装
置が安価に構成され得る利点がある。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明したが、本考案は他の態様で実施すること
もできる。
例えば、前記実施例では本考案が溶体化処理装
置における線材10のもつれを検出する場合に適
用されているが、本考案は、複数の線材を互いに
近接した状態で走行させる装置において、線材間
のもつれを検出する場合には同様に適用され得る
ものである。
また、前記実施例では3本の線材10が共通の
駆動モータ12によつて走行させられるようにな
つているが、1本の線材10毎に駆動モータ12
を配設することもできる。
また、前記実施例では駆動モータ12の作動を
停止させるようになつているが、駆動モータ12
と巻取機14との間にクラツチを設け、停止信号
TSによつてそのクラツチを駆動することにより、
巻取機14の回転を停止させるようにしても差支
えない。
また、前記実施例ではリミツトスイツチ32か
ら出力されるもつれ信号MSが一旦シーケンサ3
8に供給され、その後駆動モータ12に停止信号
TSが出力されるようになつているが、リミツト
スイツチ32から出力されたもつれ信号MSを直
接駆動モータ12に供給してその作動を停止させ
ることも可能である。その場合には、それぞれの
リミツトスイツチ32が信号処理手段を兼ね、も
つれ信号MSが停止信号TSを兼ねることとなる。
また、前記実施例では警報器40が設けられ、
もつれの発生を作業者に知らせるようになつてい
るが、線材10の走行停止によつて作業者はもつ
れの発生を知ることができるため、かかる警報器
40は必ずしも必要なものではない。なお、前記
実施例の警報器40はもつれを生じた線材10を
特定するものではないが、線材10毎に、或いは
リミツトスイツチ32毎に警報ランプ等を設ける
ことにより、もつれを生じた線材10を特定する
ように構成することも可能である。
また、前記実施例では鍔の大きい仕分けローラ
26,28,30が用いられ、線材10のもつれ
をある程度解消するようになつているが、単に線
材10を案内するだけの鍔の小さなローラ等を採
用しても差支えない。
その他一々例示はしないが、本考案はその精神
を逸脱することなく当業者の知識に基づいて種々
の変更、改良を加えた態様で実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である線材のもつれ
検出装置を備えた溶体化処理装置の一例を説明す
る構成図である。第2図は第1図の溶体化処理装
置に配設されたリミツトスイツチ近傍を示す平面
図である。第3図は第2図の正面断面図である。
第4図は第1図の線材のもつれ検出装置における
駆動モータ、巻取機、リミツトスイツチ、および
もつれ発生により停止させられる駆動モータの関
係を説明する図である。 10……線材、12……駆動モータ、14……
巻取機、32……リミツトスイツチ、38……シ
ーケンサ(信号処理手段)、MS……もつれ信号、
TS……停止信号。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の駆動手段によつて複数の線材が互いに近
    接した状態で平行に走行させられる際に、隣接す
    る線材間に生じたもつれを検出する装置であつ
    て、 前記複数の線材の間にそれぞれ配設され、該線
    材の走行に伴つて前記もつれと係合させられるこ
    とにより、該もつれを表すもつれ信号をそれぞれ
    出力する複数のリミツトスイツチと、 前記もつれ信号に基づいて、前記複数の駆動手
    段のうち前記もつれが生じた線材を駆動する駆動
    手段の作動を停止させるための停止信号を出力す
    る信号処理手段と を有することを特徴とする線材のもつれ検出装
    置。
JP13498286U 1986-09-03 1986-09-03 Expired JPH0322214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13498286U JPH0322214Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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JP13498286U JPH0322214Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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Publication Number Publication Date
JPS6341068U JPS6341068U (ja) 1988-03-17
JPH0322214Y2 true JPH0322214Y2 (ja) 1991-05-15

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ID=31036731

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JP13498286U Expired JPH0322214Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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