JPH04116783U - 電力計 - Google Patents

電力計

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JPH04116783U
JPH04116783U JP2777791U JP2777791U JPH04116783U JP H04116783 U JPH04116783 U JP H04116783U JP 2777791 U JP2777791 U JP 2777791U JP 2777791 U JP2777791 U JP 2777791U JP H04116783 U JPH04116783 U JP H04116783U
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JP2777791U
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Inventor
真 工藤
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日置電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電源8から負荷9へ供給する電力を測定
する電力計10において、計器損失を測定する際リード
線の手作業による着け替えを簡易化する。 【構成】 交流電源8から負荷9に加わる電路電圧を電
圧測定部12にて測定するとともに、上記電路から負荷
9に流れる電流を電流測定部13にて測定し、測定した
電圧、電流に基づいて上記交流電源8から負荷9に供給
される電力を求める電力計において、上記負荷電流によ
り電流測定部13に発生する電圧降下を電圧測定部12
にて測定し、同電流測定部13の損失電力を求めて上記
供給電力を補正する際、上記電圧測定部12の一方のリ
ード線を所定の電圧端子2と電流端子4へ周期的に切り
換え接続するためのスイッチSを備えている。 【効果】 手作業によるリード線の着け替えを不要、及
び接続ミス等の防止。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電力計に係り、さらに詳しく言えば、交流電源から負荷に供給する 電力を測定する際、計器損失の補正を行なう電力計に関するものである。
【0002】
【従来例】
図3には計器損失を補正する電力計の一般的な例が示されている。すなわち同 図(A)において、電力計7は例えば電圧端子1,2と電流端子3,4及びコモ ン端子Cを備え、電圧端子1−2間に電圧測定部5を接続し、電流端子3−4間 には電流測定部6を接続する。また、上記電圧端子1と電圧端子3および電圧端 子2とコモン端子Cをそれぞれ接続する。
【0003】 この状態で、例えば電流端子3とコモン端子C間に交流電源8を接続し、電流 端子4とコモン端子C間に負荷9を接続する。ここで例えば電源電圧をv、負荷 側に流れる電流をiとすると、電源電圧vは電圧測定部5にて測定され、実効値 Vに変換される。この場合、負荷側に流れる電流iはその一部が電圧測定部5に 分流するが、その入力インピーダンスが極めて高いため分流電流は微小であるか ら無視し、すべての電流は電流測定部6を通って負荷9へ流れるものとみなすこ とができる。よってその電流iを電流測定部6により測定して実効値Iに変換し 、電圧vと電流iの位相差θを図示しない位相差測定部にて測定すると、電源8 から負荷側に供給される消費電力すなわち有効電力pは p=VIcosθ …………(1) にて求まる。
【0004】 この場合、例えば電流iによる電流測定部6と負荷9の電圧降下をそれぞれv (A),v(L)、その実効値をV(A),V(L)とし、電流iと電圧v(A ),v(L)間の位相差をθ(A),θ(L)とすると、式(1)の測定電力p は p=V(A)Icosθ(A)+V(L)Icosθ(L)…………(2) で表す電力を測定したことと等価になる。ここで、右辺第1項は電流測定部6で 消費される電力を表し、一般には計器損失と言われる。負荷9に消費される電力 は上式の第2項であるから、 V(L)Icosθ(L)=p−V(A)Icosθ(A)…………(2a) である。上式に式(1)を代入すると、 V(L)Icosθ(L)=VIcosθ−V(A)Icosθ(A) …………(3) となる。式(3)において、右辺第1項の値は式(1)の測定により既知である から、第2項の計器損失がわかれば負荷9の消費電力は計算により求めることが できる。
【0005】 計器損失を知るためには電流測定部6の電圧降下V(A)を測定する必要があ り、一般には図3の(B)に示すような方法が採られている。すなわち、たとえ ば電圧測定部5から電圧端子2への配線を外して破線で示すようにに電流端子4 に接続し、電流端子3−4間の電圧V(A)を電圧測定部5にて測定するととも に負荷電流Iを電流測定部6により測定する。なお、電圧V(A)と電流Iの位 相差θ(A)は図示しない位相差測定部にて測定する。これにより計器損失が求 まる。あるいは図3(B)の接続をしてまず計器損失を測定し、次に同図(A) に示すように接続して式(1)の消費電力pを測定したのち、式(3)に基づい て負荷電力に対する計器損失の補正を行なってもよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来装置においては計器損失を測定する際、電圧測定部の一方のリード線 を電圧端子から電流端子へ手作業などにより着け替えるようにしている。しかし 他の端子に接続されているリード線もあるので、それらと交差している場合には 装置取扱者にとって着け替え作業は煩わしく、また、接続ミス等もあり得るので 好ましくない。
【0007】 この考案は上記の事情を考慮してなされたもので、その目的は、手作業等によ るリード線の着け替えをしないで計器損失が測定できるようにした使い勝手のよ い電力計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る電力計の要部を抜粋した図1によると、同電力計10は、従来 装置の電圧測定部及び電流測定部とほぼ同様に構成された電圧測定部12と電流 測定部13を備えている。
【0009】 上記課題を解決するためこの電力計は更にスイッチSを有し、たとえば電圧測 定部12の一方のリード線は従来装置と同様に電圧端子1に接続するが、他方の リード線は上記スイッチにて電圧端子2と電流端子4へ交互に所定の周期で自動 的に切り換え接続するようになっている。
【0010】
【作用】
上記スイッチを操作すると、計器損失を測定する際の手作業等によるリード線 の着け替えが同スイッチにて代行される。
【0011】
【実施例】
図2にこの考案の実施例を示す。同図において、電力計10は例えば電力変換 部11とADコンバータ15、及びCpU16、メモリ17、表示部18、操作 部19にて構成されている。電力変換部11は、例えば上記図1に示した電圧端 子1,2、電流端子3,4、コモン端子C、電圧測定部12、電流測定部13の ほか、電力変換器14とスイッチSを備えている。この実施例においては、スイ ッチSは例えば上記操作部19からの駆動信号により周期的に接点aとbへ切り 換え接続されるようになっている。
【0012】 ここで、例えば電圧端子3とコモン端子C間に交流電源8を接続し、電流端子 4とコモン端子C間に負荷9を接続すると、スイッチSが図示のように接点a側 に切り換えられている場合には、交流電源8の電源電圧vが電圧測定部12にて 測定され、電力変換器14に加えられる。また、負荷9に流れる電流iは電流測 定部13にて測定されたのち電流を意味する電圧v(i)に変換され、電力変換 器14に加えられる。
【0013】 電力変換器14は例えば入力する2つの交流電圧vとv(i)をそれぞれ直流 の実効値に変換するAC/DC変換機能と、変換した2つの直流電圧の掛け算機 能、及び上記交流電圧vとv(i)間の位相差θを検出する位相差検出機能を備 えている。すなわち、電圧測定部12で測定された電源電圧vからはその実効値 を表す直流電圧Vを形成し、電流測定部13で測定された負荷電流iの変換電圧 v(i)からは電流の実効値Iを意味する直流電圧V(I)を形成するとともに 、この2つの電圧の積V×V(I)を形成してA/Dコンバータ15へ送出する 。また、例えば上記交流電圧vとv(i)間の位相差θを検出し、θに比例した 時間長を有する直流電圧V(θ)を形成して同様にA/Dコンバータ15へ送出 する。
【0014】 A/Dコンバータ15は電力変換器14から加わる上記積の電圧V・V(I) と位相差を意味する電圧V(θ)をディジタル変換し、そのデータを例えばメモ リ17に入力する。CpU16はメモリ17のデータを読み出して例えばV・V (I)からは上記電源電圧の実効値Vと負荷電流の実効値Iとの積VIを演算し 、位相差を表す電圧V(θ)からはθの値を算出してcosθを演算するととも に、上記式(1)に示す電力pを演算し、この電力演算データをメモリ17に入 力する。
【0015】 次に、上記電力変換部11のスイッチSを例えば接点b側に切り換え、計器損 失を測定する。この場合、電圧測定部12は負荷電流iによって電流測定部13 に発生する電圧降下v(A)を測定し、電流測定部13は上記と同様に負荷電流 iを測定して電流を意味する電圧v(i)を出力する。電力変換器14は上記電 圧降下の測定電圧v(A)から例えばその実効値V(A)を形成し、電流を意味 する電圧v(i)からは上記と同様の実効値V(I)を形成するとともに、それ らを掛け算した電圧V(A)×V(I)をA/Dコンバータ15へ送出する。ま た、電力変換器14は例えば上記入力電圧v(A)とv(i)から電流測定部1 3における電圧、電流間の位相差θ(A)を検出し、このθ(A)に比例した直 流電圧V(θA)を形成してA/Dコンバータ15へ送出する。
【0016】 A/Dコンバータ15はこれらの電圧をディジタル変換してそれぞれメモリ1 7に入力する。CpU16はメモリ17から積の電圧データV(A)V(I)と 位相差の電圧データV(θA)を読み出し、電流測定部13における計器損失V (A)Icosθ(A)を計算してメモリに入力する。更に、上記スイッチSが 接点a側に接触しているとき測定した式(1)の電力データpと上記計器損失デ ータとにより式(3)の演算を行ない、計器損失を補正した負荷電力V(L)I cosθ(L)を算出し、これを例えば最終データとしてメモリに保持させる。 表示部18はこの最終データ及び必要により途中のデータを表示したりプリント アウトする。操作部19は各部の動作を制御するようになっている。
【0017】 また、上記スイッチSは例えば操作部19からの駆動信号により接点aとbを 交互に切り換え、これより測定データが逐次更新される。接点の切り換え周期は 、例えば操作部19の図示しないキーボードにて所望の時間を設定するようにな っている。
【0018】
【効果】
以上、詳細に説明したように、この考案に係る電力計は例えば交流電源8から 負荷9へ電力を供給する電路の電圧を電圧測定部12にて測定し、上記電路に流 れる負荷電流を電流測定部13にて測定するとともに、同電流測定部に発生する 計器損失を測定するため電圧測定部12の一方のリード線を上記電流測定部13 の電流路へ周期的に切り換え接続するスイッチSを備えている。
【0019】 したがってこの考案によると、リード線の着け替えを手作業で行なう必要が無 く、かつ、リード線の接続ミス等も防止でき、更に変動する負荷電力の測定にも 対応可能な極めて使い勝手のよい電力計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る電力計の要部を抜粋した原理
図。
【図2】この考案を適用した電力計の構成を示すブロッ
ク線図。
【図3】従来装置における計器損失の測定方法を示すブ
ロック線図。
【符号の説明】
1,2 電圧端子 3,4 電流端子 8 交流電源 9 負荷 10 電力計 12 電圧測定部 13 電流測定部 S スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源(8)から負荷(9)へ電力
    (p)を供給する電路を電力計(10)の電圧端子
    (1,2)と電流端子(3,4)及びコモン端子(C)
    に接続し、上記電圧端子(1,2)間における電路電圧
    を電圧測定部(12)にて測定するとともに、上記一方
    の電流端子(3)から電流測定部(13)及び他方の電
    流端子(4)を経て上記負荷(9)に流れる電流を同電
    流測定部(13)により測定して上記供給電力(p)を
    求め、かつ、上記電流により上記電流測定部(13)に
    発生する電圧降下を上記電圧測定部(12)にて測定し
    て同電流測定部(13)における損失電力を求め、しか
    るのち上記供給電力(p)から上記損失電力を差し引い
    た値を上記負荷(9)の消費電力となす計器損失補正形
    の電力計において、上記電圧測定部(12)の一方のリ
    ード線を上記所定の電圧端子(2)と所定の電流端子
    (4)へ周期的に切り換え接続可能とするスイッチ
    (S)が設けられていることを特徴とする電力計(1
    0)。
JP2777791U 1991-03-29 1991-03-29 電力計 Pending JPH04116783U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828665A (ja) * 1981-08-13 1983-02-19 Mitsubishi Electric Corp 電力量計
JPS6060565A (ja) * 1983-08-17 1985-04-08 シーメンス・アクチエンゲゼルシヤフト オフセツト量自動補償つき電子式電力量計

Patent Citations (2)

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Effective date: 19971021