JP2006337193A - 電力計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1台で異なる相線式の負荷の消費電力を計測することができ且つ工事を簡単化することができる電力計測装置を提供する。
【解決手段】単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、電路の電圧を検出して電圧信号を出力する主装置2と、負荷の電流を検出して電流信号を出力する2つの電流検出手段3a及び3bと、電圧信号と電流信号とが供給される個別計測装置4とを備え、個別計測装置は、2つの電流検出手段に1対1対応で接続され、電圧信号と電流信号に基づいて電力を演算する2つの電力演算部4a及び4bと、電圧信号を2つの電力演算部に切替出力する電圧出力切替部と、主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合は、2つの電力演算部で演算された電力値を合算して主装置に伝送し、主装置が単相2線の電路に接続されている場合は、2つの電力演算部で演算された電力値を別々に主装置に伝送する演算部4aとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、電路の電圧を検出して電圧信号を出力する主装置2と、負荷の電流を検出して電流信号を出力する2つの電流検出手段3a及び3bと、電圧信号と電流信号とが供給される個別計測装置4とを備え、個別計測装置は、2つの電流検出手段に1対1対応で接続され、電圧信号と電流信号に基づいて電力を演算する2つの電力演算部4a及び4bと、電圧信号を2つの電力演算部に切替出力する電圧出力切替部と、主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合は、2つの電力演算部で演算された電力値を合算して主装置に伝送し、主装置が単相2線の電路に接続されている場合は、2つの電力演算部で演算された電力値を別々に主装置に伝送する演算部4aとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、単相3線、三相3線または単相2線の負荷の消費電力を計測する電力計測装置に関する。
一般に、分電盤等に設置されて負荷の消費電力を計測する電力計測装置が知られている。従来の電力計測装置は、単相2線式、単相3線式、三相3線式等があり、従来、負荷の消費電力を計測する場合は、負荷の相線式にあった電力計測装置を用いて行っている。
また、本出願人は、電路の電圧を検出する主装置及び個別の負荷の消費電力を計測する個別計測装置からなる多回路電力計測装置を提案している(例えば、特許文献1)。図5は主装置102及び個別計測装置104からなる多回路電力計測装置を示す構成図である。図5に示すように、この多回路電力計測装置では、主装置内の電圧検出部102aが電路の電圧を検出して個別計測装置104に出力し、個別計測装置104内の電力演算部104bは主装置102からの電圧と電流検出部103からの電流に基づいて負荷個別の電力を演算する。
また、需要家内の複数の負荷での消費電力を個別に計測する多回路電力計測装置が開示されている(例えば、特許文献2)。従来の多回路電力計測装置は、電路に接続される負荷での消費電力を個別に計測するものであり、負荷に対応した数の電流検出部を1つの筐体に複数個配線する必要があるため、従来の多回路電力計測装置を分電盤外に設置する場合に電流検出部に対応した数の配線を分電盤外に引き出す必要がある。
特開2003−222645号公報
特開2000−284005号公報
しかしながら、従来の電力計測装置は、計測対象である負荷の相線式にあった電力計測装置を選択して設置する必要がある。
また、特許文献2に記載の多回路電力計測装置は、1つの筐体に複数個の電流検出部からの配線を接続するため、分電盤外に設置する場合に電流検出部に対応した数の配線を分電盤外に引き出す必要があり、配線工事が大掛かりとなる。
本発明の課題は、1台で異なる相線式の負荷の消費電力を計測することができ且つ工事を簡単化することができる電力計測装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、前記電路の電圧を検出して前記電圧に相当する電圧信号を出力する主装置と、前記電路に接続された負荷の電流を検出して前記電流に相当する電流信号を出力する2つの電流検出手段と、前記主装置から出力される前記電圧信号と前記2つの電流検出手段から出力される前記電流信号とが供給される個別計測装置とを備え、前記個別計測装置は、前記2つの電流検出手段に1対1対応で接続され、前記主装置から供給される前記電圧信号と前記電流検出手段から供給される前記電流信号に基づいて電力を演算する2つの電力演算部と、前記主装置から供給される前記電圧信号を前記2つの電力演算部に切替出力する電圧出力切替部と、前記主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合は、前記2つの電力演算部で演算された電力値を合算して前記主装置に伝送し、前記主装置が単相2線の電路に接続されている場合は、前記2つの電力演算部で演算された電力値を別々に前記主装置に伝送する演算部とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、主装置は、単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、電路の電圧を検出して電圧に相当する電圧信号を出力し、2つの電流検出手段は、電路に接続された負荷の電流を検出して電流に相当する電流信号を出力し、個別計測装置は、主装置から出力される電圧信号と2つの電流検出手段から出力される電流信号とが供給され、個別計測装置内の2つの電力演算部は、2つの電流検出手段に1対1対応で接続され、主装置から供給される電圧信号と電流検出手段から供給される電流信号に基づいて電力を演算し、個別計測装置内の電圧出力切替部は、主装置から供給される電圧信号を2つの電力演算部に切替出力し、個別計測装置内の演算部は、主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合、2つの電力演算部で演算された電力値を合算して主装置に伝送し、主装置が単相2線の電路に接続されている場合は、2つの電力演算部で演算された電力値を別々に主装置に伝送するので、1台で異なる相線式の負荷の消費電力を計測することができる。また、電路の電圧を検出する主装置と電力を演算する個別計測装置とが別々に設けられているので、主装置を分電盤外に設けた場合にも分電盤外に引き出す配線の数を減らすことができるため、工事を簡単化することができる。
以下、本発明の実施例に係る電力計測装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は本発明の実施例1に係る電力計測装置の構成図であり、図1は単相2線の負荷5及び負荷6の消費電力を計測する場合の接続例であり、図2は単相3線または三相3線の負荷7の消費電力を計測する場合の接続例である。
図1及び図2に示すように、実施例1に係る電力計測装置は主装置2、個別計測装置4、第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bからなり、主装置2は、電圧検出部2a、表示部2b及び演算部2cを備え、個別計測装置4は、演算部4a、第1電力演算部4b、第2電力演算部4c及び電圧出力切替部4dを備えている。
電圧検出部2aは、単相2線の電路1a、単相3線または三相3線の電路1bに接続され、電路の電圧を検出して、検出した電圧に相当する電圧信号を個別計測装置4の電圧出力切替部4dに供給する。
具体的に、電圧検出部2aは、3つの入力端子2a−1〜2a−3を備え、単相2線の電路1aに接続する場合は、入力端子2a−1、2a−2を電路1aの2線間に接続し、入力端子2a−3を未接続とする(図1)。単相3線または三相3線の電路1bに接続する場合は、入力端子2a―1、2a−2、2a−3をそれぞれ電路1bのR相、S相、T相に接続する(図2)。また、電圧検出部2aは、入力端子2a−1と2a−2との間の電圧を検出して、検出した電圧に相当する電圧信号を出力する第1電圧検出部2a−4と、入力端子2a−3と2a−2との間の電圧を検出して、検出した電圧に相当する電圧信号を出力する第2電圧検出部2a−5とを備えている。
電圧出力切替部4dは、スイッチSW1を備えている。スイッチSW1は、共通端子cに接片dの一端が接続され、接片dの他端が選択端子aまたは選択端子bに切替接続される。選択端子aは第1電圧検出部2a−4に接続されるとともに第1電力演算部4bに接続され、選択端子bは第2電圧検出部2a−5に接続され、共通端子cは第2電力演算部4cに接続されている。
このように接続された電圧出力切替部4dは、電圧検出部2aからの電圧信号を第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに切替出力する。即ち、電圧出力切替部4dは、主装置2が単相2線の電路1aに接続されて計測対象が単相2線の負荷5及び負荷6の場合(図1)、スイッチSW1の接片dを選択端子aに接続して、電路1aの2線間の電圧に相当する電圧信号を第1電圧検出部2a−4から入力し、第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに出力する。また、電圧出力切替部4dは、主装置2が単相3線または三相3線の電路1bに接続されて計測対象が単相3線または三相3線の負荷7の場合(図2)、スイッチSW1の接片dを選択端子bに接続して、R−S間の電圧VRSに相当する電圧信号を第1電圧検出部2a−4から入力して第1電力演算部4bに出力し、T−S間の電圧VTSに相当する電圧信号を第2電圧検出部2a−5から入力して第2電力演算部4cに出力する。
なお、このスイッチSW1は、電力計測装置の設置時に操作者によって手動で切替えられる手動切替スイッチであってもよいし、演算部4aからの制御によって自動的に切替えられる自動切替スイッチであってもよい。
スイッチSW1が手動切替スイッチである場合、主装置2を単相2線の電路1aに接続するときには、操作者は手動でスイッチSW1の接片dを選択端子aに接続する。主装置2を単相3線または三相3線の電路1bに接続するときには、操作者は手動でスイッチSW1の接片dを選択端子bに接続する。このとき、電圧出力切替部4dは、スイッチSW1の切替状態を示す信号を演算部4aに出力する。演算部4aは、電圧出力切替部4dからの信号に基づいて、主装置2が単相2線の電路1aに接続されているのか、単相3線または三相3線の電路1bに接続されているのかを判定する。
スイッチSW1が自動切替スイッチである場合、演算部4aは、第2電圧検出部2a−5からの電圧信号の有無を検出し、第2電圧検出部2a−5からの電圧信号を検出しない(選択端子bが無電圧である)場合、主装置2が単相2線の電路1aに接続されていると判定し、演算部4aからの制御によりスイッチSW1の接片dを選択端子aに接続する。また、演算部4aは、第2電圧検出部2a−5からの電圧信号を検出した場合、主装置2が単相3線または三相3線の電路1bに接続されていると判定し、演算部4aからの制御によりスイッチSW1の接片dを選択端子bに接続する。
第1電流検出部3aは、主装置2が単相2線の電路1aに接続されて計測対象が単相2線の負荷5及び負荷6の場合(図1)、負荷5の電流を検出して、検出した電流に相当する電流信号を第1電力演算部4bに出力する。また、第1電流検出部3aは、主装置2が単相3線または三相3線の電路1bに接続されて計測対象が単相3線または三相3線の負荷7の場合(図2)、R相の電流を検出して、検出した電流に相当する電流信号を第1電力演算部4bに出力する。
第2電流検出部3bは、主装置2が単相2線の電路1aに接続されて計測対象が単相2線の負荷5及び負荷6の場合(図1)、負荷6の電流を検出して、検出した電流に相当する電流信号を第2電力演算部4cに出力する。また、第2電流検出部3bは、主装置2が単相3線または三相3線の電路1bに接続されて計測対象が単相3線または三相3線の負荷7の場合(図2)、T相の電流を検出して、検出した電流に相当する電流信号を第2電力演算部4cに出力する。
第1電力演算部4bは、電圧出力切替部4dからの電圧信号及び第1電流検出部3aからの電流信号に基づいて電力を演算して電力に相当する電力値を出力する。第2電力演算部4cは、電圧出力切替部4dからの電圧信号及び第2電流検出部3bからの電流信号に基づいて電力を演算して電力に相当する電力値を出力する。
個別計測装置4の演算部4aは、主装置2が単相2線の電路1aに接続されて計測対象が単相2線の負荷5及び負荷6の場合(図1)、第1電力演算部4bからの電力値と第2電力演算部4cからの電力値とを別々に主装置2の演算部2cに伝送する。また、個別計測装置4の演算部4aは、主装置2が単相3線または三相3線の電路1bに接続されて計測対象が単相3線または三相3線の負荷7の場合(図2)、第1電力演算部4bからの電力値と第2電力演算部4cからの電力値とを合算して主装置2の演算部2cに出力する。主装置2の演算部2cは、個別計測装置4の演算部4aからの電力値を表示部2bに表示させる。
次に、実施例1の電力計測装置の動作を説明する。まず、図1に示すような単相2線の負荷5及び負荷6の消費電力を計測する場合の動作を説明する。図1に示すように、単相2線の負荷5及び負荷6の消費電力を計測する場合、主装置2の電圧検出部2aは、電路1aに接続され、電路1aの2線間の電圧Vを検出する。電圧検出部2aは、検出した電圧Vを降圧して、検出された電圧に相当する電圧信号を個別計測装置4の電圧出力切替部4dに供給する。次に、電圧出力切替部4dは、電圧Vに相当する電圧信号を第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに出力する。一方、第1電流検出部3aは、負荷5の電流I1を検出して、電流I1に相当する電流信号を第1電力演算部4bに出力する。また、第2電流検出部3bは、負荷6の電流I2を検出して、電流I2に相当する電流信号を第2電力演算部4cに出力する。第1電力演算部4bは、電圧Vに相当する電圧信号及び電流I1に相当する電流信号に基づいて電力W1を演算し、第2電力演算部4cは、電圧Vに相当する電圧信号及び電流I2に相当する電流信号に基づいて電力W2を演算する。電力W1及びW2に相当する電力値は演算部4aに出力される。演算部4aは、第1電力演算部4bから出力された電力値と第2電力演算部4cから出力された電力値とを別々に主装置2の演算部2cに伝送する。主装置2の演算部2cは、個別計測装置4の演算部4aから出力された電力値を表示部2bに個別に表示させる。
次に、図2に示すような単相3線負荷または三相3線の負荷7の消費電力を計測する場合の動作を説明する。図2に示すように、単相3線負荷または三相3線負荷の消費電力を計測する場合、主装置2の電圧検出部2aは、電路1bのR相、S相及びT相に接続され、R−S間の電圧VRS及びT−S間の電圧VTSを検出する。電圧検出部2aは、検出した電圧VRS及び電圧VTSを降圧して、検出された電圧に相当する電圧信号を個別計測装置4の電圧出力切替部4dに供給する。次に、電圧出力切替部4dは、電圧VRSに相当する電圧信号を第1電力演算部4bに出力し、電圧VTSに相当する電圧信号を第2電力演算部4cに出力する。一方、第1電流検出部3aは、R相の電流IRを検出して、電流IRに相当する電流信号を第1電力演算部4bに出力する。また、第2電流検出部3bは、T相の電流ITを検出して、電流ITに相当する電流信号を第2電力演算部4cに出力する。第1電力演算部4bは、電圧VRSに相当する電圧信号及び電流IRに相当する電流信号に基づいて電力W1´を演算し、第2電力演算部4cは、電圧VTSに相当する電圧信号及び電流ITに相当する電流信号に基づいて電力W2´を演算する。電力W1´及びW2´に相当する電力値は演算部4aに出力される。演算部4aは、第1電力演算部4bから出力された電力値と第2電力演算部4cから出力された電力値とを合算して求めた電力値を主装置2の演算部2cに伝送する。主装置2の演算部2cは、個別計測装置4の演算部4aから出力された電力値を表示部2bに表示させる。
このように、実施例1に係る電力計測装置は、主装置2が、単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、電路の電圧を検出して電圧に相当する電圧信号を出力し、第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bは、電路に接続された負荷の電流を検出して電流に相当する電流信号を出力する。
個別計測装置4は、主装置2から出力される電圧信号と第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bから出力される電流信号とが供給され、個別計測装置4内の第1電力演算部4bは第1電流検出部3aに接続され、第2電力演算部4cは第2電流検出部3bに接続され、主装置2から供給される電圧信号と第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bから供給される電流信号に基づいて電力を演算する。
個別計測装置4内の電圧出力切替部4dは、主装置2から供給される電圧信号を第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに切替出力し、個別計測装置4内の演算部4aは、主装置2が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合、第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cで演算された電力値を合算して主装置2に伝送し、主装置2が単相2線の電路に接続されている場合は、第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cで演算された電力値を別々に主装置に伝送するので、1台で異なる相線式の負荷の消費電力を計測することができる。
また、電路の電圧を検出する主装置2と電力を演算する個別計測装置4が別々に設けられているので、主装置2を分電盤外に設けた場合にも分電盤外に引き出す配線の数を減らすことができるため、工事を簡単化することができる。
実施例2に係る電力計測装置は、3つ以上の単相2線負荷または2つ以上の三相3線負荷または2つ以上の三相3線負荷の消費電力を計測できるようにしたものである。
図3及び図4は本発明の実施例2に係る電力計測装置の構成図であり、図3は単相2線の負荷15〜負荷20の消費電力を計測する場合の接続例であり、図4は単相3線または三相3線の負荷21〜負荷23の消費電力を計測する場合の接続例である。
図3及び図4に示すように、実施例2に係る電力計測装置は主装置2、個別計測装置14、第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fからなり、実施例1の電力計測装置の電流検出部及び電力演算部を6つに増やしたものである。即ち、実施例1の第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bに相当する2つの電流検出部を複数組設け、実施例1の第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに相当する2つの電力演算部を、複数組の2つの電流検出部に対応した複数組設けたものである。その他の構成は実施例1と同様であり、同一部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fは、それぞれ第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに接続されている。
電圧出力切替部14hは、スイッチSW11〜SW13を備えている。スイッチSW11は、共通端子cに接片dの一端が接続され、接片dの他端が選択端子aまたは選択端子bに切替接続される。スイッチSW12は、共通端子gに接片hの一端が接続され、接片hの他端が選択端子eまたは選択端子fに切替接続される。スイッチSW13は、共通端子kに接片lの一端が接続され、接片lの他端が選択端子iまたは選択端子jに切替接続される。
選択端子aは第1電圧検出部2a−4に接続されるとともに第1電力演算部14bに接続され、選択端子eは第1電圧検出部2a−4に接続されるとともに第3電力演算部14dに接続され、選択端子iは第1電圧検出部2a−4に接続されるとともに第5電力演算部14fに接続されている。選択端子b、f、jは第2電圧検出部2a−5に接続されている。共通端子c、g、kはそれぞれ第2電力演算部14c、第4電力演算部14e、第6電力演算部14gに接続されている。
このように接続された電圧出力切替部14hは、電圧検出部2aからの電圧信号を第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに切替出力する。即ち、電圧出力切替部14hは、主装置2が単相2線の電路11aに接続されて計測対象が単相2線の負荷15〜負荷20の場合(図3)、スイッチSW11の接片dを選択端子aに、スイッチSW12の接片hを選択端子eに、スイッチSW13の接片lを選択端子iに、それぞれ接続して、電路11aの2線間の電圧に相当する電圧信号を第1電圧検出部2a−4から入力し、第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに出力する。また、電圧出力切替部14hは、主装置2が単相3線または三相3線の電路11bに接続されて計測対象が単相3線または三相3線の負荷21〜負荷23の場合(図4)、スイッチSW11の接片dを選択端子bに、スイッチSW12の接片hを選択端子fに、スイッチSW13の接片lを選択端子jに、それぞれ接続して、R−S間の電圧VRSに相当する電圧信号を第1電力演算部14b、第3電力演算部14d、第5電力演算部14fに出力し、T−S間の電圧VTSに相当する電圧信号を第2電力演算部14c、第4電力演算部14e、第6電力演算部14gに出力する。
次に、図3に示すように、単相2線の電路11aに接続された負荷15〜負荷20の消費電力を計測する場合の動作を説明する。
第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fは、それぞれ負荷15〜負荷20の電流を検出して、各電流に相当する電流信号をそれぞれ第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに出力する。
電圧出力切替部14hは、電圧検出部2aからの電圧信号を第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに切替出力する。即ち、電路11aの電圧に相当する電圧信号を第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに出力する。
第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gは、それぞれ第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fから出力された電流信号と電圧出力切替部14hから出力された電圧信号とに基づいて電力を演算する。演算により求められた電力に相当する電力値は、演算部14aに出力される。
演算部14aは、第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gから出力された電力値を別々に主装置2に伝送する。
次に、図4に示すように、単相3線または三相3線の電路11bに接続された負荷21〜負荷23の消費電力を計測する場合の動作を説明する。
第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fは、それぞれ負荷21〜負荷23の電流を検出して、各電流に相当する電流信号をそれぞれ第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに出力する。
電圧出力切替部14hは、電圧検出部2aからの電圧信号を第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gに切替え出力する。即ち、電圧出力切替部14hは、R−S間の電圧VRSに相当する電圧信号を第1電力演算部14b、第3電力演算部14d、第5電力演算部14fに出力し、T−S間の電圧VTSに相当する電圧信号を第2電力演算部14c、第4電力演算部14e、第6電力演算部14gに出力する。
第1電力演算部14b〜第6電力演算部14gは、それぞれ第1電流検出部13a〜第6電流検出部13fから出力された電流信号と電圧出力切替部14hから出力された電圧信号とに基づいて電力を演算する。演算により求められた電力に相当する電力値は、演算部14aに出力される。
演算部14aは、第1電力演算部14bから出力された電力値と第2電力演算部14cから出力された電力値を合算し、第3電力演算部14dから出力された電力値と第4電力演算部14eから出力された電力値を合算し、第5電力演算部14fから出力された電力値と第6電力演算部14gから出力された電力値を合算して求めた電力値を主装置2に伝送する。
このように、実施例2に係る電力計測装置は、2つの電流検出部(実施例1の第1電流検出部3a及び第2電流検出部3bに相当する)を複数組備え、個別計測装置4は、2つの電流検出部に対応した複数組の2つの電力演算部(実施例1の第1電力演算部4b及び第2電力演算部4cに相当する)を備えたので、1台で異なる相線式の負荷の消費電力を計測することができるとともに、3つ以上の単相2線負荷や2つ以上の単相3線負荷または三相3線負荷の消費電力を計測できる。
また、電路の電圧を検出する主装置2と電力を演算する個別計測装置14が別々に設けられているので、主装置2を分電盤外に設けた場合にも分電盤外に引き出す配線の数を減らすことができるため、工事を簡単化することができる。
なお、上記の説明で、電流検出部及び電力演算部を6つずつ設けるものとしてが、電流検出部及び電力演算部の個数は2つ以上であればよい。
本発明は、異なる相線式の負荷の消費電力を計測できる電力計測装置として利用可能である。
1a、1b、11a、11b…電路
2…主装置
2a…電圧検出部
2a−1〜2a−3…入力端子
2a−4…第1電圧検出部
2a−5…第2電圧検出部
2b…表示部
2c…演算部
2c…表示部
3a…第1電流検出部
3b…第2電流検出部
4…個別計測装置
4a…演算部
4b…第1電力演算部
4c…第2電力演算部
4d…電圧出力切替部
5〜7…負荷
13a〜13f…第1電流検出部〜第6電流検出部
14…個別計測装置
14a…演算部
14b〜14g…第1電力演算部〜第6電力演算部
14h…電圧出力切替部
15〜23…負荷
100…電路
102…主装置
102a…電圧検出部
103…電流検出部
104…個別計測装置
104a…演算部
104b…電力演算部
2…主装置
2a…電圧検出部
2a−1〜2a−3…入力端子
2a−4…第1電圧検出部
2a−5…第2電圧検出部
2b…表示部
2c…演算部
2c…表示部
3a…第1電流検出部
3b…第2電流検出部
4…個別計測装置
4a…演算部
4b…第1電力演算部
4c…第2電力演算部
4d…電圧出力切替部
5〜7…負荷
13a〜13f…第1電流検出部〜第6電流検出部
14…個別計測装置
14a…演算部
14b〜14g…第1電力演算部〜第6電力演算部
14h…電圧出力切替部
15〜23…負荷
100…電路
102…主装置
102a…電圧検出部
103…電流検出部
104…個別計測装置
104a…演算部
104b…電力演算部
Claims (3)
- 単相3線、三相3線または単相2線の電路に接続され、前記電路の電圧を検出して前記電圧に相当する電圧信号を出力する主装置と、
前記電路に接続された負荷の電流を検出して前記電流に相当する電流信号を出力する2つの電流検出手段と、
前記主装置から出力される前記電圧信号と前記2つの電流検出手段から出力される前記電流信号とが供給される個別計測装置と、
を備え、
前記個別計測装置は、
前記2つの電流検出手段に1対1対応で接続され、前記主装置から供給される前記電圧信号と前記電流検出手段から供給される前記電流信号に基づいて電力を演算する2つの電力演算部と、
前記主装置から供給される前記電圧信号を前記2つの電力演算部に切替出力する電圧出力切替部と、
前記主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合は、前記2つの電力演算部で演算された電力値を合算して前記主装置に伝送し、前記主装置が単相2線の電路に接続されている場合は、前記2つの電力演算部で演算された電力値を別々に前記主装置に伝送する演算部と、
を有することを特徴とする電力計測装置。 - 前記電圧出力切替部は、
前記主装置が単相3線または三相3線の電路に接続されている場合、前記電路の所定の2線間の電圧に相当する第1電圧信号及び前記2線の内の1線と残りの1線との電圧に相当する第2電圧信号が供給され、前記第1電圧信号を前記2つの電力演算部の一方に出力し、前記第2電圧信号を前記2つの電力演算部の他方に出力し、
前記主装置が単相2線の電路に接続されている場合、前記電路の2線間の電圧に相当する第3電圧信号が供給され、前記第3電圧信号を前記2つの電力演算部に出力することを特徴とする請求項1記載の電力計測装置。 - 前記2つの電流検出手段を複数組備え、
前記個別計測装置は、
前記複数組の2つの電流検出手段に対応した複数組の前記2つの電力演算部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力計測装置。
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