JP2535985Y2 - 定電流装置の出力電圧モニタ回路 - Google Patents

定電流装置の出力電圧モニタ回路

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JP2535985Y2
JP2535985Y2 JP1990061877U JP6187790U JP2535985Y2 JP 2535985 Y2 JP2535985 Y2 JP 2535985Y2 JP 1990061877 U JP1990061877 U JP 1990061877U JP 6187790 U JP6187790 U JP 6187790U JP 2535985 Y2 JP2535985 Y2 JP 2535985Y2
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治彦 木村
佐藤  誠
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は定電流装置の出力電圧モニタ回路に係り、
更に詳しく言えば、定電流装置から負荷へ一定電流を流
したときに負荷に発生する電圧降下、すなわち装置の出
力電圧を監視するモニタ回路に関するものである。
〔従来例〕
電子部品や電子回路の特性等を測定するような場合、
それらに直流の一定電流を流す定電流装置がしばしば利
用される。
第2図にはその先行技術の一例が示されているが、例
えば電流発生器1から送出する電流を増幅器2にて電流
Iに増幅し、出力端子3,4の一方の端子3から負荷5に
供給する。
この電流Iは例えば他方の端子4から装置内の発信防
止用抵抗R1と電流検出用の基準抵抗R0を経て図示しない
電源へ戻るようになっている。
誤差増幅器6は基準抵抗R0に発生する電圧R0×Iを例
えば基準電圧源7の電圧VSと比較し、R0×I=VSとなる
ように電流発生器1の出力電流を制御する。これによ
り、上記電流Iは所定の大きさの一定電流となる。
ここで、例えば上記負荷5のインピーダンスをZl、上
記電流Iによって負荷5に発生する電圧をVlとすると、 Vl=Zl×I となる。このVlは見方を変えれば一定電流Iを送出した
ときの装置の出力電圧であり、負荷インピーダンスZl
大きさによって変わる。
この場合、端子3−4間に負荷を接続しない無負荷時
の端子間電圧、すなわち開放電圧を出力電圧と言うこと
もあるので、それと区別するため上記Vlを一般に「コン
プライアンス電圧」と称している。
いま、定電流装置の電源電圧をVとすると、負荷Zl
電流Iを流したとき発生するコンプライアンス電圧Vl
上記電源電圧Vから差し引いた値V−Vlがそのときの装
置の動作電圧となる。すなわち、 動作電圧=V−Vl である。
ところで、定電流装置においては一定電流を送出する
のに必要とする最低動作電圧が定まっており、この電圧
以下で動作すると所定の電流が流しきれなくなる。よっ
て、 動作電圧≧最低動作電圧 でなければならない。
この最低動作電圧をV′とすると、 V−Vl≧V′ から Vl≦V−V′ であることが必要である。
第2図に示す先行技術例においては、上記コンプライ
アンス電圧Vlのレベルを監視するため電圧モニタ回路8
が設けられている。同電圧モニタ回路8は、例えばコン
プライアンス電圧Vlの高電位側電圧と低電位側電圧をそ
れぞれバッファ増幅器9,10を介して差動増幅器11に加
え、上記電圧Vlを検出するようにしている。この検出電
圧は例えばA/Dコンバータ12にてディジタル変換し、そ
の変換データを測定部13が演算して表示部14に表示した
り必要によりプリントアウトするようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の電圧モニタ回路においては、コンプライアンス
電圧Vlの高電位側電圧と低電位側電圧をそれぞれバッフ
ァ増幅器を介して差動増幅器に加え、その差の出力によ
り負荷の両端間に発生する上記電圧Vlを検出するため精
度よく電圧モニタができるという利点がある。
ところで、定電流装置は利用分野の拡大に伴ってその
出力電圧が高くなってきているが、従来の電圧モニタ回
路を用いた場合には入力部のバッファ増幅器や差動増幅
器等の電源電圧によって最大監視電圧が制約され、それ
により高いコンプライアンス電圧の監視は困難になって
いる。この場合、高耐電圧の素子を利用することも考え
られるが、現状では目的にかなった素子の入手は実際上
極めて難しい。
この考案は上記の事情を考慮してなされたもので、そ
の目的は、通常のはん用素子を用いた簡単な構成で比較
的高いコンプライアンス電圧を容易に監視できる定電流
装置の電圧モニタ回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の実施例が示されている第1図を参照する
と、定電流装置の本体部は前記先行技術例とほぼ同様に
構成され、例えば電流発生器1、増幅器2、誤差増幅器
6、及び基準電圧源7からなっている。
また、電圧モニタ回路16は、上記の課題を解決するた
め例えば次に示す(イ)、(ロ)の手段を備えている。
(イ)端子3−4間に発生するコンプライアンス電圧Vl
の上記端子3における高電位側電圧を所定の比に分圧し
てバッファ増幅器15の入力となす分圧抵抗R2及びR3
(ロ)上記バッファ増幅器15の出力電圧をA/Dコンバー
タにてディジタル変換したデータに、上記抵抗分圧によ
る減少分及び抵抗分圧に関係無い電流路の電圧降下分と
を補正して上記端子3−4間のコンプライアンス電圧Vl
を求める測定部13。
〔作用〕
上記(イ)の分圧抵抗R2,R3により高レベルの被監視
電圧から所望の低レベル電圧が得られる。
また、上記(ロ)の測定部13により低レベルの電圧デ
ータに対して抵抗分圧に基づく減少分と抵抗分圧に関係
無い電流路の電圧降下分の補正が行われ、回路素子の電
源電圧等による制約を受けないで高レベルの被監視電圧
が測定可能となる。
〔実施例〕
上記第1図において、定電流装置から負荷側へ送出す
る電流Iは同図の点線で示すように流れるものとする
と、負荷5の両端、すなわち装置の出力端子3−4間に
は負荷インピーダンスZlに応じてVl(=Zl×I)なるコ
ンプライアンス電圧が発生する。
また、電流路に設けられた発振防止用抵抗R1と電流検
出用抵抗R0には、(R1+R0)×Iなる電圧が発生する。
よって高電位側端子3と接地間の電圧は上記2つの電
圧の和であるから、 Vl+(R1+R0)×I となる。
電圧モニタ回路16の分圧抵抗R2,R3はこの電圧を抵抗
値の大きさに比例して分圧し、同図では抵抗R3の両端に
現れる電圧がモニタ用電圧VMOとしてバッファ増幅器15
に与えられる。
すなわち、 これにより被監視コンプライアンス電圧Vlは、 となる。
ここで、右辺第1項のイは抵抗分圧による減少分の補
正量であって定数である。第2項のロは電流路に設けら
れた発振防止用抵抗R1と電流検出用抵抗R0の電圧降下に
基づく補正量であって、測定用定電流Iの大きさにより
変化する。
この実施例においては、上記イ及びロの補正を次のよ
うに行っている。すなわち、イについては例えば増幅器
15の出力VMOをスイッSの接点a側からA/Dコンバータ12
に加えてディジタル変換し、測定部13において上記変換
データとイの補正用データ(定数)の掛け算を行う。
また、ロについては例えば誤差増幅器6に入力した電
流検出用抵抗R0の両端間電圧R0×Iを同増幅器6からス
イッチSの接点b側を介してA/Dコンバータ12に加え、
ディジタル変換する。この場合、スイッチSを所定のタ
イミングで交互に切り換え測定を繰り返えすと、若干の
時間遅れがあったとしてもR0×I=VSとなる。
測定部13はまず電流Iを、I=VS/R0なる演算により
求めて上記ロの補正量を算出し、次に、上記VMOとイの
掛け算したデータからロの補正用データを減算してコン
プライアンス電圧Vlを求めるようになっている。
この補正演算は比較的簡単であり、また、測定用定電
流の値がいくつか切り換え可能にされている場合でも容
易にVlを求めることができる。
〔効果〕
以上、詳細に説明したように、この考案による電圧モ
ニタ回路は負荷に発生するコンプライアンス電圧の高電
位側電圧を例えば分圧抵抗により1/nの電圧に分圧し、
その分圧電圧の測定値をn倍して補正するとともに、測
定用電流の大きさに関連した所定の補正量を減じて上記
コンプライアンス電圧を求めるようにしている。
したがってこの考案によれば、通常のはん用素子を用
いてモニタ回路を構成し、構成素子の電源電圧等による
制限を受けないで高レベルのコンプライアンス電圧を測
定、監視することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す定電流装置における出
力電圧モニタ回路のブロック線図、第2図は先行技術の
装置構成を示すブロック線図である。 図中、5は負荷、13は測定部、16は電圧モニタ回路、R0
は電流検出用抵抗、R2,R3は分圧抵抗である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流発生器からその高電位側電流路を介し
    て負荷に所定の直流電流を供給するとともに、上記負荷
    に対する接地側電流路に接続されている電流検出用抵抗
    により同負荷に発生する電圧を検出し、その検出電圧と
    所定の基準電圧とを誤差増幅器にて比較し、同誤差増幅
    器の出力により上記電流発生器を制御して上記負荷に供
    給される電流を一定に制御する定電流装置における出力
    電圧モニタ回路において、上記負荷にて発生される電圧
    の高電位側電流路と接地側電流路との間の電圧を1/nに
    分圧する分圧抵抗と、同分圧抵抗にて1/nに分圧された
    分圧電圧と上記電流検出用抵抗により検出された検出電
    圧とがスイッチ手段を介して交替的に入力されるA/Dコ
    ンバータと、同A/Dコンバータからのデータに基づいて
    上記負荷の両端間電圧を求める測定部とを備え、上記測
    定部は上記分圧抵抗からの分圧電圧をn倍するととも
    に、そのn倍された電圧から上記電流検出用抵抗により
    検出された検出電圧を減算して、上記負荷の両端間電圧
    を求めることを特徴とする定電流装置の出力電圧モニタ
    回路。
JP1990061877U 1990-06-12 1990-06-12 定電流装置の出力電圧モニタ回路 Expired - Lifetime JP2535985Y2 (ja)

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JPH0420117U JPH0420117U (ja) 1992-02-20
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