JP2862333B2 - 交流電圧測定器 - Google Patents
交流電圧測定器Info
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- JP2862333B2 JP2862333B2 JP13097390A JP13097390A JP2862333B2 JP 2862333 B2 JP2862333 B2 JP 2862333B2 JP 13097390 A JP13097390 A JP 13097390A JP 13097390 A JP13097390 A JP 13097390A JP 2862333 B2 JP2862333 B2 JP 2862333B2
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- capacitor
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は被測定交流信号をコンデンサで直流遮断し
た後、絶対値回路−2乗回路−平均回路−開平回路から
なる実効値回路で実効値をとり、その実効値をデジタル
値に変換して表示する交流電圧測定器に関する。
た後、絶対値回路−2乗回路−平均回路−開平回路から
なる実効値回路で実効値をとり、その実効値をデジタル
値に変換して表示する交流電圧測定器に関する。
「従来の技術」 従来の交流電圧測定器を第3図に示す。入力端子11か
ら入力された被測定交流信号はコンデンサ12で直流成分
が遮断され、その直流遮断された交流信号は絶対値回路
13で絶対値信号に変換され、その絶対値信号は2乗回路
14で2乗され、その2乗出力は平均回路15で平均化さ
れ、その平均化出力は開平回路16で開平演算され、その
開平演算された出力はAD変換器17でデジタル信号に変換
され、そのデジタル信号が表示器18に表示される。絶対
値回路13と2乗回路14と平均回路15と開平回路16とは実
効値回路19を構成し、入力された交流信号の実効値を出
力するものである。
ら入力された被測定交流信号はコンデンサ12で直流成分
が遮断され、その直流遮断された交流信号は絶対値回路
13で絶対値信号に変換され、その絶対値信号は2乗回路
14で2乗され、その2乗出力は平均回路15で平均化さ
れ、その平均化出力は開平回路16で開平演算され、その
開平演算された出力はAD変換器17でデジタル信号に変換
され、そのデジタル信号が表示器18に表示される。絶対
値回路13と2乗回路14と平均回路15と開平回路16とは実
効値回路19を構成し、入力された交流信号の実効値を出
力するものである。
「発明が解決しようとする課題」 第3図の交流電圧測定器において2乗回路14は小入力
に対しては正しい2乗出力が得られないものであった。
つまり2乗回路14の入力電圧Vinとその出力電圧Voutの
対数との関係が例えば第4図に示すようにVinが小さい
部分で直線にならない。入出力特性が正しい2乗特性の
場合は第4図に点線で示すように直線となる。このよう
なため従来の交流電圧測定器においてはフルスケールの
10分の1か、20分の1以上の表示しか、正しい測定値と
して保証しておらず、これより小さいレベルの測定をす
ることはできなかった。
に対しては正しい2乗出力が得られないものであった。
つまり2乗回路14の入力電圧Vinとその出力電圧Voutの
対数との関係が例えば第4図に示すようにVinが小さい
部分で直線にならない。入出力特性が正しい2乗特性の
場合は第4図に点線で示すように直線となる。このよう
なため従来の交流電圧測定器においてはフルスケールの
10分の1か、20分の1以上の表示しか、正しい測定値と
して保証しておらず、これより小さいレベルの測定をす
ることはできなかった。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば入力端子とコンデンサとの間に切替
えスイッチが挿入され、その切替えスイッチにより、コ
ンデンサを入力端子と接地とに切替え接続することがで
きるようにされ、コンデンサと絶対値回路との間におい
て、コンデンサによって被測定交流信号から直流分が除
去された信号に、交流又は直流のバイアス信号を加算す
る加算手段、又は絶対値回路と2乗回路との間におい
て、絶対値回路の出力信号に直流のバイアス信号を加算
する加算手段が設けられ、切替えスイッチで接地がコン
デンサに切替え接続された状態におけるAD変換器の出力
値M0と、切替えスイッチで入力端子がコンデンサに切替
え接続された状態におけるAD変換器の出力値M1とから が演算され、その演算結果が被測定信号に対する測定値
として表示器に表示される。
えスイッチが挿入され、その切替えスイッチにより、コ
ンデンサを入力端子と接地とに切替え接続することがで
きるようにされ、コンデンサと絶対値回路との間におい
て、コンデンサによって被測定交流信号から直流分が除
去された信号に、交流又は直流のバイアス信号を加算す
る加算手段、又は絶対値回路と2乗回路との間におい
て、絶対値回路の出力信号に直流のバイアス信号を加算
する加算手段が設けられ、切替えスイッチで接地がコン
デンサに切替え接続された状態におけるAD変換器の出力
値M0と、切替えスイッチで入力端子がコンデンサに切替
え接続された状態におけるAD変換器の出力値M1とから が演算され、その演算結果が被測定信号に対する測定値
として表示器に表示される。
「実施例」 第1図にこの発明の実施例を示し、第3図と対応する
部分には同一符号を付けてある。この発明によれば入力
端子11とコンデンサ12との間に切替えスイッチ21が挿入
され、切替えスイッチ21によりコンデンサ12の一端を入
力端子11と接地とに切替え接続することができるように
される。更にこの実施例においてはコンデンサ12の他端
と絶対値回路13との間に加算手段22が挿入され、バイア
ス電源23からのバイアス信号と被測定交流信号からコン
デンサによって直流成分が除去された交流信号とが加算
される。このためこの例ではコンデンサ12と絶対値回路
13とが直接接続され、その接続点に、バイアス電源23と
しての正の電圧の直流電源が抵抗器24を通じて接続され
る。このバイアス電源23のバイアス電圧VBは、絶対値回
路13の出力に対し同一極性で加算され、かつ第2図に示
すように、2乗回路14の対数入出力特性における非直線
領域25を越えるように選定されている。
部分には同一符号を付けてある。この発明によれば入力
端子11とコンデンサ12との間に切替えスイッチ21が挿入
され、切替えスイッチ21によりコンデンサ12の一端を入
力端子11と接地とに切替え接続することができるように
される。更にこの実施例においてはコンデンサ12の他端
と絶対値回路13との間に加算手段22が挿入され、バイア
ス電源23からのバイアス信号と被測定交流信号からコン
デンサによって直流成分が除去された交流信号とが加算
される。このためこの例ではコンデンサ12と絶対値回路
13とが直接接続され、その接続点に、バイアス電源23と
しての正の電圧の直流電源が抵抗器24を通じて接続され
る。このバイアス電源23のバイアス電圧VBは、絶対値回
路13の出力に対し同一極性で加算され、かつ第2図に示
すように、2乗回路14の対数入出力特性における非直線
領域25を越えるように選定されている。
切替えスイッチ21を接地に接続し、入力をゼロとし
て、バイアス信号のみを測定し、その時のAD変換器17の
出力値M0を求め、これを演算部26内のレジスタに格納し
ておき、次に切替えスイッチ21を入力端子11に接続し
て、被測定交流信号とバイアス信号とを加算した信号を
測定し、この時のAD変換器17の出力値M1を求め、演算部
26で を演算して、その演算結果を被測定交流信号の測定値と
して表示器18に表示する。
て、バイアス信号のみを測定し、その時のAD変換器17の
出力値M0を求め、これを演算部26内のレジスタに格納し
ておき、次に切替えスイッチ21を入力端子11に接続し
て、被測定交流信号とバイアス信号とを加算した信号を
測定し、この時のAD変換器17の出力値M1を求め、演算部
26で を演算して、その演算結果を被測定交流信号の測定値と
して表示器18に表示する。
このようになっているから被測定交流信号VXが、ゼロ
の場合は、表示器18の表示はゼロとなり、被測定交流信
号VXが第2図における非直線領域25内に入る小さいもの
であっても、2乗回路14にはVX+VBとして入力されるた
め非直線領域25を外れ、正しく2乗出力が得られ、この
VX+VBで測定された値M1から、バイアス信号VBのみの測
定値M0が実効値的に差し引かれ、つまり の演算がなされ、被測定交流信号VXの実効値が正しく測
定される。
の場合は、表示器18の表示はゼロとなり、被測定交流信
号VXが第2図における非直線領域25内に入る小さいもの
であっても、2乗回路14にはVX+VBとして入力されるた
め非直線領域25を外れ、正しく2乗出力が得られ、この
VX+VBで測定された値M1から、バイアス信号VBのみの測
定値M0が実効値的に差し引かれ、つまり の演算がなされ、被測定交流信号VXの実効値が正しく測
定される。
演算部26は例えばCPUを用いた制御部も兼ねており、
切替えスイッチ21の切替え制御を演算部26に行わせ、測
定の都度M0の測定を行ってもよい。M1の測定の後に、M0
を測定してもよい。被測定交流信号を継続的に測定する
場合はその測定に先き立ち、M0の測定を行っておく。バ
イアス電源23として交流電源を用いる場合は、直流成分
が除去された被測定交流信号とバイアス信号との加算信
号は、絶対値回路13で絶対値化されて2乗回路14に入力
される。従ってバイアス電源23として直流電源を用いる
場合は、絶対値回路13と2乗回路14との間に加算手段22
を挿入することはできるが、バイアス電源23として交流
電源を用いる場合は、絶対値回路13と2乗回路14との間
に加算手段22を挿入することはできない。加算手段22と
しては演算増幅器を用いた加算回路を使用してもよい。
切替えスイッチ21の切替え制御を演算部26に行わせ、測
定の都度M0の測定を行ってもよい。M1の測定の後に、M0
を測定してもよい。被測定交流信号を継続的に測定する
場合はその測定に先き立ち、M0の測定を行っておく。バ
イアス電源23として交流電源を用いる場合は、直流成分
が除去された被測定交流信号とバイアス信号との加算信
号は、絶対値回路13で絶対値化されて2乗回路14に入力
される。従ってバイアス電源23として直流電源を用いる
場合は、絶対値回路13と2乗回路14との間に加算手段22
を挿入することはできるが、バイアス電源23として交流
電源を用いる場合は、絶対値回路13と2乗回路14との間
に加算手段22を挿入することはできない。加算手段22と
しては演算増幅器を用いた加算回路を使用してもよい。
「発明の効果」 以上述べたようにこの発明によればバイアス信号を加
算し、バイアス信号のみの測定値M0と、バイアス信号を
被測定交流信号との加算信号の測定値M1とから、 を演算することにより、2乗回路の非直線特性に影響さ
れることなく、小さいレベルの被測定交流信号の実効値
も正しく測定することができる。
算し、バイアス信号のみの測定値M0と、バイアス信号を
被測定交流信号との加算信号の測定値M1とから、 を演算することにより、2乗回路の非直線特性に影響さ
れることなく、小さいレベルの被測定交流信号の実効値
も正しく測定することができる。
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
2乗回路14の入出力特性と、バイアス信号VBとの関係を
示す図、第3図は従来の交流電圧測定器を示すブロック
図、第4図はその2乗回路の入出力特性を示す図であ
る。
2乗回路14の入出力特性と、バイアス信号VBとの関係を
示す図、第3図は従来の交流電圧測定器を示すブロック
図、第4図はその2乗回路の入出力特性を示す図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】入力端子からの被測定交流信号をコンデン
サで直流遮断し、その直流遮断された交流信号を絶対値
回路で絶対値信号に変換し、その絶対値信号を2乗回路
で2乗し、その2乗出力を平均回路で平均化し、その平
均化出力を開平回路で開平し、その開平出力をAD変換器
でデジタル信号に変換する交流電圧測定器において、 上記入力端子と接地とを上記コンデンサに切替え接続す
る切替えスイッチと、 上記コンデンサと上記絶対値回路との間で、交流又は直
流のバイアス信号を上記被測定交流信号から上記コンデ
ンサによって直流成分が除去された信号に加算する加算
手段と、 上記切替えスイッチで上記接地を上記コンデンサに切替
え接続した状態における上記AD変換器の出力値M0と、上
記切替えスイッチで上記入力端子を上記コンデンサに切
替え接続した状態における上記AD変換器の出力値M1とか
ら を演算する手段と、 その演算結果を上記被測定交流信号に対する測定値とし
表示する表示器とを有することを特徴とする交流電圧測
定器。 - 【請求項2】入力端子からの被測定交流信号をコンデン
サで直流遮断し、その直流遮断された交流信号を絶対値
回路で絶対値信号に変換し、その絶対値信号を2乗回路
で2乗し、その2乗出力を平均回路で平均化し、その平
均化出力を開平回路で開平し、その開平出力をAD変換器
でデジタル信号に変換する交流電圧測定器において、 上記入力端子と接地とを上記コンデンサに切替え接続す
る切替えスイッチと、上記絶対値回路と上記2乗回路と
の間で、直流のバイアス信号を上記絶対値回路の出力信
号に加算する加算手段と、 上記切替えスイッチで上記接地を上記コンデンサに切替
え接続した状態における上記AD変換器の出力値M0と、上
記切替えスイッチで上記入力端子を上記コンデンサに切
替え接続した状態における上記AD変換器の出力値M1とか
ら を演算する手段と、 その演算結果を上記被測定交流信号に対する測定値とし
表示する表示器とを有することを特徴とする交流電圧測
定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13097390A JP2862333B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 交流電圧測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13097390A JP2862333B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 交流電圧測定器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425768A JPH0425768A (ja) | 1992-01-29 |
JP2862333B2 true JP2862333B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15046933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13097390A Expired - Fee Related JP2862333B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 交流電圧測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862333B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP13097390A patent/JP2862333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0425768A (ja) | 1992-01-29 |
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Legal Events
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