JPH0725607Y2 - すべり抵抗器の摺動子位置測定回路 - Google Patents

すべり抵抗器の摺動子位置測定回路

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JPH0725607Y2
JPH0725607Y2 JP9112490U JP9112490U JPH0725607Y2 JP H0725607 Y2 JPH0725607 Y2 JP H0725607Y2 JP 9112490 U JP9112490 U JP 9112490U JP 9112490 U JP9112490 U JP 9112490U JP H0725607 Y2 JPH0725607 Y2 JP H0725607Y2
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JP
Japan
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slider
sliding resistor
resistance
resistor
circuit
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JP9112490U
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賢治 山口
陽太 古川
政夫 横森
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はすべり抵抗器入力カードの摺動子位置測定回路
に関するものである。
〈従来の技術〉 第3図は従来のすべり抵抗器の摺動子位置測定する回路
の一例を示す回路構成図である。図において、1はすべ
り抵抗器の摺動子位置測定回路、Iは電流iを定常的に
流す定電流源、r1は定電流源Iに直列接続された抵抗値
rの配線抵抗、Rは配線抵抗r1に直列接続された全抵抗
値Rのすべり抵抗器である。このすべり抵抗器Rは摺動
子pが抵抗器の上を移動可能なもので、G点を接点とし
ている。r2はすべり抵抗器Rの低電位側に直列接続され
た抵抗値rの配線抵抗、10は配線抵抗r1の高電位側のA
点、すべり抵抗器Rの摺動しpの位置のB点、及び配線
抵抗r2の低電位側のC点のそれぞれの電位x1、x、x0
入力とするマルチプレクサ、11はマルチプレクサ10の出
力値をA/D変換するA/D変換器、12はデジタル化された信
号を演算して摺動子の位置を算出するマイクロプロセッ
サである。すべり抵抗器Rの高電位側の端をRA点、低電
位側の端をRBとすると、一般に、すべり抵抗器Rの摺動
子の位置をEルートのRA−RB間の電位差とFルートのG
−RB間の電位差の比率から求めていた。この比率をkと
すると、比率kはA/D変換器11をへてマイクロプロセッ
サ12によって次式のように算出される。簡単のため、x0
=0とする。
ここで、配線抵抗rは、 から となる。とから、 が得られる。ここで、このすべり抵抗器Rは一様で、か
つ電流一定のとき抵抗値とそれにかかる電圧は比例する
ので、この比率kがそのまますべり抵抗器Rの長さの比
になる。従って、従来はこの式からすべり抵抗器Rの
摺動子pの位置を算出していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来の摺動子位置測定方法は、式にrが含
まれないことから、配線が変更されても、再調整が不要
という長所をもつが、高範囲な全抵抗に対応させる場合
は、高分解能なA/D変換器が必要となる。例えば、全抵
抗100Ωから10kΩのすべり抵抗器に対応させ、比率kの
精度を0.1%にする場合には、 100×1000=100000digits以上のA/D変換器が必要にな
り、精度を良くするためには大変高価なA/D変換器を用
いなければならないのでコストが掛かってしまう問題が
ある。
本考案は、このような問題を解決するために為されたも
ので、高分解能のA/D変換器を必要とせずに高精度に測
定が行えるようなすべり抵抗器の摺動子位置測定回路を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、 すべり抵抗器入力カードの摺動子位置を測定する回路に
おいて、 定電圧を回路に供給する定電圧源と、 この定電圧源の高電位側に接続された基準抵抗と、 この基準抵抗に直列接続されたすべり抵抗器と、 前記基準抵抗の高電位側、前記基準抵抗の低電位側、前
記すべり抵抗器の摺動子の位置、及びこの測定回路の最
も低電位側の点の4点を入力とするマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力値をA/D変換するA/D変換器
と、 この変換値よりすべり抵抗器の摺動子の位置を測定する
マイクロプロセッサと、 を具備し、 前記マイクロプロセッサは、すべり抵抗器の摺動子の位
置を次式から算出することを特徴とするすべり抵抗器の
摺動子位置測定回路である。
但し、 k…すべり抵抗器の摺動子の抵抗に対する比率 R…すべり抵抗器の全抵抗値 Rref…基準抵抗の抵抗値 x1…基準抵抗の低電位側の電位 x2…基準抵抗の高電位側の電位 x…すべり抵抗器の摺動子の接触点の電位 とする。
〈作用〉 このような本考案においては、摺動子位置測定回路に定
電圧源とその高電位側に直列接続された基準抵抗、この
基準抵抗に直列接続された2つの配線抵抗、及びこの2
つの配線抵抗の間に接続されたすべり抵抗器を設け、基
準抵抗の高電位側、低電位側、すべり抵抗器の摺動子の
位置、及び低電位の方の配線抵抗の低電位側の4点をマ
ルチプレクサの入力としてその出力をA/D変換器でA/D変
換する。この変換値をマイクロプロセッサで演算し、摺
動子の位置を算出する。
〈実施例〉 以下図面を用いて、本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案に係るすべり抵抗器の摺動子位置を測定
する回路の一実施例を示す回路構成図である。尚、第1
図で第3図と同一のものは同一符号を付し、説明を省略
する。第1図において、2はすべり抵抗器の摺動子位置
測定回路、Vrefは定電圧値Vrefをもった定電圧源、Rref
は定電圧源Vrefに直列接続された抵抗値Rrefの基準抵抗
である。21は基準抵抗Rrefの高電位側のA点、基準抵抗
Rrefの低電位側のB点、すべり抵抗器Rの摺動子pの位
置のC点、及び配線抵抗r2の低電位側のD点のそれぞれ
の電位x2、x1、x、及びx0を入力とするマルチプレク
サ、22をマルチプレクサ21の出力値をA/D変換するA/D変
換器、23はデジタル化された信号を演算して摺動子の位
置を算出するマイクロプロセッサである。次に第1図を
用いて本考案の動作を説明する。
この実施例においては、〈従来の技術〉で説明したのと
同様に、すべり抵抗器Rの高電位側の端をRA点、低電位
側の端をRB点とすると、すべり抵抗器Rの摺動子pの位
置をeルートのRA−RB間の電位差とfルートのG−RB
の電位差の比率から求める。この比率kは、A/D変換器2
2をへてマイクロプロセッサ23によって次式のように算
出される。簡単のため、x0=0とする。x1、x2は、 となり、これから比率kは、 と求まる。とから、 となり、これをに代入して、 が算出される。この式はrを含んでいないので、比率
kを配線抵抗に関係なく求めることができる。従って、
配線が変更されていも再調整が不要である。第2図に従
来と比較した結果を示す。
この図は、第1図の本考案における実施例の回路と第3
図の従来例における回路とを比較した表である。第1図
の実施例の回路においては、基準抵抗Rrefの抵抗値を75
0Ω、配線抵抗r1、r2の抵抗値を0Ω、定電圧源Vrefの
電圧を1Vとし、第3図の従来例の回路においては、配線
抵抗r1、r2の抵抗値を0Ω、定電流源Iの電流値を1mA
とする。また、すべり抵抗器Rの全抵抗値が100Ωのと
きのx1をx1,100、10kΩのときのx1をx1,10kとする。第
3図の従来例の回路では、x1,100は0.1、x1,10kは10
と求まり、第1図の実施例の回路では、x1,100は0.11
8、x1,10kは0.930と求まる。ここで、すべり抵抗器R
の抵抗値を100倍変化させたときのx1の変化をx1,10k/x
1,100として求めると、従来例の場合は100、本実施例の
場合は7.88となる。この時、比率kの精度を0.1%とす
るとA/D変換器の分解能は、第3図の従来例の場合は、 100×1000=100000digits となり、第1図の本実施例の場合は、 7.88×1000≒8000digits となる。つまり、第1図の実施例における回路では、A/
D変換器の分解能が1/10でも、従来例と同様に比率kが
測定できる。また、逆に同じ分解能のA/D変換器を用い
た場合は、本実施例の回路を用いると従来例に比べで比
率kを高精度に測定することができる。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案においては、高分解
能のA/D変換器を用いずに、高精度に比率k、つまりす
べり抵抗器の摺動子の位置を測定することができる。ま
たこれにより、高分解能のA/D変換器が不必要となるこ
とによって、回路コストを大幅に削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るすべり抵抗器の摺動子位置測定回
路の一実施例を示す回路構成図、第2図は従来の摺動子
位置測定回路と本考案の摺動子位置測定回路を比較した
表、第3図は従来のすべり抵抗器の摺動子位置測定回路
の一例を示す回路構成図である。 2……摺動子位置測定回路 21……マルチプレクサ 22……A/D変換器 23……マイクロプロセッサ Vref……定電圧源 Rref……基準抵抗 R……すべり抵抗器 p……摺動子 r1、r2……配線抵抗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】すべり抵抗器入力カードの摺動子位置を測
    定する回路において、 定電圧を回路に供給する定電圧源と、 この定電圧源の高電位側に接続された基準抵抗と、 この基準抵抗に直列接続されたすべり抵抗器と、 前記基準抵抗の高電位側、前記基準抵抗の低電位側、前
    記すべり抵抗器の摺動子の位置、及びこの測定回路の最
    も低電位側の点の4点を入力とするマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力値をA/D変換するA/D変換器
    と、 この変換値よりすべり抵抗器の摺動子の位置を測定する
    マイクロプロセッサと、 を具備し、 前記マイクロプロセッサは、すべり抵抗器の摺動子の位
    置を次式から算出することを特徴とするすべり抵抗器の
    摺動子位置測定回路。 但し、 k…すべり抵抗器の摺動子の抵抗に対する比率 R…すべり抵抗器の全抵抗値 Rref…基準抵抗の抵抗値 x1…基準抵抗の低電位側の電位 x2…基準抵抗の高電位側の電位 x…すべり抵抗器の摺動子の接触点の電位 とする。
JP9112490U 1990-08-30 1990-08-30 すべり抵抗器の摺動子位置測定回路 Expired - Lifetime JPH0725607Y2 (ja)

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JPH0449804U JPH0449804U (ja) 1992-04-27
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