JPH04116315U - 管路内布設ケーブル - Google Patents

管路内布設ケーブル

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JPH04116315U
JPH04116315U JP2732891U JP2732891U JPH04116315U JP H04116315 U JPH04116315 U JP H04116315U JP 2732891 U JP2732891 U JP 2732891U JP 2732891 U JP2732891 U JP 2732891U JP H04116315 U JPH04116315 U JP H04116315U
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JP
Japan
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cable
conduit
freezing
crushed
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP2732891U
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English (en)
Inventor
秀雄 秋山
健一 斉藤
秀夫 山崎
裕史 生方
清 平本
滋 奥山
Original Assignee
日立電線株式会社
三菱電線工業株式会社
昭和電線電纜株式会社
タツタ電線株式会社
日本電信電話株式会社
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Publication date
Application filed by 日立電線株式会社, 三菱電線工業株式会社, 昭和電線電纜株式会社, タツタ電線株式会社, 日本電信電話株式会社 filed Critical 日立電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、布設工事に要する労力,時
間及び費用を増大させずに、凍結によるケーブルの圧
潰,損傷を防止し、さらに同一管路へのケーブル増設を
妨げない、凍結によるケーブルの圧潰,損傷を防止した
管路内布設ケーブルを実現することにある。 【構成】 ケーブルコアとこれを被覆する外被から成
り、前記外被が、ケーブル横断面積の少なくとも10%
を占める中空部を有していることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管路内布設ケーブル、特に冬季の管路内の水の凍結によるケーブルコ アの圧潰、損傷が防止された、寒冷地の管路内に布設されるケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地で水没した管路内に布設されたケーブルは、冬季凍結による管路内の水 の体積増加のため、ケーブル、特にケーブルコアが圧潰されて損傷を受ける。こ のような凍結によるケーブルコアの損傷を防ぐため、従来は、管路内にケーブル とともにプラスチック製パイプを布設しておき、パイプの変形によって体積増加 を吸収させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の、管路内にプラスチック製パイプを布設する方法によると、ケ ーブル布設に加えてパイプ布設が必要になるので、布設工事に要する労力、時間 、そして費用が増大する。 また、プラスチック製パイプを収容する分だけ、管路内のスペースに余裕がな くなり、同一管路へのケーブルの追加布設が困難になる。これは、管路の利用効 率を低下させる。
【0004】
【目的】
それ故、本考案の目的は、布設工事に要する労力、時間、および費用を増大さ せないで、凍結によるケーブルの圧潰、損傷を防止した管路内布設ケーブルを実 現することである。 また、本考案の他の目的は、同一管路へのケーブル増設を妨げない、凍結によ るケーブルの圧潰、損傷を防止した管路内布設ケーブルを実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案では、布設工事に要する労力、時間、および費用を増大させないで、凍 結によるケーブルの圧潰、損傷を防止した管路内布設ケーブルを実現するため、 外被が、ケーブル横断面積の少なくとも10%を占める中空部を有する構造にし た。
【0006】 中空部は、連続している必要はなく、複数の部分に分かれていてもよい。また 中空部は、外被の全体に均一に分布する必要はなく、外表面付近にあればよい。 従って、外表面付近の中空部を有する部分と、内側の中空部を有しない部分から 成ってもよい。実際的には、従来のコアとシースから成るケーブルの、中空部を 特に有しないシースの外側に、所定の断面積の中空部を形成する構造をもつ緩衝 外被を追加して設けるのが簡便である。中空部はケーブルの円周方向に長くても よいが、ケーブルの軸に平行に形成されてもよく、あるいは螺旋状に形成されて もよい。螺旋状に中空部を形成するためには、通常のシースの外面に紐状または 帯状の部材を螺旋状に巻き付ける方法を用いることができる。紐状部材は中実で もよく、中空の管でもよい。断面の形状は円、多角形等とすることができる。帯 状の部材も同様である。通常のシースの外面に網状の部材を巻き付けてもよく、 この場合中空部は独立した多数の室で構成される。
【0007】 外被の少なくとも中空部を有する部分を構成する材料は、可撓性であることが 好ましい。例えば、適当な可塑剤を加えたポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ある いはそれらと他の共重合成分との共重合体を用いることができる。
【0008】
【作用】
本考案の管路内布設ケーブルでは、ケーブルの外被が、ケーブル横断面積の少 なくとも10%を占める中空部を有するので、冬季凍結時に管路内の水(氷)の 体積増加により管路内に生ずる圧力が中空部の変形によって吸収され、ケーブル 、特にケーブルコアの圧潰、損傷が生じない。 凍結による圧潰、損傷を防ぐために、管路内にケーブルと別にプラスチック製 パイプを布設する必要がないから、布設工事に要する労力、時間、そして費用が 少なくて済む。 ケーブル断面積の少なくとも10%の断面積増加を要するだけであるから、管 路内にケーブル増設のためのスペースの余裕が充分残され、同一管路へのケーブ ルの追加布設が可能となる。 以下に実施例を示し、本考案をさらに詳細に説明する。
【0009】
【実施例1】 図1に、本考案による管路内布設ケーブルの一例を示す。ケーブルコア1の外 周を被覆するシース2の外側に、内面に複数の突起3aが設けられたチューブ状 の緩衝外被3が設けられている。緩衝外被3のチューブ部分は突起3aにより支 持され、シース2と緩衝外被3の間には、ケーブル軸に垂直方向のケーブル断面 積の約15%に相当する断面積の空間4が形成されている。
【0010】
【実施例2】 図2に、本考案による管路内布設ケーブルの別の例を示す。ケーブルコア1の 外周を被覆するケーブルシース2の表面には複数の突起2aが設けられ、突起2 aにより内側が支持されるように、チューブ状の緩衝外被3が設けられている。 シース2と緩衝外被3の間には、ケーブル軸に垂直方向のケーブル断面積の約1 5%に相当する断面積の空間4が形成されている。
【0011】
【実施例3】 図3に、本考案による管路内布設ケーブルのさらに他の例を示す。ケーブルコ ア1の外周を被覆するケーブルシース2の外面に、プラスチック製の紐31を螺 旋状に巻付けた。緩衝外被3は紐31により支持され、シース2と緩衝外被3の 間には、ケーブル軸に垂直方向のケーブル断面積の約15%に相当する断面積の 空間4が形成されている。
【0012】
【考案の効果】
本考案によると、布設工事に要する労力、時間、および費用を増大させないで 、水没管路内布設ケーブルの凍結による圧潰、損傷を防止することができる。 また、本考案によると、水没管路内布設ケーブルの凍結による圧潰、損傷が防 止され、しかも同一管路へのケーブル増設も容易である。すなわち、凍結による 圧潰、損傷の対策を施しても、管路の利用効率の実質的な低下を招かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の管路内布設ケーブルの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図2は、本考案の管路内布設ケーブルの他の実
施例を示す断面図である。
【図3】図3は、本考案の管路内布設ケーブルの他の実
施例を示す断面図である
【符号の説明】
1 ケーブルコア 2 ケーブルシース 2a 突起 3 緩衝外被 3a 突起 4 空間 31 紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000108742 タツタ電線株式会社 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 (71)出願人 000004226 日本電信電話株式会社 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 (72)考案者 秋山 秀雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 斉藤 健一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 山崎 秀夫 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 日 立電線株式会社内 (72)考案者 生方 裕史 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 三 菱電線工業株式会社東京事務所内 (72)考案者 平本 清 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 奥山 滋 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコアとこれを被覆する外被から
    成り、前記外被が、ケーブル横断面積の少なくとも10
    %を占める中空部を有していることを特徴とする、管路
    内布設ケーブル。
JP2732891U 1991-03-27 1991-03-27 管路内布設ケーブル Pending JPH04116315U (ja)

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JP2732891U JPH04116315U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 管路内布設ケーブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06150729A (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 Hitachi Cable Ltd 管路内布設用ケーブルおよびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756805A (en) * 1980-09-24 1982-04-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Optical cable
JPS58147905A (ja) * 1982-02-26 1983-09-02 古河電気工業株式会社 耐凍結通信ケ−ブル

Patent Citations (2)

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