JPH06150729A - 管路内布設用ケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

管路内布設用ケーブルおよびその製造方法

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JPH06150729A
JPH06150729A JP4316298A JP31629892A JPH06150729A JP H06150729 A JPH06150729 A JP H06150729A JP 4316298 A JP4316298 A JP 4316298A JP 31629892 A JP31629892 A JP 31629892A JP H06150729 A JPH06150729 A JP H06150729A
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Jiyunichi Hatsutori
詢一 服部
Akira Shoji
昭 庄司
Satoyuki Otani
智行 大谷
Katsumi Hiruta
勝美 蛭田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ケーブル内への浸水に起因
するケーブルの機能低下および破損を防止し、かつ突起
の剥離を生じない管路内布設用ケーブルおよびその製造
装置を提供することにある。 【構成】 本発明の管路内布設用ケーブルは、中空部あ
るいはその近傍の外被内に、中空部への水分の侵入を検
出する検出手段を、ケーブル長さ方向に沿って設け、更
にこの中空部は、押出機のニップルの外周に2段ダイス
を配置し、ニップル内にケーブルコアを通して2段ダイ
スによってその外周にケーブルコアに密接する第1の外
被とこの第1の外被と中空部を介して一体化された第2
の外被を形成し、第1および第2の外被の形成時に、中
空部内へ2段ダイスを通して空気を流入することにより
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路内布設用ケーブルお
よびその製造方法に関し、特に、管路内の水の凍結に基
づくケーブルコアの損壊を防止する管路内布設用ケーブ
ルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルが布設される管路内にお
いて水分が凍結すると、体積膨張を生ずることによりケ
ーブルを圧迫してそのケーブル特性を低下させ、ひいて
は損壊させるという問題がある。このことから、図6に
示すようにケーブルシース2の外周に突起3で隔てられ
る複数の中空部4を有した緩衝外被5を設けたケーブル
が管路内布設用として使用されている。
【0003】上記したケーブルによると、ケーブルシー
ス2の外周と緩衝外被5との間の複数の中空部4は、凍
結に基づく水分の体積増加によって外力が加わると変形
して圧迫を吸収し、ケーブルコア1に外力の影響が及ぶ
ことを防止する。
【0004】このような管路内布設用ケーブルを製造す
るにあたっては、ケーブルコア1を被覆するケーブルシ
ース2および緩衝外被5を別工程により製造し、このケ
ーブルシース2および緩衝外被5の突起3を接着するこ
とにより一体化する方法が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の管路内
布設用ケーブルによると、緩衝外被に損傷が生じて中空
部に浸水が生じると、この水分の凍結に基づく体積増加
を吸収する機能が失われるため、ケーブルコアを損傷あ
るいは圧潰させるという問題がある。
【0006】また、ケーブルシースと緩衝外被が接着に
よって一体化されるため、突起の接着強度が弱く、ケー
ブルの曲げ等によって外力が加わると図6に示す突起3
のBの部分に剥離が生じる。その状態で緩衝外被が損傷
して浸水が生じると、全ての中空部に浸水して凍結する
という問題がある。従って、本発明の目的は、ケーブル
内への浸水に起因するケーブルの機能低下および破損を
防止し、かつ突起の剥離を生じない管路内布設用ケーブ
ルおよびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はケーブル内への
浸水に起因するケーブルの機能低下および破損を防止す
るため、中空部あるいはその近傍の外被内に、中空部へ
の水分の侵入を検出する検出手段を、ケーブル長さ方向
に沿って設けた管路内布設用ケーブルを提供する。
【0008】また、本発明は突起の剥離を生じないよう
にするため、押出機のニップルの外周に2段ダイスを配
置し、ニップル内にケーブルコアを通して2段ダイスに
よってその外周にケーブルコアに密接する第1の外被と
この第1の外被と中空部を介して一体化された第2の外
被を形成し、第1および第2の外被の形成時に、中空部
内へ2段ダイスを通して空気を流入する管路内布設用ケ
ーブルの製造方法を提供する。
【0009】
【作用】本発明の管路内布設用ケーブルは、中空部の内
部あるいは外被内に設けられた検出手段によって、侵入
した水分を検出することにより外被の異常箇所を速やか
に特定する。また、外被の外周部およびシース層を押し
出しにより一体成形することによってこれらの剥離、分
離を防止する。
【0010】〔実施例1〕以下、本発明の管路内布設用
ケーブルおよびその製造方法を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の管路内布設用ケーブルの
一実施例を示し、ケーブルコア1の外周を被覆するケー
ブルシース2と、ケーブルシース2の外周に突起3によ
って複数の中空部4を形成する緩衝外被5より構成され
る。
【0012】中空部4には、浸水検知回路6が設けられ
る。この浸水検知回路6は、浸水が生じると絶縁抵抗が
低下することによって中空部4の異常を検出するもので
あり、例えば、銅線等の導体上の被覆をある間隔で剥ぎ
取った構成、あるいは、導体上にプラスチック等のテー
プを巻き付けた構成を有する。
【0013】次に、本発明の管路内布設用ケーブルの製
造方法について、図2を参照しながら以下に説明する。
図2は、本発明の管路内布設用ケーブルの製造方法の一
実施例を示し、矢印A方向より挿入されるケーブルコア
1を案内するニップル7と、ニップル7の外周部に位置
するダイス8より構成される。
【0014】ダイス8の断面内には、ケーブルシース2
を形成するために樹脂流入口9より注入される樹脂の通
路10と、緩衝外被5を形成するために樹脂流入口11
より注入される樹脂の通路12とが設けられている。
【0015】更に、通路10および12の開放口の間に
は空気孔13が設けられ、ダイス8より押し出される樹
脂の間に、外部より空気等の気体が送り込まれる。
【0016】ケーブルコア1は、ニップル7に案内され
てダイス8を通過する際に、通路10および12より同
時に押し出される樹脂に被覆される。このとき、それぞ
れ押し出される樹脂の間に空気孔13より気体が送り込
まれることによって中空部4が形成されることにより、
図3に示すようにケーブルコア1の周囲に一体化され、
中空部4を有するケーブルシース2と緩衝外被5が形成
される。
【0017】なお、この押出しの際に、空気孔13より
浸水検知回路を構成するための検知線を空気と共に挿通
させるか、あるいは空気孔13に隣接して挿通孔を設
け、この挿通孔から検知線を挿通させることにより、前
述した浸水検知回路6を内蔵させることができ、緩衝外
被5の損傷および突起3の剥離による浸水に対する検出
機能を備えた管路内布設用ケーブルを提供することが可
能になる。
【0018】上記の管路内布設用ケーブルの製造装置に
よると、ケーブルシース2と緩衝外被5が一体化される
ことから、この部分の剥離が防止される。
【0019】また、ケーブルシース2と緩衝外被5を同
時に押出し成形することによって、ケーブルの製造工程
が簡略化されることから、ケーブルの製造を効率的に行
うことができるのでコストの低減を図ることができる。
【0020】〔実施例2〕図4は、本発明の管路内布設
用ケーブルの他の実施例を示し、実施例1と同様の構成
については重複する説明を省略する。図4において、浸
水検知回路6は、その表面の一部が中空部4に露出する
ように、突起3の内部に埋め込まれた構成を有してい
る。
【0021】〔実施例3〕図5は、本発明の管路内布設
用ケーブルの他の実施例を示し、実施例1および実施例
2と同様の構成については重複する説明を省略する。図
5において、浸水検知回路6はケーブルシース2の外周
に螺旋上に巻付けられた構成を有しており、緩衝外被5
は、この浸水検知回路6に支持される構成を有してい
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の管路内布設
用ケーブルおよびその製造装置によると、中空部あるい
はその近傍の外被内に、中空部への水分の侵入を検出す
る検出手段を、ケーブル長さ方向に沿って設け、更にこ
の中空部を、押出機のニップルの外周に2段ダイスを配
置し、ニップル内にケーブルコアを通して2段ダイスに
よってその外周にケーブルコアに密接する第1の外被と
この第1の外被と中空部を介して一体化された第2の外
被を形成し、第1および第2の外被の形成時に、中空部
内へ2段ダイスを通して空気を流入して形成するように
したため、ケーブル内への浸水に起因するケーブルの機
能低下および破損を防止し、かつ突起の剥離の生じない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路内布設用ケーブルの一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明の管路内布設用ケーブルの製造装置を示
す断面図である。
【図3】本発明の管路内布設用ケーブルの製造装置によ
って製造された管路内布設用ケーブルを示す断面図であ
る。
【図4】本発明の管路内布設用ケーブルの他の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明の管路内布設用ケーブルの他の実施例を
示す断面図である。
【図6】従来の管路内布設用ケーブルを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブルコア 2 ケーブルシ
ース 3 突起 4 中空部 5 緩衝外被 6 浸水検知回
路 7 ニップル 8 ダイス 9 樹脂流入口 10 通路 11 樹脂流入口 12 通路 13 空気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 智行 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 蛭田 勝美 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコアと、これを被覆する外被を
    有し、前記外被の断面内に中空部を有するケーブルにお
    いて、 前記中空部あるいはその近傍の前記外被内に、前記中空
    部への水分の侵入を検出する検出手段を、ケーブル長さ
    方向に沿って設けたことを特徴とする管路内布設用ケー
    ブル。
  2. 【請求項2】 押出機のニップルの外周に2段ダイスを
    配置し、 前記ニップル内にケーブルコアを通して前記2段ダイス
    によってその外周にケーブルコアに密接する第1の外被
    とこの第1の外被と中空部を介して一体化された第2の
    外被を形成し、 前記第1および第2の外被の形成時に、前記中空部内へ
    前記2段ダイスを通して空気を流入することを特徴とす
    る管路内布設用ケーブルの製造方法。
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