JPH04116261U - テイルトキヤブのシートベルトアンカレツジ構造 - Google Patents

テイルトキヤブのシートベルトアンカレツジ構造

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JPH04116261U
JPH04116261U JP2010591U JP2010591U JPH04116261U JP H04116261 U JPH04116261 U JP H04116261U JP 2010591 U JP2010591 U JP 2010591U JP 2010591 U JP2010591 U JP 2010591U JP H04116261 U JPH04116261 U JP H04116261U
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JP
Japan
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cab
tilt
tilt cab
seat belt
hook members
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Pending
Application number
JP2010591U
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English (en)
Inventor
敏雅 山本
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、衝突時ティルトキャブの移動を防
止できるティルトキャブのシートベルトアンカレッジ構
造に関し、ティルトキャブをティルト機能を確保すると
ともに、衝突時、確実に、ティルトキャブの移動を防止
することを目的とする。 【構成】 フロアパネルの後端部に固着されシートベル
トを固定するアンカー部材4と、アンカー部材を少なく
とも係止状態にて保持するとともにティルトキャブの後
端部の左右に設けられた一対の取付ブラケット7に架け
渡した横架材8と、左右の取付ブラケットにそれぞれ回
動自在に設けた一対のフック部材9,10と、左右のフ
ック部材を連結するフック連結部材11と、左右のフッ
ク部材との間でこれを係止状態または左右のフック部材
の回動時離脱状態に保持するとともに左右のフレーム1
4,15側にそれぞれ固着された一対のストッパ18,
19とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衝突時ティルトキャブの移動を防止できるティルトキャブのシート ベルトアンカレッジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車、特に貨物自動車においては、万一の衝突時、シートベルトを掛けた運 転者,乗員が放り出されるのを防止するため、そのティルトキャブのフロアパネ ルにシートベルト用のアンカレッジが装着されている。 もし、衝突事故を起こしてシートベルトに衝撃が加わると、アンカレッジを介 してフロアパネルの受けた衝撃力でティルトキャブは上方向及び車両前方方向に 移動しようとし、危険である。
【0003】 このティルトキャブの移動を防止するためには、ティルトキャブをフレーム側 に固定すれば良いが、本来のティルト機能を確保できず、成立しないことになる 。 そこで、本来のティルト機能を損なわず、衝突時、ティルトキャブの移動を防 止できる機構が要求される。このような要求に沿った機構として、例えば、実開 昭62−151188号公報に示すティルトキャブの後端部の支持構造が図4に 示すように知られている。
【0004】 図において、101はティルトキャブ102を支持するキャブマウンティング ブラケットで、このキャブマウンティングブラケット101に対向してティルト キャブ102の後端下部にキャブクロスメンバ103が設けられている。 そして、キャブマウンティングブラケット101には先端を折り曲げた下部板 材104が設けられ、キャブクロスメンバ103には、先端を折り曲げた上部板 材105が設けられている。下部板材104の先端部104Aの内側と上部板材 105の先端部105Aの内側は適当な隙間をもって対峙している。
【0005】 しかして、車両が仮に衝突した場合には、フロアパネル102AがF1,F2 の力を受け、ティルトキャブ102は上方向及び車両前方方向に移動しようとす るが、ティルトキャブ102の上部板材105が下部板材104に係止し、ティ ルトキャブ102の全体の動きがキャブマウンティングブラケット101により 阻止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のティルトキャブの後端部の支持構造にあっては、衝突時ティ ルトキャブ102は予期せぬ力を受け、ティルトキャブ102の上部板材105 が下部板材104に係止しないことがあると、ティルトキャブ102の全体の動 きがキャブマウンティングブラケット101により阻止されない虞がある。
【0007】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ティ ルトキャブをティルト機能を確保するとともに、衝突時、確実に、ティルトキャ ブの移動を防止することができるティルトキャブのシートベルトアンカレッジ構 造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フロアパネルの後端部に固着されシートベルトを固定するアンカー 部材と、アンカー部材を少なくとも係止状態にて保持するとともにティルトキャ ブの後端部の左右に設けられた一対の取付ブラケットに架け渡した横架材と、左 右の取付ブラケットにそれぞれ回動自在に設けた一対のフック部材と、左右のフ ック部材を連結するフック連結部材と、左右のフック部材との間でこれを係止状 態または左右のフック部材の回動時離脱状態に保持するとともに左右のフレーム 側にそれぞれ固着された一対のストッパとを備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案においては、車両が衝突して、シートベルトを介してフロアパネルの後 端部及びアンカー部材に車両前方に向けた力が作用すると、アンカー部材は車両 前方に移動しようとする力を受ける。 従って、アンカー部材が受けた力は、これを少なくとも係止状態で保持してい る横架材を車両前方に移動させようとし、さらに、横架材が受けた力は、左右の 取付ブラケットに伝わり、左右のフック部材を車両前方に移動させようとするが 、各フレーム側のストッパにより移動を阻止される。
【0010】 このようにして、ティルトキャブが前方に移動しようとししても、各フレーム 側のストッパにより移動を阻止される。 また、左右のフック部材を回動すれば、これらはそれぞれ各ストッパとの係止 状態を解除され、ティルトキャブはティルト可能な状態となる。
【0011】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1ないし図3は本考案の実施例に係るティルトキャブのシートベルトアンカ レッジ構造である。 図において、1はティルトキャブ2のフロアパネルで、このフロアパネル1の 後端部にシートベルト3とともにアンカー部材4が固着されている。アンカー部 材4は、パッチ4AにU字状係止部4Bを一体にして構成されている。また、フ ロアパネル1の後端部に板状アンカー部材5が固着されている。
【0012】 そして、ティルトキャブ2の後端部の左右に一対の取付ブラケット6,7が設 けられ、これらの左右の一対の取付ブラケット6,7にパイプ材からなる横架材 8が架け渡されている。横架材8には、止め部材8Aを介してアンカー部材4が 、板状アンカー部材5がそれぞれ係止している。 左右の取付ブラケット6,7にそれぞれ回動自在に一対のフック部材9,10 が設けられている。左右のフック部材9,10はフック連結部材11で連結して いる。左側のフック部材9には、これを操作するレバー9Aが取り付けられてい る。
【0013】 また、左右の取付ブラケット6,7にはそれぞれキャブマウンティングアッパ ブラケット12,13が一体に固着されている。 そして、左右のフレーム14,15にはそれぞれキャブマウンティングロアブ ラケット16,17が固定され、これらのキャブマウンティングロアブラケット 16,17にそれぞれU字状のストッパ18,19が固着されている。ストッパ 18,19は、左右のフック部材9,10との間でこれを係止状態または左右の フック部材9,10の回動時離脱状態に保持する。
【0014】 次に、本実施例の作用を説明する。 車両が衝突して、シートベルト3を介してティルトキャブ2のフロアパネル1 及びアンカー部材4,板状アンカー部材5に車両前方に向けた力が作用すると、 アンカー部材4及び板状アンカー部材5が車両前方に移動しようとする。 従って、車両前方に移動しようとする力を受けたアンカー部材4及び板状アン カー部材5から横架材8に力が作用する。横架材8が受けた力は、左右の取付ブ ラケット6,7に伝わり、左右のフック部材9,10を車両前方に移動させよう とするが、フレーム14,15側のストッパ18,19により移動を阻止される 。
【0015】 このようにして、ティルトキャブ2が前方に移動しようとししても、フレーム 14,15側のストッパ18,19により移動を阻止される。 また、フック部材9に取り付けられているレバー9Aを手前に引くと、左側の フック部材9が回動し、左側のストッパ18との係止を解除される。そして、フ ック部材9の回動により、フック連結部材11を介してフック部材10も回動し 、フック部材10は右側のストッパ19との係止を解除する。このようにして、 左右のフック部材9,10を回動すれば、これらはそれぞれ各ストッパ18,1 9との係止を解除され、ティルトキャブ2はティルト可能な状態となる。
【0016】 以上の如き構成によれば、車両が仮に衝突すると、シートベルト3に力が作用 し、ティルトキャブ2を車両前方に移動させる力がアンカー部材4,板状アンカ ー部材5に直接作用するが、ティルトキャブ2はフレーム14,15側のストッ パ18,19により移動を阻止される。 また、左右のフック部材9,10を回動すれば、これらはそれぞれ各ストッパ 18,19との係止状態を解除され、ティルトキャブ2はティルト可能な状態と なる。
【0017】 このようにして、ティルトキャブ2のティルト機能を損なわずに、車両の衝突 時、ティルトキャブ2に作用する力を確実にフレーム14,15に伝え、その移 動を阻止することができ、ティルトキャブ2の前倒れを防止し、安全性を確保す ることができる。 なお、本実施例においては、横架材8には、アンカー部材4及び板状アンカー 部材5が係止しているが、アンカー部材4及び板状アンカー部材5は、横架材8 に少なくとも係止状態にて保持されれば足り、例えば、横架材8とアンカー部材 4及び板状アンカー部材5とを適当な連結部材を介して連結させることもできる 。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、車両が仮に衝突すると、シートベルト に力が作用し、ティルトキャブを車両前方に移動させる力がアンカー部材に作用 するが、ティルトキャブはフレーム側のストッパにより移動を阻止される。 また、左右のフック部材を回動すれば、これらはそれぞれ各ストッパとの係止 状態を解除され、ティルトキャブはティルト可能な状態となる。
【0019】 このようにして、ティルトキャブのティルト機能を損なわずに、車両の衝突時 、ティルトキャブに作用する力を確実にフレームに伝え、その車両前方への移動 を阻止することができ、ティルトキャブの前倒れを防止し、安全性を確保するこ とができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るティルトキャブのシート
ベルトアンカレッジ構造の背面図である。
【図2】同ティルトキャブのシートベルトアンカレッジ
構造の要部を示す斜視図である。
【図3】同ティルトキャブのシートベルトアンカレッジ
構造の要部を示す側面断面図である。
【図4】従来におけるティルトキャブの後端部の支持構
造である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 ティルトキャブ 3 シートベルト 4 アンカー部材 5 板状アンカー部材 6,7 取付ブラケット 8 横架材 9,10 フック部材 11 フック連結部材 14,15 フレーム 18,19 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの後端部に固着されシート
    ベルトを固定するアンカー部材と、アンカー部材を少な
    くとも係止状態にて保持するとともにティルトキャブの
    後端部の左右に設けられた一対の取付ブラケットに架け
    渡した横架材と、左右の取付ブラケットにそれぞれ回動
    自在に設けた一対のフック部材と、左右のフック部材を
    連結するフック連結部材と、左右のフック部材との間で
    これを係止状態または左右のフック部材の回動時離脱状
    態に保持するとともに左右のフレーム側にそれぞれ固着
    された一対のストッパとを備えていることを特徴とする
    ティルトキャブのシートベルトアンカレッジ構造。
JP2010591U 1991-03-29 1991-03-29 テイルトキヤブのシートベルトアンカレツジ構造 Pending JPH04116261U (ja)

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JP2010591U JPH04116261U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 テイルトキヤブのシートベルトアンカレツジ構造

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