JPH04115651U - 熱転写カラープリンタおよびインクリボン - Google Patents
熱転写カラープリンタおよびインクリボンInfo
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- JPH04115651U JPH04115651U JP2718191U JP2718191U JPH04115651U JP H04115651 U JPH04115651 U JP H04115651U JP 2718191 U JP2718191 U JP 2718191U JP 2718191 U JP2718191 U JP 2718191U JP H04115651 U JPH04115651 U JP H04115651U
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- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims abstract description 28
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1回の記録紙搬送でカラー熱転写プリントを
行う。 【構成】 Y,M,Cの3色が主走査方向に順次塗付さ
れたインクリボン11を用いる。サーマルヘッドは1ラ
インの全画素数の3倍の発熱体を持つ。サーマルヘッド
の隣接する3つの発熱体には,サーマルヘッド駆動回路
よりそれぞれY,M,Cの記録データが送られる。この
3つの発熱体はインクリボンの隣接する3色をそれぞれ
加熱して,1画素の熱転写を行う。これが1ライン全体
について行われ,1ラインのカラー熱転写プリントが一
度に行われる。こうして,1回の記録紙搬送でカラー熱
転写プリントが行われる。 【効果】 プリント時間が短縮される。装置が小形化さ
れ,コストが安くなる。
行う。 【構成】 Y,M,Cの3色が主走査方向に順次塗付さ
れたインクリボン11を用いる。サーマルヘッドは1ラ
インの全画素数の3倍の発熱体を持つ。サーマルヘッド
の隣接する3つの発熱体には,サーマルヘッド駆動回路
よりそれぞれY,M,Cの記録データが送られる。この
3つの発熱体はインクリボンの隣接する3色をそれぞれ
加熱して,1画素の熱転写を行う。これが1ライン全体
について行われ,1ラインのカラー熱転写プリントが一
度に行われる。こうして,1回の記録紙搬送でカラー熱
転写プリントが行われる。 【効果】 プリント時間が短縮される。装置が小形化さ
れ,コストが安くなる。
Description
【0001】
この考案は,熱転写カラープリンタに関する。
【0002】
従来の熱転写カラープリンタでは,一般に,図7に示すようにY(イエロー)
,M(マゼンタ),C(シアン)の3色あるいはこれとB(ブラック)の4色を
面順次で塗付したインクリボン1を用い,ライン型のサーマルヘッド2で記録紙
に熱転写を行う。この場合,図8において,インクリボン1はリボン供給リール
3から供給され,リボン巻き取りリール4で巻き取られてサーマルヘッド2とプ
ラテンロール5との間を矢印のように一方向に送られ,一方,記録紙6は色の数
に応じて複数回往復し,こうしてインクリボン1のY,M,Cの各色が記録紙6
に順次重ね塗りされる。
【0003】
上述の熱転写カラープリンタは,1個のサーマルヘッド2を用い記録紙6を複
数回往復させる方式であるが,図9に示すように,Y,M,Cの各色ごとにサー
マルヘッド2A,2B,2C,プラテンローラ5A,5B,5C,インクリボン
1A,1B,1C,リボン供給リール3A,3B,3C,,リボン巻き取りリー
ル4A,4B,4Cを一式設け,1回の記録紙搬送で,記録紙6に3色を順次重
ね塗りする方式もある。
【0004】
上記従来の1個のサーマルヘッドを用い記録紙を複数回往復させる図7,図8
の方式は,プリント時間が長いという欠点がある。一方,各色ごとにインクリボ
ンおよびサーマルヘッドを設ける図9の方式は,1回の記録紙搬送で3色の印刷
が行われるのでプリント時間が短いという長所はあるが,コストが高くなり,か
つ装置が大形化するという欠点がある。
【0005】
本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので,1本のインクリボ
ンおよび1個のサーマルヘッドにより,1回の記録紙搬送でカラー熱転写プリン
トを行うことができ,プリント時間が短く,コストの安いかつ小形の熱転写カラ
ープリンタを提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決する請求項1の考案は,1ラインの全画素数の色数倍の発熱体
を持つライン型のサーマルヘッドと,各画素についてY,M,C等の複数色の記
録データを含む,1ラインの全画素の記録データを前記サーマルヘッドの対応す
る各発熱体に一度に入力するサーマルヘッド駆動回路とを備えたことを特徴とす
る熱転写カラープリンタである。
【0007】
請求項2は,請求項1記載の熱転写カラープリンタに用いるインクリボンであ
って,Y,M,C等の複数色を前記サーマルヘッドの発熱体の並ぶ間隔に合わせ
て主走査方向に順次塗付したことを特徴とする。
【0008】
請求項3は,1ラインの全画素数と同数の発熱体を持つライン型のサーマルヘ
ッドと,1ラインについてのY,M,Cの各記録データを順次前記サーマルヘッ
ドの発熱体に入力するサーマルヘッド駆動回路とを備えたことを特徴とする熱転
写カラープリンタである。
【0009】
請求項4は,請求項3記載の熱転写カラープリンタに用いるインクリボンであ
って,Y,M,C等の複数色を副走査方向の設定ドットピッチに合わせて副走査
方向に順次塗付したことを特徴とする。
【0010】
請求項1の熱転写カラープリンタにおいて,例えばY,M,Cの3色の場合,
この3色が主走査方向に順次塗付された請求項2のインクリボンを用いる。サー
マルヘッドの隣接する3つの発熱体は,サーマルヘッド駆動回路からの記録デー
タに従ってインクリボンの隣接する3色を加熱し,この3色からなる1画素分の
熱転写をおこなう。この1画素3色の熱転写がサーマルヘッドの1ラインの全画
素について行なわれて,1ライン分のカラー熱転写プリントが一度に行われる。
したがって,1本のインクリボンおよび1つのサーマルヘッドで,かつ1回の記
録紙搬送でカラー熱転写プリントが行われる。
【0011】
請求項3の熱転写カラープリンタにおいて,例えばY,M,Cの3色の場合,
この3色が副走査方向に順次塗付された請求項4のインクリボンを用いる。サー
マルヘッド駆動回路より1ラインについてのYの全記録データをサーマルヘッド
の1ラインの各発熱体に入力して1ラインのYの熱転写を行い,次いで,1ライ
ンについてのMの全記録データをサーマルヘッドの各発熱体に入力して1ライン
のMの熱転写を行い,次いで,1ラインについてのCの全記録データをサーマル
ヘッドの各発熱体に入力して1ラインのCの熱転写を行う。この間,インクリボ
ンと記録紙とは重なり合ったまま色間隔ずつ間欠的に送られ,1ラインについて
のカラー熱転写プリントが行われる。したがって,1本のインクリボンおよび1
つのサーマルヘッドで,かつ1回の記録紙搬送でカラー熱転写プリントが行われ
る。
【0012】
以下,本考案をフルカラービデオプリンタに適用した実施例について説明する
。図1〜図4に請求項1および請求項2の一実施例を示す。図1,図2に示すよ
うに,この熱転写カラープリンタに用いるインクリボン11は,Y,M,Cの3
色をライン型のサーマルヘッド12の主走査方向(発熱体13の並び方向で,イ
ンクリボン11の幅方向:図1,図2で上下方向)に細い短冊状に順次塗付して
いる。一方,サーマルヘッド12は,1ラインの全画素数の3倍の数の発熱体1
3を備えている。符号12aは発熱体を乗せるグレーズガラスを示す。ここで,
1画素とは,Y,M,Cの3色を1組とする単位をいう。インクリボン11のY
,M,Cの各色の間隔は,サーマルヘッド12の発熱体13の並ぶ間隔に等しい
。サーマルヘッド12の隣接する3つの発熱体13がインクリボン11の隣接す
るY,M,Cの3色にそれぞれ対応してそれらを加熱し,これにより1画素のカ
ラー熱転写を行う。
【0013】
上記のサーマルヘッド12を駆動するサーマルヘッド駆動回路の一例を図4に
示す。サーマルヘッド12は,前述の通り1ラインの全画素数の3倍の発熱体1
3を持つとともに,この発熱体13の数と同数の記録データを格納するシフトレ
ジスタ14,およびラッチ回路15を搭載している。符号16は,サーマルヘッ
ド駆動の制御とともにプリンタ全体を制御する中央処理装置(CPU),符号1
7は1画面の画像データを格納するフレームメモリ,符号18はフレームメモリ
17のR,G,Bの画像データをY,M,Cのカラープリント用の記録データと
する処理を行うカラープロセス回路,符号19はカラープロセス回路18から出
力された記録データに含まれる濃度データを通電時間データに変換する濃度−通
電時間変換回路である。本考案では,前記濃度−通電時間変換回路19から出力
されたY,M,Cの各色ごとの記録データを各色ごとに1ライン分格納するライ
ンバッファ20を備え,この3つのラインバッファ20の出力をY,M,Cの順
序でシリアルに送出するためのセレクタ21を備えている。また,符号22はラ
インバッファ20の記録データをサーマルヘッド12に出力する制御を行う直接
メモリアクセスコントローラ,符号23は階調カウンタ,符号24はデータ比較
回路,符号25はクロック回路,符号26はラッチ信号発生回路,符号27はス
トローブ信号発生回路,符号29はメモリ,符号30は電源装置を示す。
【0014】
次に記録動作について説明する。フレームメモリ17に格納された1画面の画
像データは,カラープロセス回路18を経てカラープリント用のY,M,Cの記
録データとされ,濃度−通電時間変換回路19において濃度データが通電時間デ
ータに変換され,この通電時間データを含むY,M,Cの記録データがそれぞれ
対応するラインバッファ20に1ライン分格納される。DMAコントローラ22
は,CPU16からの制御信号によりラインバッファ20のデータ転送をコント
ロールする。セレクタ21は,Y,M,Cの3つのラインバッファ20の出力を
Y,M,Cの順序でシリアルにデータ比較回路24に転送し,データ比較回路2
4は階調カウンタ23からのカウント信号に従ってセレクタ21から送られた記
録データをシフトレジスタ14にシリアルに転送する。シフトレジスタ14には
,1画素に付きY,M,Cの3色を含む1ライン全画素の記録データがY,M,
C,Y,M,C,…の順序で格納され,この1ライン分の全画素の記録データが
ラッチ回路15で保持され,ストローブ信号発生回路27からの信号により各発
熱体13に一度に送られ,各発熱体13が発熱して対応するインクリボン11の
Y,M,Cの各色を加熱し,1ラインの全画素のカラー熱転写プリントを一度に
行う。したがって,1回の記録紙搬送でカラー熱転写プリントが行われる。
【0015】
次に,図5,図6に請求項3および請求項4の考案の一実施例を示す。このイ
ンクリボン21は,Y,M,Cの3色を副走査方向(インクリボン長手方向:図
5,図6で左右方向)に設定ドットピッチに合わせて順次塗付している。また,
サーマルヘッド22は,通常のライン型のサーマルヘッドと同様に,1ラインの
全画素数と同数の発熱体を持つ。サーマルヘッド22を駆動するサーマルヘッド
駆動回路は,1ラインについてのY,M,Cの各記録データを順次前記サーマル
ヘッド22の発熱体23に入力するように構成されている。このサーマルヘッド
駆動回路を図4の回路を引用して説明すると,図4におけるセレクタ21が,3
色が主走査方向に順次塗付された場合と異なり、Yのラインバッファ20からの
Yの1ライン分の出力をシリアルに転送し,次いで,Mのラインバッファ20か
らのMの1ライン分の出力をシリアルに転送し,次いで,Mのラインバッファ2
0からのMの1ライン分の出力をシリアルに転送する動作を行う。この間,イン
クリボンと記録紙とは重なり合ったまま色の間隔ずつ間欠的に送られ,1ライン
についてのカラー熱転写プリントが行われる。したがって,1本のインクリボン
21および1つのサーマルヘッド22で,かつ1回の記録紙搬送でカラー熱転写
プリントが行われる。
【0016】
なお,インクリボンの色の数は,Y,M,Cの3色に限らず,Y,M,CとB
(ブラック)の4色の場合にも当然適用できる。
【0017】
本考案によれば,1回の記録紙搬送でカラー熱転写プリントが行われるので,
従来のインクリボンを複数回往復させる方式と比較して,プリント時間が大幅に
短縮された。また,この1回の記録紙搬送によるカラー熱転写プリントが1本の
インクリボンおよび1つのサーマルヘッドで行われるので,従来の各色ごとにイ
ンクリボンおよびサーマルヘッドを設ける方式と比較して,プリンタ装置のコス
ト低減および小形化を実現することができた。
【図1】請求項1の熱転写カラープリンタにおけるイン
クリボンとサーマルヘッドとをプラテンローラ側から見
た平面図である。
クリボンとサーマルヘッドとをプラテンローラ側から見
た平面図である。
【図2】図1のインクリボンのA部の拡大図である。
【図3】図1のサーマルヘッドのB部の拡大図である。
【図4】上記熱転写カラープリンタのサーマルヘッド駆
動回路図である。
動回路図である。
【図5】請求項3の熱転写カラープリンタにおけるイン
リボンとサーマルヘッドをプラテラテンローラ側から見
た平面図である。
リボンとサーマルヘッドをプラテラテンローラ側から見
た平面図である。
【図6】図5のインクリボンのC部の拡大図である。
【図7】従来の熱転写カラープリンタにおけるインリボ
ンとサーマルヘッドをプラテラテンローラ側から見た平
面
ンとサーマルヘッドをプラテラテンローラ側から見た平
面
【図8】従来の熱転写カラープリンタの印写機構部の側
面図である。
面図である。
【図9】他の従来の熱転写カラープリンタの印写機構部
の側面図である。
の側面図である。
11,21 インクリボン
12,22 サーマルヘッド
13 発熱体
16 CPU
17 フレームメモリ
18 カラープロセス回路
20 ラインバッファ
21 セレクタ
22 DMAコントローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 1ラインの全画素数の色数倍の発熱体を
持つライン型のサーマルヘッドと,各画素についてイエ
ロ−,マゼンタ,シアン(Y,M,C)等の複数色の記
録データを含む,1ラインの全画素の記録データを前記
サーマルヘッドの対応する各発熱体に一度に入力するサ
ーマルヘッド駆動回路とを備えたことを特徴とする熱転
写カラープリンタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱転写カラープリンタに
用いるインクリボンであって,イエロ−,マゼンタ,シ
アン(Y,M,C)等の複数色を前記サーマルヘッドの
発熱体の並ぶ間隔に合わせて主走査方向に順次塗付した
ことを特徴とするインクリボン。 - 【請求項3】 1ラインの全画素数と同数の発熱体を持
つライン型のサーマルヘッドと,1ラインについてのイ
エロ−,マゼンタ,シアン(Y,M,C)等の各記録デ
ータを順次前記サーマルヘッドの発熱体に入力するサー
マルヘッド駆動回路とを備えたことを特徴とする熱転写
カラープリンタ。 - 【請求項4】 請求項3記載の熱転写カラープリンタに
用いるインクリボンであって,イエロ−,マゼンタ,シ
アン(Y,M,C)等の複数色を副走査方向の設定ドッ
トピッチに合わせて副走査方向に順次塗付したことを特
徴とするインクリボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2718191U JPH04115651U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 熱転写カラープリンタおよびインクリボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2718191U JPH04115651U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 熱転写カラープリンタおよびインクリボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115651U true JPH04115651U (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=31911516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2718191U Pending JPH04115651U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 熱転写カラープリンタおよびインクリボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04115651U (ja) |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP2718191U patent/JPH04115651U/ja active Pending
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