JPH01237140A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置に係り、特に濃淡データと２値データ
とが混在する文書を高速に記録するに好適な記録手法に
関する。

〔従来の技術〕

近年、印字する一点当りの印字濃淡を、その印字点の印
字素子に加えるエネルギーを変える事で表現できる記録
装置が増えてきている。熱転写型のプリンタを例にとる
と、転写フィルムに昇華染料を用いた昇華染料型プリン
タや、階調性インクフィルム乃至階調性記録ヘッドを用
いた溶融転写型プリンタ等である。これらの熱転写型プ
リンタでは、印字する一点（以下ドツトと記す）を複数
個直線状に並べたライン型の熱ヘツドを用い、高速化を
行うのが一般的である。各ドツトの濃淡の差別化は、各
ヒートエレメントに加えるエネルに−の大小で行うが、
通常このエレメントに加える電極のパルス幅の長短で行
う。

この代表的なものとして特開昭５５−６９４８２号記載
のものがある。第２図に一般的なライン型サーマルヘッ
ドのヒートエレメントの訃動方式を示す。

Ａ４サイズを８（ドツト／ｎｎ）の分解能で記録するサ
ーマルヘッドでは、ヒートエレメントおよびそれに付属
するデータラッチ回路は、１７３６組（即ち、Ｍ＝１７
３６）程の構成となる。ラインヘットによるデータ記録
では、各エレメントに対応するデータをシリアルに、同
期クロックでシフト転送し、Ｍ素子のデータ転送後、デ
ータをラッチする。こうして確立したデータに対し、転
写に必要なエネルギーに対応する通電量を、ドライバー
をオンするストローブの時間幅で制御する。通常この同
期クロックは１〜４　Ｍ　Ｈｚであり、−ラインのデー
タ転送時間は、１　、７〜０．４　（＋１ｓｅｃ）程要
する。また印字に要する通電時間幅（即ちストローブ印
加時間）は、２値データ印加の場合には、４〜５　（ｍ
ｓｅｃ）程である。また階調データ印字の場合にはその
濃淡に応じ、基準ストローブパルスで（例えば０　、１
１！１ｓｅｃ）のＮ倍（Ｎは階調数）となる。第３図に
、こうしたラインヘッドで階調データを記録する際のタ
イムチャートを示した。

この様にＮ階調の記録では、−ライン印加の間に、各階
調ごとに、印字データの転送とストローブ印加（ヒート
エレメントのドライブ）とを繰返し行う。

一方２値データの記録では、印字データの転送を１度に
対して、通常階調データの最大濃度となる時間幅のスト
ローブパルスを１度印加することで、−ラインの印字が
行える。

ここで、階調記録が行えるプリンタは、通常、イメージ
画像の如くの濃淡を有する階調データの記録を行うが、
文字・図形のみで成る文書、即ち２値データを記録する
こともあり、この場合にも第３図に示す記録方式をとる
必要がある。即ち、各階調印字ごとに、オール１“Ｉ　
ＩＩのデータをヘッドに転送し、Ｎ階調の記録をする必
要がある。従来の階調記録できるプリンタで２値情報を
記録する場合に、この様な（オールＩＩ　Ｉ　ＩＴをそ
のっど転送する様な）無駄な工程が必要であった。

更し；、近年、イメージスキャナの普及により第４図に
示す如くのイメージ画（２２：階調データ記録領域）と
、パソコン・ワープロ作成の文書（２１：２値データ記
録領域）が混在した文書の作成が容易となり、この様な
混在画記録が文書記録の多くを占める様にになってきて
いる。現在、こうした用途には、イメージ画をデイザ等
の２値処理を施し、２値記録プリンタで記録する手法で
対処するものが多い、しかし、２値処理化でのイメージ
（ａ淡）画の劣化は著しく高画質記録には向かない。

このためイメージ画の濃淡を忠実に再現できる階調記録
が可能なプリンタで記録することになるが、前述の如く
、この様な階調記録プリンタでは印字速度が遅い。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の如く、従来の階調記録可能なプリンタでは、２値
文書乃至２値・イメージ画像混在文書の記録の点につい
ては配慮されておらず、記録時間が長くなり過ぎる問題
があった。

本発明の目的は、２値・イメージ画混在文書の記録にお
いて、イメージ画を忠実に再生記録し、かつ高速に記録
できるプリンタを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、階調性プリンタの記録において、記録する
領域を、階調記録領域と、２値記録領域に分離し、記録
方式（乃至工程）を替え記録することにより達成される
。

〔作用〕 文書中の階調記録領域は、通常の階調データ記録方式を
行い、２値記録領域はヘッドへのデータ転送を一度です
ます２値記録方式で行うことにより、階調性有るイメー
ジ画は、画質劣化を回避でき、また２値画領域での不要
なデータ転送の工程が無くなるため記録時間を短縮する
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、および第４図、第５
図により説明する。

第１図は、階調性記録プリンタを用いて、２値文書およ
び２値・階調データ混在文書を高速に記録できる本発明
の記録方式のフローを示したものである。本実施例では
ライン型のプリンタを中心として説明をする。

まず、印字すべきライン数をセットし、そのラインでの
印字データバッファにデータをセットする。これと同時
に、そのライン中のデータ（Ａ４判では、１７３６ドツ
ト分）が全て２値データか否かを判定する。

このデータの判定は、２値データの場合、正論理では、
印字の場合、階調データの最大値をとる、即ち８ビツト
構成では、＄ＦＦ、逆に非印字の場合＄ｏｏである為、
この両データ以外のデータをラインバッファデータ転送
中にチエツクする機構を設けることで容易に達成される
。また、このデータ判別の為、８ビツトデータ中の１ビ
ツトを用い、階調データか２値データかを示す判別フラ
グとして用い、データをあらかじめセットしておくこと
により、この判定は高速に処理できる。

尚、２値記録２階調記録の判定は、ラインヘッド型の記
録では、そのライン中に２値２階調データが混在する場
合には、階調記録とする必要がある。即ち、第４図に示
す混在文書をライン形ヘッドで記録するには、図中Ａお
よびＢで記述のラインは階調記録、Ｃで記述のライン領
域を２値記録となる。

各ラインの記録は、２値および階調記録に分かれ、それ
ぞれ第１図のフロー、および第５図に示すタイムチャー
トに従い、２値および階調記録を行う。

通常の熱転写記録を基準に、データ転送時間をｌ　（ｎ
＋５ｅｃ）　、記録密度８（ドツト／Ｉ）、階調数６４
階調を基準にとり、従来方式と本方式との記録時間の差
を算出すると、階調データが文書全体の１／３程の文書
で、３００　Ｃｍ／　１文書）×８（ライン／ｍ）Ｘ　
（１−１／３）Ｘ６３　（回／ライン）　Ｘ　１　（ｍ
ｓｅｃ／ライン）　＝　１００．８　　（ｓｅｅ）程の
相異となる。即ち、本方式の採用によりＡ４判の記録で
、１乃至２分の記録時間の短縮ができる。

この時間の短縮は、高解像度並びに高階調化で更に、時
間短縮の効果は大きくなる。

本実施例の説明では、モノクロ、即ち１色のデータの記
録で説明したが、印字が多色の重ね合わせで表現される
もの、即ち、２値部がマルチカラーデータで、階調部が
フルカラーデータの場合も、全く同様に適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、２値・階調データ混在文書の記録にお
いて、２値領域の記録でのデータ転送時間の不要部を削
減できるので、文書記録時間を、Ａ４判１枚当り、１〜
２分程分域削減、階調データ含有文書を高速に記録でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の２値・階調データ混在文書
の記録フローチャート、第２図はサーマルヘッド発熱体
の駆動回路図、第３図は従来の階調データ記録方式を示
す図、第４図は２値・階調データ混在文書の模式図、第
５図は２値・階調データの分離記録のタイムチャートで
ある。 １０・・・ラインヘッド、２０・・・受像紙、２１・・
・２値こ１゛− 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、濃淡記録情報と二値記録情報とが混在する文書を同
   一の記録部で記録する記録装置において、濃淡情報記録
   領域と二値情報記録領域とを分離判断する手段と、この
   判定に応じて、それぞれの領域で記録手法を異ならせる
   機構を設けた事を特徴とする記録装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の濃淡記録情報がスキャ
   ナ等画像処理機構からのイメージデータであり、二値記
   録情報がパソコン・ワープロ等の文書作成機構からの文
   字群乃至文字・図形複合体であることを特徴とする記録
   装置。 ３、特許請求の範囲第１項記載の濃淡記録情報がフルカ
   ラー画像データであり、二値記録情報がマルチカラーデ
   ータであることを特徴とする記録装置。 ４、特許請求の範囲第１項記載の記録部が感熱プリンタ
   であることを特徴とする記録装置。 ５、特許請求の範囲第１項記載の感熱プリンタが、昇華
   方式の熱転写プリンタであることを特徴とする記録装置
   。