JPH04115446A - 光選択吸収膜付カラー陰極線管 - Google Patents

光選択吸収膜付カラー陰極線管

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JPH04115446A
JPH04115446A JP23870590A JP23870590A JPH04115446A JP H04115446 A JPH04115446 A JP H04115446A JP 23870590 A JP23870590 A JP 23870590A JP 23870590 A JP23870590 A JP 23870590A JP H04115446 A JPH04115446 A JP H04115446A
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light
ray tube
cathode ray
color cathode
ultraviolet
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Yasuo Iwasaki
安男 岩崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はフェース・プレート部に光選択吸収膜を形成
した光選択吸収膜付カラー陰極線管に関するものである
[従来の技術] 近年のカラー陰極線管の大型化および輝度性能やフォー
カス性能の改善にともない、陰極線管の蛍光面に印加す
る電圧、すなわち電子ビームの加速型FFが高くなって
きている。たとえば、21型クラスの従来のカラー陰極
線管においては、蛍光面に印加する高圧は25〜27K
V程度であったが、最近の30型以ヒのカラー陰極線管
では30〜3JKVもの^圧が印加される。そのため、
とくにデレピセットの電源の0N−OFF時にカラー陰
極線管のフェース・プレート部の外表面がチャーシア・
ツブし、フェース・プレート部の外表面に空気中の細か
いゴミが付着して汚れが目立ちやすくなり、結果として
カラー陰極線管の輝度性能を劣化させる原因になってい
る。
また、チャージアップしたフェース・プレート部の外表
面に観視者が近付いた時に放電現象が起こり、観視者に
不快感を与える不都合もある。
第3図は陰極線管のフェース・プレート部の表面電位の
変化を示すグラフで、同図中の(L)は電源ONのとき
の表面電位の変化曲線であり、また(Lllは電源OF
Fのときの表面電位の変化曲線である。
このような陰極線管のフェース・プレート部の外表面の
子ャージア・ツブ現象をなくするたぬに、陰極線管のフ
ェース・プレート部の外表面に平滑な透明導電膜を形成
してチャージをアースへ逃がすようにした帯電防1ヒ処
理型陰極線管が近年使用されるようになってきた。
第4図は上記した帯電防[ト処理型陰極線管の帯電防I
)の原理を説明するための図である。同図において、(
6)はネック部で、電子銃(図示を省略)を内蔵してい
る。(7)は偏向ヨーク、(13)はファンネル部、(
4)はフェース−プレート部、(5)は高圧ボタンで、
上記偏向ヨーク(7)はリド線(7a)を介して偏向電
源に、かつ電子銃はリード線(6a)を介して駆動電源
に、また高圧ボタン(5)はリート線(5a)を介して
高圧電源にそれぞれ接続されている。
L記構成の陰極m管において、ネック部(5)に内蔵し
た電子銃から発した電子線を偏向ヨーク(7)により陰
極線管の外部から電磁的に偏向する。一方、高圧ボタン
(5)を介してフェース・プレート部(4)の内面に設
けられた蛍光面に高l−Fを印加し、電r線を加速して
そのエネルキによ0蛍光面を励起発行して光出力を取り
だす。このフェース・プレート部(4)の内面の蛍光面
に印加する高F[の影響で、し述したように、フェース
・プレート部(4)の外表面の電位が変化し、で、ゴミ
の付着などの弊害が生じる。
そこで、このような弊害をなくする対策として、第4図
に小ずように、フェース・プレート部(4)の外表面に
平滑な透明導電膜(1)を形成し、この透明導電膜(1
)をアースに落とすことにより、チャージを常にアース
へ逃がしてチャージアップを防いだのが帯電防1F処理
型陰極線管(3)である。
ところで、この帯電防+1−.処理型陰極線管(3)に
おいて、フェース・プレート部(4)の外表面に形成し
た透明導電膜(1)をアースに落とすには、第4図に示
すように、フェース・プレート(4)の側壁部に巻付け
た金属製防爆バンド(8)と、透明導電膜(りとの間を
導電性テープ(12)により導通させる。これにより、
金属製防爆バント(8)は取り付は耳(9)に引っかけ
たアース線(10)によりアース+l0AI に接続さ
れているので、透明導電膜(1)をアースに落とすこと
ができる。
第3図中の破線で示した曲線(M)および(Ml)は、
フェース・プレート部(4)の外表面に平滑な透明導電
膜(1)を形成した帯電防止処理型陰極線管(3)の電
源ON −OF F時のフェース・ブレト部の外表面の
電位変化を示す図であり、従来よりも大幅にチャージア
ップが小さくなっていることがわかる。
フJ−ス・プレート(4)の表面に形成する平滑な透明
導電膜(+1 は、ある程度の硬さと接着性を要求され
るので、一般にシリカ(S i O,)系の膜で形成さ
れる。
従来、このシリカ系の弔滑な透明導電膜(1)を形成す
る方法の一つとしては、官能基として−OH基、−OR
基などを有するSi(シリコン)アルコキシドのアルコ
ール溶液を、陰極線管のフェース・プレート部(4)の
外表面にスピンコード法などで均一かつ弔滑に塗布した
のち、比較的低温、たとえば100℃以トで焼付は処理
をおこなう方法がとられていた。
このような方法で形成された゛ト滑な透明導電膜(11
)は多孔質であるとともに、シラノール基(=Si−O
H)を有しているので、空気中の水分を吸着して表面抵
抗を下げることができる。
しかしながら、このような従来の平滑な透明導電膜(1
)は、高温で焼付は処理をおこなうとシラノール基の一
〇 I−(が無くなるうえに、多孔質中に取り込んでい
る水分も無くなるので表面抵抗値があがってしまい、所
定どおりの導電性が得られなくなる。このため、低温焼
付けが必須であり、透明導電膜(1)の強度はあまり強
くなく、また、乾燥した環境下で長く使用すると、多孔
質中の水分がぬけてしまい、表面抵抗値も経時的に十昇
する。この多孔質中からいったん水分がぬけると、つぎ
に入り込むのが困難である。
以ヒのように、従来の平滑な透明導電膜(1)は、膜強
度および抵抗値の経時的な安定度の面で大きな欠点を有
していた。
また、このような欠点を改羨するために、1−記塗液中
のアルコキシド構造に7.r(ジルコニウム)などの金
属原子を結合させて導電性を付りすすることもおこなわ
ねていたが、太幅な改善を期待することができない。
これらを根本的に解決出来るもう−っの方法として十記
Si(シリコン)アルコキシドのアルコール溶液中に導
電性フィラとしてSnO2(酸化スズ)やIn2O3(
酸化インジウム)の微粒子を混合分散させるとともに、
半導体的性質を付与するために微量のP(リン)または
sb(アンチモン)を加えた塗液を用いて陰極線管の7
エス・プレート部(4)の外表面に従来例と同様に、ス
ピンコード法などで均・かっ゛ト滑に94して比較的高
い温度(たとえば、I00’C〜200℃)で焼付は処
理をおこなう方法が有る。この方法では膜強度を強くし
、かつ、どのような環境トでも抵抗4i+ffが経時的
に変化しない乎滑な透明導電膜+11を得ることができ
る。。
従来はこのような方法によってカラー陰極線管の帯電防
11−処理がおこなわれていたが、最近のカラー・テレ
ビの高画質化への強い要求とともに、この透明導電膜(
1)を着色してカラー陰極線管のコントラストや発光色
調の改善をも合わせておこなう方法が実用化され始めた
。すなわち、従来の透明導電膜(1)を得る為の塗液な
ベース塗料としてこの中に有機系または無機系の染料又
は顔料を混合して着色した光選択吸収塗液を作り、従来
と同様のスピン・コート法等によりカラー陰極線管のフ
ェース・プレート外面に塗布・成膜して帯電防止機能を
持った光選択吸収膜付カラー陰極線管が出来する。第5
図はこの帯電防旧型光選択吸収膜(2)を有する、帯電
防lヒ処理型光選択吸収膜付カラー陰極線管(111の
構造を示す図であり、帯電防1ト型光選択吸収膜(2)
以外は第4図に示した従来の帯電防止処理型陰極線管(
3)と全く同じである。
第6図はこの従来の帯電防止処理型光選択吸収膜(2)
の光学特性を説明する為の図である。図中fB)はカラ
ー陰極線管の蛍光面の[1色発光の相対発光強度のスペ
クトル分布を小し、約450nmにトスベクトル波長を
有しており、同様に(G)は緑色発光、(R)は赤色発
光の相対発光強度のスペクトル分布を示し、約535n
m、625 n mにそれぞれ主スペクトル波長を有し
ている。
また、特性(11)および(1■)はカラー陰極線管の
蛍光面が形成されているフェース・プレート(4)の分
光透過率分布を示すもので、特性(I+ )は可視光領
域の分光透過率が約85%のクリアー・タイプ、特性(
III)は50%のティント・タイプのフェース・プレ
ート(4)の分光透過率分布をそれぞれ示しており、カ
ラー陰極&I管の蛍光面の輝度性能としてはフェース・
プレート(4)の分光透過率は低いほど不利になること
は(81、(Gl 。
(R1の蛍光向の相対発光強度のスペクトル分布との関
係から明らかであるが、カラー陰極線管の蛍光面に入射
する外光が有効に除去出来るのでコントラスト性能りは
有利となる。このため、最近のカラー・テレビの画質重
視の傾向とともに、現在はティント・タイプのフェース
・プレート(4)が多く使用されている。
また、第6図中の特性曲線(+)は史にコントラスト性
能をあげる為に前述した如くフ〕−−ス・プレート(4
)の外面に形成された従来の帯電防11−型光選択吸収
膜(2)の分光透過率分布の一例を示しており、(G)
iR)の相対発光強度のスペクトル分布の主スペクトル
波長間535nmおよび625nmに近い部分にこの帯
電防止型光選択吸収膜(2)の吸収ビーク(A)がある
とカラー陰極線管の蛍光面の輝度性能上不利となる為、
この吸収帯の半値幅等も考慮して、通常570nmから
610nmの間に吸収帯の吸収ピーク(A)が置かれる
。この範囲の波長の光は人間の目の視感度の比較的高い
領域と一致するので、外光(白色光)成分の内この領域
の光が吸収、除去されるとコントラスト性能Jユ好まし
い。
すなわち、従来の帯電防出処理型光選択吸収膜付カラー
陰極線管(Illの帯電防止処理型光選択吸収膜(2)
の光学特性としては5人間の目の視感度として割りと高
く、また、蛍光面からの発光にできるたけ影響の少ない
570 n mから610nmの間に吸収帯の吸収ピー
ク(A)を置いて蛍光面の輝度性能を維持しつつ外光を
イ1効に吸収してコントラスト性能の同士をはかるよう
にしたものであった。
このような光学特性を持った有機系叉は無機系の染料ま
たは顔料の選定が非常にΦ、要であり、特性曲線(1)
は580 n mに吸収帯の吸収ピーク(A)を持たせ
た例をボす。
このような帯電防止処理型光選択吸収膜付カラー陰極線
管(11)では、ベース塗料に混合する有機系や無機系
の染料や顔料の光学的な光吸収特性が比較的ブロードで
ある為、蛍光面の発光の内例えば緑色発光の場合は主ス
ペクトル波長の長波長側のテール部、赤色発光の場合は
主スペクトル波長の短波長側のサブピーク部がこの光選
択吸収膜により吸収されて発光色調の改善も同時におこ
なうことが可能である。
第7図はこのようにしてフェース・プレート(4)の上
に形成された帯電防止処理型光選択吸収膜(2)の一部
拡人断面図である。この帯電防11処理型九選択吸収膜
(2)は多化質のシリカ(Sin2)系の膜中に染料ま
たは顔料!:1−r(131か分散したような状態で形
成されている。これら染料または顔料粒子(13)は函
・1候性について大きな問題を有しており、特に染料の
場合は紫外線番ごよる退色が非常に大きい。これは、本
来、1に料はイl+地等の繊維を構成するタンパク質や
セルロースと化学結合して安定化するものであるのに対
して、多孔質のシリカ(S102)中に分散させたよう
な場合は化学結合する相手が無く、中独で(を在する為
に不安定になり、紫外線のエネルギにより分解・変質が
起こり、退色を生じ易くさらに、シリカ(S i O−
)の膜はその膜を安定に形成する為に酸性の状態にしで
あるため、染料かより不安定になることも原因として考
えられる。
また、顔料の場合は、染料はど厳しくはないが、材料の
種類によっては同様に紫外線のエネルギにより退色を生
じることがある。
−・般の家庭でカラー・プレビジョンを観る時は、はと
んどの場合が室内で使用されるので、周囲から受ける紫
外線の強さはあまり強くは無いが、窓の近くに長期間カ
ラー・プレビジョン装置が設置されている場合等では、
帯電防1F処理型光選択吸収膜(2)の染料または顔料
が太陽光中の紫外線により退色現象を生じることがある
このような帯電防止処理型光選択吸収膜(2)の紫外線
に対する耐候性の評価り法を第8図により説明する。退
色試験用水銀ランプ(I5)の前方30cmの位置にフ
ェース・プレート(4)上に帯電防l−処理型光選択吸
収膜(2)を形成した試料を置いて一定時間退色試験用
水銀ランプ(15)からの強い紫外線を試料にあてて強
制的に退色を起こさせる。この紫外線曝露試験後の帯電
防止処理型光選択吸収膜(2)の分光透過率分布の変化
を第6図中の特性曲線(IV )に示す。ある特定の染
料を使用した帯電防止処理型光選択吸収膜の場合当初5
80 nmの吸収帯の吸収ピーク(Alでの透過率は7
00%であるが、約3.5 mw/cm2の強度の紫外
線に第8図のような試験方法で試料を約1:3時間曝露
すると染色の退色により吸収ピークのイ\″装置は(A
olのように80.0%に迄変化する9図中の特性曲線
(1)は紫外線曝露試験面、特性曲線(]■)は紫外線
曝露試験後の帯電防止処理型光選択吸収膜(2)の分光
透過率分布を示す。この時Δ1°(%)を吸収深さと称
すると紫外線曝露試験のffi+後では吸収深さ(△]
゛)は25%から(Δ′F。)15%へ変化した事にな
る。第2図中の特性曲線(V)はこのような条件により
ある特定の染料を使用した従来の帯電防止処理型光選択
吸収膜(2)を紫外線曝露試験をおこなった場合の吸収
深さ(△T%)が曝露時間とともにどのように変化する
かを示すものであり、50時間で24%と94つような
大巾な変化すなわち退色現象を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の光選択吸収膜付カラー陰極線管では、光選択吸収
膜中に分散している染料または顔料が、外光中の紫外線
等によって徐々に退色してしまい、光選択吸収特性が劣
化して、コントラスト性能や発光色調の改善度合いが低
ドしてしまうといづ問題点があった。
この発明はに記のよ゛)な問題点を解消するためになさ
れたもので、太陽光等の外光中に含まれる紫外線による
染料や顔料の退色が牛しにくい、安定した外光吸収特性
を持った光選択吸収膜付カラー陰極線管を得ることを「
1的とする。
E問題点を解決するための手段] この発明に係る光選択吸収膜付カラー陰極線管は、光選
択吸収膜中に紫外線吸収材料を分散させた点を特徴とす
る。
〔作用〕
この発明によれば、太陽光等の外光中に含まれている紫
外線が光選択吸収膜に入射してもこの光選択吸収膜中に
分散されている紫外線吸収材料により吸収されて強度が
低−ドするので、光選択吸収膜中の染料や顔料の退色か
少なくなる。
[発明の実施例] 以下この発明の一実施例を図について説明する。第1し
1はこの実施例の帯電防止処理型光選択吸収膜付カラー
陰極線管のフェース・プレートと、このフェース・プレ
ートドに形成された帯電防用処理型光選択吸収膜(2)
の一部拡人断面図で、(14)は紫外線吸収材料粒子で
ある。この帯電防11″処理型光選択吸収膜(2)は多
孔質のシリカ(Si02)系の膜中に染料または顔料粒
“I’(+31とともに、紫外線吸収材料粉−fl14
)とが分散されている。。
この紫外線吸収材料粒子(14)としては超微粒−r−
の酸化亜鉛(ZnO)または酸化チタン(T iOz 
)が好ましい。宇均粒径か1000人以ド好ましくは5
0人ないし200人の超微粒子の酸化4I鉛(Z n 
O)の場合は385nm付近に吸収端を有しており、紫
外部の幅広い領域に渡って紫外線を吸収するとともに、
可視光線の波長よりはるかに小さい粒径の超微粒子であ
るので可視光線をほとんど吸収せず、高い透明性を自す
る紫外線吸収材料として機能する。
また、酸化チタン(T i O2)の超微粒子の場合も
吸収端は350nm近辺ではあるが、高い紫外線吸収特
性と高い可視光透過特性を有している、 また、これらの超微粒子−材料は、商い紫外線吸収特性
に加えて耐候性、長期安定性、耐熱性および安全性等多
くの長所も有する。第2図中の特性曲線(VT)はこの
ような超微粒子の酸化亜鉛(Z n O)をiiI記染
料を使用した従来の帯電防止処理型光選択吸収膜中に分
散させたものについて従来例と同一条件の紫外線曝露試
験をおこなった結果をボす。当初25%の吸収深さ(Δ
′1′)が、従来の紫外線吸収材料を混合しない帯電防
止処理型光選択吸収膜の場合は50時間の曝露試験で1
%に迄劣化してしまうが、超微粒子の酸化亜鉛(Z r
lo )を混合した場合は同様の時間でも特性曲線(v
l)に示すように18%に迄しか劣化しない。これは紫
外線吸収材料(14)の超微Fl子の酸化亜鉛(Z n
 O)が帯電防止処理型光選択吸収膜(2)に入射して
来る紫外線を有効に吸収する為に、この膜中に分散して
いる染料粒子(13)が紫外線の作用により退色する現
象が阻止されるからであると考えられる。超微粒子の酸
化チタン(T i 02 )の場合も同様な効果が認め
られた。
以上は無機系の紫外線吸収材料(14)を帯電防11−
処理型光選択吸収膜(2)中に分散させた場合について
述へたが、この発明はこれに限られるものでは無く、例
えば有機系の紫外線吸収材料であるへ一ノゾフェノン(
C,H,−Co−C611,1やヘンシトリアツル(C
6)IJslを帯電防止処理型光選択吸収膜(2)中に
分散した場合も同様の効果を得ることが出来る。
以−トの説明は従来の帯電防市処理型カラー陰極線管の
透明導電膜(1)に有機系または無機系の染料または顔
料を混合して光選択吸収特性を持たせた帯電防止処理型
光選択吸収膜(2)の紫外線に対する耐候性の安定化に
ついて述・\たが、この発明はこれに限られるものでは
無く、帯電防IF機能を持たない光選択吸収機能のみを
有する光選択吸収膜付カラー陰極線管にも同様に適用し
て同様の効果が得られる。
〔発明の効果] 以上のように、この発明によれば、光選択吸収膜付力う
一陰極線管の光選択吸収膜中に紫外線吸収材料を分散さ
せたものであるから太陽光等の外光中に含まれている紫
外線か光選択吸収膜に入射してもこの紫外線吸収材料に
より吸収されて強度か低ドするので光選択吸収膜中に分
散されている染料や顔料の退色を減じることができ、品
質および耐久性に優れた光選択吸収膜付カラー陰極線管
が得られる効果がある。。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のフェース・プレート部と
その表面に形成された帯電防止処理型選択吸収膜の一部
拡大断面図、第2図はこの実施例と従来例の紫外線曝露
試験結果を示す特性図、第:3図はカラー陰極線管のフ
ェース・プレート部の表面電位の変化特性を示す図、第
4図は帯電防+J−処理型カラー陰極線管の構成を示す
側面間、第5図は従来の帯電防【ト処理型光選択吸収膜
付カラー陰極線管の構成を示す側面図、第6同は帯電防
止処理型光選択吸収膜の光学特性を説明するための図、
第7図は従来の帯電防11−処理型光選択吸収膜の構成
を小ず一部拡大断面図、第8図は紫外線に対する耐候性
の評価方法の説明図である。 (2)・・・帯電防止処理型光選択吸収膜、(4)・・
・7エース・プレート部、(11)・・・帯電防[L処
理型光選択吸収膜付カラー陰極線管、(I3)・・・染
料または顔料y7−f、(14)・・・紫外線吸収材料
粒子。 なお、各図中、同−符じ″はそれぞれ同一、または相当
部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光選択吸収用の有機系または無機系の染料または
    顔料が分散されている多孔質シリカ系の光選択吸収膜が
    フェイス・プレートの表面に形成されているカラー陰極
    線管において、上記光選択吸収膜中に分散されている平
    均粒径が1000Å以下の紫外線吸収材料を備えたこと
    を特徴とする光選択吸収膜付カラー陰極線管。
JP23870590A 1990-09-05 1990-09-05 光選択吸収膜付カラー陰極線管 Pending JPH04115446A (ja)

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