JPH0411528A - ヘッドレストを備えたシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の移動体のシート、特にヘッドレス
トを備えたシートの構造に関する。

〔従来技術及び本発明が解決しようとする課題〕ヘッド
レストを備えたシートに関する従来技術としては、例え
ば、実開昭６０−１４７５３２号公報に示す様に、シー
トクッションと、シートハ・７りと、該シートクッショ
ン及びシートバックに支持手段が配設され且つ該支持手
段により支持可能とされたヘッドレストとを有する構造
があり、前記シートバンクにヘッドレストが支持されて
いる時には、乗員の頭部を支持する所謂杭機能と、移動
体の急減速時に乗員の頭部を支持する所謂サポート機能
とを有し、前記シートクッションにヘッドレストが支持
されている時には、前記ヘッドレストの後面側と前記シ
ートバックの前面側との間の空間内が荷物の収納スペー
ス或いは幼児の着座スペースとして機能するように構成
されている。

しかしながら、かかるヘッドレスト支持手段、特に前記
シートクッションに配設された場合には、移動体の前方
への急減速により荷物或いは幼児の自重が前記ヘッドレ
スト支持手段に全て加わり該支持手段を破壊してしまう
おそれがあるので、該荷重に充分耐え得るように強固な
構造にする必要があり、コスト、重量の面で解決が望ま
れている。

また、同様の理由で前記ヘッドレスト支持手段が大型化
することにより通常の大人（ＳＡＥマネキン９０％タイ
ル）の乗員が着座した時に、該ヘッドレスト支持手段に
前記乗員の大腿部或いは尻部が異物の存在を惑しくこれ
を通常異物感という）、座り心地悪化の原因ともなって
いて、その改善が望まれている。

そこで、本発明によれば、かかる荷重が生してもヘッド
レスト支持手段のみで受けないようにすることで、前記
ヘッドレスト支持手段を簡易な構造でも前記した荷重に
充分耐え得る支持構造を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、かかる目的を達する為に、ヘッドレストを備
えたシートとしては、シートクッションと、シートバッ
クと、該シートクッション及びシートバックに支持手段
が配設され且つ該支持手段により支持可能とされたヘッ
ドレストとを有し、前記ヘッドレストの前後何れかの面
倒にシートベルトのウェビングの挿通可能な断面コの字
状のベルトガイドが配設されたことを特徴とするもので
ある。

〔作　用〕

従って、かかる構造によれば、前記移動体に前記荷重が
加わっても、ヘッドレスト支持手段のみで、該荷重を受
けるのでなく、ショルダーヘルドのウェビングがベルト
ガイドに挿通されているので、ショルダーベルトのウェ
ビングを介して該荷重が車体に分散される。

〔実施例〕

第１図乃至第４図を用いて、本発明の一実施例の構造の
説明をする。

符号１はヘッドレストを備えたシートで、該シートｌは
、シートクッション３と、該シートク・７シヨン３にリ
クライニングデバイス５により起伏自在に支持されたシ
ートバック７と、該シートクッション３及びシートバッ
ク７に支持手段９が配設され且つ該支持手段９により支
持可能とされたヘッドレスト１１とを有する。

前記ヘッドレスト１１は、前記支持手段９に対して上下
移動自在なると共に適宜位置で停止可能なステー１３と
、該ステー１３の上端部に固設された芯材１５と、該芯
材１５を覆うポリウレタンフォームなどの緩衝材よりな
るパッド１７と、該バンドを覆うポリ塩化ビニルフィル
ム材よりなる表皮１９と、第４図に示すように前記シー
トバック７に支持した状態で芯材１５の後面側（矢印Ｒ
側）に固設されると共に前記バッド１７の一部の切り欠
かれた位置にしｎむブラケット２１（第３図）と、該ブ
ラケット２１が配設された側の表皮１９を覆うように配
されると共に前記ブラケット２１にビス２３により固設
された断面コの字状のベルトガイド２５とよりなる。該
ベルトガイド２５は、ショルダーベルト２７のウェビン
グ２９が挿通可能なるよう形成されている。このヘッド
レス目ｌを第１図に示すように前記ベルトガイド２５が
前（矢印Ｆ側）を向くように前記シートクッション３に
配設すれば、前記ショルダーベルト２７のウェビング２
９が該ベルトガイド２５に挿通されることになる。

従って、かかる−状態にすれば、前記シート１を支持し
た移動体に前記急減速の荷重が加わっても、ヘッドレス
ト支持手段９のみで、該荷重を受けるのでなく、ショル
ダーベルト２７のウェビング２９がベルトガイド２５に
挿通されているので、ショルダーヘルド２７のウェビン
グ２９を介して該荷重を車体（図示省略）に分散される
のである。

次に、第４図に示すように前記シートバック７に前記ヘ
ッドレスト１１を支持すれば、ベルトガイド２５に例え
ばハンドハック３１の吊り紐３１ａが係止可能である。

第５図及び第６図は、本発明の他の実施例で、第５図に
示す例は、前記へルトガイド２５を複数設けた例であり
、ベルトガイド２５が小型になる。また、第６図に示す
例は、表皮１９に一方側３３ａを縫製し、他方側３３ｂ
を表皮１９との間で係止・離脱自在なファスナ３５を有
するガイドカバー３３を有する例で、前記シートバック
７に前記ヘッドレスト１１を支持した時に、後席乗員の
前に前記へルトガイド２５が露出することなく、エツジ
感（ベルトガイド２５のエツジによる危険感）を予め防
止出来る。

また、第５図に示すように、前記シートクソション３に
前記へルトガイド２５を支持した時、幼児３７がベルト
ガイド２５に触れずＣごずむことになる。

〔効　果〕

以上、説明したように、本発明によれば、ヘッドレスト
を備えたシートとじては、シートクッションと、シート
バックと、該シーＩ・クツション及びシートバックに支
持手段が配設され且つ該支持手段により支持可能とされ
たヘン１゛レストとよりなり、該ヘッドレストの前後何
れかの面側にシートベルトのウェビングの挿通可能な断
面コの字状のベルトガイドが配設されたことを特徴とす
るものであるから、前記移動体に急激な減加速度により
前記荷重が加わっても、ヘットレスト支持手段のみで、
該荷重を受けるのでなく、ショルダーベルトのウェビン
グかへルトガイドに挿通されているので、ショルダーベ
ルトのウェビングを介して該荷重を車体に分散されるこ
とになり、前記ヘッドレスト支持手段を簡易な構造にし
ても前記した荷重に充分耐え得る支持構造を得ることが
出来るばかりか、前記シートの上に着座しても乗員の尻
部に異物感を与えないという実益的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
要部の斜視図、第２図は第１図の■−■線に係る断面図
、第３図はヘットレストの断面図、第４図はヘッドレス
トをシートバックに支持した状態の斜視図、第５図及び
第６図は夫々本発明の他の実施例を示し、第５図はベル
トガイドを複数配設した例を示す斜視図、第６図はへル
トガイドを覆うガイドカバーを示す断面図である。 １・・・・・・シート、３・・・・・・シートクッショ
ン、７・・・・・・シートバック、９・・・・・・支持
手段、１１・・・・・・ヘッドレスト、１３・・・・・
・ステー、２５・・・・・・ベルトガイド、２７・・・
・・・ショルダーヘルド、２９・・・・・・ウェビング
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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シートクッションと、シートバックと、該シートクッシ
   ョン及びシートバックに支持手段が配設され且つ該支持
   手段により支持可能とされたヘッドレストとを有するヘ
   ッドレストを備えたシートにおいて、 前記ヘッドレストの前後何れかの面側にシートベルトの
   ウエビングの挿通可能な断面コの字状のベルトガイドが
   配設されたことを特徴とするヘッドレストを備えたシー
   ト。