JPH04114221U - 圧電振動子の保持構造 - Google Patents

圧電振動子の保持構造

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JPH04114221U
JPH04114221U JP1797291U JP1797291U JPH04114221U JP H04114221 U JPH04114221 U JP H04114221U JP 1797291 U JP1797291 U JP 1797291U JP 1797291 U JP1797291 U JP 1797291U JP H04114221 U JPH04114221 U JP H04114221U
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JP
Japan
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rectangular
piece
holding
oscillation
piezoelectric
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Application number
JP1797291U
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English (en)
Inventor
正作 今井
義秋 唐木
英司 山岸
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】発振周波数によって変わる圧電発振片に対し
て、最適なバネ性を与えて、耐衝撃性を良くする。 【構成】ステムの1対のリード線に1対の板状の保持板
が、互いに向かいあって固定され、保持板の他端にある
発振片接続部で矩形状圧電発振片をはさみ込み、片持支
持する圧電振動子の保持構造である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は矩形状AT水晶振動子等の圧電振動子の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧電振動子の保持構造について矩形状AT水晶振動子の保持構造を例と して図2により説明する。21はステムであり金属環22に1対の丸棒状のリー ド線23、23′を相互に間隔を保って挿通してガラス封着したものである。リ ード線23、23′には矩形状AT発振片24が、表面に設けた励振電極25、 25′から延長される固定電極26、26′を半田付けや、導電性接着剤等によ り固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の圧電振動子の保持構造によれば、リード線に直接圧電発振片が固 定されていること及びリード線の長さが短く十分なバネ性を持たないために、矩 形状AT水晶振動子等では、発振周波数の低いものは厚みが厚くなり、しかもコ ンベックス加工をして矩形状AT水晶発振片の端部にいくに従い、厚みの薄くな るものでは、矩形状AT水晶発振片が衝撃の加わった際に折れてしまい、発振不 良となってしまう。
【0004】 また、周波数の高いものでも、矩形状AT水晶発振片の厚みが極端に薄くなる ため、衝撃時に折れて発振不良となる欠点を有する。
【0005】 従来の圧電振動子の保持構造では、以上に示すように、圧電発振片の寸法(特 に厚さ)が、発振周波数によって変わるのに対し、リード線の条件は変更するこ とができず、最適なバネ性を与えることができず、耐衝撃性が悪くなるという課 題を有する。
【0006】 本考案は以上の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、耐衝撃性に優れた圧電振動子の保持構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の圧電振動子の保持構造は、ステムの1対のリード線に1対の板状の保 持板が互いに向かいあって固定され、保持板の他端にある発振片接続部で矩形状 圧電発振片をはさみ込み片持支持することを特徴とする。
【0008】
【実施例】
本考案の圧電振動子の保持構造について、矩形状AT水晶振動子の保持構造を 例として図1により説明する。1はステムであり金属環2に1対の丸棒状のリー ド線3、3′を相互に間隔を保って挿通してガラス封着したものである。リード 線3、3′には矩形状AT発振片4を片持保持した1対の保持板5の固定部6が 、1対の保持板を向かいあわせて半田付けもしくは電気溶接等の方法で固定され ている。
【0009】 この構造についてより詳しく説明すると、矩形状AT発振片4は、機械加工等 で外形形状が出され、表面に励振電極(図示せず)が、蒸着、スパッタ等の方法 で形成されている。励振電極は矩形状AT発振片4の端部近くまで延長されてお り、保持板5の発振片接続部7に半田等のろう付け、導電性接着剤等で導通固着 される。保持板5は矩形状AT発振片4の巾とほぼ等しい幅を有し、発振片接続 部7は、矩形状AT発振片4に対し振動をさまたげずに十分の接触面積を有して いる。また、保持板5には、矩形状AT発振片4の周波数調整時のガイド役とし て矩形状AT発振片4の励振電極より小さい窓8が設けられている。窓8は矩形 状AT発振片4に対し平行となるように保持板5には曲げ部9がある。固定部6 は、ステム1のリード線の径と同様な寸法に仕上げてある。以上のように矩形状 AT発振片4は保持板5にはさまれ、ステムから遠い位置で接続固定されている 。以上の矩形状AT水晶振動子の保持構造において、矩形状AT発振片は、その 発振周波数によって厚みが異なるため、それぞれに対して、最適な耐衝撃性を与 えるために、保持板の板厚や、曲げ寸法を変更すると良い。
【0010】 また以上の実施例の説明の中で、保持板の巾は矩形状AT発振片とほぼ等しい 例を示したが、周波数調整に蒸着方式を用いる場合には、保持板の巾をより大き くして、蒸着物が矩形状AT発振片の外周部にまわり込んで付着することを防ぐ ようにすると良い。
【0011】 更に、以上の実施例では、ステム1のリード線と保持板の固定部の寸法がほぼ 同寸法で、しかも2本のリード線に、保持板の固定部を互いに向かいあわせて固 着された例を述べたが、本考案はそれに限るものでなく、固定部の強度を増すた めに巾広にしたり、必要とあらば、保持板の最大巾と同寸でも良く、また、固着 に際しては、互いに向かい合わせて固着する方法は、固着時の作業方法を複雑化 するため、保持板の固定部を90°ひねり、2本のリード線に対して、同一方向 から固着できるように工夫してあっても良い。
【0012】 また、矩形状AT発振片のたわむ範囲を規制して、衝撃時の矩形状AT発振片 の折れを防ぐため、保持板の下方から矩形状AT発振片に向けて舌片を突出させ ておくのも良い。
【0013】
【考案の効果】
以上に示す本考案によれば、圧電発振片を保持板により、はさみ込み、ステム から遠い位置で固定しているため、保持板のバネ性により耐衝撃性が良くなる。 なお圧電発振片の厚み方向には十分なバネ性を与え、圧電発振片の折れやすい方 向に対して良好な耐衝撃性を有し、圧電発振片の折れにくい幅方向に対しては、 必要以上のばね性を与えないように、方向により十分な耐衝撃性のコントロール をしている。
【0014】 また保持板は板から作られているので、その材質、板厚、各寸法を任意に設定 でき、矩形状AT水晶発振片のように、発振周波数によって厚み寸法や、コンベ ックス形状等が異なり、耐衝撃性の条件をその都度設計せねばならない、圧電発 振片に対しても、最適な保持構造を提供できる。
【0015】 また、圧電発振片は保持板間にはさまれている構成から、このすき間を調整す ることで、圧電発振片のたわみ時のストッパーとなり、耐衝撃時のたわみ過ぎに よる圧電発振片の折れを防ぐことができる。
【0016】 また、保持板には窓がついているが、この窓により励振電極への周波数調整の 際の膜の位置ズレがなくなり、CI値等の振動特性の向上と、量産時の特性バラ ツキの低減ができると共に、この窓の寸法を調整することで、保持板のバネ性の コントロールができ、最適な耐衝撃性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の矩形状AT水晶振動子の保
持構造を示す図である。
【図2】従来の矩形状AT水晶振動子の保持構造を示す
図である。
【符号の説明】 1、21 ステム 2、22 金属環 3、3′、23、23′ リード線 4、24 矩形状AT発振片 5 保持板 6 固定部 7 発振片接続部 8 窓 9 曲げ部 25、25′ 励振電極 26、26′ 固定電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステムの1対のリード線に、1対の板状の
    保持板が、互いに向かいあって固定され、保持板の他端
    にある発振片接続部で矩形状圧電発振片をはさみ込み、
    片持支持することを特徴とする圧電振動子の保持構造。
JP1797291U 1991-03-25 1991-03-25 圧電振動子の保持構造 Pending JPH04114221U (ja)

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