JPH04113985A - タンカーのオイルタンク構造 - Google Patents
タンカーのオイルタンク構造Info
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- JPH04113985A JPH04113985A JP23164690A JP23164690A JPH04113985A JP H04113985 A JPH04113985 A JP H04113985A JP 23164690 A JP23164690 A JP 23164690A JP 23164690 A JP23164690 A JP 23164690A JP H04113985 A JPH04113985 A JP H04113985A
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Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は船舶構造に関し、特にタンカーのオイルタン
ク構造に関するものである。
ク構造に関するものである。
[従来の技術]
近年、タンカーの原油流出事故以来、環境保全の観点か
らタンカーのオイルタンクの構造が着目されている。
らタンカーのオイルタンクの構造が着目されている。
第7図は一般のタンカーの外形図であり、第8図は第7
図のタンカーの平面図である。
図のタンカーの平面図である。
両図を参照して、タンカーは居住区等が含まれる上部構
造物30の下の機関室28を除き、その船体のほぼ全部
が隔壁24によって分けられた複数のオイルタンク26
を有している。またオイルタンク26は、両舷方向にも
中央隔壁および長手隔壁を設けることによってさらにい
くつかのオイルタンクに分割されている。
造物30の下の機関室28を除き、その船体のほぼ全部
が隔壁24によって分けられた複数のオイルタンク26
を有している。またオイルタンク26は、両舷方向にも
中央隔壁および長手隔壁を設けることによってさらにい
くつかのオイルタンクに分割されている。
第9図は第8図のIX−IX断面図である。
図において、オイルタンク26の右舷の断面構造が具体
的に示されている。外板1および底板2は補強材16に
よってほぼ全周が補強されている。
的に示されている。外板1および底板2は補強材16に
よってほぼ全周が補強されている。
オイルタンクの中央部は中央隔壁4によって仕切られ、
さらに中央隔壁4と外板1との間に長手隔壁32が設け
られてオイルタンクが細分化されている。オイルタンク
の上部は上甲板3によって覆われ、さらにその上には各
オイルタンクへのオイルの積込みあるいはバラスト(水
)の積込みを行なうためのバイブライン34が形成され
ている。
さらに中央隔壁4と外板1との間に長手隔壁32が設け
られてオイルタンクが細分化されている。オイルタンク
の上部は上甲板3によって覆われ、さらにその上には各
オイルタンクへのオイルの積込みあるいはバラスト(水
)の積込みを行なうためのバイブライン34が形成され
ている。
各オイルタンクにはオイル7が所定液面まで充填されて
おり、その液面は通常、海水6の吃水面より上方となっ
ている。
おり、その液面は通常、海水6の吃水面より上方となっ
ている。
このように、タンカーは通常タンク内にオイルまたはバ
ラストを積込んでいるため、他の輸送船のように外板あ
るいは底板に損傷を受けた場合であっても、海水が流入
しに(<、沈没のおそれが少ないことから、外板1およ
び底板2は1層構造となっている場合が多い。
ラストを積込んでいるため、他の輸送船のように外板あ
るいは底板に損傷を受けた場合であっても、海水が流入
しに(<、沈没のおそれが少ないことから、外板1およ
び底板2は1層構造となっている場合が多い。
しかし外板1および底板2が1層構造であるため、航行
中に坐礁あるいは他の船舶との衝突等が生じた場合、外
板1等が損傷を受けると、その損傷部から、海水6がオ
イルタンク内に流入し代わりにオイルタンク内のオイル
が海中に流出することになる。オイルタンクからのオイ
ルの流出はタンクの容量が大であるので大量に生じるこ
とになり、環境保全の観点から極めて重大な問題を呈す
る。
中に坐礁あるいは他の船舶との衝突等が生じた場合、外
板1等が損傷を受けると、その損傷部から、海水6がオ
イルタンク内に流入し代わりにオイルタンク内のオイル
が海中に流出することになる。オイルタンクからのオイ
ルの流出はタンクの容量が大であるので大量に生じるこ
とになり、環境保全の観点から極めて重大な問題を呈す
る。
このような従来のタンカーのオイルタンクの構造を改良
すべく提案されたのか第10図に示すオイルタンク構造
である。
すべく提案されたのか第10図に示すオイルタンク構造
である。
図において外板1および底板2は1層構造ではなく、補
強材38を介して内部隔壁36をタンク内全面に設けて
いる、いわゆる二重殻構造である。
強材38を介して内部隔壁36をタンク内全面に設けて
いる、いわゆる二重殻構造である。
このような構造にすることによって、外板1または底板
2か坐礁等によって損傷を受けた場合であっても、オイ
ル7は内部隔壁36が同時に損傷を受けない限り、海水
6中に流出することはない。
2か坐礁等によって損傷を受けた場合であっても、オイ
ル7は内部隔壁36が同時に損傷を受けない限り、海水
6中に流出することはない。
しかしながら、このような二重殻構造にすることによっ
て原油流出事故の発生頻度か減少するとは考えられるか
、この構造による不利益も無視することができない。す
なわち、二重殻構造にすると、内部隔壁36と外板1ま
たは底板2との間に所定のスペースを設ける必要かある
ことから、必然的にオイルタンクの容量が従来の構造に
よるものよりも減少することになる。さらに内部隔壁3
6を別途設けることにより、製造上においてコスト高と
なることも考えられる。したがって従来のタンカーの構
造よりコスト高となり、しかも輸送能力が減少すること
から船舶を発注する船主にとっては好ましい構造とはい
えない。
て原油流出事故の発生頻度か減少するとは考えられるか
、この構造による不利益も無視することができない。す
なわち、二重殻構造にすると、内部隔壁36と外板1ま
たは底板2との間に所定のスペースを設ける必要かある
ことから、必然的にオイルタンクの容量が従来の構造に
よるものよりも減少することになる。さらに内部隔壁3
6を別途設けることにより、製造上においてコスト高と
なることも考えられる。したがって従来のタンカーの構
造よりコスト高となり、しかも輸送能力が減少すること
から船舶を発注する船主にとっては好ましい構造とはい
えない。
第11図は従来のオイルタンク構造に対してなされた他
の改良例である。
の改良例である。
図において、オイルタンクの外板1に面する部分には、
補強材38を介して内部隔壁40が設けられているが、
底板2に対しては第10図のような内部隔壁は設けられ
ず、1層構造のままである。
補強材38を介して内部隔壁40が設けられているが、
底板2に対しては第10図のような内部隔壁は設けられ
ず、1層構造のままである。
一方、底板2と海水6の吃水面との間の部分に各オイル
タンクを上下に分割する仕切板42が形成されている。
タンクを上下に分割する仕切板42が形成されている。
この構造によると、外板1の損傷に対しては、内部隔壁
40が対処し、底板2の損傷に対しては、仕切板42が
原油の流出防止に対処することになる。すなわち仕切板
42は海水6の吃水面より下に設けられているので、た
とえ底板2が損傷を受けても海水6の圧力によって、仕
切板42より下のオイルタンクのオイルは封入され海水
中には流出しない。この構造によれば、底板に対しては
二重殻構造となっていないので、第10図に対してタン
ク容積は拡大することとなり、また構造上も第10図の
ものよりはシンプルであるのでコスト的にも有利と考え
られる。
40が対処し、底板2の損傷に対しては、仕切板42が
原油の流出防止に対処することになる。すなわち仕切板
42は海水6の吃水面より下に設けられているので、た
とえ底板2が損傷を受けても海水6の圧力によって、仕
切板42より下のオイルタンクのオイルは封入され海水
中には流出しない。この構造によれば、底板に対しては
二重殻構造となっていないので、第10図に対してタン
ク容積は拡大することとなり、また構造上も第10図の
ものよりはシンプルであるのでコスト的にも有利と考え
られる。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来の改良されたタンカーのオイルタンク
構造は、第10図および第11図の従来例のいずれにし
ても、新たに建造する船舶にしか適応できず、現在既に
航行している多数のタンカーによる原油流出事故の防止
のための救済となり得るものではない。しかも上記で述
べたように新規に建造する場合であっても、コスト的ま
たはオイルの輸送量の観点から有利なものではなく、法
規制でもなければ実際的に採用され得るものであるかが
疑問である。
構造は、第10図および第11図の従来例のいずれにし
ても、新たに建造する船舶にしか適応できず、現在既に
航行している多数のタンカーによる原油流出事故の防止
のための救済となり得るものではない。しかも上記で述
べたように新規に建造する場合であっても、コスト的ま
たはオイルの輸送量の観点から有利なものではなく、法
規制でもなければ実際的に採用され得るものであるかが
疑問である。
この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、コスト的にも有利であり、また現在航行中のタ
ンカーに対しても容易に採用され得る、原油の流出事故
を未然に防止し得るタンカ−のオイルタンク構造を提供
することを目的とする。
もので、コスト的にも有利であり、また現在航行中のタ
ンカーに対しても容易に採用され得る、原油の流出事故
を未然に防止し得るタンカ−のオイルタンク構造を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明に係るタンカーのオイルタンク構造は、オイル
タンクの側壁を規定し、航行中に海水に面する少なくと
も1層の外板と、外板に接続してオイルタンクの床壁を
規定し、航行中に海水に面する少なくとも1層の底板と
、オイルタンク内であって、外板および底板の少なく共
1方の表面を覆うように取付けられ、それを介して対向
したオイルと海水との混合動作を制限する機能を有する
ネット状の膜とを備えたものである。
タンクの側壁を規定し、航行中に海水に面する少なくと
も1層の外板と、外板に接続してオイルタンクの床壁を
規定し、航行中に海水に面する少なくとも1層の底板と
、オイルタンク内であって、外板および底板の少なく共
1方の表面を覆うように取付けられ、それを介して対向
したオイルと海水との混合動作を制限する機能を有する
ネット状の膜とを備えたものである。
[作用コ
この発明においては、外板または底板が損傷を受けた場
合であっても、オイルタンク内にネット状の膜が備えら
れているので、オイルと海水との混合動作が制限される
。
合であっても、オイルタンク内にネット状の膜が備えら
れているので、オイルと海水との混合動作が制限される
。
[実施例]
第1図はこの発明の一実施例によるオイルタンク構造を
模式的に説明した断面図である。
模式的に説明した断面図である。
海水6に面する外板1および底板2によって規定される
オイルタンクは、中央隔壁4によって左舷用および右舷
用に分割されている。各タンクの上部は上甲板3によっ
て覆われ、タンク内に保有されるオイル7の液面は海水
6の吃水面より上方である。各オイルタンク内には、外
板1および底板2を覆うようにその全面にネット5なる
膜構造物が取付けられている。ネット5はそのメツシュ
の大きさが小さければ小さいほど、それを介して対向し
たオイルと海水あるいは真水との混合動作が制限される
ことが知られている。
オイルタンクは、中央隔壁4によって左舷用および右舷
用に分割されている。各タンクの上部は上甲板3によっ
て覆われ、タンク内に保有されるオイル7の液面は海水
6の吃水面より上方である。各オイルタンク内には、外
板1および底板2を覆うようにその全面にネット5なる
膜構造物が取付けられている。ネット5はそのメツシュ
の大きさが小さければ小さいほど、それを介して対向し
たオイルと海水あるいは真水との混合動作が制限される
ことが知られている。
第2図は第1図の構造において外板1が船舶同士の衝突
等によって損傷を受けた場合の断面構造を示す図である
。
等によって損傷を受けた場合の断面構造を示す図である
。
図において外板1は衝突部8において、損傷を受は開口
が生じている。しかし、ネット5は柔らかくかつ弾性に
富むものであるので、船舶同士の衝突による損傷等によ
る外板1の変形等によってはネット5内体は損傷を受け
ない。すなわち外板lには開口が生じても、ネット5は
衝突部8での外板1の変形に応じて移動し、オイル7と
海水6との混合制限機能を維持することができる。この
ように外板1の損傷によってオイル7と海水6とはネッ
ト5を介して対向することになるが、上述のようにネッ
ト5のメッシニ間隔がある程度小さければ、海水6は容
易にオイル7中に流入しない。
が生じている。しかし、ネット5は柔らかくかつ弾性に
富むものであるので、船舶同士の衝突による損傷等によ
る外板1の変形等によってはネット5内体は損傷を受け
ない。すなわち外板lには開口が生じても、ネット5は
衝突部8での外板1の変形に応じて移動し、オイル7と
海水6との混合制限機能を維持することができる。この
ように外板1の損傷によってオイル7と海水6とはネッ
ト5を介して対向することになるが、上述のようにネッ
ト5のメッシニ間隔がある程度小さければ、海水6は容
易にオイル7中に流入しない。
したがって、オイルが海水6中に流出するとしても、そ
れは、ネット5と外板1との間に囲まれたわずかなスペ
ースのオイルのみであり、従来のタンク構造のような大
規模なオイルの流出事故を防止することができる。また
、ネット5内のオイル7が徐々に海水6中に流出すると
しても、その流出に要する時間は従来構造よりはるかに
長くかかることになる。したがって、タンカーの衝突事
故等の連絡があった後、迅速なオイルの回収処理によっ
てオイルの流出による環境破壊の弊害を大幅に縮減する
ことができる。
れは、ネット5と外板1との間に囲まれたわずかなスペ
ースのオイルのみであり、従来のタンク構造のような大
規模なオイルの流出事故を防止することができる。また
、ネット5内のオイル7が徐々に海水6中に流出すると
しても、その流出に要する時間は従来構造よりはるかに
長くかかることになる。したがって、タンカーの衝突事
故等の連絡があった後、迅速なオイルの回収処理によっ
てオイルの流出による環境破壊の弊害を大幅に縮減する
ことができる。
なお、第1図、第2図においては、ネット5の構造は1
層構造としているが、この構造は各メツシュの大きさが
異なった種類のネットを重ねた多層構造にすれば、なお
さら機能上有利である。なぜなら、ネット5を多層構造
にすることにより、オイルと海水との混合動作の制限を
受持たせる細かいメツシュのネットと、ネット5内体の
強度を向上させる粗いメツシュのネットとを合体させる
ことができるからである。
層構造としているが、この構造は各メツシュの大きさが
異なった種類のネットを重ねた多層構造にすれば、なお
さら機能上有利である。なぜなら、ネット5を多層構造
にすることにより、オイルと海水との混合動作の制限を
受持たせる細かいメツシュのネットと、ネット5内体の
強度を向上させる粗いメツシュのネットとを合体させる
ことができるからである。
第3図は第1図の“X”部分のネット5の取付部の構造
を示す斜視図であり、第4図は第3図のmV−■断面図
である。
を示す斜視図であり、第4図は第3図のmV−■断面図
である。
図において、ネット5は取付片10aおよび取付片10
bによってサンドイッチ状に挾まれ、取付片10aおよ
び10bは中央隔壁4にスタッド溶接されたボルト12
にナツト14によって取付けられている。このように取
付けられることによって、中央隔壁4の船首および船尾
方向へのネット5の取付を確実にすることができ、中央
隔壁4とネット5との取付における隙間が生じない。
bによってサンドイッチ状に挾まれ、取付片10aおよ
び10bは中央隔壁4にスタッド溶接されたボルト12
にナツト14によって取付けられている。このように取
付けられることによって、中央隔壁4の船首および船尾
方向へのネット5の取付を確実にすることができ、中央
隔壁4とネット5との取付における隙間が生じない。
第5図は第1図の“Y′部のネット5の取付部を示す斜
視図であり、第6図は第5図のVl−Vl断面図である
。
視図であり、第6図は第5図のVl−Vl断面図である
。
図において、ネット5は円板状取付片18gおよび取付
片18bによってサンドイッチ状に挾まれる。取付片1
8aおよび18bは、その取付片に設けられた開口を介
して外板1のステイフナ16にスタッド溶接されたボル
ト22に通され、ナツト20を締付けることによって取
付けられる。
片18bによってサンドイッチ状に挾まれる。取付片1
8aおよび18bは、その取付片に設けられた開口を介
して外板1のステイフナ16にスタッド溶接されたボル
ト22に通され、ナツト20を締付けることによって取
付けられる。
なお、ネット5はステイフナ16の全面に取付ける必要
はないので、取付片18aおよび取付片18bの取付け
は所定ピッチ間隔で取付けられればよい。なおネット5
のステイフナへの取付けは、第2図に示したような外板
のbR傷を考えた場合、ネット5の柔軟性を損なうもの
でもあるので、場合によっては必ずしも取付けなくても
よい。あるいはステイフナ16へのネット5の取付は強
度を所定値以下にしておき、外板1の損傷によってネッ
ト5が力を受けたとき、ステイフナ16へのネット5の
取付けが解除されるような構造としてもよい。
はないので、取付片18aおよび取付片18bの取付け
は所定ピッチ間隔で取付けられればよい。なおネット5
のステイフナへの取付けは、第2図に示したような外板
のbR傷を考えた場合、ネット5の柔軟性を損なうもの
でもあるので、場合によっては必ずしも取付けなくても
よい。あるいはステイフナ16へのネット5の取付は強
度を所定値以下にしておき、外板1の損傷によってネッ
ト5が力を受けたとき、ステイフナ16へのネット5の
取付けが解除されるような構造としてもよい。
なお、上記実施例ではネット5を外板1および底板2に
対してそれらを覆うように設けているが、第8図の一般
のタンカー構造に示すように、長手隔壁によってオイル
タンクか分割されている場合であって、外板1に面しな
いオイルタンクにあっては、底板2のみを覆うための構
造であってもよい。
対してそれらを覆うように設けているが、第8図の一般
のタンカー構造に示すように、長手隔壁によってオイル
タンクか分割されている場合であって、外板1に面しな
いオイルタンクにあっては、底板2のみを覆うための構
造であってもよい。
また、上記実施例では、ネット5の比重は少なくともオ
イル7の比重に対して大であることか好ましいが、たと
えオイル7の比重より小さいものであっても、ネット5
に重し等を設けることによって、底板2を覆うようにす
ることも可能である。
イル7の比重に対して大であることか好ましいが、たと
えオイル7の比重より小さいものであっても、ネット5
に重し等を設けることによって、底板2を覆うようにす
ることも可能である。
さらに、上記実施例では、ネット5は外板および底板の
双方に対して設けられているが、外板および底板のいず
れか1万に対して設けても、所定の効果を奏することは
言うまでもない。
双方に対して設けられているが、外板および底板のいず
れか1万に対して設けても、所定の効果を奏することは
言うまでもない。
[発明の効果]
この発明は以上説明したとおり、オイルタンク内に外板
および底板の少なく共1方の表面を覆うようにネット状
の膜を設けたので、外板等が損傷を受けた場合であって
も、オイルの流出事故を未然に防止することができる。
および底板の少なく共1方の表面を覆うようにネット状
の膜を設けたので、外板等が損傷を受けた場合であって
も、オイルの流出事故を未然に防止することができる。
また、オイルタンク内にネット状の膜を設けるだけの構
造であるため、新造船はもとより、現在航行中のタンカ
ーに対しても容易に取付けることができるので直ちの実
施が可能となり、地球全体の環境保全の観点からも非常
に好ましいものである。
造であるため、新造船はもとより、現在航行中のタンカ
ーに対しても容易に取付けることができるので直ちの実
施が可能となり、地球全体の環境保全の観点からも非常
に好ましいものである。
さらに、この発明はタンカーの船体構造を改造するよう
なものではないので、その取付けに伴うコストは低く、
その普及性に対しても有利な点を有している構造である
。
なものではないので、その取付けに伴うコストは低く、
その普及性に対しても有利な点を有している構造である
。
第1図はこの発明の一実施例によるオイルタンク構造を
模式的に示した図、第2図は第1図の構造の外板が損傷
を受けた場合の断面図、第3図は第1図の“X″部分構
造を示す斜視図、第4図は第3図のTV−rV断面図、
第5図は第1図の“Y′部分の構造を示す斜視図、第6
図は第5図の■−■断面図、第7図は一般のタンカーの
側面図、第8図は第7図のタンカーの平面図、第9図は
第8図のIX−IX断面図、第10図は従来のオイルタ
ンク構造を改造した一例を示した図、第11図は従来の
オイルタンク構造を改造した他の例を示した図である。 なお、図において、1は外板、2は底板、3は上甲板、
4は中央隔壁、5はネット、6は海水、7はオイルであ
る。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第11 図
模式的に示した図、第2図は第1図の構造の外板が損傷
を受けた場合の断面図、第3図は第1図の“X″部分構
造を示す斜視図、第4図は第3図のTV−rV断面図、
第5図は第1図の“Y′部分の構造を示す斜視図、第6
図は第5図の■−■断面図、第7図は一般のタンカーの
側面図、第8図は第7図のタンカーの平面図、第9図は
第8図のIX−IX断面図、第10図は従来のオイルタ
ンク構造を改造した一例を示した図、第11図は従来の
オイルタンク構造を改造した他の例を示した図である。 なお、図において、1は外板、2は底板、3は上甲板、
4は中央隔壁、5はネット、6は海水、7はオイルであ
る。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第11 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 タンカーのオイルタンク構造であって、 オイルタンクの側壁を規定し、航行中に海水に面する少
なくとも1層の外板と、 前記外板に接続して前記オイルタンクの床壁を規定し、
航行中に海水に面する少なくとも1層の底板と、 前記オイルタンク内であって、前記外板および前記底板
の少なく共1方の表面を覆うように取付けられ、それを
介して対向したオイルと海水との混合動作を制限する機
能を有するネット状の膜とを備えた、タンカーのオイル
タンク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23164690A JPH04113985A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タンカーのオイルタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23164690A JPH04113985A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タンカーのオイルタンク構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113985A true JPH04113985A (ja) | 1992-04-15 |
Family
ID=16926762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23164690A Pending JPH04113985A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | タンカーのオイルタンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04113985A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649295U (ja) * | 1992-12-11 | 1994-07-05 | 三菱重工業株式会社 | 可撓性多孔シート敷設式タンカー |
US5520132A (en) * | 1991-02-21 | 1996-05-28 | Crippen; W. Stuart | Containment integrity system for vessels |
JP2002205685A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-23 | Shibata Ind Co Ltd | 流動体貨物の船舶輸送方法 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP23164690A patent/JPH04113985A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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