JP2005219559A - 貨物船 - Google Patents

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宗晴 豊田
Yoshiyuki Nakajima
喜之 中島
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Abstract

【課題】 燃料タンクの配置を工夫することで、船体自体の安定性を改善し、航行の安定性を確保するために必要なバラスト水の積載量を減少させることができる貨物船を提供すること。
【解決手段】 二重底25を構成する船体外板23の上方のホールドボトムプレート24上に燃料を積載する複数の燃料タンク26を同一平面上に配置する一方、二重底25内および舷側27の船体外板23と内方のインナーロンジバルクヘッド28と間にバラストタンク30を設ける。
これにより、燃料タンク26を直接海水に接することのない2重殻内に配置できるとともに、二重底25の上部に同一平面上となるように燃料タンク26を配置することで、2重底25のスパンSを狭くして2重底25の高さHを低くでき、これによって船体自体および積載貨物の重心を下げることができ、航行安定性を改善できるようにしている。
【選択図】 図2

Description

この発明は貨物船に関し、燃料タンクの配置を工夫することで、船体自体の安定性を改善し、航行の安定性を確保するために必要なバラスト水の積載量を減少させることができる貨物船、特にコンテナ船に適用して好適なものに関するものである。
貨物船では、航行に必要な主機の燃料を積載する燃料タンクのほか、航行の安定を確保するためバラスト水を積載するバラストタンクを備えており、バラスト水の積載量を調整することで、貨物の積載量の変化や燃料の消費量の変化が生じても安定して航行できるようにしている。
貨物船の中でも、コンテナを貨物とするコンテナ船では、ホールド内にコンテナを積載するのに加え、甲板のホールド開口部を開閉するハッチカバーの上部にも複数段にコンテナを積載することが行われ、船型によっては、常時バラスト水を積載して航行の安定性を確保するものも多い。
このような貨物船(コンテナ船)における燃料タンクやバラストタンクの配置は、例えば特許文献1に開示されているものを図3に示すように、船体1の船底2は、船体外板3とホールドボトムプレート4とからなる二重底5とされ、この二重底5の内部は図示しない複数のフロア−および複数のガーダーによって区画され、これら区画されたそれぞれの領域には、船体1の喫水の調整や横傾斜を調整するために海水を積載する複数のバラストタンク6とディーゼル等の主機を駆動するための燃料を積載する複数の燃料タンク7とがそれぞれ設けられている。
また、舷側8は、船体外板3とインナーロンジバルクヘッド9とで二重殻構造とされてその空間がサイドタンク10あるいはアッパーデッキ通路15とされ、これらのサイドタンク10は、主に船体1の喫水の調整や横傾斜を調整するために海水を収容するバラストタンク6として使用されるほか、サイドタンク10の一部を区画して燃料タンク7として使用するものもある。
このように構成された従来の貨物船では、万一衝突や座礁等を起こして二重底5やサイドタンク10の船体外板3に破損や亀裂が生じた場合、燃料タンク7中の燃料が海に漏洩して海洋汚染を引き起こしたり、燃料タンク7中の燃料に海水が浸入し、動力源の故障等を引き起こす危険性もある。
そこで、二重底やサイドタンクの船体外板に破損や亀裂が生じた場合でもディーゼル等の主機関を駆動するための燃料が海に漏洩したり、燃料タンク中の燃料に海水が浸入することによる動力源の故障等を防ぐことができる燃料タンクの配置として、図3(c)に示すように、船体1の内部の複数のホールド11を区画する隔壁12を、それぞれ一対の鉄板13で構成して空間を形成し、これら1対の隔壁12の空間内部に複数のホリゾンタルガーダー14を設けて区画し、これらの区画された領域をそれぞれディーゼル等の主機関を駆動するための燃料を積載する複数の燃料タンク7として利用するようにしている。
そして、船体1の船底2の二重底5の内部は、図示しない複数のフロア−および複数のガーダーにより補強されるとともに区画されて船体1の喫水や横傾斜を調整するために海水を収容する複数のバラストタンク6として使用されるとともに、舷側8の空間は、サイドタンク10あるいはアッパーデッキ通路15とされ、サイドタンク10は船体1の喫水の調整や横傾斜を調整するために海水を収容するバラストタンク6として使用するようにしている。
特開2002‐316688号公報
ところが、ホールド11を区画する隔壁12の内部に空間を設けて燃料タンク7とする場合には、船体外板3が損傷しても燃料が漏れ出したり、燃料に海水が混入することを防止できるとともに、燃料の積載量による船体1の安定性への影響を小さくできるものの、燃料自体をバラストとして利用する効果が小さく、船型によっては、常時バラスト水をバラストタンク6に積載する必要が生じるという問題がある。
また、ホールド11の底部全体を二重底5とすることから、二重底5自体の強度を保つため二重底5自体の高さH0が大きくなるという問題がある。
この発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、燃料タンクの配置を工夫することで、船体自体の安定性を改善し、航行の安定性を確保するために必要なバラスト水の積載量を減少させることができる貨物船を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明の請求項1記載の貨物船は、二重底を構成する船体外板の上方のホールドボトムプレート上に燃料を積載する複数の燃料タンクを同一平面上に配置する一方、前記二重底内および舷側の船体外板と内方のインナーロンジバルクヘッドと間にバラストタンクを設けて構成したことを特徴とするものである。
この貨物船によれば、二重底を構成する船体外板の上方のホールドボトムプレート上に燃料を積載する複数の燃料タンクを同一平面上に配置する一方、前記二重底内および舷側の船体外板と内方のインナーロンジバルクヘッドと間にバラストタンクを設けるようにしたので、燃料タンクを直接海水に接することのない2重殻内に配置できるとともに、二重底の上部に同一平面上となるように配置することで、2重底のスパンを狭くして2重底の高さを低くでき、これによって船体自体および積載貨物の重心を下げることができ、航行安定性を改善できるようにしている。
この発明の請求項1記載の貨物船によれば、二重底を構成する船体外板の上方のホールドボトムプレート上に燃料を積載する複数の燃料タンクを同一平面上に配置する一方、前記二重底内および舷側の船体外板と内方のインナーロンジバルクヘッドと間にバラストタンクを設けるようにしたので、燃料タンクを直接海水に接することのない2重殻内に配置することができるとともに、燃料をバラストとして利用することができ、バラスト水の積載量を最小限とすることができる。
また、二重底の上部に同一平面上となるように燃料タンクを配置することで、2重底のスパンを狭くして2重底の高さを低くすることができ、これによって船体自体および積載貨物の重心を下げて航行安定性を改善することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、この発明の貨物船をコンテナ船に適用した一実施の形態にかかり、図1(a)は平面配置図、(b)は部分斜視図、図2は部分横断面図である。
この発明のコンテナ船(貨物船)20では、船体21の船底22は、船体外板23とホールドボトムプレート24とからなる二重底25としてある。
そして、この貨物船20では、二重底25の上部であるホールドボトムプレート24上に複数の燃料タンク26が配置してあり、舷側27の船体外板23の内側のインナーロンジバルクヘッド28に接する位置から船体21の中央側に所望の幅および高さで形成され、しかも二重底25のホールドボトムプレート24上の同一平面状に配置して形成してある。
したがって、これらの燃料タンク26は、二重底25を構成するホールドボトムプレート24の平面形状が船首側で狭くなることから、例えば図1(a)中に黒く塗りつぶして示すように、機関室29から船首側のインナーロンジバルクヘッド28に接するように両側に沿って設けられる。
そして、このように二重底25上に配置される複数の燃料タンク26は、最も幅が広くとられる部分で、例えばコンテナ4つ分の幅とされ、高さがコンテナ1つ分とされる。
なお、このような複数の燃料タンク26の配置は、二重底25上で、ホールドボトムプレート24上の同一平面上に配置できる範囲であれば、その幅や高さなどは積載すべき燃料の量に応じて適宜設定すれば良く、幅は全幅であっても良い。
このように二重底25上で、ホールドボトムプレート24上の同一平面上に燃料タンク26を配置することで、二重底25上のホールドの両側あるいは全幅に燃料タンク26が位置することになり、これによって二重底25の上面を構成するホールドボトムプレート24のスパンSが狭くなり、その分だけ、従来のスパンS0の場合に比べ、補強部材を省くことが可能となり、二重底25の高さHを低くすることができる。
このように二重底25の高さHを従来のH0に比べて低くすることで、船体21自体および貨物として積載されるコンテナの重心位置を下げることができ、コンテナ船20自体の安定性を向上することができる。
また、このコンテナ船20では、二重底25上に燃料タンク26を同一平面上となるように配置したので、船体21の喫水の調整や横傾斜を調整するためのバラストとして有効に機能させることができる。
なお、このコンテナ船20でも、これまでと同様に、二重底25の内部は図示しない複数のフロア−および複数のガーダーによって区画され、これら区画されたそれぞれの領域には、船体21の喫水の調整や横傾斜を調整するために海水を積載する複数のバラストタンク30や配管スペースとして利用される。
さらに、舷側27の船体外板23と内側のインナーロンジバルクヘッド28とによって形成される二重殻構造の空間は、サイドタンク31あるいはアッパーデッキ通路32とされ、これらのサイドタンク31は、主に船体21の喫水の調整や横傾斜を調整するために海水を収容するバラストタンク30として使用される。
以上、実施の形態とともに、説明したように、この発明の貨物船20によれば、二重底25を構成する船体外板23の上方のホールドボトムプレート24上に燃料を積載する複数の燃料タンク26を同一平面上に配置する一方、二重底25内および舷側27の船体外板23と内方のインナーロンジバルクヘッド28と間にバラストタンク30を設けるようにしたので、燃料タンク26を直接海水に接することのない2重殻内に配置することができる。
さらに、二重底25の上部に同一平面上となるように燃料タンク26を配置することで、2重底25のスパンSを狭くして2重底25の高さHを低くすることができ、これによって船体21自体および積載貨物の重心を下げて航行安定性を改善することができる。
この発明の貨物船をコンテナ船に適用した一実施の形態にかかり、(a)は平面配置図、(b)は部分斜視図である。 この発明の貨物船をコンテナ船に適用した一実施の形態にかかる部分横断面図である。 従来の貨物船の燃料タンクの配置の説明するもので、(a)は平面配置図、(b)は一例の概略斜視図、(c)は他の一例の概略斜視図である。
符号の説明
20 コンテナ船(貨物船)
21 船体
22 船底
23 船体外板
24 ホールドボトムプレート
25 二重底
26 燃料タンク
27 舷側
28 インナーロンジバルクヘッド
29 機関室
30 バラストタンク
31 サイドタンク
32 アッパーデッキ通路
H 二重底の高さ
S 二重底のスパン

Claims (1)

  1. 二重底を構成する船体外板の上方のホールドボトムプレート上に燃料を積載する複数の燃料タンクを同一平面上に配置する一方、前記二重底内および舷側の船体外板と内方のインナーロンジバルクヘッドと間にバラストタンクを設けて構成したことを特徴とする貨物船。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005297951A (ja) * 2004-03-17 2005-10-27 Hokushin Sangyo Kk 燃料油貯蔵タンク中の燃料油の加熱方法
JP2008191013A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The リムずれ量測定装置およびリムずれ量測定方法
CN104443259A (zh) * 2014-11-12 2015-03-25 南通中远川崎船舶工程有限公司 一种降低汽车滚装船重心的布置方法
CN104494793A (zh) * 2014-12-03 2015-04-08 大连船舶重工集团有限公司 一种基于新型压载舱的万箱以上超大型集装箱船
CN115195937A (zh) * 2022-08-02 2022-10-18 上海船舶研究设计院(中国船舶工业集团公司第六0四研究院) 甲醇燃料舱船舶布置方案

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