JPH04113284U - 自動車の上部車体構造 - Google Patents

自動車の上部車体構造

Info

Publication number
JPH04113284U
JPH04113284U JP2542191U JP2542191U JPH04113284U JP H04113284 U JPH04113284 U JP H04113284U JP 2542191 U JP2542191 U JP 2542191U JP 2542191 U JP2542191 U JP 2542191U JP H04113284 U JPH04113284 U JP H04113284U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cowl
panel
lower panel
dash
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2542191U
Other languages
English (en)
Inventor
修 浜崎
Original Assignee
マツダ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP2542191U priority Critical patent/JPH04113284U/ja
Publication of JPH04113284U publication Critical patent/JPH04113284U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カウルボックスの空調用通風経路としての気密
性を確保しつつ、カウルボックス内のワイパ駆動機構な
どの機器のメンテナンス性の向上を図る。 【構成】カウルアッパパネル10とカウルロアパネル1
1とダッシュアッパパネル7とでカウルボックス13を
構成した自動車の上部車体構造であって、上記カウルア
ッパパネル10とダッシュロアパネル4とに対して、上
記カウルロアパネル11が締結部材23,24,25,
26により脱着可能に取付けられる一方、上記カウルロ
アパネル11を上記ダッシュアッパパネル7にシール部
材7を介して気密状に当接させたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、カウルアッパパネルとカウルロアパネルとダッシュアッパパネル との三者でカウルボックスを構成したような自動車の上部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の自動車の上部車体構造としては、例えば、実開平2−1018 1号公報に記載のように、カウルアウタパネルとカウルフロントパネルとダッシ ュアッパパネルとの三者で車幅方向に延びるカウル閉断面を備えたカウルボック スを構成した構造がある。
【0003】 ところでFF(前部機関前輪駆動)やFR(前部機関後輪駆動)のようにエン ジンを前置きにすると共に、このエンジンをカウルボックス下方位置に近接配置 した場合には、エンジンの上方の空間が狭くする関係上、カウルボックスの上下 方向寸法が制限され、一般に上述のカウルボックス内に配設されるワイパピボッ トやワイパモータなどのワイパ駆動機構のメンテナンス時において、上述のカウ ルボックス前面の開口部からの保守点検が困難となる問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、カウルボックスの空調用通風経路としての気密性を確保しつつ、 カウルボックス内のワイパ駆動機構などの機器のメンテナンス性の向上を図るこ とができる自動車の上部車体構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、カウルアッパパネルとカウルロアパネルとダッシュアッパパネル とでカウルボックスを構成した自動車の上部車体構造であって、上記カウルアッ パパネルとダッシュロアパネルとに対して、上記カウルロアパネルが締結部材に より脱着可能に取付けられる一方、上記カウルロアパネルを上記ダッシュアッパ パネルにシール部材を介して気密状に当接させた自動車の上部車体構造であるこ とを特徴とする。
【0006】
【考案の効果】
この考案によれば、上述のカウルロアパネルは締結部材を用いて上述のカウル アッパパネルとダッシュロアパネルとに脱着可能に取付けたので、カウルボック ス内のワイパ駆動機構などの機器のメンテナンスに際しては、上述の締結部材を 除去した後に、カウルロアパネルを取外すと、容易にメンテナンスを行なうこと ができ、この結果、カウルボックス内のワイパ駆動機構などの機器のメンテナン ス性の向上を図ることができる効果がある。
【0007】 加えて、上述のカウルロアパネルはダッシュアッパパネルにシール部材を介し て気密状に当接させたので、空気調和装置への外気取入部としての空調用通風経 路を兼ねるカウルボックスの気密性を確保することができる効果がある。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は自動車の上部車体構造を示し、図1乃至図4において、エンジンルーム 1の上面開口を開閉可能に覆うボンネット2を設け、このボンネット2の下面部 にはレインフォースメント3を接合する一方、フロアパネル(図示せず)の前端 にはダッシュロアパネル4を立設固定して、このダッシュロアパネル4で上述の エンジンルーム1と車室5とを区画している。
【0009】 上述のダッシュロアパネル4の上端部には、車室5側に位置する断面略コ字状 のダッシュアッパメンバ6を配設すると共に、上述のダッシュアッパパネル4の 上端部には、該ダッシュロアパネル4の略延長線上に位置するダッシュアッパパ ネル7を配設し、このダッシュアッパパネル7と上述のダッシュアッパメンバ6 とを接合して、車幅方向に延びる閉断面8を構成している。
【0010】 一方、上述のエンジンルーム1に配置したエンジン9の上方には、カウルアッ パパネル10とカウルロアパネル11と上述のダッシュアッパパネル7との三者 で車幅方向に延びるカウル閉断面12を備えたカウルボックス13を配設すると 共に、上述のカウルアッパパネル10の所定部にはダム(dam )14を介してフ ロントウインドガラス15の前端部を接合している。
【0011】 ここで、上述のフロントウインドガラス15を払拭するフロントワイパ16( 図1参照)は、ワイパモータ17の駆動時にワイパピボット18を揺動支点とし て円弧状に往復運動し、フロントウインドガラス15の外表面を払拭することで 、前方視界を確保する。
【0012】 上述のワイパピボット18は図2に示すように、またワイパモータ17は図3 に示すように、それぞれ上述のカウルボックス13内に配設されている。
【0013】 ところで、上述のカウルロアパネル11はカウルアッパパネル10とダッシュ ロアパネル4とに対して、締結部材により脱着可能に取付けられるが、以下この 点について詳述する。
【0014】 上述のカウルアッパパネル10の前端部下面には車幅方向に延びるブラケット 19を接合し、このブラケット19の前端を、上述のカウルアッパパネル10の 前端に一体的に折曲げ形成した接合フランジ部10aよりも前方に延設している 。
【0015】 また上述のカウルロアパネル11は、上述の接合フランジ部10aに当接させ るフランジ部20aに続いて、上述のブラケット19上面に当接させる取付部2 0bを一体形成し、さらに、この取付部20bに続いて逆コ字状に連接させた連 設部20cを有するパネル部材20と、カウルロアパネル主体21aの後端部に シール部材配設部21bを一体形成したパネル部材21と、カウルロアパネル主 体21aの後部下面からダッシュロアパネル4の前面に向けてスラント状に延び るブラケット22との三者20,21,22を図示の如く一体的に接合している 。
【0016】 さらに上述のカウルアッパパネル10におけるブラケット19の締結部にはナ ット23を予め溶接固定すると共に、上述のダッシュロアパネル4の締結部にも ナット24を予め溶接固定している。
【0017】 そして、上述のカウルロアパネル11におけるパネル部材20のフランジ部2 0aをカウルアッパパネル10の接合フランジ部10aに当接し、またカウルロ アパネル11におけるパネル部材20の取付部20bを上述のブラケット19に 当接し、さらにカウルロアパネル11におけるブラケット22の後端部をダッシ ュロアパネル4に当接した後に、ボルト25,26を上述のナット23,24に 螺合することで、このカウルロアパネル11をカウルアッパパネル10とダッシ ュロアパネル4とに対して脱着可能に取付けている。
【0018】 また上述のカウルロアパネル11におけるシール部材配設部21bと対向する ように、上述のダッシュアッパパネル7にはシール部材受け部7aを一体的に折 曲げ形成し、これら両者21b,7a間にウレタン製のシール部材27を介設す ることで、上述のカウルロアパネル11をダッシュアッパパネル7にシール部材 27を介して気密状に当接させている。なお、図面中、28はカウルボックス1 3とボンネット2との間をシールするシール部材、29はインストルメントパネ ルである。
【0019】 このように、上述のカウルロアパネル11を締結部材としてのボルト25,2 6、ナット23,24を用いて上述のカウルアッパパネル10とダッシュロアパ ネル4とに脱着可能に取付けたので、カウルボックス13内に配設されたワイパ ピボット18、ワイパモータ17などのワイパ駆動機構やその他の機器のメンテ ナンスに際しては、上述のボルト25,26を除去した後に、カウルロアパネル 11を取外すと、カウル閉断面12が開放されて、メンテナンス用の空間が確保 できるので、容易にメンテナンスを行なうことができ、この結果、カウルボック ス13内の上述のワイパ駆動機構などの機器のメンテナンス性の向上を図ること ができる効果がある。
【0020】 加えて、上述のカウルロアパネル11はダッシュアッパパネル7にシール部材 27を介して気密状に当接させたので、空気調和装置への外気取入部としての空 調用通風経路を兼ねるカウルボックス13の気密性を確保することができる効果 がある。
【0021】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の締結部材は、実施例のボルト25,26、ナット23,24に対応 するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の上部車体構造を備えた自動車の平面
図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】図1のB−B線矢視断面図。
【図4】本考案の自動車の上部車体構造を示す斜視図。
【符号の説明】
4…ダッシュロアパネル 7…ダッシュアッパパネル 10…カウルアッパパネル 11…カウルロアパネル 13…カウルボックス 23,24…ナット 25,26…ボルト 27…シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウルアッパパネルとカウルロアパネルと
    ダッシュアッパパネルとでカウルボックスを構成した自
    動車の上部車体構造であって、上記カウルアッパパネル
    とダッシュロアパネルとに対して、上記カウルロアパネ
    ルが締結部材により脱着可能に取付けられる一方、上記
    カウルロアパネルを上記ダッシュアッパパネルにシール
    部材を介して気密状に当接させた自動車の上部車体構
    造。
JP2542191U 1991-03-22 1991-03-22 自動車の上部車体構造 Pending JPH04113284U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2542191U JPH04113284U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 自動車の上部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2542191U JPH04113284U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 自動車の上部車体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04113284U true JPH04113284U (ja) 1992-10-02

Family

ID=31910161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2542191U Pending JPH04113284U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 自動車の上部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04113284U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020620A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 スズキ株式会社 車両前部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020620A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 スズキ株式会社 車両前部構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3788681A (en) Arrangement of the drive and support of windshield wipers
JP3640637B2 (ja) 車両用カウルトップパネルのシール構造
JPH03248979A (ja) 自動車の車体前部構造及び車体組付方法
US4976491A (en) Cowl and dash panel assembly for a front body construction of a motor vehicle
JP4101819B2 (ja) 車両用カウルトップ構造
JPH04113284U (ja) 自動車の上部車体構造
JP2003526567A (ja) 自動車のためのワイパ装置
JPS6020533Y2 (ja) 自動車のカウルパネル部構造
JPH042137Y2 (ja)
JP5428434B2 (ja) カウルトップガーニッシュのシール構造
JPH086687Y2 (ja) 自動車のカウル構造
JPS63242782A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2549983Y2 (ja) 車両の前部車体構造
JP4303565B2 (ja) トラクタのキャビン
JP3189287B2 (ja) 農用走行車体の空調装置
JPH0431881Y2 (ja)
JPH0431883Y2 (ja)
JPH0327908Y2 (ja)
JPH0710977Y2 (ja) ワイパーの取付構造
JPH06166381A (ja) 自動車の車体前部構造
JP2003165420A (ja) 自動車の前部構造
JP3179878B2 (ja) 車両のシート取付構造
JPH0616846Y2 (ja) 車両の補器部材組付構造
JPH0348945Y2 (ja)
JP2520986Y2 (ja) 車体フードのシール構造