JPH04112969A - 点火制御装置 - Google Patents

点火制御装置

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JPH04112969A
JPH04112969A JP23004390A JP23004390A JPH04112969A JP H04112969 A JPH04112969 A JP H04112969A JP 23004390 A JP23004390 A JP 23004390A JP 23004390 A JP23004390 A JP 23004390A JP H04112969 A JPH04112969 A JP H04112969A
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ignition
cylinder
ignition timing
spark plugs
combustion
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Keisuke Daikoku
圭介 大穀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、点火制御装置に係り、とくに、同一シリンダ
内に2個の点火プラグが設けられた多気筒エンジン用と
して好適な点火制御装置に関する。
〔背景技術〕
従来より、第7図に示すように、同一のシリンダ50内
に2個の点火プラグ52.52が設けられたいわゆるダ
ブル・プラグ方式のエンジンが考案されている。このダ
ブルプラグ方式では、点火プラグ52.52が、図示の
如く燃焼室60の中心に対してほぼ対象に、且つ各点火
プラグが中心に対して偏った位置に配置されているのが
一般的である。この第7図において、符号61はピスト
ンを示す。
かかるダブルプラグ方式は、燃焼室内の混合気の完全燃
焼を図るべく考案されたもので、一般に、1個の点火プ
ラグが受は持つ燃焼伝播距離が小さくなり、燃焼時間が
短くなることから、ノンキングに対して有利であり、大
型船外機等の熱負荷の大きなエンジンに比較的多く採用
されている。
第8図には、このダブル・プラグ方式の6気筒2サイク
ルエンジンにおける点火コイルと点火プラグとの一般的
な結線例が示されている。この第8図において、各シリ
ンダ50内には、2極同時点火コイル51の両端に接続
された各2本の点火プラグ52.52が接続されている
。この場合、各シリンダ50内に配置された2本の点火
プラグ52.52は同時に点火される構造となっている
このため、低負荷、低速部で燃焼の安定性が何よりも要
求される場合には、特に2サイクルエンジンの場合には
元々不整燃焼がある為、大幅に遅角することによって燃
焼の安定化を図る必要があった。即ち、遅角することに
よって、燃焼速度を遅らせ、爆発圧力を下げ、着火しな
かった時と着火した時の差を小さくし、これにより燃焼
の安定化を図るのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、従来のダブル・プラグ方式は、燃焼時
間が短くなるため、ノッキング等の異常燃焼を防ぐのに
は適するが、この反面、燃焼の安定性を確保するために
はシングル・プラグ方式に比べてより大きな遅角幅を設
ける必要があった。しかしながら、進角機構によっては
、この点火時期の進角−遅角幅の設定に限度があり、か
かる場合要求通りの点火時期制御を行うことが困難であ
ることから、低速時の不整燃焼を防止できないという不
都合があった。
[発明の目的] 本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善し
、高速時のノンキング等の異常燃焼を防止し得るととも
に低速時の不整燃焼をも防止し得る点火制御装置を提供
することにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、点火タイミング信号を出力する点火タイミン
グ信号出力手段と、少なくとも2本の2極同時点火コイ
ルに接続された各2本の点火プラグと、前記点火タイミ
ング信号出力手段からの出力信号を受け、スロットル開
度、クランク角に応じて前記各点火プラグの点火時期を
決定して点火時期制御を行う制御部とを備えている。こ
の内、各2極同時点火コイルに接続された各2本の点火
プラグが、それぞれ異なるシリンダ内に且つ当該各シリ
ンダ内に各々2本配置されている。そして、制御部が、
同一シリンダ内の点火プラグの点火モードを、エンジン
回転数が第1の設定回転数以上になった場合にダブル点
火モードに、エンジン回転数が第2の設定回転数以下に
なった場合にはシングル点火モードにそれぞれ設定する
点火モード切り換え機能を有しているという構成を採っ
ている。これによって前述した目的を達成しようとする
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づい
て説明する。
ここで、前述した従来例と同等の構成部分については同
一の符号を用いるものとする。また、この実施例は、6
気筒2サイクルエンジンについてのものである。
この実施例は、第1図に示すように、マグネトのロータ
1の回転を60’おきに検出し、それぞれ点火タイミン
グ信号を出力する3つの点火タイミング信号出力手段と
してのピックアップコイル2A、2B、2Cと、No、
 1〜No、 6の6つの2極同時点火コイル51、〜
516に接続された各2本の点火プラグ52a、52b
、52c、52d、52e、52f、52g、52h、
52i、52j、52に、521と、ピンクアップコイ
ル2A〜2Cの出力信号を受け、スロットル開度、クラ
ンク角に応じて点火プラグ52a〜521の点火時期を
決定して点火時期制御を行う制御部としての点火時期制
御ユニット10とを備えている。
この点火時期制御ユニット10としては、いわゆるCD
I点火方式のものが使用されており、マグネトのロータ
1の回転によりコンデンサ充電コイル3に発生する交流
起電力により充電される点火用コンデンサC1,Cz 
と、これらの点火用コンデンサC,C2の放電を制御す
る6個のサイリスタSCR,−3CR,と、これらのサ
イリスタSCR,〜SCR,のゲートにトリガーパルス
を出力する信号分配回路4と、この信号分配回路4に後
述するようにして決定された点火時期毎に信号を出力す
る進角演算回路5と、この進角演算回路5に点火時期決
定のための後述する種々の信号を出力するピンクアップ
信号処理回路6等を含んで構成されている。
ピックアップ信号処理回路6には、前述した3つのピッ
クアップコイル2A〜2C,ギヤーカウントコイル7及
びスロットルセンサ8が接続されている。
ギヤーカウントコイル7は、マグネトのロータ1と一体
的に装備された図示しないリングギヤの歯部の凹凸に応
してパルスを発生する。ギヤーカウントコイル7からの
ローター回転当たりのパルス数は、リングギヤ全体の歯
数によって定まる。
従って、ピックアップコイルの出力を開始信号としてギ
ヤーカウントコイル7の出力パルスをカウントすること
によって、クランク角の変化を知ることができる。スロ
ットルセンサ8は、図示しないキャブレタのスロットル
開度に比例する電圧信号を出力する。
ピックアップ信号処理回路6では、ピックアップコイル
2A〜2Cからの点火タイミング信号を受けると、スロ
ットル開度に応じて定められるギヤーカウントコイル7
の所定パルス数をカウントし、カウント終了後点火信号
を出力する。更に、本実施例では、ピックアップ信号処
理回路6では、何れか一つのピックアップコイル、例え
ば2Aの出力を周波数−電圧変換することにより、エン
ジン回転数に対応する信号を出力するようになっている
進角演算回路5では、ピックアップ信号処理回路6から
のこれらの各種信号に基づき点火プラグ52a〜521
の点火時期を決定し、この信号を信号分配回路4へ出力
する。信号分配回路4は、この信号を分配して各サイリ
スタSCRヘトリガーパルスを出力し、各サイリスタS
CRをターンオンさせる。これにより、点火用コンデン
サC1C2に充電された電力が瞬時に放電されて、2極
同時点火コイル51の一次側へ電流が流れ、二次側に高
電圧が発生して、当該2極同時点火コイル51の二次側
に接続された2本の点火プラグ52a、52b (52
c、52d:52e、52f:52g、52h:52i
、52j:52に521)に同時に火花が飛ぶ。
ここで、本実施例では、第2図に示すように、各2掻回
時点火コイルの二次側に接続された点火プラグは、互い
に180”位相がずれたシリンダに配置されている。即
ち、点火プラグ52a、52gはNo、 1シリンダ5
0.内に、点火プラグ52c、52iはNo、 2シリ
ンダ5O2内に、点火プラグ52e、52にはNo、 
3シリンダ503内に、点火プラグ52b、52hはN
o、 4シリンダ504内に、点火プラグ52d、52
jはNo、 5シリンダ505内に、点火プラグ52f
、521はNα6シリンダ50.内に、それぞれ配置さ
れている。また、本実施例では、点火時期制御ユニット
の進角演算回路5では、エンジン回転数に応じて、第4
図のフローチャートに示すような点火モードの切り換え
を行うようになっている。即ち、進角演算回路5では、
エンジン始動とともに、まず、シングル点火モードに設
定しくステップ5101)、現在のエンジン回転数N(
rpm)と第1の設定回転数N+(rpm)とを比較す
る(S102)、そして、N<N、が成立する間はシン
グル点火モードの設定を持続し、エンジン回転数が上昇
してN≧N1になるとダブル点火モードに設定する(S
103)。そして、今度は、現在のエンジン回転数N(
rpm)と第2の設定回転数N2との比較を行う(S1
04)。そして、N>Nzが成立する間はダブル点火モ
ードの設定を維持し、エンジン回転数が低下してN≦N
2になるとスタートに戻り、シングル点火モードに再び
設定する。ここで、N1とN2との関係は、N、>NZ
になるように定められているものとする。すると、第3
図に示すようなヒステリシス部N1〜N2が設けられ、
境界部での自動を回避することができる。
第5図には、本実施例におけるダブル点火モード時の各
シリンダ内の状態が示されている。
ここで、No、 1シリンダ501 に注目してみると
、TDC(上死点:TOP  DEAD  CENTE
R)の直前にコイル51..514の片側にそれぞれ接
続された2つの点火プラグ52a、52gが同時に点火
することによって、急速燃焼が起こり、耐ノツク性が向
上する。この時点から、180°クランクシヤフトが回
転すると、今度はNo、 4シリンダ504を燃焼させ
るため発生した火花がNo、 1シリンダ501でも飛
ぶが、No、 1シリンダ50、はこの時下死点(BD
C)前、即ち、掃気工程であるので、点火プラグの回り
に給気されていないので燃焼は起こらず無駄火となる。
更に180°クランクシヤフトが回転すると、最初と同
様に2つの点火プラグ52a、52gがコイル51..
51.の働きにより点火し、燃焼が起こる。以後、N0
11シリンダ501内では、同様の動作が繰り返される
。また、NO12〜Nα6シリンダでも、それぞれの位
相差をもって同様の工程が繰り返される。
第6図には、本実施例におけるシングル点火モード時の
状態が示されている。
Nα1シリンダ501の上死点近くでコイル51、の働
きで、N011シリンダ501及びNo、 4シリンダ
504に火花が飛ぶが、Nα4シリンダ504では無駄
火となる。No、 1シリンダ50.では、2つある点
火プラグ52a、52gの内、52aじか火花が飛ばず
、当該点火プラグ52aが通常と同様に燃焼室の中心に
対して偏って位置しているため、比較的緩慢な燃焼が起
こる。この緩慢さによって、爆発(燃焼)圧力は小さく
なり、燃焼の安定性が確保される(不整燃焼が防止され
る)。
この時点から、クランクが180°回転すると、No、
 4シリンダ504を燃焼させる為に、No、 1シリ
ンダ501及びN014シリンダ504に火花が飛ぶが
、阻1シリンダでは下死点付近であるので、燃焼には至
らない。更に180°クランクが回転すると、コイル5
14によって、陥、1シリンダ501及びNα4シリン
ダ50.に火花が飛び、Nα1シリンダ50.内では、
前回のサイクルでは火花が飛ばなかった方の点火プラグ
50gから緩慢な燃焼が始まる。以下、同様に、サイク
ル毎に、コイル511,514の働きにより点火プラグ
52a。
52gが交番に点火される。また、No、 2〜N01
6シリンダでも、それぞれの位相差をもって同様の工程
が繰り返される。このように、サイクル毎に、No、 
1〜Nα3コイル51..51□、513とNα4〜N
o、 6コイル51..51..516を交互に働かせ
ることによって、同一シリンダ内に配置された2本の点
火プラグが交番に点火されることから、本実施例では、
何れの点火プラグの温度も下がり過ぎることがなく、エ
ンジン回転数が上昇し、再びダブル点火モードになった
ときに、プラグの温度低下による失火等のトラブルを防
止できる。
以上説明したように、本実施例によると、点火時期制御
ユニット10の点火モード切り換え機能により、エンジ
ン低回転時、即ち、低速時には燃焼室の中心に対して偏
って位置している何れか一方の点火プラグが点火される
ので、燃焼時間が長くなり、燃焼の安定性が確保され、
不整燃焼を防止でき、この一方、エンジン高回転時、即
ち、高速時には同一シリンダ内の2本の点火プラグが同
時に点火されるので急速燃焼が起こり(混合気の完全燃
焼が確保され)ノッキング等の異常燃焼を防止できる。
また、N、−N2 rpmの部分は第3図に示すような
ヒステリシス部を形成しているので、境界部での自動現
象が回避される。更には、低速時におけるシングル点火
モード時に同一シリンダ内の2本のプラグを交番に使用
するので、失火等のトラブルを有効に防止できる。
また、本実施例によると、クランクシャフトの1回転に
1回の割合で各シリンダ(内の混合気)を燃焼させるた
め各2掻回時点火コイルを1サイクルで2回働かせるよ
うになっていることから、通常のダブル・プラグ方式に
対して部品を何ら増す必要がなく、コストのアップを防
止できる。
尚、上記実施例では、同一シリンダ内の2つの点火プラ
グの位置に特性を与えずシングル点火モード時に交互に
点火させることとしたが、掃気口。
排気口との位置関係によって低速時の燃焼状態を一層良
好に確保するため、何れか一方の点火プラグのみを使用
することも可能である。また、上記実施例では6気筒2
サイクルエンジンについて例示したが、本発明はこれに
限定されるにものではなく、2気筒以上のエンジンであ
れば本発明は適用でき、4サイクルエンジンにも適用可
能である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成され機能するので、これに
よれば、各2掻回時点火コイルの二次側に接続された各
2本の点火プラグが、それぞれ異なるシリンダ内に且つ
当該各シリンダ内に各々2本配置されるでいることから
、点火コイルを一木或いは2本則時に働かせることによ
り、同一シリンダ内の2本の点火プラグの点火モードを
両方同時に点火させるダブル点火モードと何れか一方の
みを点火させるシングル点火モードの切り換えを容易に
行うことができ、通常のダブル・プラグ方式に対して何
ら新たな部品を設ける必要がないのでコストのアップを
防止することができ、しかも、制御部の点火モード切り
換え機能により、エンジン低回転時には燃焼室の中心に
対して偏って位置している何れか一方の点火プラグが点
火されるので、燃焼時間が長くなり、燃焼の安定性が確
保され、不整燃焼を防止できるとともに、エンジン高回
転時には同一シリンダ内の2本の点火プラグが同時に点
火されるので象、速燃焼が起こり、ノッキング等の異常
燃焼をも防止できるという従来ない優れた点火制御装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体的な回路構成を示すブ
ロック図、第2図は上記実施例における点火コイルと点
火プラグの結線及び点火プラグのシリンダ内の配置を示
す説明図、第3図は上記実施例における点火モードの切
り換えを示す線図、第4図は第1図の点火時期制御ユニ
ットの点火モード切り換え制御動作を示すフローチャー
ト、第5図は上記実施例のダブル点火モード時の各シリ
ンダ内の燃焼状態を示す説明図、第6図はシングル点火
モード時の各シリンダ内の燃焼状態を示す説明図、第7
図は通常のダブル・プラグ方式のエンジンにおけるシリ
ンダ内の点火プラグの配置を示す説明図、第8図は従来
の点火コイルと点火プラグの結線及び点火プラグのシリ
ンダ内の配置を示す説明図である。 2A〜2C・・・・・・点火タイミング信号出力手段と
してのピックアップコイル、10・・・・・・制御部と
しての点火時期制御ユニット、50.〜506・・・・
・・シリンダ、51□〜516・・・・・・2掻回時点
火コイル、52a〜521・・・・・・点火プラグ。 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)点火タイミング信号を出力する点火タイミング信
    号出力手段と、複数の2極同時点火コイルの二次側に接
    続された各2本の点火プラグと、前記点火タイミング信
    号出力手段からの出力信号を受け、スロットル開度、ク
    ランク角に応じて前記各点火プラグの点火時期を決定し
    て点火時期制御を行う制御部とを備えた点火制御装置に
    おいて、前記各2極同時点火コイルの二次側に接続され
    た各2本の点火プラグが、それぞれ異なるシリンダ内に
    且つ当該各シリンダ内に各々2本配置されるとともに、 前記制御部が、同一シリンダ内の点火プラグの点火モー
    ドを、エンジン回転数が第1の設定回転数以上になった
    場合にダブル点火モードに、エンジン回転数が第2の設
    定回転数以下になった場合にはシングル点火モードにそ
    れぞれ設定する点火モード切り換え機能を有しているこ
    とを特徴とした点火制御装置。
JP23004390A 1990-08-31 1990-08-31 点火制御装置 Expired - Lifetime JP2887512B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014220915A1 (de) 2013-11-13 2015-05-13 Suzuki Motor Corporation Zündsteuervorrichtung für Motor

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CN104632503A (zh) * 2013-11-13 2015-05-20 铃木株式会社 用于引擎的点火控制装置
CN104632503B (zh) * 2013-11-13 2017-05-10 铃木株式会社 用于引擎的点火控制装置
DE102014220915B4 (de) 2013-11-13 2020-06-18 Suzuki Motor Corporation Zündsteuervorrichtung für Motor

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