JP3443692B2 - 制御可能な点火装置 - Google Patents

制御可能な点火装置

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JP3443692B2 JP22856794A JP22856794A JP3443692B2 JP 3443692 B2 JP3443692 B2 JP 3443692B2 JP 22856794 A JP22856794 A JP 22856794A JP 22856794 A JP22856794 A JP 22856794A JP 3443692 B2 JP3443692 B2 JP 3443692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の前提部分に記
載された,内燃機関のための点火装置を制御するための
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】類概念を構成する点火装置は,ドイツ連
邦共和国特許出願公開第3928726号明細書により
公知であり,従来の点火装置,例えば静的高電圧分布を
有するいわゆるトランジスタ点火装置に比べて,小さな
従つて安価なスパークプラグが使用可能であるという利
点を有する。更に上記刊行物によれば,最適な点火装置
は,それが回転数にかかわりなく,総燃焼時間の間投入
されたままとなることによつて確保される。こうした点
火装置は,両極性火花燃焼電流を発生するので,交流点
火装置と称される。
【0003】従来公知の点火装置構想で中心となつてい
たのは,以下の要請,即ち確実なコールドスタートを保
証し,スパークプラグが煤で汚れた場合でもシリンダ内
で燃料/空気混合気を確実に点火させることであつた。
この要請を満足するために,それ相応に大きな点火エネ
ルギーが用意された。機関の最大需要に合わせて定めら
れた点火エネルギーは通常運転(暖かい機関)時には必
要とされない。そのことからスパークプラグの不必要に
高い電極焼損が生じ,この電極焼損がそれ自体スパーク
プラグの寿命を下げて,プラグの頻繁な交換をもたら
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,スパ
ークプラグ交換間隔が少なくとも100000kmであ
る,最初に述べられた種類の点火装置を制御するための
方法を示すことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題が,請求項1に
明示された特徴によつて解決される。それによれば,
関パラメータとしての負荷及び回転数に依存して,制御
装置内に蓄えられている点火電流特性曲線から,火花燃
焼電流の調整すべき値即ち基準値が取出され,同様に制
御装置に蓄えられている燃焼時間特性曲線から,燃焼時
間の調整すべき値即ち基準値が取出される。
【0006】本発明による方法の有利な1展開では,機
関負荷,回転数及び機関パラメータは点火電流の制御に
も又その燃焼時間の制御にも利用される。このために好
ましくは,制御装置内に蓄えられた特性曲線が利用され
る。好ましくは,機関負荷及び回転数のために,点火電
流特性曲線又は燃焼時間特性曲線から,点火電流値又は
燃焼時間の基準値が取出される。
【0007】別の好ましい実施態様によれば,点火電流
値及び燃焼時間のこれらの基準値が内燃機関の瞬時運転
状態に応じて補正される。機関温度が特定の閾値になお
達しない場合,温度補償が行われる。これにより機関の
コールドスタート特性が向上する。更に機関の動的状態
変化時に,点火電流値の基準値に動的係数が加えられ,
この係数は負荷値の変化に比例しておりかつ時間に伴つ
て減少する。特定の遅延時間後に動的係数が零値に達
し,補正された基準値が新たな負荷状態の基準値とな
る。
【0008】本発明による方法は,有利には交流点火装
置又は高圧コンデンサ点火装置を制御するために適用す
ることができる。
【0009】
【実施例】本発明による方法を以下交流点火装置に基づ
いて例示して説明する。
【0010】図1は4シリンダ形機関において本発明に
よる方法を実施するための交流点火装置のブロツク図を
示す。この場合,各スパークプラグZK1〜ZK4ごと
にそれぞれ1つの点火最終段Z1〜Z4が設けられてい
る。これらの点火最終段はシリンダ選択回路9を介して
制御装置1と接続されており,制御装置は各点火最終段
ごとに点火信号1〜4を発生し,同時にすべての点火最
終段に対して1つの変調電圧UModを出力し,該電圧
が電流制御回路10によつて処理される。この変調電圧
は点火電流の目標値Isollであり,比較器によつて
点火最終段の1次電流回路の分路抵抗器R(図2参照)
で発生される実際値Iistと比較される。比較の結果
はシリンダ選択回路9に送られる。制御装置1は更に回
転数n,負荷L及び機関温度Tを検出するためのセンサ
4,5,6とシリンダ1検知装置7とに接続されてお
り,更に電子燃料噴射を制御するために導線1aを介し
て燃料噴射装置11に接続されており,燃料噴射装置は
適当なアクチユエータを含む。最後に,車載蓄電池2か
ら給電される切換式電源部3が点火最終段Z1〜Z4の
ために電源電圧(18V/180V)を発生する。
【0011】図1に示された単一のイグニシヨンコイル
コイルを駆動するための点火最終段の1実施例が図2に
示されており,これは実質的に,IGBTトランジスタ
(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)実施のトランジ
スタTと,エネルギー回復ダイオードDと,1次振動回
路コンデンサCと,1次巻線と2次巻線とで構成された
結合約50%のイグニシヨンコイルコイルTrと,スパ
ークプラグZKと,単純な制御回路10とからなり,該
制御回路は図1の電流制御回路10に一致し,しかし付
加的にシリンダ選択回路9のゲートを含んでいる。それ
故にこの制御回路10には制御装置1によつて処理され
た制御信号が,つまり点火信号1と変調電圧UMod
送られる。最初に挙げられた制御信号は点火時期と燃焼
時間tBとを決定し,第2に挙げられた制御信号U
Modは1次電流Ipの値を,そしてその結果,点火電
圧Ukを,つまり火花燃焼電流iBの値を決定する。こ
の2つの制御信号,点火信号1とUModの本発明によ
る発生については後に説明される。
【0012】図2に示された点火最終段は電流制御式遮
断・導通変換モードで作動する。トランジスタTのター
ンオン動作の持続する間,図3に示された1次コイル電
流Ipに一致したコレクタ電流Ikが流れる。このコレ
クタ電流Ikは制御回路10によつて,変調電圧U
Modによつて決定された値Isollに制限される。
充電時間を短くするために,既に図1に関連して説明さ
れた切換式電源部でもつて,180Vの電圧が点火最終
段に供給される。コレクタ電流IkがIsollによつ
て設定された値に達したなら,トランジスタTは遮断さ
れる。蓄積コイル中に含まれたエネルギーが出力回路
(2次インダクタンス,スパークプラグ容量)を振動さ
せる。エネルギーの一部はコンデンサC内に別の部分は
スパークプラグ容量内に移される。コンデンサCの電圧
UcとスパークプラグZKの点火電圧UBは,図3に示
すように,蓄積コイル中に,つまり1次コイル中に,も
はやエネルギーが存在しなくなるまで正弦波状に上昇す
る。
【0013】それに続く時間部分において,容量蓄積エ
ネルギーはコンデンサCの電圧Ucが零値に達するま
で,再び1次コイルインダクタンスに供給される(図3
参照)。1次側電圧UcはダイオードDによつて負にな
ることがない。2次側では,1次インダクタンスと2次
インダクタンスとの間の結合が約50%の強さにすぎな
いので,振動が継続する。この時間部分の間にトランジ
スタTが再び投入される。というのも,トランジスタの
最初の投入前と同じ電圧事情が存在するからである。電
流点検によつて,1次コイルへの同じエネルギー供給が
常に保証される。供給されたエネルギーのうち,火花通
路内で必要とされない部分は,再び完全に車載電源網に
戻される。約50%の結合は火花発生時に強く減衰され
た2次振動回路による1次振動回路(1次コイル,コン
デンサC)の完全な減衰を防止する。
【0014】図3から明らかとなるように,完全周期
(1次コイルの充電,コンデンサCの電圧Ucが零点を
通過するまでの振動減衰動作)の持続時間は約80μs
である。従つてコイルの充電時間は無視することができ
る。それ故に,トランジスタコイル点火装置とは対照的
に,閉角制御は必要でない。他方で点火動作当たりの燃
焼時間tBは切換周期の回数を変えることによつて任意
に変更することができる。火花燃焼電流iBの変調は1
次側で供給されるエネルギーの変更を介して行われる。
しかし火花燃焼電流と平行して,最終段の非理想的電源
特性に基づいて,スパークプラグZKの2次側高電圧供
給Ukも,一定範囲内で変化する。従つて火花燃焼電流
iBが減少すると,その都度最大高電圧の減少にも注意
しなければならない。
【0015】自励式点火最終段のこの技術は,イグニシ
ヨンコイルの体積の著しい減少を可能とする。なぜなら
ば,トランジスタコイル点火装置とは対照的に,点火動
作のための全エネルギーがコイルに蓄えられねばならな
いのではなく,複数の小さな単位で順次供給されるから
である。それ故に,小さなエネルギー量を蓄えるため
に,体積の減少したコイルが必要とされるだけである。
イグニシヨンコイルのこの構成の別の利点として,所要
の結合は単純な棒コアで実現することができるので,約
50%にすきない。
【0016】制御装置1は,例えばモトローラ・モジユ
ールMC68HC811E2を基礎としたμ制御系であ
り,これは内部にEEPROMプログラムメモリを備え
た8ビツト制御装置である。この制御装置1の電圧供給
は,蓄電池2から給電される車載電源網から行われる。
交流点火装置を正しく駆動するために,制御装置1はシ
リンダ系列(図1のシリンダ1検知)に関する信号を必
要とする。この目的のために,例えばカム軸の歯付円板
に磁石を取付けることができ,該磁石がホールセンサに
よつて質問される。ホールセンサはカム軸が360゜回
転するたびに,又はクランク軸が720゜回転するたび
に,信号をシリンダ1マークを,提供する。
【0017】本発明による方法でもつて,図1の交流点
火装置は2つのパラメータによる点火エネルギーの制御
を可能とする点火装置となる。第1パラメータは変調電
圧UModであり,該電圧によつてイグニシヨンコイル
の1次電流Ip(図2参照)が制御される。この電流I
pでもつて,2次コイルの高電圧Ukが,又は火花を燃
焼させる火花燃焼電流iBが調節される。これは高周波
PWM信号であり,該信号はRCフイルタを介して点火
最終段内で平滑にされ,かつ図1に示されたように4つ
のシリンダすべてに対して共通して出力される。このた
めに,制御装置1はPWM出力端を備えている。図1に
よれば,点火信号1〜4でもつて個々のシリンダが点火
される。点火動作の燃焼時間tBは第2パラメータであ
り,やはり制御装置1によつて決定され,その都度の点
火信号のパルス幅を介して実現される。
【0018】制御装置1内で点火最終段のために導き出
される駆動プログラムは,一方で正しい点火分布をもた
らし,他方で最適な点火パラメータを,つまり変調電圧
Mod及び燃焼時間tBの形で計算しかつそれを出力
する。点火最終段の駆動を開始することができるよりも
前に,制御装置1は同期化されねばならない。即ち制御
装置は装置7のシリンダ1検知の最初の信号(図1参
照)を待ち受ける。それに続くエンドレスループにおい
て,すべての計算が実行され,点火動作ごとに繰り返さ
れる。このループにおいて,センサ5,6によつて生成
される負荷,温度等の機関パラメータを検出するため
に,アナログ/デイジタル変換が実行される。回転数は
回転数センサの相連続したパルス間の時間間隔が評価さ
れることによつて求められる。
【0019】機関負荷L(これは絞り弁電位差計の位置
を介して又は吸気管内の空気量の検出を介して算定され
る。)と回転数nとによつて新たな点火パラメータが算
出され,このために,制御装置1の記憶装置内に蓄えら
れた2つの特性曲線から変調電圧UMod及び燃焼時間
tBの付属の基準値UBasis,tBasisが取出
される。この2つの特性曲線が,つまり燃焼電流特性曲
線と点火時間特性曲線が図4と図5に示されている。こ
の特性曲線の設計は点火エネルギー需要に応じて決ま
る。図4に示された火花燃焼電流iBの特性曲線は供給
された電流を1,2の安全率で考慮したものである。負
荷に依存しない無負荷回転数のときに最高電流が必要と
される。全負荷運転のとき,所要の火花燃焼電流は回転
数に伴つて漸減する。それに対して部分負荷運転及び無
負荷運転のときには,値は急激に減少して,既に平均的
回転数において40mAの最小値となる。燃焼時間特性
曲線において最低燃焼時間は試験台で求められた。部分
負荷及び全負荷の全範囲において(点火パルスに一致し
た)120μsの点火時間は十分であることが判明し
た。それに対して無負荷範囲では,殊に平均的回転数の
とき,燃焼時間はかなり延長されねばならない。図4,
図5の2つの特性曲線で示されたすべての動作点は,定
常回転する機関に一致する。機関の温度及び動的挙動は
以下に述べられるように,制御装置1によつて付加的に
考慮される。
【0020】変調電圧UMod又は燃焼時間tBの前記
基準値UBasis,tBasisは,機関の瞬時運転
状態に応じて,以下の如くに補正される: UMod=UBasis+UTemp+UDyn。 UBasisは負荷・回転数特性曲線から求められた基
準値,UTempは温度補正値,UDynは動的補正値
である。
【0021】温度補正値は以下の式から得られる: UTemp=(T70℃−Tist)・k。 T70℃は特定の閾値温度,例えば70℃,Tist
実際の機関温度,kは比例係数である。従つてこの温
度補正は比例補正である。即ち機関温度が特定の閾値,
つまり例えば70℃を下まわると,係数UTempが算
出され,この係数だけ変調電圧UModが高められる。
この係数UTempは機関温度と温度閾値との間の差に
比例している。機関が暖状態のときこの補正は実行され
ない。
【0022】機関の運転状態が動的に変化するとき,短
時間,つまり動的補正UDynの係数だけ高い高電圧が
供給される。この係数UDynは以下の式から明らかと
なる: UDyn=「List−Lalt)・k+U
Dyn,alt・kB−1。 List又はLaltは実際の負荷値又は運転状態変化
前の負荷値である。kとkB−1は実際の走行実験に
よつて決定される比例係数である。負荷変化後,変調電
圧UModは負荷信号の変化に比例したこの動的係数U
Dynだけ上昇し,この係数は時間に伴つて減少する。
例えば2sの遅延時間後に,この係数UDynは零値に
低下しており,こうして変調電圧UModは新たな負荷
状態の新たな静的基準値に達する。
【0023】燃焼時間tBを算出する場合,同様に処理
される。既に上で述べられた基準値tBasisから出
発して,次式に従つて温度補正が行われるだけである: tB=tBasis+tTemp。 tBasisは負荷・回転数特性曲線から求められた燃
焼時間基準値であり,温度補正値tTempは以下の式
で算出される: tTemp=(T70℃−Tist)・kTt。 T70℃は特定の閾値,例えば70℃,Tistは実際
の機関温度であるのに対して,kTtは変調電圧U
Tempの適当な温度補正の場合と同様に比例係数であ
る。燃焼時間tBの算出時にも,機関温度Tistが閾
値温度以下,つまり例えば70℃以下である場合にの
み,温度が考慮される。
【0024】実験車両内での前記交流点火装置の試験走
行において,走行距離15000km後に,スパークプ
ラグの電極焼損は通常の直列点火装置のスパークプラグ
では0.09mmであるのに対して,0.03mmであ
つた。それに応じて,圧力室内のスパークプラグの応答
電圧の上昇は,直列点火装置を備えたスパークプラグで
は5.5kV又は4.5kVであるのに対して,3.7
kV又は2.7kVにすぎない。スパークプラグの3倍
以上の寿命を予想することができる。
【0025】最後に連続走行試験もそれ相応に良好な結
果を示した。それを図6が示しており,それによれは連
続実験の最後に,前記交流点火装置で運転されるスパー
クプラグ(破線で図示)に関して路程性能は12000
0kmの値に達した。同じ期間に通常の直列点火装置で
運転されるスパークプラグ(実線で図示)は4回交換さ
れねばならなかつた。というのも,それらはそれぞれ摩
耗限界に達し,即ち負荷変化時に個々の失火を認めるこ
とができたからである。交流点火装置を備えたスパーク
プラグは実験を継続しても引き続き使用することができ
たであろう。このスパークプラグの電極焼損は直列点火
装置で運転されるスパークプラグにおけるよりも係数
3.9だけ小さかつた。
【0026】
【発明の効果】特性曲線を介して点火装置を本発明によ
り制御することによつて,交流点火装置は将来の点火装
置に要求される厳しい要請にも適合する。特に最適化さ
れた燃焼によつて排ガス値の向上を期待することができ
る。本発開による方法は延長された燃焼時間を介して将
来の希薄混合気機関において適用することも考えられ
る。
【0027】本発明による交流点火装置でもつて,運転
安全性を放棄することなく,機関のさまざまな点火エネ
ルギー需要に最適に適合された点火装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するための交流点火装
置のプロツク図である。
【図2】図1に示す交流点火装置の点火最終段の詳細回
路図である。
【図3】交流点火装置の機能様式を説明するための電流
・電圧時間線図である。
【図4】本発明方法による燃焼電流特性曲線である。
【図5】本発明方法による点火時間特性曲線である。
【図6】走行距離の関数としての電極焼損を示すための
線図である。
【符号の説明】
iB 点火電流 tB 燃焼時間 Tr イグニシヨンコイル Z1〜Z4 点火最終段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カールステン・エーレルス ドイツ連邦共和国ボルフスブルク−ノイ ハウス・アム・ゼータイヒ20 (72)発明者 クリストフ・デームラント ドイツ連邦共和国ボルフスブルク・ゾー ルシユトロイヒエン29 (72)発明者 アンドレアス・シユプリツシユ ドイツ連邦共和国ブラウンシユヴアイ ク・ツイリアクスリング5 (56)参考文献 特開 昭55−60664(JP,A) 特開 昭63−246469(JP,A) 実開 昭56−81165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/05 F02P 3/09 F02P 15/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のための点火装置を制御するた
    めの方法であって,点火装置が少なくとも1つのイグニ
    ションコイル(Tr)を駆動するための少なくとも1つ
    の点火最終段(Z1〜Z4)からなり,前記コイルが
    花燃焼電流(iB)を発生し,火花燃焼電流(iB)の
    値も又その燃焼時間(tB)も調整可能であるものにお
    いて,機関パラメータとしての負荷(L)及び回転数
    (n)に依存して,制御装置(1)内に蓄えられている
    点火電流特性曲線から,火花燃焼電流(iB)の調整す
    べき値即ち基準値(U Basis )が取出され,同様に
    制御装置(1)に蓄えられている燃焼時間特性曲線か
    ら,燃焼時聞(tB)の調整すべき値即ち基準値(
    Basis )が取出されることを特徴とする,方法。
  2. 【請求項2】 基準値(UBasis,tBasis
    が内燃機関の瞬時運転状態に応じて補正されることを特
    徴とする,請求項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 瞬時機関温度(Tist)に依存して温
    度補正(UTemp,tTemp)が行われることを特
    徴とする,請求項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 火花燃焼電流(iB)の値の基準値(U
    Basis)が,内燃機関運転状態の過渡変化即ち動的
    変化の際に,過渡補正即ち動的補正にかけられることを
    特徴とする,請求項又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 負荷変化後に基準値(UBasis)が
    過渡係数即ち動的係数(UDyn)だけ上昇し,該係数
    が負荷値の変化(ist,−Lalt )に比例してお
    りかつ時間に伴つて減少することを特徴とする,請求項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 特定の遅延時間後に動的係数
    (UDyn)が零値に達し,補正された基準値が新たな
    負荷状態の基準値をとることを特徴とする,請求項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 交流点火装置を制御するための,請求項
    1ないしの1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 高圧コンデンサ点火装置を制御するため
    の,請求項1ないしの1つに記載の方法。
JP22856794A 1993-08-25 1994-08-19 制御可能な点火装置 Expired - Fee Related JP3443692B2 (ja)

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