JPH04112858U - ステイプラ装置を備えたソータ - Google Patents
ステイプラ装置を備えたソータInfo
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- JPH04112858U JPH04112858U JP1625891U JP1625891U JPH04112858U JP H04112858 U JPH04112858 U JP H04112858U JP 1625891 U JP1625891 U JP 1625891U JP 1625891 U JP1625891 U JP 1625891U JP H04112858 U JPH04112858 U JP H04112858U
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】画像形成装置本体から搬出されたシートを分類
・収納したシートを綴じ止めするステイプラ装置を備え
たソータを提供する。 【構成】画像形成装置から搬出されたシートを丁合いお
よび仕分けする複数のビンの搬送上流側で、前記画像形
成装置の排紙部からのシート搬送路の中間から分岐して
搬送路外に搬出するシートを収納する中間トレイ25を
設け、該中間トレイのシート載置面253上方に、シー
ト案内部材26を設けたソータ。前記中間トレイのシー
ト載置面が、シート搬出方向に対して上り勾配をなす第
一の載置面253と、該第一の載置面の頂部から下り勾
配をなして接続する第二の載置面253とから形成され
た山型形状をなし、シート搬送路から分岐されて中間ト
レイに排出される小サイズのシートは第一の載置面上に
載置され、大サイズのシートは第一および第二の載置面
上に跨がって載置されるステイプラ装置を備えたソー
タ。
・収納したシートを綴じ止めするステイプラ装置を備え
たソータを提供する。 【構成】画像形成装置から搬出されたシートを丁合いお
よび仕分けする複数のビンの搬送上流側で、前記画像形
成装置の排紙部からのシート搬送路の中間から分岐して
搬送路外に搬出するシートを収納する中間トレイ25を
設け、該中間トレイのシート載置面253上方に、シー
ト案内部材26を設けたソータ。前記中間トレイのシー
ト載置面が、シート搬出方向に対して上り勾配をなす第
一の載置面253と、該第一の載置面の頂部から下り勾
配をなして接続する第二の載置面253とから形成され
た山型形状をなし、シート搬送路から分岐されて中間ト
レイに排出される小サイズのシートは第一の載置面上に
載置され、大サイズのシートは第一および第二の載置面
上に跨がって載置されるステイプラ装置を備えたソー
タ。
Description
【0001】
この考案は、複写機、印刷機あるいはレーザービームプリンタ等の画像形成装
置に付設されて該画像形成装置から排出されるシートを分類・収納するソータに
係り、詳しくは丁合い(ソート)、仕分け(グルーピング)を要しないシートを
収納可能にするトレイの構造と形状に関するものである。
【0002】
複写機等の画像形成装置から排出された複数枚のシート(コピー紙)を自動的
に丁合いおよび仕分けをするソータの方式として、ビン固定方式、全ビン移動方
式、一ビンごとの開口移動方式がある。
【0003】
ビン固定方式では、画像形成装置によって多数枚原稿から多数部の記録シート
を作成する際に、画像形成装置から搬出されるシートは、順次ソータの受入れ部
に引き取られ、続いて搬送部に移され、この搬送の途中、多数のビンから成る分
配装置の各ビンのシート受入口に設けられた分岐手段の作動により順序よく各ビ
ンに取り入れられて集成され、最大限ビンの枚数だけの多数部の記録シートが整
えられる。
【0004】
このビン固定方式のソータは、比較的ビンの収納枚数を大きくとれること、対
応スピードが早いこと、複数連結ができることなどの利点をもつためコンソール
型の高速複写機に多用されている。例えばソート用の複数のビン内には、約50枚
のシートが、ノンソート用トレイには約250枚のシートがそれぞれスタックする
ことができる。
【0005】
一方、複写機等から排出されたシートを綴じ止めするステイプラ装置を備えた
シート後処理装置としては、循環式自動原稿搬送装置(RDH)等の機械と共に用い
、シートごとにステイプラ止めするシート後処理装置(フィニッシャ)が存在す
るが機構が複雑で高価となる欠点がある。一般のステイプラ装置を備えたソータ
としては、以下の形式のものが開示されている。
【0006】
(1)比較的簡便なビン移動型のソータにステイプラ装置を付設した装置(特開
昭64-43457号公報)が開示されている。この装置はビンに収納したシートを綴じ
止めするステイプラ装置をビンに対して進退自在に配置したソータである。
【0007】
(2)他のソータでは多数の用紙束にそれぞれステイプルを打ち込む場合、固定
したステイプラ装置を各ビンごとに設け、各ビンをステイプル位置まで移動させ
て用紙束にステイプルを打ち込む形式がある。
【0008】
(3)特開昭62-244869号公報に開示されたソータは、ステイプル打ち込み可能
な位置まで用紙を載せたビンを移動し、ステイプルを打ち込み、他のビンの打ち
込みに際しては当該ステイプラ装置を上下方向に移動して行うものである。
【0009】
また、これらソータにおいて、複写機などにより排出されたコピーを、丁合い
(ソート)または仕分け(グルーピング)を必要としないで収容する排紙トレイ
は、通常ソータ下部のシート入口部に設けるか、または前記複数のビンの1つを
利用していた。
【0010】
上述したステイプラ装置付ソータのうち、第1のステイプラ装置を進退させる
形式は、シートのサイズによって進入行程が異なり、各ビンの上下間隔をすべて
広くとるとソータが大型化し、ステイプラ装置が進入する該当ビンの間隔のみを
拡げる動作を行なうと機構が複雑になるという問題点があった。
【0011】
第2のソータでは、ソータ全体の構成が複雑化し、またビン間隔が狭い場合に
おいては、特殊なステイプラ装置が必要となるといった問題点があった。
【0012】
第3のソータでは、用紙を堆積した各ビンを適時ビンガイドに沿って直進させ
てステイプル位置まで水平に移動させるものであり、装置の構造が複雑となる欠
点がある。
【0013】
上記ソート、グルーピング、ステイプルを必要としないシートを収納する前記
排紙トレイを、前記複数のビンの1つを利用する形式では、大量のシートを収納
することができないばかりでなく、狭隘なビン間隔に指を入れなければならず操
作性が悪い欠点がある。
【0014】
また、通常のサイズより小さいシート(例えばB6判、葉書サイズ、5.5×8.5
インチサイズ等)を収納するときには、長い搬送路に小サイズシートを通紙する
ための必要な搬送機構を組み込まなければならないから、部品点数が増大し、構
造が複雑となり、コスト高や安定性に欠ける等の問題がある。
【0015】
上記ノンソートシートを収納する排紙トレイを、ソータ下部のシート入口部付
近に設ける形式では、複数のビンの最下段のビン底部と、排紙トレイの最上部と
が接近するから、ビンを高めに設定する必要があり、ソータの全高が高くなる欠
点がある。また、排紙トレイ上に排出されたシートがオーバーランして、最下段
のビン底部や、ステイプルのためのビン揺動装置、シート整合装置等に突き当っ
てシート損傷やシート不揃い等の問題を発生する。
【0016】
本考案は、ソートを要しない各種サイズや紙質のシートを、ソータ下部に安定
して収納して紙揃え可能にする排紙トレイを備えたソータを提供することを目的
とするものであり、更に、ソータの全高を低くコンパクト化したステイプラ装置
を備えたソータを提供するものである。
【0017】
これらの目的を達成する本考案のステイプラ装置を備えたソータは、画像形成
装置から搬出されたシートを分類・収納する複数のビンと、前記ビンに収納した
シートを綴じ止めするステイプラ装置とを備えたソータにおいて、前記画像形成
装置から搬出されたシートを丁合いおよび仕分けする複数のビンの搬送上流側で
、前記画像形成装置の排紙部からのシート搬送路の中間から分岐して搬送路外に
搬出するシートを収納する中間トレイを設け、該中間トレイのシート載置面上方
に、シート案内部材を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
また、本考案のステイプラ装置とを備えたソータは、前記中間トレイのシート
載置面が、シート搬出方向に対して上り勾配をなす第一の載置面と、該第一の載
置面の頂部から下り勾配をなして接続する第二の載置面とから形成された山型形
状をなし、前記シート搬送路から分岐されて中間トレイに排出される小サイズの
シートは前記第一の載置面上に載置され、大サイズのシートは前記第一および第
二の載置面上に跨がって載置されることを特徴とするものである。
【0019】
以下、図面に沿って本考案の実施例について説明する。
【0020】
図1は画像形成装置(例えば複写機)本体1に接続されたソータの構成図であ
る。本考案のソータは、基台部10と、下り搬送部20と、上り搬送部30と、ビン移
動部40とから構成されている。
【0021】
基台部10は、キャスタ11、画像形成装置1本体との接続手段12、搬送ベルト13
、従動ローラ14、ガイド板15および駆動手段(図示せず)等から成り、床上に固
定される。
【0022】
また、基台部(水平搬送部)10には、図1の紙面直交方向にステー部材16が固
設されている。該ステー部材16の上面側には、ラックギヤRGが固定されている。
一方、後述のビン移動部40の筐体内には、筐体移動用のコロ17A,17Bが軸支
されていて、該コロ17A,17Bは前記基台部10の図示しないレール上を滑走して
、ビン移動部40の筐体を紙面直交方向に移動可能にしている。
【0023】
また、上記ビン移動部40の筐体内には駆動用モータM1が設置されていて、歯
車G1,G2を介してピニオンギヤPGを駆動回転させる。該ピニオンギヤPGは、
前記ステー部材16に固定されたラックギヤRGに歯合しているから、モータM1の
駆動回転により、ビン移動部40の筐体が紙面直交方向に移動する。なお、18は前
記ピニオンギヤPGと同軸に設けた回転自在なコロであり、該コロ18は前記ステー
部材16に転接してガイドする。
【0024】
下り搬送部20は、画像形成装置本体1の排紙ローラ2、排紙口3に接続し、排
紙されたシート(用紙)Pをガイド板21で受けて下方に搬送して、前記基台部10
内の搬送ベルト13に送り込むための搬送ベルト22と従動ローラ23等から成る。ま
た、この搬送路から分岐して、ADFおよびソータ内でジャムが発生したとき画
像形成装置本体1内の先行用紙を排出する排紙ローラ24と中間トレイ25が備えて
いる。なお、上記下り搬送部20の筐体の一部は開閉自在な扉201になっていて、
下り搬送部20内のジャム用紙の取り出しを可能にしている。
【0025】
前記中間トレイ25は、上述のジャム紙収納以外に特殊な用紙P1も収納する。
該特殊な用紙P1とは、通常のサイズ以下の用紙(例えばB6判、葉書サイズ、
51/2×81/2インチサイズ等の用紙)や、ソータの搬送路を通過不適な用紙(
例えばOHPフィルム、ラベル紙、薄手用紙等)であり、これらの用紙P1は、画
像形成装置本体側の指令(特殊カセット装填等)によって、前記下り搬送部20で
分岐されて排紙ローラ24を経て中間トレイ25上に排出される。
【0026】
図2は中間トレイ25の正面断面図、図3はその平面図を示す。
【0027】
中間トレイ25は、用紙P1の後端を突き当てて紙揃えするストッパ面251と、
用紙P1の排出方向に対して上り勾配の用紙載置面(第一の用紙載置面)252と
、下り勾配の用紙載置面(第二の用紙載置面)253と、用紙先端停止面254とか
ら形成されている。上記第一の用紙載置面252と第二の用紙載置面とは頂部稜線2
55において接続し山型形状に形成されている。
【0028】
前記頂部稜線255は、ソータ外に排出される用紙P1の後端揃えを行なうスト
ッパ面251から水平距離l1の距離にあり、中間トレイ取付面からの高さhの位
置にある。そして頂部稜線255からストッパ面251の底部に至る傾斜面の第一の
用紙載置面252には、小サイズの用紙P11(例えばA4判サイズ以下の用紙)
が傾斜載置可能である。また、前記ストッパ面251から用紙先端停止面254に至
る第一の用紙載置面(片側上り傾斜面)252と第二の用紙載置面253から成る山
型形状の両傾斜面(水平距離l2)には、大サイズの用紙P12(例えばA3判、
B4判等の用紙)が前記両傾斜面252,253に跨がって載置可能である。これらの
用紙P11,P12は排紙ローラ24から中間トレイ25上に放出されたのち、前記傾斜
面252上を滑落して、用紙後端部がストッパ面251に当接して停止し、順次紙揃
えされる。なお、前記用紙載置面252の手前側(図3の下部)の大きな凹状湾曲
切り欠き部256は、中間トレイ25上に載置されたシートの取り出しを容易にする
指の逃げである。
【0029】
また、前記用紙先端停止面254の一端には、案内部材26が片持ち支持されてい
る。該案内部材26はステンレス鋼線をコ字状に折り曲げたものである。排紙ロー
ラ24から所定の線速で中間トレイ25上に排出された小サイズ用紙P11は、用紙載
置面252上、または該用紙載置面252上に積載された用紙上を滑走上昇して直進
してオーバーランし、用紙P11の先端部が該案内部材26に突き当って進行を遮ら
れて逆行し、用紙P11の自重により用紙P11の後端部がストッパ面251に当接し
て停止し後端揃えされる。また、大型の用紙P12の先端部は、前記案内部材26に
当接したのち偏向されて下り勾配の用紙載置面253を下降し、用紙先端停止面254
に当接して進行が妨げられ、そののち用紙P12の自重により逆行してストッパ面
251で後端揃えされる。
【0030】
このようにして、ソータの最下段のビン41の下方の狭い空間に、中間トレイ25
が設けられ、カーリングや変形した用紙も該中間トレイ25内に整然と収納され紙
揃えされる。
【0031】
上り搬送部30は、支持フレームの上部と下部とに回転自在に固定されたプーリ
32,33には、複数条の無端状の移送ベルト31が張設されている。該搬送ベルト31
の内側には、後述のビンの挿入口に対応する複数個のローラ34が回転自在に転接
している。該ローラ34に対向して搬送ベルト31の外側には、複数個の搬送ローラ
35が転接して従動回転する。
【0032】
また、該搬送ローラ35の中間で、ビンの入り口にはそれぞれ分岐ガイド36が位
置して揺動する。これらの分岐ガイド36は、前記支持フレームに架設された軸37
に回転自在に支持され、該軸37の軸端に設けられた図示しないレバーおよびソレ
ノイドによって揺動される。従って該分岐ガイド36を時計方向に回動させること
によって、分岐ガイド36の下端爪部を搬送ベルト31と搬送ローラ35とで構成され
る用紙搬送路に交差させて、用紙の垂直方向上方への進行を遮り、分岐ガイド36
は用紙の受け入れ姿勢を整える。そこへ用紙P2が搬送されてくると、該用紙P
2は分岐ガイド36の内側曲面に沿ってほぼ直角方向に偏向されてビン41内に受け
入れられる。
【0033】
図4はソータ下部の部分断面図、図5はビンと整合装置とビン揺動装置の平面
図である。
【0034】
ビン移動部40には、等間隔に配置された複数のビン(例えば20ビン)41が揺動
自在に支持されている。すなわち、ビン41の底部(図4、図5の左方)はビン移
動部40に固設されたガイド板48上に摺動自在に支持されている。
【0035】
ビン移動部40のフレームの上下に固設された支持部材42A,42Bに支持され直
立する固定軸(支軸)43には、スライド駒(軸受部材)44が嵌合しピン45および
Eリング43Eにより位置決めされている。該スライド駒44は前記ビン41の一方の
端部(図5の右方)の切欠穴部41Gに嵌入され、ビン41を回転自在にする。また
固定軸43に等間隔に打ち込まれたピン45はスライド駒44に係合して回転止めおよ
びビン41の上部位置決めをなす。
【0036】
前記ビン41の他方の端部は、ビン移動部40のフレームの一部に植設されて回転
自在なコロ39に支持されている。このようにして、ビン41はガイド板48、スライ
ド駒44、コロ39によって支持され、固定軸43を中心にして揺動自在になっている
。なお、41Aは前記ガイド板48の切欠部に係合する底面側に設けた3箇所の爪部
である。また、41Sはビン41の上面側の用紙導入側に設けた後方ストッパであり
、その直立面上端は湾曲した爪部41Bが庇状にビン41の内側に突出していて、用
紙後端の浮き上りによる用紙ビン外脱出を防止するためのものである。
【0037】
図4において、ソータの上り搬送部30に高速搬入された用紙P(図示一点鎖線
)は、搬送ベルト31と搬送ローラ35に挟持されて上昇し、図示しないソレノイド
により作動され時計方向に揺動された分岐爪36(図示、下から2段目のもの)に
より右方に偏向されて(図示一点鎖線)、前記ビン41の直立したストッパ壁41S
の上方を通過して、ビン41の傾斜面に沿って右上昇し、用紙P2の後端が前記ス
トッパ41Sの上方通過したのちには、用紙P2は上昇から下降に転じ、用紙Pの
自重によりビン41の面上を滑落し、用紙Pの後端がストッパ壁41Sに突き当たっ
て停止する。
【0038】
このときカーリングを有する用紙P2の後端が浮き上っても、前記ビン41頂部
に設けた爪部41Bにより、浮き上りが防止され、ビン41内に収容され、自重でス
トッパ壁41Sに当接して紙揃えされる。
【0039】
前記複数のビン(図1の20段のソートビン)41の更に最上方には、深底型のノ
ンソートトレイ49が固設されている。該ノンソートトレイ49は、ソートを要しな
い画像形成済み用紙P3を収容するトレイであり、100〜300枚の大量の用紙が
堆積可能である。丁合い(ソート)および仕分け(グルーピング)の指定および
解除は画像形成装置本体側の操作パネルのキーによって選択指示される。
【0040】
図6はノンソートトレイ49と整合装置50の正面断面図である。
【0041】
一方、上り搬送部30の固定フレームの一部には、画像形成装置本体1からビン
41上に排出される用紙P2の側縁を揃える整合装置50が設けられているが、図6
は該整合装置50の正面断面図である。
【0042】
整合装置50は、前記フレームの上下部に垂直支持され、パルスモータM2の駆
動力から歯車伝達系を経て回転する回転軸51に係合して揺動回転自在な上アーム
52Bと下アーム52Aが、整合棒54を支持して揺動させる。該上アーム52Bの先端
部には、調心軸受53Bによって整合棒54の心金54Aの上方の軸端が保持されてい
る。また、上記整合棒54の心金54Aの下方の軸端は下アーム52Aの軸端に設けた
調心軸受53Aに嵌合して保持されている。該心金54Aの外周は、スポンジ等の発
泡樹脂材より成る弾性部材54Bで被覆されている。
【0043】
前記弾性部材54Bは、ビン上に排出されて収納される用紙Pの側端に軽圧接し
て、ビン41の側面に設けたストッパ壁41Dに用紙P2を押し当てて幅揃えを行な
う。
【0044】
前記上アーム52Bは、排出される用紙P2のサイズに対応して幅揃えするよう
前記パルスモータM2の設定パルス数によって揺動角度が変えられる。
【0045】
また、前記上アーム52Bの揺動基部には、突起軸部521Bが一体に形成され、
回転軸51に植設されたピン510を中心にして垂直方向に揺動可能にしている。前
記突起軸部521Bの先端部は、前記フレームに固設されたカム部材59Bの溝カム
部に摺接し、上アーム52Bが回転軸51を中心に揺動するとき、前記溝カム部に摺
接して軸方向にも揺動する。同様にして、下アーム52Aの揺動基部に突出した突
起軸部521Aも、カム部材59Aの溝カム部に摺接して、軸方向に揺動する。この
ような揺動運動によって、ビン41上に載置された用紙P2は、整合棒54の揺動に
よって紙幅揃えされるとき、用紙の側縁を下方に押し付けるようにして整合され
る。
【0046】
一方、ビン41は積載する用紙P2をステイプラ装置に挿入させるため、図5の
一点鎖線で示すように揺動するとともに、全ビン41はビン移動部40とともにモー
タM1により用紙サイズに対応して前後退運動するから、整合棒54が干渉しない
よう、ビン41には、図示のような大きな凹状湾曲開口部41Cを形成してある。46
は、このような大きな湾曲開口部41Cによるビン41の変形を防止するためにビン
41の開口部41Cを閉止する補強部材である。
【0047】
前記ストッパ壁41Dの外側面には、紙押え装置60が装着されている。ストッパ
壁41Dの外側面に植設した軸62に、レバー61が揺動自在に支持されている。該レ
バー61の一方の先端には、紙押え部材63が設けてある。前記レバー61の他端は板
ばね付勢されビン揺動装置70のアーム71の先端に取り付けられたローラ72によっ
て押圧される(図5参照)。この押圧によってレバー61が揺動されて、ビン41上
の用紙Pの上面を加圧して紙押えする。
【0048】
また、前記ビン揺動装置70の基板は、ステイプラ装置80の基板とともに、共通
の枠体に取り付けられていて、前記ビン移動部40のフレーム上で上下方向に駆動
される図示しない昇降装置によって、各ビン41毎に移動・停止し、前記紙押え部
材63に押えられながら前記揺動されたビン41上に堆積された用紙束が、ステイプ
ラ装置80の綴じ部間隙に進入してステイプル83が打ち込まれる。
【0049】
ステイプル打ち込み後は、アーム71が戻り揺動し、ビン41がばね59によりばね
付勢されて揺動して最初の排紙位置に戻る。
【0050】
以上説明したように、本考案によれば、ソータ下部に固定した排紙トレイ(中
間トレイ)のシート載置面を山型傾斜面形状にするとともに、その上方に案内部
材を設けることにより、ソートを要しない各種サイズのシートや、特殊や紙質の
シートや、画像形成装置本体のシート搬送系、自動原稿搬送装置にトラブルによ
り排出されるシート等を、安定して収納することが可能である。また、ソータの
全高を低く抑えコンパクト化したステイプラ装置を備えたソータを提供すること
ができた。
【図1】図1は画像形成装置本体に接続されたソータの
構成図。
構成図。
【図2】図2は中間トレイの正面断面図。
【図3】図3は中間トレイの平面図。
【図4】図4はソータ下部の部分断面図。
【図5】図5はビンと整合装置とビン揺動装置の平面
図。
図。
【図6】図6は整合装置の正面断面図。
1…画像形成装置本体(複写機本体) 10…基台部
20…下り搬送部 24…排紙ローラ
25…中間トレイ 251…ストッパ
面 252…第一の用紙載置面 253…第二の用
紙載置面 254…用紙先端停止面 255…頂部稜線 26…案内部材 30…上り搬送部 40…ビン移動部 41…ビン 49…ノンソートトレイ 50…整合装置 51…回転軸 54…整合棒 60…紙押え装置 70…ビン揺動装
置 83…ステイプル P…用紙(シー
ト) P1…特殊用紙(シート) P11…小サイズ
の用紙(シート) P12…大サイズの用紙(シート)
面 252…第一の用紙載置面 253…第二の用
紙載置面 254…用紙先端停止面 255…頂部稜線 26…案内部材 30…上り搬送部 40…ビン移動部 41…ビン 49…ノンソートトレイ 50…整合装置 51…回転軸 54…整合棒 60…紙押え装置 70…ビン揺動装
置 83…ステイプル P…用紙(シー
ト) P1…特殊用紙(シート) P11…小サイズ
の用紙(シート) P12…大サイズの用紙(シート)
Claims (2)
- 【請求項1】画像形成装置本体から搬出されたシートを
分類・収納する複数のビンと、前記ビンに収納したシー
トを綴じ止めするステイプラ装置とを備えたソータにお
いて、前記画像形成装置から搬出されたシートを丁合い
および仕分けする複数のビンの搬送上流側で、前記画像
形成装置の排紙部からのシート搬送路の中間から分岐し
て搬送路外に搬出するシートを収納する中間トレイを設
け、該中間トレイのシート載置面上方に、シート案内部
材を設けたことを特徴とするステイプラ装置を備えたソ
ータ。 - 【請求項2】前記中間トレイのシート載置面が、シート
搬出方向に対して上り勾配をなす第一の載置面と、該第
一の載置面の頂部から下り勾配をなして接続する第二の
載置面とから形成された山型形状をなし、前記シート搬
送路から分岐されて中間トレイに排出される小サイズの
シートは前記第一の載置面上に載置され、大サイズのシ
ートは前記第一および第二の載置面上に跨がって載置さ
れることを特徴とする請求項1に記載のステイプラ装置
を備えたソータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1625891U JPH04112858U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | ステイプラ装置を備えたソータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1625891U JPH04112858U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | ステイプラ装置を備えたソータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112858U true JPH04112858U (ja) | 1992-10-01 |
Family
ID=31903300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1625891U Pending JPH04112858U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | ステイプラ装置を備えたソータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04112858U (ja) |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP1625891U patent/JPH04112858U/ja active Pending
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