JP2916710B2 - ステイプラ装置を備えたソータ - Google Patents

ステイプラ装置を備えたソータ

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JP2916710B2
JP2916710B2 JP3001161A JP116191A JP2916710B2 JP 2916710 B2 JP2916710 B2 JP 2916710B2 JP 3001161 A JP3001161 A JP 3001161A JP 116191 A JP116191 A JP 116191A JP 2916710 B2 JP2916710 B2 JP 2916710B2
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、印刷機ある
いはレーザービームプリンタ等の画像形成装置に付設さ
れて該画像形成装置から排出されるシートを分離・収納
するソータに係り、詳しくは多数のビンを備え、該ビン
上に収納されたシートを整合して綴じ止めするステイプ
ラ装置を具備したソータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等から排出されたシートを
綴じ止めするステイプラ装置を備えたシート後処理装置
としては、循環式自動原稿搬送装置(RDH)等の機械と共
に用い、シートごとにステイプラ止めするシート後処理
装置(フィニッシャ)が存在するが機構が複雑で高価と
なる欠点がある。
【0003】(1)比較的簡便なビン移動型のソータに
ステイプラ装置を付設した装置(特開昭64-43457号公
報)が開示されている。この装置はビンに収納したシー
トを綴じ止めするステイプラ装置をビンに対して進退自
在に配置したソータである。
【0004】(2)他のソータでは多数の用紙束にそれ
ぞれステイプルを打ち込む場合、固定したステイプラ装
置を各ビンごとに設け、各ビンをステイプル位置まで移
動させて用紙束にステイプルを打ち込む形式がある。
【0005】(3)特開昭62-244869号公報に開示され
たソータは、ステイプル打ち込み可能な位置まで用紙を
載せたビンを移動し、ステイプルを打ち込み、他のビン
の打ち込みに際しては当該ステイプル装置を上下方向に
移動して行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したステイプラ装
置付ソータのうち、第1のステイプラ装置を進退させる
形式は、シートのサイズによって進入行程が異なり、各
ビンの上下間隔をすべて広くとるとソータが大型化し、
ステイプル装置が進入する該当ビンの間隔のみを拡げる
動作を行なうと機構が複雑になるという問題点があっ
た。
【0007】第2のソータでは、ソータ全体の構成が複
雑化し、またビン間隔が狭い場合においては、特殊なス
テイプラ装置が必要となるといった問題点があった。
【0008】第3のソータでは、用紙を堆積した各ビン
を適時ビンガイドに沿って直進させてステイプル位置ま
で水平に移動させるものであり、装置の構造が複雑とな
る欠点がある。
【0009】また、何れのソータにおいても、ビン上に
整合されたシートをステイプラ位置へ移動させるか、ス
テイプラ装置をビン間に挿入させるとき、ビン上のシー
ト束は何ら固定されていないから、ステイプル前にシー
トが整合されないままステイプルされてしまい、シート
不揃いを生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、比較的簡便な
ソータにも、シートをビン上で一定位置に整合して幅揃
えを行い、ビン移動直前にシート固定し、シート揃えし
て一定位置に綴じ止めすることのできる構成を提供し、
もって上述の問題点を解消することを目的とするもので
ある。
【0011】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、上記目的を達成する本発明のステイプラ装置
を備えたソータは、シートを分類・収納する複数のビン
と、前記ビンに収納したシートを綴じ止めするステイプ
ラ装置とを備えたソータにおいて、前記ビンの前記ステ
イプラ装置側に配置され、前記ビンに係合し、ビンを揺
動させる係合手段を備え、このビンの揺動に伴い前記ビ
ン上に堆積したシートを前記ステイプラ装置のステイプ
ル可能な位置に揺動させるビン揺動装置と、前記ビンの
前記ステイプラ装置側に配置され、上下動自在に支持さ
れ、前記ビンの揺動開始直前に、シート上面を圧接して
該シートをビンに固定してステイプル可能な位置まで保
持するシート押え装置とから構成し、前記係合手段が
前記シート押さえ装置を介して前記ビンを揺動させるこ
とにより、前記係合手段によって前記シート押え装置を
動作させてシート上面を圧接させた後、前記ビンを揺動
させることを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例について
説明する。
【0013】図1は記録装置(例えば複写機)本体1に
接続されたソータの構成図である。本発明のソータは、
基台部10と、下り搬送部20と、上り搬送部30と、ビン移
動部40とから構成されている。
【0014】基台部10は、キャスタ11、記録装置本体と
の接続手段12、搬送ベルト13、従動ローラ14、ガイド板
15A,15Bおよび駆動手段(図示せず)等から成り、床
上に固定される。
【0015】下り搬送部20は、記録装置本体1の排紙ロ
ーラ2、排紙口3に接続し、排紙されたシートPをガイ
ド板21で受けて下方に搬送して、前記基台部10内の搬送
ベルト13に送り込むための搬送ベルト22と従動ローラ23
等から成る。また、この搬送路から分岐して、記録装置
本体1内にジャムが発生したとき、先行シートを排出す
る搬送手段24とトレイ25が備えている。なお、上記下り
搬送部20の筐体の上部は開閉自在に揺動して、下り搬送
部20内のジャム用紙の取り出しを可能にしている。
【0016】上り搬送部30は、支持フレームの上部と下
部とに回転自在に固定されたプーリ32,33には、数条の
無端状の移送ベルト31が張設されている。該搬送ベルト
31の内側には、後述のビンの挿入口に対応する複数個の
ローラ34が回転自在に転接している。該ローラ34に対向
して搬送ベルト31の外側には、複数個の搬送ローラ35が
転接して従動回転する。
【0017】また、該搬送ローラ35の中間で、ビンの入
り口にはそれぞれ分岐ガイド36が位置して揺動する。こ
れらの分岐ガイド36は、前記支持フレームに架設された
軸37に回転自在に支持され、該軸37の軸端に設けられた
図示しないレバーおよびソレノイドによって揺動され
る。従って該分岐ガイド36を時計方向に回動させること
によつて、分岐ガイド36の下端爪部を搬送ベルト31と搬
送ローラ35とで構成される用紙搬送路に交差させて、用
紙の垂直方向上方への進行を遮り、分岐ガイド36は用紙
の受け入れ姿勢を整える。そこへ用紙Pが搬送されてく
ると、該用紙Pは分岐ガイド36の内側曲面に沿ってほぼ
直角方向に偏向されてビン41内に受け入れられる。
【0018】図2は上記用紙分岐搬送路の構成部材とビ
ンの部分断面図である。
【0019】図3はビン41の平面図である。
【0020】ビン移動部40には、等間隔に配置された複
数のビン(例えば20ビン)41が揺動自在に支持されてい
る。すなわち、ビン41の底部(図2左方)は上リ搬送部
30に固設されたガイド板38上に摺動自在に支持されてい
る。
【0021】ビン移動部40のフレームの上下に固設され
た支持部材42に支持され直立する固定軸43には、スライ
ド駒44が嵌合しピン45により位置決めされている。該ス
ライド駒44は前記ビン41の一方の端部(図2,図3の右
上方)の穴部に嵌入され、ビン41を回転自在にする。ま
た固定軸43に等間隔に打ち込まれたピン45はスライド駒
44の凹部に係合し、ビン41の端部を等間隔に平行配列保
持する。
【0022】前記ビン41の他方の端部は、ビン移動部40
のフレームの一部に植設されて回転自在なコロ39に支持
されている。このようにして、ビン41はガイド板38、ス
ライド駒44、コロ39によって支持され、固定軸43を中心
にして揺動自在になっている。なお、41Aは前記ガイド
板38の切欠部に係合する底面側に設けた3箇所の爪部で
ある。また、41Bはビン41の上面側の用紙導入側に設け
た5箇所の前方ストッパであり、その直立面上端は湾曲
した爪状をなし、用紙後端の浮き上りによる用紙ビン外
脱出を防止するためのものである。
【0023】一方、上り搬送部30の固定フレームの一部
には、複写機本体1からビン41上に排出される用紙Pの
側縁を揃える整合装置50が設けられている。図4は該整
合装置50の正面断面図、図5はその平面図を示す。
【0024】整合装置50は、前記フレームの下部に取り
付けられた下支軸51に嵌合して揺動自在な下アーム52が
パルスモータ(図示せず)の駆動力によって揺動され
る。該下アーム52の先端部には、調心軸受53Aによって
整合棒54の心金54Aの下軸端が保持されている。該整合
棒54が心金54Aの外周には、スポンジ等の発泡材より成
る弾性材54Bが被覆されていて、排出される用紙Pの側
縁に圧接して用紙Pの幅揃えを行なう。
【0025】上記整合棒54の心金54Aの上方の軸端は上
アーム55の軸端に設けた調心軸受53Bに嵌合して保持さ
れている。該上アーム55は前記フレームの上部に取り付
けられた上支軸56に係合して揺動可能になっている。
【0026】また、前記下アーム52の一部には、円弧状
の曲面部52Aが突出していて、ホトインタラプタ(透過
型光センサ)57の光路を遮断することにより、下アーム
のホームポジションを検出している。
【0027】前記アーム52は、排出される用紙Pのサイ
ズに対応して幅揃えするよう前記パルスモータの設定パ
ルス数によって揺動角度が変えられる。
【0028】また、前記下アーム52の一部に突出した
突起軸部52Bには、コロ58が回転自在に嵌合してい
る。該コロ58は、前記フレームに固設されたカム部材
59の溝カム部59Aに摺接し、下アーム52が下軸5
1を中心に揺動するとき、前記溝カム部59Aに摺接し
て軸方向にも揺動する。このような揺動運動によって、
ビン41上に載された用紙Pは、整合棒54の揺動に
よって紙幅揃えされるとき、用紙の側縁を下方に押し
付けるようにして整合される。
【0029】前記整合棒54は、図3に示すような揺動
軌跡(一点鎖線)を描く。一方、ビン41は積載する用
をステイプラ装置に挿入させるため、一点鎖線で示
すように後述のビン揺動装置70によって揺動するとと
もに、後述のビン41は用紙Pの排出方向に沿って往復
運動(前後運動)するから、整合棒54が干渉しないよ
う、ビン41には、図示のような大きな凹状湾曲開口
部41Cを形成してある。46は、このような大きな湾
曲開口部41Cによるビン41の変形を防止するために
ビン41の湾曲開口部41Cの開放口を閉止する補強部
材である。また、この補強部材46はビン41の側面に
ねじ止めされるが、同時に前記スライド駒44を嵌入さ
せるビン41の凹溝閉止し、スライド駒44の脱出を
防止している。
【0030】前記ビン41の一方の側面には、ストッパ壁
41Dが直立して一体をなしている。該ストッパ壁41Dの
内側面は波型形状をなして、ビン41上に積載される用紙
束内の空隙をエア脱出させる。
【0031】前記ストッパ壁41Dの外側面には、紙押え
装置60が装着されている。図6は該紙押え装置60を装着
したビン41の斜視図である。ストッパ壁41Dの外側面に
植設した軸62に、レバー61が揺動自在に支持されてい
る。41Eは該レバー61を摺動自在に案内するガイド部で
ある。該レバー61の一方の先端には、細長い軸63Aが植
設され、該軸63Aにはパイプ状の紙押え部材63Bが遊嵌
している。前記レバー61の他端は板ばね65により弾
性的に押圧されている。また、レバー61の該被押圧部下
方の折曲部には緩衝用板ばね66が片持ち支持固定されて
いる。該板ばね66は、ビン揺動装置70の第2のアーム71
Bの先端に取り付けられたローラ72によって押圧され
る。
【0032】図7は前記ビン41を揺動させるとともに、
前記紙押え装置60を作動させるビン揺動装置70の平面図
である。
【0033】ビン揺動装置70は基板73に取り付けられて
いる。図示しないモータと減速歯車列伝達系を経て駆動
される回転軸74は同軸上に第1のアーム71Aが取り付け
られている。該第1のアーム71Aには、長穴を有する第
2のアーム71Bがばね付勢されて半径方向に摺動自在に
なっている。該第2のアーム71Bの先端部にはゴム被覆
されたローラ72が回転自在に取り付けられている。
【0034】また、前記回転軸74には、カム板75が取り
付けられている。該カム板75はU字形をなす溝部と、等
半径の円弧部とからなる。
【0035】一方、基板73の一部に設けたガイド部材76
に摺動して直進移動可能な移動部材77の長溝部と、前記
カム板75の溝部と、前記第1のアーム71A、第2のアー
ム71Bとを貫通するホロワ軸78がばね付勢されて支持さ
れている。
【0036】前記カム板75の他端には扇形状の遮閉板部
75Aが一体になっていて、ホトインタラプタ(透光型セ
ンサ)79を通過してオン・オフする。
【0037】前記第1のアーム71Aが図7の破線で示
す。右回転駆動するに従って、ホロワ軸78は移動部材77
の溝部を移動するとともに、カム板75の溝部を外方に移
動して、該溝部を脱出したのちは等半径の円弧部曲面を
摺動する。これに先立ってカム板75の尾部の遮閉板部75
Aがホトインタラプタ79の光路を遮断し、電源をオフし
てモータの駆動回転を停止させる。従ってモータの回転
停止後のオーバーランがあっても、ホロワ軸78はカム板
75の等半径の円弧部を移動して停止するから、第1のア
ーム71Aは所定の角度で停止位置を維持し、ビン41は所
定位置で停止する。
【0038】また、前記ビン揺動装置70の基板73は、ス
テイプラ装置の基板81とともに、共通の枠体82に取り付
けられていて、前記ビン移動部40のフレーム上で上下方
向に駆動され、各ビン41毎に停止し、前記紙押え部材63
Bに押えられながら前記揺動されたビン41上に堆積され
た用紙束が、ステイプラ装置の綴じ部間隙に進入してス
テイプルが打ち込まれる。
【0039】ステイプル打ち込み後は、第2のアーム71
Bが戻り揺動し、ビン41がばね付勢されて揺動して最初
の排紙位置に戻る。
【0040】次に、ビン41に排出された用紙束のステイ
プル動作を以下に説明する。
【0041】複写機本体1のプラテンガラス上に載置す
る原稿の載置位置決め基準にはセンターライン基準と、
片側面揃え基準とがある。先ず片側面揃え基準における
ステイプル動作について説明する。
【0042】図8は前記ビン41の揺動による用紙Pの移
動経過を示す平面図である。
【0043】記録装置本体1から排出された用紙P
は、揺動する整合棒54によって、一枚ずつストッパ壁41
Dに押し当てられてベースラインBLに紙幅揃えされる。
【0044】設定された枚数の用紙がすべてビン41内
に収容されたことが検知されると、前記ビン揺動装置70
の第2のアーム71Bが揺動を開始し、その先端のローラ
72が緩衝用板ばね66を介してビン41の側面下方に突出し
たストッパ壁41Fを押圧し、板ばね65の付勢力に抗して
レバー61を揺動させ、紙押え部材63Bが用紙束を上方か
ら押圧し、用紙のずれを防止する。
【0045】前記第2のアーム71Bが更に揺動する
と、上記用紙押えをしたまま、ビン41がスライド駒44を
中心にして揺動して、図3の一点鎖線に示す位置に達
し、ビン41上の用紙は図8に示す一点鎖線の位置に揺動
して停止する(ステイプルラインSL)。
【0046】この停止位置では、用紙束の先端コーナ
部はステイプラ装置80の綴じ部間隙に挿入され、ステイ
プラ装置80の駆動によりステイプル83が打ち込まれ綴じ
られる。
【0047】ステイプル終了後には、アーム71Bが
駆動されて元に戻ることにより、ビン41がばね付勢さ
れて原位置に復帰するとともに、紙押え部材63Bは用
紙束面から離間して、用紙束はビン41上から取り出し
可能になる。
【0048】上記ビン41のうち最上部のビン41中に収
容された用紙束のステイプルが終了すると、ステイプラ
装置80とビン揺動装置70とを一体に形成した共通の枠体
82は駆動源により下降され、一段下方のビン41を揺動さ
せ、前記同様にステイプル動作を行なう。この間、更に
一段または二段下のビン41に排紙動作が行なわれてい
る。
【0049】以上は、ストッパ壁41D(ベースラインB
L)に片側基準で紙揃えする形式のステイプル動作であ
るが、次に、センターラインCLで排紙される用紙束Pの
ステイプル動作について以下に説明する。
【0050】その第1の方法は、記録装置本体1から排
出される用紙をその都度、前記整合棒54によって押圧さ
せて片寄せストッパ壁41Dに突き当てて紙揃えして、前
記図8に示す位置に整合したのち、ビン41を揺動させて
前記と同様にステイプルする方法である。しかしこの方
法では、駆動構造は簡単であるか用紙サイズによってビ
ン41上での用紙移動量が異なり、特に小サイズの用紙
(例えばB5判用紙)の場合、ビン41上での片寄せの移
動量が大きく(図示W3)、整合が不確実になる欠点が
ある。
【0051】そこで第2の方法は、用紙サイズに対応し
て、用紙束を整合して積載するビン41を含むビン移動部
40全体を排紙方向と直角方向に前進させて、用紙束をベ
ースラインBL位置に移動させたのち、ビン41を前記同様
に揺動させてステイプルする方法である。この方法によ
るステイプル動作を図9 、図10の平面図、および図11の
タイムチャートに示し、以下に説明する。
【0052】(1)記録装置本体1から排出される用紙
(複写紙)Pのサイズがマニュアル設定または自動判別
されると、ソータのビン移動部40は電動駆動され、上記
用紙サイズに対応した所定の位置に達したら位置検出セ
ンサの信号により停止される待機状態となる。この待機
位置ではビン41のストッパ壁41Dは、進入する用紙Pの
幅方向側縁よりl(例えば約10mm)だけ離間した位置に
ある。
【0053】(2)この状態で用紙Pが図示左方から進
入してビン41の斜面に沿って上昇し、その後、自重で滑
落してビン41の前方ストッパ41Bに当接して停止する。
【0054】(3)用紙Pが停止したのち、整合棒54が
揺動して用紙Pの一方の側縁を押圧して、片寄せ量lだ
け手前側に片寄せ、用紙Pの他方の側縁をストッパ壁41
Dに当接させる。この片寄せ量lはサイズの異なる他の
用紙(例えばA4判、B4判、A3判等)においてもほ
ぼ等しく設定してある。
【0055】(4)次に、ビン移動部40を手前側に電動
駆動し、各用紙サイズ共通の所定の位置(BL)で停止さ
せる。この移動量xは、用紙の最大サイズ(例えば17イ
ンチ)から最小サイズ(例えばB5判、257ミリ)を引
いた半分(例えば87.4ミリ)に設定されている。この
間、ビン41上の用紙束の側縁は整合棒54に押圧されて移
動する。
【0056】(5)図10はステイプル動作を示すビン揺
動過程を示す平面図である。前記停止状態のビン移動部
40にステイプル信号が入力されると、先ず前記ビン揺動
装置70が駆動され、アーム71Bが揺動して先端のローラ
72が前記紙押え装置60の下端の板ばね66を押圧して、更
に上方の板ばね65のばね付勢力に抗して、レバー61を軸
62を中心にして反時計方向に揺動させることにより、紙
押え部材63Bはビン41上のシートの上面を押圧する。
【0057】(6)引続きアーム71Bの先端のローラ
72は更に揺動してビン41をスライド駒44を中心に
して揺動して、(約12°)ビン41上のシートを押圧
したままビン41を揺動させる。
【0058】(7)ビン揺動装置70のホロワ軸78が
カム板75の最外径の等半径をなす円弧曲面にまで移動
(図7の上側へ)したら、ホトセンサ79が位置検出し
て駆動を停止するか、慣性によって若干回転を継続して
もローラ72の位置は変らず、ビン41の揺動は停止さ
れる。 (8)以下、前述のようにステイプル83が打ち込まれ
る。
【0059】(9)次いで、ビン揺動装置70は復帰動作
に入り、ビン41と紙押え部材63Bを最初の位置に戻す。
【0060】(10)引続き第2,第3のビンも同様にし
て揺動してステイプル動作をする。
【0061】(11)すべての用紙束にステイプル打ち込
みが終了したら、ビン移動部40はホームポジションにま
で戻り待機状態になる。このホームポジションは、ビン
移動部40が最も前進した位置でもよいし、最も後退した
位置でもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビン上に排出された各シートをビン上で幅揃えし、次ぎ
ステイプル止めするためにシートを堆積・収容するビ
ンを揺動させる構造になし、ビンを揺動させる直前から
シート束をビン面に押圧固定させるシート押え装置を設
けることにより、シート束がビン揺動中およびステイプ
ル動作時にずれることはないから、ビンでのシート
束のステイプル位置の安定化が容易となり、簡単な構成
でステイプルをシートの所定位置に正確に位置決めし
て、シート束を正確かつ確実に綴じ止めすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は記録装置本体に接続されたソータの構成
図。
【図2】図2は用紙の分岐搬送路の構成部材とビンの部
分断面図。
【図3】図3はビンの平面図。
【図4】図4は整合装置の正面断面図。
【図5】図5は該整合装置の平面図。
【図6】図6は紙押え装置を装着したビンの斜視図。
【図7】図7はビン揺動装置の平面図。
【図8】図8は片側基準に設置された各種サイズの用紙
の揺動経過を示す平面図。
【図9】図9はビンの直進移動を示す平面図。
【図10】図10はビンの揺動過程を示す平面図。
【図11】図11はソータ主要構成部材のタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1…記録装置本体 10…基台部 20…下り搬送部 30…上り搬送部 40…ビン移動部 41…ビン 43…固定軸 44…スライド駒 50…整合装置 51…下支軸 52…下アーム 54…整合棒 55…上アーム 56…上支軸 60…紙押え装置 61…レバー 62…軸 63A…軸 63B…紙押え部材 65…板ばね 66…板ばね 70…ビン揺動装
置 71A…第1のアーム 71B…第2のア
ーム 72…ローラ 74…回転軸 75…カム板 78…ホロワ軸 80…ステイプラ装置 83…ステイプル P…用紙(シート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 39/11 G03G 15/00 534 B65H 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを分類・収納する複数のビンと、
    前記ビンに収納したシートを綴じ止めするステイプラ装
    置とを備えたソータにおいて、前記ビンの前記ステイプラ装置側に配置され、前記ビン
    に係合し、ビンを揺動させる係合手段を備え、このビン
    の揺動に伴い 前記ビン上に堆積したシートを前記ステイ
    プラ装置のステイプル可能な位置に揺動させるビン揺動
    装置と、前記ビンの前記ステイプラ装置側に配置され、上下動自
    在に支持され、 前記ビンの揺動開始直前に、シート上面
    を圧接して該シートをビンに固定してステイプル可能な
    位置まで保持するシート押え装置とから構成し 前記係合手段が前記シート押さえ装置を介して前記ビン
    を揺動させることにより、前記係合手段によって前記シ
    ート押え装置を動作させてシート上面を圧接させた後、
    前記ビンを揺動させる ことを特徴とするステイプラ装置
    を備えたソータ。
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