JPH04112517U - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JPH04112517U
JPH04112517U JP2248991U JP2248991U JPH04112517U JP H04112517 U JPH04112517 U JP H04112517U JP 2248991 U JP2248991 U JP 2248991U JP 2248991 U JP2248991 U JP 2248991U JP H04112517 U JPH04112517 U JP H04112517U
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JP
Japan
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case
electrode film
electrode
piezoelectric element
piezoelectric
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Application number
JP2248991U
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English (en)
Inventor
繁和 北
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 0.8 〜1.8MHzの共振周波数が得られるリード
レスタイプの表面実装型の発振子を提供することを目的
としている。 【構成】 輪郭すべり振動モードを用いた圧電素子17
をケース11内に収納した圧電部品において、該ケース
11は耐熱性液晶ポリマーからなり、その表面にはケー
ス11の外面から内面まで導通した電極膜14,15が
メッキ等の手段で形成され、圧電素子17の両電極面が
該電極膜14,15と導通した状態で保持されている構
成であるので、リードレスタイプの輪郭すべりモード発
振子が実現でき、所要特性を持つリードレスタイプの発
振子を経済的に得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は圧電部品、特に表面実装型の輪郭すべりモード発振子に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
共振周波数が0.8 〜1.8MHzである表面実装型の発振子は、輪郭すべりモード発 振子で実現されており、その構造は図7に示すように、圧電素子1がその電極面 をスプリング端子2と導電ゴムシート3により挟まれた状態で筒状のケース4内 に収納されており、上側リード端子5はスプリング端子2に接し、下側リード端 子6は導電ゴムシート3に接する状態で、この2つのリード端子5,6によりケ ース4の両開口部を塞ぎ、全体を外装樹脂7により密封した構造となっている。
【0003】 この状態で、圧電素子1はスプリング端子2の圧縮力によってケース4内に保 持され、圧電素子1の上部電極は、スプリング端子2を介して上側リード端子5 と導通し、圧電素子1の下部電極は導電ゴムシート3を介して下部リード線6と 導通することになる。
【0004】 上記発振子は、リード端子5,6がフォーミングされ、リード端子5,6の端 部を実装基板の回路配線に半田付けすることにより実装される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の表面実装型の輪郭すべりモード発振子は図7に示したように リード線タイプのものしかなくリードレスタイプのものは実現されていなかった 。
【0006】 また、厚み縦や厚みすべりモードを利用しようとすると、要求される電気特性 を得るのには経済的に実現が不可能である。
【0007】 そこでこの考案は、上記のような課題を解決し、0.8 〜1.8MHzの共振周波数が 得られるリードレスタイプの表面実装型の発振子を提供することを目的としてい る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、ケース内部で輪郭すべり振動 モードを用いた圧電素子がその両電極面を導電性材料で挟まれた状態で保持され る圧電部品において、該ケースが耐熱性液晶ポリマーからなり、その表面にはケ ース外面から内面まで導通した電極膜が形成され、前記輪郭すべり振動モードを 用いた圧電素子が該電極膜と導通している構造を採用したものである。
【0009】
【作用】
ケースが耐熱性液晶ポリマーからなり、ケースの外面から内面まで表面にメッ キ等の手段で電極膜を形成することができるので、リード端子を用いずにケース 外部から圧電素子の電極までの電気的導通が得られ、所望特性を持つリードレス タイプの表面実装型の発振子を安価に得ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃至図6に基づいて説明する。
【0011】 図1は、この考案に係る発振子のケース11を示しており、箱状で上部に開口 部12を有している。
【0012】 ケース開口部12より少し下の位置には同一高さを保つ段部13が設けられ、 段部13より下側はそのまま底部まで垂直な内壁面となっている。
【0013】 前記ケース11は耐熱性液晶ポリマーからなり、その表面に電極用のメッキを 施すことが可能であり、その外壁面及び内壁面には電極膜14,15がメッキに より形成されている。
【0014】 図2(a)はケース11のA−Aに沿う断面図を示しており、ケース11の長 辺方向の一端部の電極膜14は、そのケース11の外壁面に形成された電極膜1 4aと開口部12の壁面および段部13にかけて形成された電極膜14bとから なり、連続的に形成されて電気的に導通状態にある。図2(b)は電極膜14の 形状を示している。
【0015】 図3(a)はケース11のB−Bに沿う断面図を示しており、ケース11の他 の端部の電極膜15は、ケース11の外壁面に設けられた電極膜15a、開口部 12の壁面から段部13に設けられた電極膜15b、ケース内側の壁面に設けら れた電極膜15c及びケース底面に設けられた電極膜15dからなり、連続して 形成されて電気的に導通状態にある。図3(b)は電極膜15の形状を示してい る。
【0016】 尚、電極膜14,15の形成方法はメッキに限られず、蒸着、スパッタ等適宜 の手段を用いることができる。
【0017】 図4に示すように、このケース11内に導電ゴムシート16、輪郭すべり振動 モードを用いた圧電素子17、スプリング端子18の順に挿入して重ねてゆき、 更にケース開口部12と同一形状の封止板19を挿入する。
【0018】 この封止板19はケース11と同様に耐熱性液晶ポリマーからなるもので、そ の長辺方向の一端部から上面の一部及び下面の大部分にかけて連続する電極膜2 0がケースと同様の製法により形成されている。
【0019】 この封止板19はケース内の段部13に当接するまでスプリング端子18を上 下方向に押し縮めながら挿入され、ケース開口部12を塞ぐことになる。
【0020】 封止板19に設けられた電極膜20はその一方端部でケースに形成された一方 の電極膜14bとケース開口部12の壁面から段部13において接することにな り、この状態でケース側の電極膜14と封止板19の電極膜20は導通するが、 導通性をよくするため図6に示すように電極膜14bと電極膜20の境界に導電 性接着剤21を塗布してもよい。
【0021】 最後に、ケース開口部12に封止板19の上からエポキシ接着剤等のシール剤 22を充填し、図5に示すようにケース11内を完全に密閉する。
【0022】 この状態でケースの側に形成された一方の電極膜14は電極膜14bを通じて 封止板19の電極膜20と導通し、更に電極膜20は、ケース内の封止板下面に おいてスプリング端子18へと導通し、圧電素子17の上部電極へと導通するこ とになる。
【0023】 一方、ケースの他端側に形成された電極膜15はケース外面の電極膜15aか らケース内底面の電極膜15dまで導通し、導電ゴムシート16を通じて圧電素 子17の下部電極へと導通することになる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、耐熱性液晶ポリマーからなるケース内に輪 郭すべり振動モードを用いた圧電素子を電極面を挟んだ状態で保持しつつ密封し 、ケースの内外表面にメッキ等の手段により電極を形成して前記圧電素子との導 通を得たので、リードレスタイプの輪郭すべりモード発振子が実現でき、0.8 〜 1.8MHzの特性を持つリードレスタイプの表面実装型発振子を経済的に得ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る共振子のケースを示す平面図。
【図2】(a)はこの考案に係る共振子のケースのA−
Aに沿う断面図、(b)は同図の電極部の斜視図。
【図3】(a)はこの考案に係る共振子のケースのB−
Bに沿う断面図、(b)は同図の電極部の斜視図。
【図4】この考案に係る共振子の組立て状態を示す分解
斜視図。
【図5】この考案に係る共振子の斜視図。
【図6】この考案に係る共振子の中央縦断面図。
【図7】従来の共振子の中央縦断面図。
【符号の説明】
11 ケース 14,15,20 電極膜 17 圧電素子 19 封止板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部で輪郭すべり振動モードを用
    いた圧電素子がその両電極面を導電性材料で挟まれた状
    態で保持される圧電部品において、該ケースが耐熱性液
    晶ポリマーからなり、その表面にはケース外面から内面
    まで導通した電極膜が形成され、該輪郭すべり振動モー
    ドを用いた圧電素子が該電極膜と導通していることを特
    徴とする圧電部品。
JP2248991U 1991-03-13 1991-03-13 圧電部品 Pending JPH04112517U (ja)

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JP2248991U JPH04112517U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 圧電部品

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JP2248991U JPH04112517U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 圧電部品

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JPH04112517U true JPH04112517U (ja) 1992-09-30

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ID=31907981

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JP2248991U Pending JPH04112517U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 圧電部品

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