JPH04111271U - 検出器付回転機 - Google Patents

検出器付回転機

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JPH04111271U
JPH04111271U JP1299391U JP1299391U JPH04111271U JP H04111271 U JPH04111271 U JP H04111271U JP 1299391 U JP1299391 U JP 1299391U JP 1299391 U JP1299391 U JP 1299391U JP H04111271 U JPH04111271 U JP H04111271U
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JP
Japan
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detector
rotating machine
cover
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rotor
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好雄 浜田
祐一 伊谷
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オークマ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検出器およびその処理回路の周囲温度の上昇を
抑えることができる検出器付回転機を提供する。 【構成】ローター6の回転位置もしくは回転速度を検出
する検出器8と、検出器8を覆う熱伝導性の高い材料か
らなる本体1の一部を構成するカバー4と、検出器8の
検出信号を処理する処理回路11と、ローター6と処理
回路11との間に設けられた熱絶縁性の高い材料からな
る断熱部材15と、を備えている。熱絶縁性の高い断熱
部材15で検出器8の周囲を巻線12から熱遮蔽し、熱
伝導性の良いカバー4で検出器8の周囲の熱を吸熱して
外部に放熱し、検出器8の周囲温度の上昇を抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、検出器付回転機に係わり、特に検出器の断熱、冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作機械等の自動制御に用いられる電動機あるいは発電機を構成する 回転機は小型であって高精度であることが要求され、位置あるいは速度を検出す る検出器を備えたものが多く用いられている。図5は、従来の検出器付回転機の 一例を示す断面図であり、回転機は、本体1を有しており、本体1の前端にはブ ラケット2が設けられており、本体1の後端には外面に冷却フィン3を備えたカ バー4が設けられている。そして、本体1内には、ブラケット2および本体1内 に設けられたフランジ5によりローター6が回転自在に支持されており、ロータ ー6の軸7には、ローター6の回転位置もしくは回転速度を検出する検出器8の 回転軸9とがテーパ結合されている。更に、フランジ5には、検出器8がカップ リング10により結合されており、検出器8の後方には、検出器8の検出信号を 処理する処理回路11が配置されている。なお、12は巻線である。このような 検出器付回転機において、回転機を工作機械等に使用される電動機に用いた場合 、回転機は小型であり、かつ、高トルクを出力することが要求される。例えば、 回転機の巻線12は気温に対し、50℃〜100℃上昇する。すなわち、気温が 40℃であれば、巻線10は140℃に達し、検出器8の周囲温度も85℃程度 に上昇し、検出器8の信号を処理する半導体集積回路等で構成された処理回路1 1の機能が低下したり、誤動作するおそれがあるため、処理回路11に搭載する 半導体集積回路等を高温スクリーニングして使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の検出器付回転機は、以上のように構成されているので、高価な高温スク リーニングした半導体集積回路等を使用するため、検出器付回転機の価格が上昇 してしまうという課題があった。また、高温スクリーニングした半導体集積回路 でも長期の高温使用下では寿命が低下するおそれがあるという問題があった。
【0004】考案の目的 本考案は、上述したような事情からなされたものであり、本考案の目的は、検 出器およびその処理回路の周囲温度の上昇を抑えることができる検出器付回転機 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、ローターの回転位置もしく は回転速度を検出する検出器と、検出器を覆う熱伝導性の高い材料からなる本体 の一部を構成するカバーと、検出器の検出信号を処理する処理回路と、ローター と処理回路との間に設けられた熱絶縁性の高い材料からなる断熱部材と、を備え たことを特徴とするものである。
【0006】 また、ローターの回転位置もしくは回転速度を検出する検出器と、検出器を覆 う熱伝導性の高い材料からなる本体の一部を構成するカバーと、検出器の検出信 号を処理する処理回路と、ローターと検出器との間に設けられた熱絶縁性の高い 材料からなる断熱部材と、を備えたことを特徴とするものである。
【0007】 なお、カバーの内面に前記処理回路の端部を覆う突起を設けてもよい。
【0008】
【作用】
以上のように構成したので、本考案の検出器付回転機は、熱絶縁性の高い断熱 部材で検出器の周囲を回転機の発熱部から熱遮蔽し、熱伝導性の良いカバーで検 出器周囲の熱を吸熱して外部に放熱し、検出器の周囲温度の上昇を抑制する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図に基づいて説明する。なお、前述した図5と同 一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】 図1は、請求項1の考案の検出器付回転機の構成を示す断面図である。本体1 と熱伝導性の良い材料から成るカバー4との間には熱絶縁性の高い材料からなる 支え部14が装着されており、検出器8のセンサ13側と処理回路11側との間 には熱絶縁性の高い材料からなるパネル15が装着されている。支え部14の内 周とパネル15の外周との間隙はわずかであり、支え部14及びパネル15の左 側空間Aと右側空間Bとの間の対流はほとんどない。このような構成において、 巻線12が発熱しても、本体1とカバー4とは支え部14により熱絶縁され、カ バー4への熱伝導が抑制される。また、支え部14及びパネル15で巻線12に 近い空間Aの熱が空間Aから空間Bへ流れることを抑える。更に、カバー4が空 間Bの熱を吸熱して外部へ放熱することにより空間Bの温度上昇が和らげられる 。例えば、支え部14及びパネル15の素材をガラス繊維強化ポリアセタールと し、カバー4の素材をアルミニウムとした場合、巻線12の温度が140℃のと き、処理回路11の周囲温度は75℃に抑えられることが実験により確認されて いる(従来技術の一例である図5の構成に較べ、処理回路11の周囲温度を10 ℃低減できた)。
【0011】 図2は、請求項1および3の考案の検出器付回転機の別の実施例を示す断面図 であり、前述した図1および図5と同一部分には同一符号を付して説明を省略す る。カバー4の内面に処理回路11の端部を囲む突起16を一体形成し、処理回 路11を、突起16、パネル15及びカバー4内面で囲んでいる。このような構 成において、巻線12が発熱しても、支え部14及びパネル15による断熱効果 は前述した第1の実施例と同等であり、更にカバー4と一体で作られた熱伝導性 の良い材質でなる突起16が空間B1の熱を効率良く吸熱するため空間B1の温 度上昇を抑制する。なお、空間Cに熱伝導率の低い空気が介在し、支え部14か ら伝わる熱はフィン31付近から放熱し、空間Cの温度>空間B1の温度の温度 勾配が出来る。例えば、支え部14及びパネル15の素材をガラス繊維強化ポリ アセタールとし、カバー4の素材をアルミニウムとした場合、巻線12の温度が 140℃のとき、処理回路11の周囲温度は70℃に抑えられることが実験によ り確認されている(従来技術の一例である図5の構成に較べ、処理回路11の周 囲温度を15℃低減出来た)。
【0012】 図3は、請求項2の考案の検出器付回転機の構成を示す断面図であり、前述し た図1、図2および図5と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。図3 に示す検出器付回転機は、フランジ5に隣接して熱絶縁性の高い材料から成るパ ネル17が本体1とカバー4との間に共締めされており、検出器8に結合された カップリング10はパネル17に結合されており、これによりパネル17はロー ター6側と検出器8側とを隔絶し、パネル17は検出器3全体を回転機1の発熱 部から断熱している。なお、回転軸7のパネル17に臨む部分7aに熱絶縁性の 高い材料を用いることにより断熱効果が更に向上する。
【0013】 図4は、請求項2および3の考案の検出器付回転機の構成を示す断面図であり 、前述した図1、図2、図3および図5と同一部分には同一符号を付して説明を 省略する。図4に示す検出器付回転機は、図3の検出器付回転機のカバー4の内 側に突起18を一体に形成したもので、カバー4による検出器8の周囲温度の吸 熱効果を高めたものである。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案の検出器付回転機によれば、熱絶縁性の高い断熱部材で検 出器の周囲を回転機の発熱部から熱遮蔽し、熱伝導性の良いカバーで検出器周囲 の熱を吸熱して外部に放熱するように構成したので、検出器の周囲温度の上昇を 抑制して、信頼性を向上することができ、また高価な高温スクリーニングした半 導体集積回路を必要とせず、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案に係わる検出器付回転機の構成
を示す断面図である。
【図2】請求項1および3の考案に係わる検出器付回転
機の構成を示す断面図である。
【図3】請求項2の考案に係わる検出器付回転機の構成
を示す断面図である。
【図4】請求項2および3の考案に係わる検出器付回転
機の構成を示す断面図である。
【図5】従来の検出器付回転機の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 4 カバー 6 ローター 8 検出器 11 処理回路 15 パネル 16 突起 17 パネル 18 突起

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローターの回転位置もしくは回転速度を
    検出する検出器と、検出器を覆う熱伝導性の高い材料か
    らなる本体の一部を構成するカバーと、を備えた検出器
    付回転機において、前記検出器の検出信号を処理する処
    理回路と、前記ローターと処理回路との間に設けられた
    熱絶縁性の高い材料からなる断熱部材と、を備えたこと
    を特徴とする検出器付回転機。
  2. 【請求項2】 ローターの回転位置もしくは回転速度を
    検出する検出器と、検出器を覆う熱伝導性の高い材料か
    らなる本体の一部を構成するカバーと、を備えた検出器
    付回転機において、前記検出器の検出信号を処理する処
    理回路と、前記ローターと検出器との間に設けられた熱
    絶縁性の高い材料からなる断熱部材と、を備えたことを
    特徴とする検出器付回転機。
  3. 【請求項3】 前記カバーの内面に前記処理回路の端部
    を覆う突起を設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の検出器付回転機。
JP1991012993U 1991-03-08 1991-03-08 検出器付回転機 Expired - Lifetime JP2564217Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013161521A1 (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 日本電産サンキョー株式会社 ドライバ一体型モータ

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JP2564217Y2 (ja) 1998-03-04

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