JPH0411104B2 - - Google Patents

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JPH0411104B2
JPH0411104B2 JP5899986A JP5899986A JPH0411104B2 JP H0411104 B2 JPH0411104 B2 JP H0411104B2 JP 5899986 A JP5899986 A JP 5899986A JP 5899986 A JP5899986 A JP 5899986A JP H0411104 B2 JPH0411104 B2 JP H0411104B2
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JP
Japan
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corrugated
paper
liner
corrugated paper
core
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JP5899986A
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、高品質の段ボール積層形のペーパー
コアを製造し得るペーパーコアの製造方法に関す
る。
<従来の技術> 従来、ライナーに波形紙を接着した片面段ボー
ルを一定の大きさに裁断し、これらの片面段ボー
ルを重積貼着してブロツクを作り、このブロツク
を所定の厚さにスライスしたペーパーコアが製造
されている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このように製造されるペーパー
コアは、片面段ボールを単に重積貼着したもので
あるため、第8図に示すように各平面段ボールの
伸縮による寸法誤差によつて波形紙(中芯紙)3
0の山又は谷の位置が縦に揃わず、波形紙とライ
ナーと波形紙の3枚の紙が重合貼着されない部分
が多く表われることから、ハニカムコアなどに比
べ圧縮強度が低下する問題があつた。また、片面
段ボールを重積貼着したブロツクをスライスする
場合、鋸で切断しそのまま製品とするため、ペー
パーコアの仕上り面はきたなく、厚さ方向の寸法
にもばらつきが多く発生する問題があつた。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、高い圧縮強度をもつ段ボール積層形
のペーパーコアを効率良く製造し得るペーパーコ
アの製造方法を提供するものであり、以下のよう
に構成される。
すなわち、本発明のペーパーコアの製造方法
は、中芯紙を段ボール間に送り込んで成形した波
形紙の表面に、波形紙より幅の狭い表ライナーを
長手方向に連続して貼着する工程と、表ライナー
を貼着した波形紙の裏面における表ライナーを貼
着しない部分に対応した箇所に裏ライナーを長手
方向に連続して貼着して部分的両面段ボールを作
る工程と、その部分的両面段ボールを一定形状に
裁断して段ボールシートを作り、この段ボールシ
ートにおける表ライナーと裏ライナーがその上下
に積み重ねられる他の段ボールシートの波形紙に
貼着されるように、且つ上下の波形紙の山と谷の
位置が縦に並ぶように段ボールシートを重積貼着
する工程と、段ボールシートを重積貼着したブロ
ツクを波形紙の波方向に、且つ所定の厚さにスラ
イスし、スライスしたペーパーコアを複数の圧縮
ロール間に送り厚さ調整を行なう工程と、から構
成される。
<作 用> 段ボール積層形のペーパコアを製造する場合、
先ず、中芯紙を段ロール間に送り込んで成形した
波形紙の表面に、波形紙より幅の狭い表ライナー
を長手方向に連続して貼着する。次に、表ライナ
ーを貼着した波形紙の裏面における表ライナーを
貼着しない部分に対応した箇所に裏ライナーを長
手方向に連続して貼着して部分的両面段ボールを
作る。次に、その部分的両面段ボールを一定形状
に裁断して段ボールシートを作り、段ボールシー
トにおける表ライナーと裏ライナーがその上下に
積み重ねられる他の段ボールシートの波形紙に貼
着されるように、且つ上下の波形紙の山と谷の位
置が縦に並ぶように、各々の該段ボールシートを
重積貼着する。次に、段ボールシートを重積貼着
したブロツクを前記波形紙の波方向に且つ所定の
厚さにスライスし、スライスしたペーパーコアを
複数の圧縮ロール間に送り、厚さ調整を行なう。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はペーパーコアの製造方法を示す工程図
である。1は片面段ボールを製造するシングルフ
エーサであり、1対の段ロール2間に中芯紙20
が送り込まれて波形紙22が形成され、押圧ロー
ル3を介して表ライナー21が波形紙22の一面
に押し付けられるように送給され、のり付ロール
4によりのりを付けた波形紙22の表面に表ライ
ナー21が貼着される。この表ライナー21は波
形紙22(中芯紙20)より狭い幅を有し、例え
ば波形紙22の1/3の幅の表ライナー21が波形
紙22の中央位置に長手方向に連続して貼着され
る。次に、表ライナー21を貼着した波形紙22
は、のり付器5を通つて波形紙22の裏面にのり
が付けられ、裏ライナー23と共に熱盤6と押え
ベルト7,8とからなる貼着工程に送られ、波形
紙22の裏には裏ライナー23が貼着される。こ
こで、裏ライナー23は表ライナー21と同じ幅
(波形紙の1/3の幅)をもつ2枚の紙から構成さ
れ、2枚の裏ライナー23は、波形紙22の裏面
の両側部に揃えてつまり中央部分(表ライナー2
1が貼着された表面に対応した裏面の中央部分)
を除き長手方向に連続して貼着される。したがつ
て、表裏ライナー21,23を貼着した波形紙2
2の表面は第2図の如く、その裏面は第3図のよ
うになる。このように表ライナー21と裏ライナ
ー23を貼着した波形紙22、すなわち部分的両
面段ボール24は、片面段ボールに比べ伸縮や曲
りが少なく形状の安定した段ボールとすることが
できる。また、部分的両面段ボール24は熱盤6
を通過することにより加熱乾燥されるため、水溶
性の接着剤により湿つたライナーや波形紙は良好
に乾燥接着され、後の裁断や切断工程でも乾燥状
態で加工されるため、その加工における寸法精度
が向上し、帯鋸による切断も滑らかに行なうこと
ができる。このように製造された部分的両面段ボ
ール24は次にカツター9に送られ、一定の長さ
に裁断される。
次に、裁断された段ボールシート25は、各シ
ートの波形紙の山又は谷が縦に揃うように、櫛部
材を波形紙の隙間に挿入するなどして位置を正し
く揃えられた状態で、重積貼着される。重積貼着
されたブロツク26はプレス機10により適正荷
重を加えた状態で乾燥され、確実に接着される。
次にブロツク26は切断工程に送られ、帯鋸1
1により波形紙22の波方向に且つ所定の厚さに
スライスされる。帯鋸11には、例えば木工用で
且つ目の細いベルト状の帯鋸が使用され、切断面
をなめらかに仕上るようにしている。また切断の
際発生する紙粉は切断箇所に向けて配置した吸引
装置により吸引し、紙粉が周囲に飛散することを
防止する。
スライスされたペーパーコア27は、次に複数
の圧縮ロール11間に送り込まれ、厚さ方向にわ
ずかに圧縮されることにより、厚さのばらつきや
凹凸がなくなるように調整される。上下に対をな
して配置された圧縮ロール11の間隔は精密に調
整され、また圧縮ロール11の付近には吸引装置
が設けられ、ペーパーコア27の内部に入つた紙
粉を除去するようにしている。
このように製造されたペーパーコア27は、波
形紙22の山又は谷が縦に揃つて配置され、接着
される箇所は全て波形紙とライナーと波形紙の3
層構造となるため、従来の第8図に示すような不
揃いの波形紙をもつペーパーコアに比べ高い圧縮
強度をもつことになる。これは、最初の工程で表
ライナー21と裏ライナー23を波形紙22に貼
着して部分的両面段ボール24を形成したため、
段ボールの伸縮や曲りが生じにくく一定した形状
の段ボールシートを形成できるからである。
ところで、完全な両面段ボールを最初の工程で
作り、裁断した両面段ボールを重積貼着すること
により、波形紙の山又は谷が縦に揃つたブロツク
を作ることも考えられるが、両面段ボールを重積
貼着すると、ライナーが2重に接着されてしま
う。従つて、圧縮強度がライナーの部分でのみ必
要以上に強くなり、またライナー用の原紙の使用
量が2倍に増大する。このため、本発明では、表
ライナー21と裏ライナー23を合せて1枚のラ
イナーとなるように貼着した部分的両面段ボール
を作り、これを重積貼着し、ライナー原紙の使用
量を上記の半分に抑えている。
なお、波形紙の形状はシングルフエーサ1にお
ける段ロール2の歯形形状に応じて各種の形状に
することができ、例えば、段ロールの歯形を台形
にすれば、波形紙は台形を連続した形状となり、
第7図に示すように、台形を連続した波形紙38
をもつペーパーコアを製造することもできる。ま
た、第5図に示すように、表ライナー29aと裏
ライナー29bの幅を波形紙22の1/4とし、表
ライナー29aと裏ライナー29bを波形紙22
の表と裏に交互に貼着するように部分的段ボール
を作ることもできる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明のペーパーコアの
製造方法によれば、最初の工程で表ライナーと裏
ライナーを波形紙に貼着した部分的両面段ボール
を作るため、段ボールの伸縮や曲げか少なくな
り、波形形状の安定したばらつきの少ない段ボー
ルシートを、波形紙の山と谷の位置を揃えて重積
貼着することができ、これにより全ての波形紙の
山と谷がライナーを挟んで3重に接着されること
になるから、従来のペーパーコアに比べ形状が一
定で圧縮強度の強いペーパーコアを製造すること
ができる。また、スライスしたペーパーコアを複
数の圧縮ロール間に送りその厚さを調整するた
め、仕上り面が良好で厚さのばらつきの少ない高
品質のペーパーコアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の実施例を示し、第1
図は製造工程図、第2図は部分的両面段ボールの
表面斜視図、第3図は同裏面斜視図、第4図は同
正面図、第5図は他の実施例の同正面図、第6図
はペーパーコアの斜視図、第7図は他の実施例の
ペーパーコアの平面図、第8図は従来のペーパー
コアの平面図である。 2…段ロール、11…圧縮ロール、21…表ラ
イナー、22…波形紙、23…裏ライナー、24
…部分的両面段ボール、25…段ボールシート、
26…ブロツク、27…ペーパーコア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中芯紙を段ロール間に送り込んで成形した波
    形紙の表面に、該波形紙より幅の狭い表ライナー
    を長手方向に連続して貼着する工程と、 該表ライナーを貼着した波形紙の裏面における
    該表ライナーを貼着しない部分に対応した箇所に
    裏ライナーを長手方向に連続して貼着して部分的
    両面段ボールを作る工程と、 該部分的両面段ボールを一定形状に裁断して段
    ボールシートを作り、該段ボールシートにおける
    表ライナーと裏ライナーがその上下に積み重ねら
    れる他の段ボールシートの波形紙に貼着されるよ
    うに、且つ上下の波形紙の山と谷の位置が縦に並
    ぶように、各々の該段ボールシートを重積貼着す
    る工程と、 該段ボールシートを重積貼着したブロツクを前
    記波形紙の波方向に且つ所定の厚さにスライス
    し、スライスしたペーパーコアを複数の圧縮ロー
    ル間に送り厚さ調整を行なう工程と、 からなるペーパーコアの製造方法。
JP5899986A 1986-03-17 1986-03-17 ペ−パ−コアの製造方法 Granted JPS62214944A (ja)

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JP5899986A JPS62214944A (ja) 1986-03-17 1986-03-17 ペ−パ−コアの製造方法

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JP5899986A JPS62214944A (ja) 1986-03-17 1986-03-17 ペ−パ−コアの製造方法

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JPS62214944A JPS62214944A (ja) 1987-09-21
JPH0411104B2 true JPH0411104B2 (ja) 1992-02-27

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JP2001047534A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Tanakaya Inc 複段階加圧装置
NZ571716A (en) * 2008-10-01 2010-02-26 Corcel Ip Ltd Forming layered board by placing layers successively between two vertical pressure plates which hold layers
US20170151744A9 (en) * 2013-03-13 2017-06-01 Alfred Iseli Process and apparatus for producing stable honeycomb structures of any desired form from corrugated paper

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